1625.佐藤&木村コラム



「日本経済への3つの懸念と処方箋」

◆景気回復の兆し◆
景気回復の芽が出てきたと囁かれるようになった。
内閣府統計の3月発表の2次速報によると昨年10−12月のGDPが実質で1.
6%(名目で0.4%)成長し、これを年率で換算すると約6.4%成長になる。

また、同じく内閣府が4月28日発表した「企業行動に関するアンケート調査」に
よると企業が予想する2004年度の実質GDPが全産業平均で1.4%増(上場
企業2473社を対象に実施。回答率50.3%)となり、1997年度調査(1.
5%増)以来の高い伸びとなった。
名目GDPの方は相変らず弱い。加えてGDP統計方法変更の技術的問題点もある
が、そのアヤを考慮しても少なくとも大企業においては景気回復の芽は実感されて
来た模様だ。

また、日経平均株価も4月末時点で、1万2千円弱となり一時の7千円台からは大
きく回復し、小泉内閣発足当時の1万3千円台を窺がう風情である。

この景気回復の芽については、民間エコノミストの中にも楽観論と慎重論がある。
市井に暮らす筆者も景気回復を切望する者であるが、少なからぬ懸念がある。
そこで筆者は、先ずその懸念を、(1)巨額の為替介入(2)「民営化出来るもの
は全て民営化」に潜む陥穽(3)フリーターの増加の3点として以下に纏め、次に
その処方箋として拙案を示した。

◆(1)巨額の為替介入 ◆
最近こそ小休止しているが、この1年間の政府・日銀の円売りドル買いはグリーン
スパンの苦情を待つまでもなく、膨大なものとなった。
昨年1月来の介入総額は実に約35兆円。昨年度の一般会計での国債発行額にほぼ
匹敵する。
これにより日本の外貨準備高は約90兆円(8265億ドル)となった。

現在の「景気回復の芽」はアメリカと中国の好況とそのための設備投資による外需
依存型であり、この巨額介入は膨大な貿易黒字により必然的に引き起こされる円高
圧力を防ぐためのものだ。

今後も膨大な貿易黒字に頼る経済運営が続けば、円高圧力は再燃し巨額介入が再開
される事は想像に難くない。

この巨額介入は、次の点で問題である。
◆国内金利を押し上げ、内需を抑制し兼ねない事。
◆更なる円高が続く場合、実質的に膨大な評価損が発生する事。
◆アメリカが米国債のデフォルト(債務の不履行)を宣言した瞬間に、外貨準備に
 より保有する米国債が紙切れになる事。

最後の件は現状では想像し難いが、もしアメリカの財政・貿易の双子の赤字が今後
も好転せず日本が米国債を買い続ける場合、理論的には最終的な返済はアメリカの
国土(ランド)等で支払ってもらうしか無くなる。
しかし、そんな事をアメリカ国民が許すはずも無く、つまりはデフォルトとは言わ
ずとも債務額の切り捨てを宣言するか、逆に日本から金を吸い取る様々な要求を突
き付けて来ると言う事になる。

また、アメリカや中国の好景気自体が、イラク戦争の泥沼化による原油価格高騰や
中国のバブル崩壊等の不安材料を抱えている。
このように外需依存は実にリスキーな経済構造であり、「相互主義」による各国間
収支のバランスこそがリスク分散の面で健全な姿ではある。

◆(2)「民営化出来るものは全て民営化」に潜む陥穽 ◆
次に懸念されるのは、小泉内閣による構造改革についてである。
小泉改革の「民営化出来るものは全て民営化する」は、剣客が藁束を2つに斬り捨
てるような歯切れ良さがあり、優れたスローガンである。

しかし、「民営化出来る」とは具体的にどういう要件を指すのかが述べられておら
ず、道路公団や郵政公社は民営化を図る一方、財務省管轄を含むその他の特殊法人
は「独立行政法人」と看板を変え、分割され却って天下りポストの数が増えるとい
う笑えないジョークのような状況になっている。

なお、大立ち回りの末に出来上がった政府の道路公団民営化案は、金利上昇可能性
が考慮されておらず現実性に欠ける上に、約6兆円に上る膨大な道路特定財源に手
を着けず、有料制維持の上に「直轄方式」により採算に合わないものだけが無料化
道路として建設されるという倒錯した木に竹を継いだ珍妙なものに仕上がった。

また、郵政改革として、郵便事業に民間の参入を図ったが、郵政公社と同様のユニ
バーサルサービスを課した為に参入予定企業ゼロとなっている。
一定重量以上の郵便事業にのみ民間参入を許す等、民間のいい所取りによる全国郵
便網の破壊を防ぎ、かつ民間参入による競争原理を働かせるような工夫はいくらで
も出来たはずである。
郵政公社民営化も基本的な方向性が全く定まっていない。

これらは、結局は民営化という組織論から入り辻褄合わせをしている所から生じて
いる歪みである。

本来は、スローガンとしての切れは弱いが「民営化出来るもの」ではなく、「民営
化すべきものを全て民営化する」が正しいのである。
そして、逆に「民営化すべきでないもの」、公的セクターに任せるものの条件を具
体的に提示する必要があるのだ。

筆者は下記の3原則により公的セクターが担う分野を定め、それ以外は全て民営化
もしくは廃止すべしと考える。

◆採算ベースに乗らないながら、ナショナル・ミニマムとして全ての国民が一定レ
 ベル享受すべきサービスの分野
◆ 事業規模、採算ベースの面で、民間セクターが手を出せない高度に先端的な研究
 開発、インフラ整備の分野
◆行政事務のうち、高度の機密性、統一性、強制力の要求されるもの

意味の無い改革と改革論議により無駄な時間とエネルギーが使われ、必要な改革が
為されない事は即ち政治の死を意味する。

◆(3)フリーターの増加 ◆
また、所謂フリーターの増加も懸念される。
政府の調査では、15〜34歳のフリーターは約417万人に上り、増加傾向にあ
る。

一般にフリーターの仕事は、精々数ヶ月もあれば憶えられるものが多く何時でも代
替可能なものである上、ノウハウの蓄積がそこで止まってしまい応用が効かず一旦
なってしまうとフリーターから抜け出すのが難しい。
ファーストフードのアルバイトから社長にまで登り詰める等のサクセスストーリー
が無いではないが、こうした未熟練労働者割合の増加は、長期的に日本経済にボデ
ィーブローのように確実にダメージを与えて行くだろう。

UFJ総合研究所の調査によれば、2010年に定職を持たないフリーター人口が
476万人と、01年より59万人増えると試算されている。
また、一般的に自由になる所得が少ないフリーターは、正社員より個人消費への寄
与度が小さいため、01年時点で名目国内総生産(GDP)を潜在的に約1.7ポ
イント押し下げ、10年に押し下げ幅が約1.9ポイントに拡大する、と予測して
いる。

好きでフリーターになる者には職業選択の自由がある以上どうこう出来ないが、新
規学卒者の就職率の低迷に表れるように、就職したくても出来ない者がマスとして
増えている事は政治が出動して対処すべき問題である。

◆処方箋◆
これらの懸念を纏めると、詰まる所日本経済が外需依存型になっている事が問題と
なる。
もちろん、外需により日本が潤う事自体は良い事だが、それにバランスして内需が
伸びる必要がある。
この解決が無い限り、理詰めでい行けば日本経済はやがては破綻する。

政府もこの是正を考え、内需転換の必要性が竹中経済財政・金融担当相等から機会
ある毎に語られているが、民間の努力の必要性が繰り返されるのみである。
結局は民間が経済の主体であるから、民間の努力を促す事は正しいのだが、禅に言
う「そっ啄同時」のように行政は適宜それを導き引き出す施策を打つ必要がある。
しかし、少なくとも具体的な力強い施策は打ち出されておらず、これで内需に火が
着くなら僥倖と言わざるを得ない。

先ず、日本経済への処方箋として為されるべきは、向かうべき「国のかたち」を示
す事である。
小泉改革の示す国のかたちは、アメリカ型弱肉強食型社会と抵抗勢力・官僚による
補助金行政を足して2で割った妥協の産物となっている。
即ち、背骨の無い軟体動物のような捉え所が無いものになっており、識者やマスコ
ミを含む国民の頭を混乱させるのに大いに貢献している。

筆者はこれを整理し構造化して、「ナショナル・ミニマムを伴う自立社会」を国の
かたちとすべきと考える。
国民生活全体について、ナショナル・ミニマムとして必ず保障される範囲と、市場
経済の原則に従うべき範囲に分け、その基準を明確化すべきである。

これを背骨として年金・介護・医療の社会保障全般、高速道路、郵政、規制緩和、
地方分権等を含む内政の諸課題を大胆に切り分け、国のかたちを変える文字通りの
構造改革を行う事が必要である。
例を挙げれば、多少メリハリを効かせ過ぎた感もあるが次のようになる。

◆年金については、先ず生活保護との関係を整理した上で、国民の生命安全を守る
 最低限の保障と、ある程度の豊かな老後の保障の2つの機能に分け、前者は一定
 年齢になれば国民等しく受給できる基礎年金として、介護・高齢者医療を含め消
 費税等を財源に全額税方式にし、その給付レベル等は消費税率等とセットで国民
 投票を導入して決定する。
 一方、後者は自助努力の領域に属するものとして、任意加入化も視野に入れ、支
 払った保険料に応じて受給が決まる積み立て方式もしくは民営に移行させる。

◆また、地方分権については、道州制にして防衛、社会保障等を除き国から大きく
 権限移譲と税源移譲をし、それで行政費用を賄えない同州については、ナショナ
 ル・ミニマムを支える費用を別途人頭割り等で国庫から支出し下駄を履かせる。
 なお、その下駄は15年間前後を期限として段階的に引き抜いて行く。
 それまでに残念ながら経済的に自立出来なかった道州については、権限の一部を
 国へ返上してもらう。

なお、構造改革は外科手術であり、規制緩和等では当初において景気を押し下げる
効果が生じる。
公共事業は、抵抗勢力のトレードマークになった感があるが、彼等の間違いは公共
事業を自己目的化や利権化してしまった点にある。
公共事業は目的ではなく、必要なインフラ整備と一時的な景気刺激のための手段、
方便であると位置付けるべきである。
その上でなら、道州制導入時に各道州の判断で行なわれるインフラ整備、規制緩和
時のデフレ圧力緩和剤等として方策の一つに成り得る。

国民生活全体のナショナル・ミニマム領域と自己責任領域の切り分けを図る事によ
り、国民は一定レベルの安心を得ると同時に自己責任によるある種の覚悟を持つ事
になるだろう。
筆者は、内政面ではこのようなコンセプトが社会の発展と調和を同時に実現させ、
我が国の今後の繁栄の土台となると考える。

今、必要なのは、諸改革を貫く向かうべき国のかたちをシンプルかつ明確に示しブ
レずに実行する事、敢えて言えば日本改造を図る事である。
それなくば、この国に明日はないだろう。

                                   以上
佐藤 鴻全
==============================
「アメリカ国民は、イラクをどうしたいのか」

イラクの地は燃えている。
1年前に大規模な戦闘の終了が宣言されてからも、自爆テロやその巻き添えやアメ
リカ兵の銃弾により多くのイラク人が死んでいる。
加えて、輸送機に運ばれ母国へ戻るアメリカ兵と友軍の兵士達の棺の数も毎月のよ
うに増え、いずれ千に届かんばかりだ。

この戦争の目的は、9.11のようなテロを防ぐための大量破壊兵器や独裁者の排
除、イラクの民主化とドミノ効果による中東全体の民主化等であるとブッシュ政権
から語られた。

この他の隠された戦争目的として主に海外では、大統領の父が受けた侮辱への復讐、
軍需とイラク復興需要による景気刺激、イラクの石油利権、イスラエルの中東での
基盤強化、石油決済のドルからユーロへの移行阻止、アメリカを戦争状態に置く事
によるブッシュの大統領選再選、アメリカによる大中東圏支配への企て等があるの
ではないかと噂されている。

イラクや世界各地にイスラム過激派の仕業だと見られるテロが広がっている原因は、
世界の同意を得ないで戦争を始めた強引さや、未だに発見されない大量破壊兵器の
危険性をブッシュやブレア−が開戦当時自国民や世界に対して意図的に誇張した疑
いがある事、イラクの民主化等よりも石油利権等の恣意的要素が戦争の真の目的だ
ったのではと世界中から思われている事等が、テロリストに口実を与えている事が
大きい。

民主化は歴史の大きな流れである。
独裁体制のまま、必ずしも大量の血さえ流れなければよいという訳ではないだろう。
永久の隷属は精神の死を意味する。
また、極東のある貧しい国では、独裁のために多くの国民が飢え、処刑され、傷病
に対し満足な治療も受けられず死んで行く。

この戦争により独裁者フセインが排除された事自体は、イラク国民の多くが評価し
ている。

戦争は既に起こった。
開戦過程の問題について、ここでは問う事は控える。
しかし、真の戦争の目的が傀儡政権の樹立や石油の獲得等に過ぎなかった場合、双
方で流された血は果して報われるだろうか。
また、報復の連鎖は絶ち切れるだろうか。

アメリカよ、アメリカ国民よ。
あなた方は、イラクで本当は何がやりたいのだ。
中東をどう変えたいのだ。
多くの血を流して、率直に言って何を得たいのだ。

まず自分達の望みを内省し整理して提示して欲しい。
政権やメディアの流す事だけを鵜呑みにせず、しばし深く自問して欲しい。
そして、今後は自らの良心に従いアメリカを動かして欲しい。
我々他国民は、あなた方が自国の国益だけでなく、世界の発展と調和の同時実現を
共に望む国民であると信じたい。

気紛れに暴れる巨象に対処出来る程、世界は堅牢には出来ておらず、大義無き流血
が許される程、人命は軽くない。

                                   以上
佐藤 鴻全
==============================
『亜空間通信』766号(2004/05/08)
【イラク人質事件の振り出しに戻り検証やり直し事実経過確認「北海道新聞」:電網
捜査捜本部長】
 
 イラクでの3人の人質事件の謎は実に深い。私こと、自称名探偵、当初は、超多忙
中ゆえ、とりあえず、もっぱら自薦による電網対策本部長に就任した木村愛二は、あ
まりにも混迷を深める情報の氾濫に堪り兼ね、またぞろ、中途から、外交官惨殺事件
の時と同様の電網捜査本部長を、兼任することにした。
 
 しかし、別途、木村書店の出版物、特には、4月1日に創刊した季刊『真相の深層』
の処理に加えて、小泉純一郎を被告とする婦女暴行逮捕歴に関する裁判では、5月6日
の初口頭弁論もあり、捜査継続の時間の余裕がなかった。
 
一昨日、5月6日の東京地裁での小泉純一郎を被告とする婦女暴行逮捕歴に関する裁判
の初口頭弁論は、傍聴者が法廷から溢れて廊下で終了を待機する状況の下に、大成功
した。この件では、別途、報告する。

ところが、同じくその一昨日、新聞の番組欄には、項目が記されていなかったにもか
かわらず、テレヴィで、今井(以下も人質は敬称略)元人質のインタヴューが放映さ
れたとの電網情報に接し、テレビ朝日に電話して確かめたところ、事実であった。他
にも「イッテ。イッテ」が何語かなど、論争が混迷を来たしている。

そこで、電網捜査本部長としては、事件の大筋の理解を重視し、以下の基本的な状況
を指摘し、事件発生から一ヶ月後の再捜査への訓辞とする。

 この事件に関して、私自身は、以下の電子情報の記録の通り、事件発生の当日、
2004年4 月8日、21時8分18秒に、阿修羅戦争掲示板に、以下の投稿をしていた。

------------------------------------------------------------
今、総合テレヴィでアルジャジーラ映像報道中。Re: 日本人三人
http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/847.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 4 月 08 日 21:18:18:CjMHiEP28ibKM
(回答先: 日本人三人の身柄拘束 NHKラジオニュース 投稿者 一般人 日時 2004 年
4 月 08 日 20:57:33)
 今、総合テレヴィでアルジャジーラ映像報道中。
------------------------------------------------------------

 私には、テレビを付けっぱなしなどというような愚かしい習慣はない。偶々、ちょ
うどその時間の直前に、電話で話していた相手が、「今、テレビで、云々」と言った
ので、電源を入れ、録画をセットし、放送中の画面を見ながら、急ぎ、投稿したので
ある。

以下、少し飛ばすが、阿修羅戦争掲示板に、以下の投稿が出現した。中心は、北海道
新聞の電網記事である。これらの電網記事は、大抵の場合、紙面にも掲載される。も
しかすると、投稿者は、紙面を見てから、電網記事を求めたのかもしれない。

だから、投稿者は、人質2人の名前がでている記事が、事件の9日前、3月30日に、印
刷された紙面に出ているのであれば、彼らの動静は、たとえば日本政府、自衛隊、警
察の目に止まる状況であり、彼らの「脇が甘すぎた」、つまり、利用されるのが当然
の状態だったと、言いたいのである。

------------------------------------------------------------
人質になった今井くんや高藤さんの記事(脇が甘すぎたよ……)
http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/854.html
投稿者 passenger 日時 2004 年 4 月 08 日 21:33:27:eZ/Nw96TErl1Y
(回答先: 日本人三人の身柄拘束 NHKラジオニュース 投稿者 一般人 日時 2004 年
4 月 08 日 20:57:33)
[中略]
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/sch-kiji.php3?&query=%8D%A1%88%E4%8BI&dd=20
040330&kiji=0022.200403302080
社会 
劣化ウラン弾の廃絶を 札幌の市民団体が絵本でアピール 2004/03/30 13:30

札幌市の市民団体「NO 小型核兵器 サッポロ・プロジェクト」が、湾岸戦争やイラ
ク戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾の被害をテーマに絵本の作製を進めている。代
表で今月立命館慶祥高(江別市)を卒業したばかりのフリーライター今井紀明さん
(18)が、四月上旬からイラクの首都バグダッドを訪れ、被害の実態を取材する。

団体は昨年十二月、高校生ライターとして週刊誌や月刊誌に平和、環境問題について
書いていた今井さんが、知り合いの編集者や弁護士らに呼び掛けて発足。講演会開催
や会報発行を通じて、主に劣化ウラン弾の危険性を訴えている。

絵本の原作と作画は札幌市在住のイラストレーター、工藤元子さんに依頼、現在、絵
コンテづくりが進んでいる。戦争で家族を奪われたイラクの少年が見る夢を通じて、
平和の大切さや各国の支援の必要性を訴える―そんな内容になる予定だ。

工藤さんは「世界の宝物である子供たちが劣化ウラン弾の危険にさらされている。私
たちには微々たる力しかないが、廃絶に向けて協力したい」と話す。

今井さんは、バグダッドで路上生活者らの支援を続けている千歳市出身の高遠菜穂子
さん(34)がイラクを再訪するのに合わせて首都に入り、一週間程度滞在する。

現地の病院で劣化ウラン弾が原因とみられる病気と戦う子どもたちの思いに耳を傾け、
絵本作製に生かしたい考えだ。

「絵本は親子で一緒に読んで、劣化ウラン弾の悲惨さや残酷さを考えてもらえる内容
にしたい」と今井さん。七月ごろの出版を目指し、出版資金のカンパを呼び掛けてい
る。問い合わせはサッポロ・プロジェクト事務局・電話090・3390・6160
(日色さん)へ。
◇
劣化ウラン弾 放射性廃棄物の劣化ウランを用いた弾丸。比重が重く、貫通性に優れ
る。米軍は1991年の湾岸戦争で初めて使用した。劣化ウラン弾と健康被害との因
果関係は国際機関による科学的な調査、研究が不十分で見解は分かれている。だが、
イラク国内では放射能汚染が原因とみられる白血病などの患者が増えているとされ、
劣化ウラン弾の研究者や人道団体は危険性を指摘し、使用を非難している。
----------------------------------------------------------------

さてさて、上記の以下のURLは、すでにリンク切れになっている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/sch-kiji.php3?&query=%8D%A1%88%E4%8BI&dd=20
040330&kiji=0022.200403302080

 自称「嘘発見」名探偵の私は、東京都は武蔵野市の中央図書館に、北海道新聞があ
ることを知っているので、超多忙にもかかわらず、5月5日、記事の面の上半分を複写
をしてきた。電網記事だけでは、実感に乏しく、証拠価値が低いからである。

 普通の日刊紙と同様に、右肩の欄の横線の上には、以下の文字が並んでいる。

北海道新聞(夕刊)2004年(平成16年)3月30日(火曜日)6版 12
------------------------------------------------------------

右端の「12」は「12面)、いわゆる社会面の意味である。以下、電網記事とは少し違
うところもあるので、見出し、写真説明を加えて、再録する。

------------------------------------------------------------
「劣化ウラン弾の危険性知って」(縦黒地紋にゴシック白抜き)
写真あり。写真説明:絵本のコンテを手にする今井紀明さん。

札幌市の市民団体「NO 小型核兵器 サッポロ・プロジェクト」が、湾岸戦争やイラ
ク戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾の被害をテーマに絵本の作製を進めている。代
表で今月立命館慶祥高(江別市)を卒業したばかりのフリーライター今井紀明さん
(18)が、四月上旬からイラクの首都バグダッドを訪れ、被害の実態を取材する。


団体は昨年十二月、高校生ライターとして週刊誌や月刊誌に平和、環境問題について
書いていた今井さんが、知り合いの編集者や弁護士らに呼び掛けて発足。講演会開催
や会報発行を通じて、主に劣化ウラン弾の危険性を訴えている。

絵本の原作と作画は札幌市在住のイラストレーター、工藤元子さんに依頼、現在、絵
コンテづくりが進んでいる。戦争で家族を奪われたイラクの少年が見る夢を通じて、
平和の大切さや各国の支援の必要性を訴える―そんな内容になる予定だ。

工藤さんは「世界の宝物である子供たちが劣化ウラン弾の危険にさらされている。私
たちには微々たる力しかないが、廃絶に向けて協力したい」と話す。

今井さんは、バグダッドで路上生活者らの支援を続けている千歳市出身の高遠菜穂子
さん(34)がイラクを再訪するのに合わせて首都に入り、一週間程度滞在する。

現地の病院で劣化ウラン弾が原因とみられる病気と戦う子どもたちの思いに耳を傾け、
絵本作製に生かしたい考えだ。

「絵本は親子で一緒に読んで、劣化ウラン弾の悲惨さや残酷さを考えてもらえる内容
にしたい」と今井さん。七月ごろの出版を目指し、出版資金のカンパを呼び掛けてい
る。問い合わせはサッポロ・プロジェクト事務局・電話090・3390・6160
(日色さん)へ。 

(以下は、字を小さくした解説部分)

劣化ウラン弾 放射性廃棄物の劣化ウランを用いた弾丸。比重が重く、貫通性に優れ
る。米軍は1991年の湾岸戦争で初めて使用した。劣化ウラン弾と健康被害との因
果関係は国際機関による科学的な調査、研究が不十分で見解は分かれている。だが、
イラク国内では放射能汚染が原因とみられる白血病などの患者が増えているとされ、
劣化ウラン弾の研究者や人道団体は危険性を指摘し、使用を非難している。
------------------------------------------------------------

 以上の記事の存在を前提にして、考え直す。
 
 郡山の参加以前なのであろうか、今井、高遠の2人の4月のイラク入りの動静は、彼
らを臨時のタレントに使う謀略組織が存在したとすると、明々白々だったのであり、
細工は粒々の準備期間は、彼らの出発以前に、一週間もあったことになる。

もう一つは、逆に読み、出発前に、3人、または3人を中心とする自作自演が準備され
たとする説の方から見ると、一週間よりもかなり前から、札幌市の市民団体「NO
小型核兵器 サッポロ・プロジェクト」が存在し、組織的な活動をしていたことを前
提にして、可能性を考えないとならない、ということになる。

なお、劣化ウラン弾を「小型核兵器」とするのは、実に、お粗末な理解なのである。
私は、この問題を早くから論じ、以下の電網記事の特集にした。

------------------------------------------------------------
http://www.jca.apc.org/?altmedka/iraq-uran.html
『憎まれ愚痴』劣化ウラン弾重金属毒性・無視・無知・批判問題リンク集
『亜空間通信』
735号(2004/02/13)【国会議事録皆無:劣化ウラン弾重金属毒性追及に見る原水爆反
対運動系視点の悲喜劇的狂信の歪み】
730号(2004/02/02)【訂正:石破が劣化ウラン重金属毒性認め発現が経皮的吸収で起
こる発言は情報源の聞き間違い判明】
729号(2004/02/01)【劣化ウラン弾燃え滓の重金属毒性は焦眉の急を告ぐ緊急課題で
集中徹底議論と調査研究提言求む】
728号(2004/01/28)【放射能兵器劣化ウラン弾表現の安易な姿勢に露呈す自称平和主
義思い込み傲慢不遜不勉強長年性癖】
726号(2004/01/27)【川口外相「劣化ウラン害ない」発言を許す重金属毒性無視・不
勉強「偽の友」自称平和主義者批判】
724号(2004/01/19)【劣化ウラン害ない外相に放射能のみ固執の双方言論詐欺が罷り
通る日本は平和惚け非科学阿呆天国】
654号(2003/08/29)【酸化ウラン・セラミック・重金属・毒性の検索で2年前発行パン
フ発見に想いなかば】
652号(2003/08/22)【劣化ウラン弾批判運動が疫学知らぬと驚き電網調査でさらに驚
く似非紳士朝日の重罪】
651号(2003/08/21)【アメリカ劣化ウラン弾に手加減する「偽の友」批判「獅子は兎
を屠るにも全力を以てす」】
643号(2003/08/03)【8/6広島平和宣言に間に合うか否か劣化ウラン重金属毒性メディ
ア不勉強の責任重大】
642号(2003/08/02)【米兵劣化ウラン禍続々報:米軍事ワクチン教育センターAP記事
まであれば報道せぬは犯罪なり】注:当初はVaccineを原意に基づき「免疫」とした
が一般向きにあえて片仮名語に変更。
640号(2003/08/01)【イラク米兵劣化ウラン症・死者報告の裏に住民被害あり重金属
毒性不勉強メディア報道注意】
633号(2003/07/25)【バグダッド空港周辺米兵が大量投下劣化ウラン弾に起因か「奇
病」激発の痛烈皮肉】
http://www.jca.apc.org/?altmedka/play-11.html
NATOが撃ち込んだ劣化ウラン弾という悪魔(Playboy-11)
 ユーゴ戦争でアメリカ軍が劣化ウラン弾をふんだんに使ったことは、かなり広く知
れ渡った。湾岸戦争での使用に関して少しずつ知られ始めていた情報の土台があった
からだ。だが、その毒性に関しての研究はまだ日が浅い。誤解も多い。
 劣化ウランの「劣化」の原語、depletedが本来、「からになった、消耗した、枯渇
した」の意味であることも、一般には知られていない。自然のウラン鉱石から核兵器
や原子力発電に使われるウラン235を可能な限り抽出した残り滓で、安定度の比較的
に高いウラン238がほとんどだから、放射能は比較的少ない。もちろん、放射能の毒
性もあるが、水銀、鉛、カドミウムなどで周知の重金属としての毒性の方も、非常に
強いようである。ところが、そのデータが不十分なのをもっけの幸いとして、塵状の
劣化ウランが含まれる場所を普通のガイガーカウンターで調べてみせては、「劣化ウ
ラン弾による放射能汚染はない」と称するアメリカ国防総省発表を、日本の大手メディ
アが、そのまま流したりしているのが実情である。ただし、弾丸そのものに直接カウ
ンターを当てると、かなり強い音が出るようである。
 以下に紹介する『週刊プレイボーイ』の場合には、この点だけでなく、「空気中の
塵と混じって放射能を帯び始める」という間違いもある。しかし、大筋として、アメ
リカ軍が、自ら知りつつ、この「悪魔の兵器」を、まったく無抵抗のユーゴ人に投げ
付けた事実は、まさに史上空前の残虐行為として糾弾されなければならない。
------------------------------------------------------------

 今、私の手許には、本文44頁、A4判のパンフレット、『「劣化ウラン弾」ってなに?
』がある。多色刷りの表紙と裏表紙には、イラクの子供の群れの写真と一緒に子供向
けの絵本風の漫画も入っている。定価は500円、2004年2月12日初刷、発行は、劣化ウ
ラン廃絶キャンペーン・東京、販売は、タンポポ舎、である。タンポポ舎は、旧社会
党系の原水禁の方の系統である。
 
 本文中、37頁の囲みの中には、「詳しくは、『国際法違反の新型核兵器「劣化ウラ
ン弾」の人体への影響』(アフガニスタン国際戦犯民衆法廷 公聴会記録第7集、
P,25・40.2003年、耕文社)を参照頂きたい」記されている。
 
 ここでも、「新型核兵器」としているから、やはり、お粗末至極なのである。しか
し、お粗末だから、大掛かりな仕事ができないということでもない。コミンテルンも、
お粗末至極だったが、または、お粗末至極だったからこそ、20世紀を血みどろにした
のである。悪餓鬼が群れると、ろくなことはない。
 
 「劣化ウラン廃絶キャンペーン・東京」への参加呼び掛け人に中には、さる4月30
日の人質2人の記者会見で、欠席の高遠の代理として出席した「フォト・ジャーナリ
スト」森住卓も、名を連ねている。
 
 本文の冒頭の記事、人類への犯罪(劣化ウランがイラクにもたらしたもの)の筆者
は、弁護士の伊藤和子であり、彼女は、アフガニスタン国際戦犯民衆法廷とやら称す
る学芸会並みの人寄せ猿芝居の検事役だった。私は、2004年2月26日、アフガニスタ
ン国際戦犯民衆法廷とやらの「検事論告」とやらの勉強会の席上、その本人から直接、
このパンフレットを買ったのである。
 
 伊藤和子は、「劣化ウラン廃絶キャンペーン・東京」への参加呼び掛け人の一人で
もあり、日本共産党系の自由法曹団の東京支部の電網宝庫でも、劣化ウラン弾に関す
る報告をしている。
 
 つまり、劣化ウラン弾の理解がお粗末至極とはいえ、このキーワードにより、今井・
高遠・自由法曹団、日本共産党・アフガニスタン国際戦犯民衆法廷が、つながるので
あり、このつながりは、当然、警察などの政府筋の関知するところであった。
 
 これらのつながりは、最近ますます混迷を極めており、種々雑多な潮流が、いずれ
もそれぞれの組織拡大または維持の目的で紛れ込むのである。実は、昔から、コミン
テルン系統の運動には、スパイの送り込みは付き物だったのである。
 
 私は、特に、アフガニスタン国際戦犯民衆法廷とやらに関して、何度も批判を加え
ている。ここでは、時系列の順序で、URLと題名のみを示す。

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http://www.jca.apc.org/?altmedka/aku466.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/438.html
『亜空間通信』466号(2002/12/24)
【米国防総省までが出てくる日本出資「極東天然ガスパイプライン」謀略の迷妄】

http://www.nn.iij4u.or.jp/?logos/muraoka.huwahihann3.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/429.html
『亜空間通信』465号(2002/12/23)
【平和運動にも「偽の友」あり必ず朝日が顔出す法則が非暴力平和隊で露呈中警告】

http://www.jca.apc.org/?altmedka/aku467.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/468.html
『亜空間通信』467号(2002/12/24)
【アフガン空爆「空自機が米英軍に4割の空中給油」説あり真偽知りたし協力求む】

http://www.jca.apc.org/?altmedka/aku469.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/624.html
『亜空間通信』469号(2002/12/29)
【壮大なる「アフガン民衆法廷」企画にもの申す熟年「憎まれ愚痴」の堪えきれず】

 http://www.jca.apc.org/?altmedka/aku471.html
 http://asyura.com/2003/war20/msg/718.html
 『亜空間通信』471号(2003/01/01)
【年越「法匪」米帝謀略典型ユーゴ・リンチがアフガン平和運動に及ぶ迷妄を喝破】

http://www.jca.apc.org/?altmedka/aku472.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/738.html
『亜空間通信』472号(2003/01/02)
【「アフガン民衆法廷」企画の軌道修正の参考にユーゴ戦争と米情報操謀略を概説】

http://www.jca.apc.org/?altmedka/aku473.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/850.html
『亜空間通信』473号(2003/01/07)
【米戦犯裁く自称アフガン民衆法廷「偽の友」前田朗教授2重3重の欺瞞の果て唖然】
------------------------------------------------------------

 さて、これだけの怪しげなつながりがあってみれば、「政府筋が流した意図的な情
報操作」として、批判もされている「赤軍派」の関与も、十分にあり得る状況なので
ある。

 別途、政府筋が、日本共産党の委員長、「しいしい」坊やに、日本共産党系と赤軍
派との関係を告げて、それ以後、日本共産党の急激なトーンダウン、という大手メディ
ア記者からの耳情報もあり、これは表面上の事実経過と一致する。

 そこへもってきて、私も出席して質問をした弁護士会館の集会、高遠が欠席の奇妙
な記者会見を、自由法曹団の怪しげな弁護士どもが、大手メディア記者と談合して、
取り仕切り、参加者の自由な質問を、事実上、妨害し、真相究明を遅らせたのである。

実に怪しい経過なので、大掛かりな謀略の可能性を想定しつつ、広範囲の証拠を収集
し、事件の背後の全体像を割り出すべく、捜査員有志の協力を求める。

 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
==============================
『亜空間通信』765号(2004/05/04)
【4/30イラク人質の日共系弁護士取り仕切り記者会見は真相解明の妨害として徹底糾
弾の総合分析】
 
 国際情報総合分析研究所代表をも名乗る私、木村愛二は、超多忙中にもかかわらず、
本日(2004/05/04)から4日前の4月30日、午後5時30分からのイラク人質記者会見に出
向いた。
 
 この本日の亜空間通信では、問題点を分かり易くするために、複雑な経過の時系列
による記述を取らず、目下の火急の焦点から出発する。
 
 記者会見と称する集会は、たったの約50分間だけ、イラク3人質の内の本人は2人、
今井・郡山(敬称略)だけという「お座なり」、今井は途中で退席という「幕引き風」
の怪しげな猿芝居であった。私は、旧知の不評さくさく、日本共産党系弁護士が仕切
る不愉快な進行振りに我慢を重ね、ヴィデオ録画もしながら、頃合いを見計らった鋭
い質問で、新事実を引き出した。
 
 この「旧知の不評さくさく、日本共産党系弁護士」に関しては、すでに、以下の投
稿をしていた。
 
 ------------------------------------------------------------
「帰国会見を勝手に仕切ろうとした人権派弁護士・梓澤和幸」発見
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/1021.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 4 月 25 日 22:38:38:CjMHiEP28ibKM

 各種情報電網検索の結果、「帰国会見を勝手に仕切ろうとした人権派弁護士・梓澤
和幸」を発見せり。
 旧知である。弁護士に成り立ての若僧の頃から知っている。
 一橋大学の全学連委員長だったとか、水泳ではバタフライをやっていたと自分で言っ
た。
 バタフライのせいか、肩幅が広く、蝦蟇蛙のような体型で、老けたら、ますます醜
くなった。
 銭稼ぎ専門の下品な弁護士に成り果てたのである。日本共産党員の弁護士には、こ
の手が非常に多い。
 この実に下らない、多分日本共産党員のド馬鹿は、本蛇蝎一の岩瀬達哉提訴の裁判
の時、心を病んですぐに死んだ元朝日新聞論説委員、疋田圭一郎の代理人となって、
法廷に現れ、わが目の睨みには抵抗できず、目を逸らしっぱなし、、必死の演技で、
裁判の引き延ばし工作に終始していた。
 それでも、7年も掛かって、岩瀬達哉が実質勝利した。

 やはり、わが推測は、ここでも的中した。神戸の少年の事件でも、親が日本共産党
員と言われ、親が頼んだ弁護士は自由法曹団員、多分、日本共産党員、あの偽善系
「偽の友」組織が絡むと、ろくなことはない。
 基本的に日本共産党は、言論統制、中央集権、権力主義、暴力主義の徒党なのであ
る。
 権力は、そのような日本共産党の体質を熟知しており、必要な時には、その弱点を
突くのである。
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 このわが投稿には、以下のフォローがあった。
 
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Re:「帰国会見を勝手に仕切ろうとした人権派弁護士・梓澤和幸」発見
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/1428.html
投稿者 梅沢三代治 日時 2004 年 5 月 01 日 20:54:48:mmrJrQ3tgYGEI
(回答先: 「帰国会見を勝手に仕切ろうとした人権派弁護士・梓澤和幸」発見 投稿者
木村愛二 日時 2004 年 4 月 25 日 22:38:38)

 私も若い頃から彼を知っているし、一緒に取り組んだ運動もある。彼はむかしから
基本的に目立ちたがりなんだよね。それで、いろんな摩擦を招いたり、誤解されやす
い面がある。日共系との指摘があるが、それは一橋の民青委員長(代理?)以来、そ
のとおり。むろん、自ら党員とは公言しない。商売に差し支えるし、党としても、社
会的影響力のある人が党員と名乗ることを最近はあまり歓迎していない。彼の今の立
場は、多くの弁護士と同様、地域や職場の支部に属しない非公然党員なんだろう。ま
あ、公明党さんの手口と同じですな。奥さんの親父さんも6中総以前の日共の職業革
命家だったし、娘さんも民医連職員。人脈的にも日共と深い関係を有する弁護士であ
ることは確かと言えよう。
------------------------------------------------------------ 
 
 以下、まずは、「記者会見」から帰宅後、腹ぺこを堪えながらの第一報から再録す
る。若干、訂正、増補して分かり易くするが、趣旨は変えない。敬称略。大手紙のお
仕着せ報道にも掲載されているとことは、実に下らないから、そういうほとんど無意
味な報道との重複を避ける。

------------------------------------------------------------ 
 今井・郡山記者会見の新事実だけ報告する。
http://www.asyura2.com/0403/war54/msg/268.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 4 月 30 日 21:06:11:CjMHiEP28ibKM

 今井は早めに退席したが、英語でジェネラルと呼ばれるボスがいたこと、そのボス
が何度も「ソリー」と言ったと証言。
 これにテレビ朝日のザ・スクープの鳥越俊太郎が「ソリー」の意味の確認の質問を
し、残った郡山が、「3人で御免の意味と確認」と答えた。
 つまり、誘拐、ヴィデオ撮影組は、「済まないね」と言いながら、ヴィデオを演出
し、撮影したようである。何か、命じられたままに仕事をする下請け企業のようであ
る。
 大手の新聞記者は、ほとんど不勉強で、無駄な質問ばかりであった。
 木村愛二が鋭く、「声明の焼き殺すはイスラムの教義に反すると、アラブ人が直後
に教えてくれた。アラブ人、イスラム教徒が作ったものでないかも。誰が作って送っ
たのか分かるか」と聞くと、郡山は、即座に「分からない」と答えた。
 ヴィデオ班と、声明班は、違う可能性あり。誰かが背後で操っている可能性が高まっ
た。

なお、記者会見の有様は、ヴィデオ撮影した。こりゃあ、高く売れるかな。
------------------------------------------------------------

このわが質問の風景に関しては、以下に抜粋する投稿があった。

------------------------------------------------------------
テレビ中継はでたらめ!!暴力でぶが見た記者会現場の真実/凶暴メルマガが人質とそ
の関係者への集中攻撃をエスカレート
http://www.asyura2.com/0403/war54/msg/379.html
投稿者 passenger 日時 2004 年 5 月 01 日 20:48:04:eZ/Nw96TErl1Y
[中略]
 暴力でぶこと、大月隆寛が報告する。
「今井と郡山は大顰蹙。会見を取り仕切った共産党の弁護士は非難轟々
でした。元テレビ朝プロデュサーを名乗るオヤジが突然立ち上がって
『あの脅迫文を書いたのは日本人じゃないか!?』と怒鳴ると、弁護士が
飛んできて『不規則発言をやめてください』と"拘束"という騒動も。
[中略]
◎「あの脅迫文を書いたのは日本人じゃないか!?」と突っ込むと、いき
なり、共産党系弁護士が飛んできた!!
http://great.mailux.com/file_view.php?id=UP40929A3232E13
------------------------------------------------------------

 上記の投稿の抜粋の最後のURLを叩くと、わが勇姿が出てくる。この「暴力でぶ」
こと、大月隆寛の記事は、大手メディア並みの不正確なもので、私は、読後、即座に、
以下のフォローで注釈した。
 
------------------------------------------------------------ 
わが威容を、見事に撮影してくれて、有り難う。迫力あるなあ!
http://www.asyura2.com/0403/war54/msg/386.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 5 月 01 日 21:37:10:CjMHiEP28ibKM
(回答先: テレビ中継はでたらめ!!暴力でぶが見た記者会現場の真実/凶暴メルマガ
が人質とその関係者への集中攻撃をエスカレート 投稿者 passenger 日時 2004 年 5
月 01 日 20:48:04)

 この下品な報道は、大手メディア並みの歪んだ表現である。
 それにしても、わが威容を、見事に撮影してくれて、有り難う。これは歪めようが
なかろうな。本当に、われながら、迫力があるなあ!
  Tシャツも良いなあ。確か、460円ぐらいは奮発した洗いざらしだが、私が着ると、
最新の流行ファッションになるのである。アパレル商売のお方、モデル料をくれんか
なあ。早速、デスクトップにダウンロードせり。
 
 葬式用に確保して置く。

再度、抜粋で強調するが、以下が、わが質問に関する部分である。

------------------------------------------------------------
元テレビ朝プロデュサーを名乗るオヤジが突然立ち上がって
『あの脅迫文を書いたのは日本人じゃないか!?』と怒鳴ると、弁護士が
飛んできて『不規則発言をやめてください』と"拘束"という騒動も。
------------------------------------------------------------


私、木村愛二は、マイクなしでも、会場一杯に轟く鍛え上げた美声で、「私は元日本
テレビで、現在は、季刊『真相の深層』を出していますが」と簡潔、かつ趣旨も明瞭
に、自己紹介したのである。

「脅迫文を書いたのは日本人じゃないか!?」などと独断的な断定をしたのではなく、
「あの声明文についてアラブ人から、即座に、おかしい。生きたまま火で焼き殺すと
いうのはイスラムの教義に反するというメールがきた。声明文を誰が作って、送った
のか分かりますか」と鋭く聞き、郡山が即座に「分かりません」と答えたのである。
[後略]
------------------------------------------------------------
 
 これは、今後も議論の上で非常に重要な部分なので、結構、手間が掛かる作業なの
だが、仕方なしに、わが録画から起こしたわが質問と、それへの郡山の返事の部分だ
けを、できるだけ正確に記すと、以下である。司会の進行に不満で、こういう時の急
場の心得、いきなり手を挙げて、早口でしゃべったので、文字に直すと、あまり上品
ではないが、仕方がない。
 
 ------------------------------------------------------------
 木村:いいですか。地声で。私は元・日本テレビで、今、『真相の深層』という雑
誌を出しているんだけども、声明をね、作って、送ったのは、誰か、ということは、
分かっていますか。
 郡山:知りません。
  木村:あの声明文は、焼き殺すというのはね、イスラム教の教義に反するという
ことを、アラブ人からすぐに聞いたんだね、だからね、それは、アラブ人か、イスラ
ム教徒が、やったはずがないだが、それを知っていますか。
 郡山:いや、知りません。
------------------------------------------------------------

つまり、誘拐犯と5日間も一緒に過ごしたはずの郡山は、声明文に関しては、何も知
らないと答えているのである。
 私は、これ以外にもヴィデオの中の「アラーアクバル」の叫びが、郡山という説が
あるので、これも確かめたかったのだが、上記のような、弁護士が飛んできて『不規
則発言をやめてください』と"拘束"という騒動、という表現は不正確で大袈裟過ぎる
にしても、怒号に類した騒音と、いきなりそばに寄ってきた警備係り風の若い弁護士
の「許可を得てますか!」という趣旨の誰何風の口調の無礼を咎めたりしていて、追
加の質問の機会を失った。その後のヴィデオ録画には、すぐに、「共同通信ですが」
という声が入っている。
 
 司会の女性弁護士は、いかにも当然のことのように、「進行については事前に」、
「幹事社様の方から質問事項、3点」などと、いとも丁重に述べている。つまり、悪
評さくさくの日本式記者クラブの談合方式に則って、打ち合わせ済みの進行だった。
 
 つまり、弁護士側と大手記者談合組織の側に取って、都合の悪い質問を封殺する仕
組みの猿芝居が、最初から歴然だったのである。


 以下は、記者会見集会への出発前のわが投稿である。
  
------------------------------------------------------------
 会場は弁護士会館の予測的中。録画も準備。行くが目的は違う。
http://www.asyura2.com/0403/war54/msg/231.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 4 月 30 日 12:43:24:CjMHiEP28ibKM
(回答先: サイバッチが「人質」記者会見(本日17:30〜;霞ヶ関の弁護士会館)を人
民裁判にする模様…… 投稿者 passenger 日時 2004 年 4 月 30 日 12:25:25)

旧知の自由法曹団の弁護士が噛んでいるから、会場は弁護士会館の予測が的中した。

 その前に、地裁に提訴中のイラク派兵違憲差し止めと、小泉個人の婦女暴行が逮捕
経歴詐称の提訴の双方で、審理促進の要請と、証拠を追加しに行くから、少し前に行っ
て弁護士会館の前に三脚を立てて、録画する。そのための充電の準備も終了した。

半日が有効に使えるので、そのことは満足である。しかし、このところの腹立ちは収
まらない。

当然、『真相の深層』編集発行人の名刺を沢山持って行くが、下品なサイバッチとか
とは、まったく目的は違う。

 私は、あくまで、真相を究明するのである。弁護士は、依頼人のために、都合の悪
い情報を隠蔽したりするし、日本共産党系の連中には、政治的に動く習性がある。

これら、いわば右も左も制御しつつ、威風堂々、入場するのじゃ。皆の衆、見にきん
しゃい!
------------------------------------------------------------

 ただし、電網の噂に聞く右翼風の「暴力でぶ」こと、大月隆寛は、現れなかったよ
うである。

 以下は、やはり、出発直前に、月末ゆえ、日記風ならぬ、まさに月記風、4月はたっ
たの一回の記事を、急ぎ作成したものの一部である。

------------------------------------------------------------
 本日、まさに月末には、これから、地裁に双方の提訴の追加の書証と証拠説明書を
提出し、その後、すぐ裏の弁護士会館で開かれる予定と聞く「人質2人の記者会見」
の会場に出掛ける。

 小型のムービーとやらと三脚を持参して、地裁とで撮影する。主演はもちろん、私
自身の作品の予定である。自分がしゃべるのを録画するのであって、録画は楽だが、
編集は手間が掛かる。作品の完成の予定は立たない。
------------------------------------------------------------

 しかし、たっぷり1時間半の余裕を見て、午後4時頃、弁護士会館の前まで行くと、
まあ、こりゃ、いるわ、いるわ、NHKだ、TBSだ、大手放送局の中継用の大型車が、ず
らりと並んでいる。これは、まずいぞ、「先んずれば人を制す」の心構えで行かない
と危ないから、即座に会場に入ってみると、やはり、大手テレヴィ局の連中が、右往
左往しながら、急がしそうに、大型の三脚を立て始めているので、こちらも急ぎ、そ
の横に、わが実に可愛らしい新宿ヨドバシカメラ安売り軽量三脚を立てた。ついでに、
小泉を訴えた件の資料を配付し始めた。

 会場のそばに便所に行く時、すでに電網上で「記者会見取り仕切り」の不評さくさ
く弁護士、旧知もき旧知の日本共産党系、自由法曹団員、ヴューズ朝日新聞批判記事
の執筆者、岩瀬達哉が本蛇蝎一を訴え、似非紳士の朝日新聞側が反訴をした事件で、
7年も引き延ばした挙げ句の果てに、実質敗訴で、「笑い者」の一人、梓澤和幸が、
受付のそばにいたから、「私は、真相究明が目的だからね」と、にこやかに駄目を押
して置いた。それでも以上のような経過だから、呆れてしますのである。

 細部は省くが、その後、会場係らしき太めで黒づくめの弁護士が、胡散臭そうに私
に、会場の中でビラは配らないで下さい、」抜かし、「取材だ」と叱ると、「受付を
通して下さい」という。受付に行くと、顔見知りの若い弁護士(多分)がいて、名刺
を出すと、「証明書を見せて下さい」という。「記者クラブに問題があることはしっ
てるだろ。記者クラブ所属じゃないといかんのか。フリーはシャットアウトか」と叱
る。季刊『真相の深層』編集長の名刺を渡すと、「存じてます」というから、「顔パ
ス。顔パス」と言って、再び会場内に入った。
 
 やはり、予想の通りで、かなり前から電網上で問題になっている日本共産党系自由
法曹団所属弁護士の「取り仕切り」の感じが、非常に強い。
 前半だけ、医者が反対を押し切って出席という今井への質問は、すでに用意されて
いるのを見知らぬ女性の司会が読み上げ、それへの回答が終わると、今井退場、その
際、慌てて、鳥越俊太郎が立ち上がり、「今井さん」と地声で言ったが、これも無視
された。事前に大手メディアだけと談合し、打ち合わせ済みの様子がありありであっ
た。
 
 これでは、真相の解明、究明には、ほど遠い。むしろ、妨害工作でしかない。徹底
的に糾弾すべきである。
 
 以上、とりあえず、基本的な問題点だけを記し、今後、さらに詳しい批判の展開を
予定する。
 
 今回は、これで終了。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長


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