1606.親米保守 対 伝統保守の戦い



YSさんの「ふたつの日本」をもう少し解析したい。  Fより

イラクの人質問題を見ても、自作自演のようなトンでもない意見が
形成されるように、日本人の国際常識が疑われるような事象が目立
っている。世界的に日本政府や日本人の非常識な行動を非難する記
事が飛び交っている。

イラク人質が起きた状況はファルージャで米軍が民衆を無差別に殺
していたのですよ。700人の住民が虐殺され、その中に200人
の女性と100人の子供が含まれていた。このような状況で自作自
演ができると思うこと自体が常識無し。

それを大々的に自作自演と論調するサイトが多数あることが日本人
の見識の問題でしょうね。自作自演を言ったサイトはそのような出
鱈目なサイトと見て、今後信用しない方がいい。特に親米保守(右
)のサイトの多くは失格である。このように見ると、神浦さんのサ
イトは見識がある。さすがである。

この事象でも見えるように、親米保守(戦後保守)か伝統保守かで
米国のイラク占領の見え方やNPOの行動の見え方が違う。
伝統保守は、古神道的な全体調和、自然調和がどうなっているかで
判断する。個人が重要で、個人の調和で社会が成り立っていると考
える。

一方、親米保守は米国のやることに間違いが無いという信仰で、米
国のやることに批判をしないで日本は従うべきであるという。
同じように日本政府のやる事に、国民は批判してはいけないという
。公に逆らってはいけないし、個人の自由や使命感がなおざりにさ
れている。このように非常に息苦しい日本にしている。

この両者が戦ってきたのがイラク占領政策での米国の行動であると
思う。そして、この2つの政治的な亀裂が増したのが、今回の人質
事件での見解である。

伝統保守の陣営は、世界的に繋がっている。ダライラマが米国で、
瞑想を研究する人たちと会議をしているが、その根底は古神道と同
じで、自然的な調和を取り戻すことが、世界的な平和が訪れるため
に必要であるという。この会議に多数の欧米研究者やビジネスマン
が駆けつけた。

このような見解をイラクに適用すると、イラクの問題はイラク人自
身が解決するのであり、世界はその手助けをするだけであるという
スタンスになる。このスタンスは国連のアナン事務総長やブラヒミ
元アイジェリア外相、国連顧問や欧州の考え方でもある。カトリッ
ク教のパウロ法王も同じである。このため、国連を介在させようと
欧州はしている。

親米保守は、どうもネオコンと繋がっている。このネオコン自体が
理念志向で、その上にキリスト教福音派のハルマゲドンの実現とイ
スラエルの維持のためには、何でもするというシャロンが重なって
いる。そして、米国大統領はこのシャロンの政策を支持して、世界
はシャロンに感謝するべきであると宣言する。このように民族独立
とか民主主義の世界的な拡大という理念の塊になっている。そして
その見解に反対する国家や集団を敵という。ネオコンからすると欧
州もカトリックも敵のようなのです。
そして、国連が非民主的なイラク人を必要以上に介在させることに
危機感を持っている。

このコラムでは最初からイラクはゲリラ戦になるし、フセインがい
なくなってからの方がより強くなると見解を表明していた。過去の
コラムがすべて見えるので確認してほしい。

ネオコンの理念主義、善と悪という2分論で事態を見ると、イラク
は収拾できないと見ていたのです。しかし、親米評論家たちは、米
国に従うべきであるというだけであった。これはおかしいと常々言
ってきたが、現政府も親米評論家の見解を採用してきた。しかし、
もうそろそろ違うと目を覚ましてほしい。親米国家の中米やスペイ
ン、タイは撤退で、ポーランドも大幅にイラク派遣数を減らすとい
う。日本が親米だけでいられない事態になってくると予想できる。

このため、ここへきて、左の人たちが伝統保守派に近寄ってきた。
これは私として迷惑である。反日日本人たちや国家愛の無い人たち
と伝統保守は完全に違う。北朝鮮問題では拉致被害者を助けるべき
であると主張してきたし、自己責任をしっかりして危険地域に行く
べきだし、人質になったのは日本政府が悪い、自衛隊派遣がいけな
いと言う家族の見解は違うと思うし、中国の核問題は日本の安全保
障に重要な懸念があるという見解は、親米保守と同じである。

しかし、ビジネス・リアリストたちとは、意見が一致することが多
い。親米保守は反中の人たちが多いが、中国を毛嫌いするあまり、
中国とのビジネスを禁止するという。この行為は、現時点のビジネ
スをしている人たちは認めがたいでしょうね。ユニクロなど衣料品
業界や新日鉄などの鉄鋼業界、小松などの建設機械業界、三菱重工
のような造船業界などが、中国ビジネスで企業の復活を果たした。

株価が上がったのは、このような中国関連の企業の利益が過去最高
になったためですよ。中国ビジネスを止めて、単純に株価を上がて
、景気をよくしようという全然、頓珍漢なことを言うのはやめるべ
きだ。事実を認識するべきである。

そして、欧米のビジネスマンも中国に注目しているのに、その中国
とビジネスとしないということが日本経済にどのような影響するか
を見ようともしない親米保守層の人たちとは意見が違う。

伝統保守は、日本古来の古神道の精神で、世界を見て、理念ではな
く、現実の世界とどう調和するかを見ながら、日本を運営するべき
だし、反米にならない範囲で米国のわがままをけん制するべきであ
ると考えている。現実世界を見てビジネスをしている企業家たちを
助けるのは日本政府の役割だし、企業は収益を上げて、日本国民を
社員としてより多く雇い、より多くの賃金を払っていただきたいと
思うだけです。それが日本国民を豊かにする道であると信じている。

反対に理念や理念の米国と行動を共にして、他国民衆の反感を買う
のは、日本にとってまずいし、企業の商売を窮地に追いやる可能性
があると思うだけです。
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「不可解」な日本? 人質への非難に驚く米社会

 【ロサンゼルス24日共同】イラク日本人人質事件で、解放され
た人質が日本国内で冷淡に扱われたり、非難の声を浴びていること
に、米国で驚きが広がっている。善意を尊び、職務の使命感を重視
する米国人の目には、日本での現象は「お上」(政府)が個人の信
条を虐げていると見え、不可解、奇異に映っているようだ。
 米主要紙には22日から23日にかけ「OKAMI(お上)」や
「JIKOSEKININ(自己責任)」という日本語が並んだ。
 ロサンゼルス・タイムズは「敵意の渦中への帰還」という見出し
で人質への対応問題を特集。
 小泉純一郎首相が政府の退避勧告を無視しイラク入りした人質を
、自己責任論を振りかざし非難したと伝えた。同紙は、対照的な例
として、カナダの人道援助活動家の人質が地元モントリオールで温
かい歓迎を受けた例を紹介、日本の例は「西側諸国とはまったく違
った現象だ」と評した。(共同通信)
[4月24日18時53分更新]
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米大統領「シャロン首相に感謝を」 アラブの批判に反論 (ASAHI)

「全世界は(イスラエルの)シャロン首相にありがとうというべき
だった」 
 ブッシュ米大統領は21日、ワシントン市内の講演で中東和平問
題に触れ、パレスチナ自治区ガザからのユダヤ人入植地全面撤退案
を提案したシャロン首相の対応を「パレスチナ国家建設に向けたチ
ャンスになる」と持ち上げた。 

 占領地からの撤退は、67年の第3次中東戦争直後に採択された
国連安保理決議242などに基づくもので、イスラエル側に履行義
務がある。ブッシュ大統領は14日にシャロン首相と会談した際、
ガザ撤退案を支持した上で、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の
一部存続を容認する考えを示したため、パレスチナ自治政府やアラ
ブ諸国が強く反発している。 

 ブッシュ大統領はこうした批判に反論する一方、パレスチナ自治
政府に対しては「パレスチナの指導者は何年も人々を失望させてき
た」と述べ、過激派対策が不十分だと批判した。相次ぐイスラエル
寄りの発言は、秋の大統領選に向けて国内のユダヤ人票を意識した
選挙対策との見方もある。 (04/22 20:19) 
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地域ぐるみの抵抗運動か 3邦人解放から1週間

 【バグダッド21日共同】イラクで武装集団に拘束されたボラン
ティア活動家高遠菜穂子さん(34)ら3人が解放されてから22
日で丸1週間。事件の全体像は不明な点が多いが、人質の証言など
から、犯行は地域ぐるみの「反米、反占領」の抵抗運動の一環であ
ることが次第に明らかになってきた。
 高遠さんら3人が拉致されたのは、米軍が大規模な包囲掃討作戦
を続けている中部ファルージャの手前。その後、フリージャーナリ
スト安田純平さん(30)ら2人が拉致されたのもそこから東方に
わずか20キロのアブグレイブで、ともにイラク国内でも住民の反
米感情がひときわ強い地域だ。
 駐留米軍は、外国人を拉致しているのは一部の武装勢力だと主張
してきた。だが、日本人5人を含む人質の解放を呼び掛けてきたイ
スラム教スンニ派聖職者でつくるイラク・イスラム聖職者協会の関
係者は「米軍がファルージャで続けてきた大規模掃討作戦で多くの
子供や女性が殺害された。一部の武装組織だけでなく、住民全員が
米国に対する憎悪を抱いている」と指摘する。(共同通信)
[4月21日16時50分更新]
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瞑想の恩恵をめぐる科学的研究
http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20030922207.html
Kim Zetter
2003年9月16日 2:00am PT  ボストン発――13〜14日(米国時間)、
マサチューセッツ工科大学(MIT)で開催された『精神の研究』会議に
、チベットの宗教指導者ダライ・ラマ14世(写真)が現れたとき、深
紅の僧衣に同色のランニング・シューズという姿でも、背広姿の学
者たちの中で違和感はほとんどなかった。

 ノーベル平和賞も受賞している68歳のダライ・ラマは、僧侶にな
る運命でなかったなら、きっとエンジニアになっていただろうとこ
れまで何度も述べている。科学の魅力への止むことのない興味を抱
き、物事の仕組みを理解することに生来の好奇心を持っている。

 だからこそこの会議で、ダライ・ラマが神経科学者、心理学者、
行動学者たちと議論を交わしたのは、何ら驚くことではない。会議
では、科学的な理解と仏教的な理解が互いに交差する可能性のある
道を探り、2500年におよぶ仏教の瞑想修行から現代科学が何を学び
取れるかが議論された。

 この会議は、MITの『マクガバン研究所』と、コロラド州にある
『精神と生命研究所』が共同で開催したものだ。ダライ・ラマの尽
力で17年前に発足した異色の対話シリーズの第11回目にあたり、苦
しみを取り除く実践的手法を世界に提供し、人間界の不和すべての
根源にある破壊的な感情と衝動を抑制することを目標にしている。

 これまでの会議はすべて、インドのダラムサラにあるダライ・ラ
マの居所でプライベートに開催され、討議の記録は後に書物にまと
められた。しかし今回は会議が一般公開され、仏教徒と科学者が聴
衆の前で、将来的に共同で研究を進めるための戦略と方法論につい
ての構想を話し合った。

 このような協力を行なうのに、これほど絶好のタイミングはない
と、精神と生命研究所のアダム・イーグル会長は述べる。仏教的信
条に対する一般の関心がかつてなく高まっているのは、会議後の14
日夕に催されたダライ・ラマの講演のチケットを、1万3000人もが購
入したことからもわかる。

 「われわれは現在、このようなタイプの研究を可能にする驚異的
なテクノロジーを入手できる、史上初の幸運な時代に生きている」
とイーグル会長は述べた。

 fMRI(機能的MRI)など、最近のテクノロジー発達のおかげで、瞑想
中の僧の頭脳の奥深くにまで探りを入れたり、映像を撮ることさえ
できるようになっている。

 ウィスコンシン大学『感情神経科学研究所』の所長、リチャード
・デビッドソン博士は昨年、会議のプレゼンテーションで、fMRI装
置を使って僧侶マシュー・リカード氏の脳をマッピングして見せた。

 30年にわたって瞑想的実践の研鑚を積んだリカード氏が、仏教徒
たちの間で慈悲の瞑想と呼ばれる修行を行なっている間、デビッド
ソン博士はその頭脳の活動を計測した。同時に撮影した写真は、リ
カード氏の頭脳の前頭葉前部皮質の左側(額のすぐ内側)に、非常に
活発な活動があったことを示している。

 快活で幸せな気性の人は一般的に、前頭葉前部皮質の左側の活動
が盛んなことが多い。この部位は、幸福感、喜び、熱意と関連づけ
られている。不安、恐怖、鬱にとらわれやすい人は、前頭葉前部皮
質の右側が、盛んに活動している割合が高い。

 しかし、リカード氏の脳の左側が示した明るさは、デビッドソン
博士が計測した他の被験者150人に比べると極端に明確だった。リカ
ード氏が僧侶になる前から、同じ結果を示していたのかどうかは誰
にもわからない。しかし幸福感におけるリカード氏の結果が飛び抜
けていたことから、デビッドソン博士は、瞑想中の僧侶を研究すれ
ば、より幸福で苦悩の少ない気性が、瞑想によってどのように頭脳
の中で養われるのかを解明する役に立つと考えている。

 仏教徒たちは長く、瞑想が心と身体に大きな恩恵をもたらすと主
張してきた。しかし経験主義の世界では、個人の心証だけではない
証拠が要求される。カリフォルニア州北部にあるアバヤギリ僧院の
院長、アジャン・アマロ氏は13日にこう述べた。「人間は、データ
という偉大な神を信じている」

 ダライ・ラマはこのため、瞑想が医学的、感情的な利益をもたら
すことを研究者たちが科学的に証明することを期待している。そし
てこの研究成果を、仏教という宗教的な根源からは切り離し、苦悩
を和らげ幸福を見つけるための世俗的な方法として、世界に提供す
ることを目指している。

 ブッシュ大統領との会見も含め、多忙な米国ツアーのなか、ダラ
イ・ラマは科学者たちとの会合が、今回の旅程で最も重要な部分だ
と述べた。

 MITのクレスギ講堂をぎっしりと埋めた、俳優のゴールディ・ホー
ンやリチャード・ギアも顔を見せた全席売切の聴衆を前にして、ダ
ライ・ラマは靴下を履いた足を組み、クッションがたっぷり詰まっ
たソファに腰掛けて、皮肉っぽさの交じる陽気さと茶目っ気のある
物腰で観客を魅了した。

 会議の前に行なわれた記者会見では、仏教徒が、科学者たちとの
出会いを通じて何を求めるのかが話題になった。ダライ・ラマは次
のように述べている。「宇宙論、神経生物学、物理学、心理学――
どれも仏教学者が真に研究する必要のあるものだ」

 しかし、聞き手たちがなるほどと頷こうとする寸前に、すかさず
「論破するためにね!」と付け加えた。

 実際には、ダライ・ラマは、仏教の本質は探索と変化を拒むもの
ではないと述べている。科学との共同研究によって、瞑想の恩恵が
存在しないことが証明されたならば、数千年にわたる仏教の伝統を
考え直す用意はいつでもあると言うのだ。

 「もし科学が、仏教的理解と矛盾する事実を証明したら、仏教は
それに従って変わらねばならない。われわれはつねに、事実に則し
た観点を取り入れるべきだ」と、ダライ・ラマは科学者との共同に
よる最新成果をまとめた本の序文で述べている。

 会議の間、参加者たちは非常に多くの議題について意見を交換し
、将来の研究として有望なテーマについて検討した。この中におそ
らく、瞑想を実践する仏教徒が示す、異常とも思えるほどの注意力
と集中力を維持する力を考察する研究も含まれるだろう。西洋人は
普通、集中力とは努力の必要な苦しいものだと考えているが、仏教
の修行を一定期間積むと、努力などないも同然で集中力を発揮でき
るようになる。

 また科学者たちは、仏教僧たちの心的イメージの鮮明さについて
も研究したいと考えている。しかし、この研究の計測方法を編み出
すのは困難かもしれない。

 さらに、会議が支持している仏教の教義が少なくとも1つはあった
。それは、高名な発達心理学者のジェローム・ケーガン氏も述べて
いるように、「われわれ人間という種の生物学的特徴の1つ」は、強
い倫理観にあるという点だ。倫理観こそ人間が生来備えている本質
であるという考え方は、仏教徒たちがつねに説きつづけていることだ。

 とてもそうとは思えないことを示す犯罪統計があり、会議期間を
通じて米財務省秘密検察局(シークレット・サービス)が会場のクレ
スギ講堂を警備していたにもかかわらず、ケーガン氏は仏教徒がつ
ねに信じてきたように、人間は「悪意よりは善意のほうに強く偏る
」傾向があると述べた。

 ダライ・ラマの今回の訪米が、9月11日の同時多発テロ2周年と時
期を同じくしたのは偶然ではないはずだ。会議の間にダライ・ラマ
は、国際貿易センタービルを襲った攻撃について、何度かそれとな
く言及した。「テクノロジーはよいものだ」と発言した場面もあっ
たが、こうも述べた。「しかし、きちんと大人になっていない人間
たちの手で使われれば、大惨事を引き起こしかねない」

 苦しみの原因を作る人間は必然的に、自身の心の中で苦しんでい
る人たちだと、ダライ・ラマは指摘した。したがって、瞑想を世界
に広めるというダライ・ラマの目標は、自らの利益を求めるものだ
という。破壊的な感情、そしてたいていはこれに伴なう危険な衝動
を抑えることは、究極的には人間の争いを減らす方向に向かうから
だ。

 2日間にわたる会議の締めくくりとして、『ヒトゲノム計画』のリ
ーダーを務める分子生物学者、エリック・ランダー氏は、もっと多
数の科学者が、仏教瞑想や関連した実践から学び取るオープンな態
度を身に付けるべきだと強くアピールした。ランダー氏は科学者た
ちに、科学という経路は、単に1つの理解方法に過ぎないと呼び掛け
た。「科学は、非常に強力で効果的なパラダイムだ。しかし、人間
のあらゆる要求を満たす答えを、すべて含んでいるわけではないこ
ともわかっている。何であれ、ひとつに偏った食事摂取法がよくな
いように、科学だけでは栄養失調になる」

 このため、精神と生命研究所は来年、ニューヨーク州ギャリソン
で、さらに多く科学者と仏教学者がお互いの研鑚から学び取れるよ
う奨励する夏季プログラムを開始する。参加申請手続きは、同研究
所のウェブサイトに12月に掲載される。

 このまま順調に進めば、瞑想がわれわれの日常生活に組み込まれ
る日がいずれ来ると、ランダー氏は大きな期待を寄せている。

 「米国公衆衛生局の局長は、少なくとも60分ずつ、1週間に5回は
身体を動かすようアドバイスしている。今から10年か20年後、公衆
衛生局長が1週間に5、6回は60分ずつの心の運動を行なうように推奨
する日が来ないとはいい切れない」
[日本語版:湯田賢司/小林理子]
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Freed Japanese Hostages Face Criticism 
Friday April 23, 2004 9:16 PM
http://www.guardian.co.uk/worldlatest/story/0,1280,-4013100,00.html
By KENJI HALL 
Associated Press Writer 

TOKYO (AP) - No well-wishers were at the airport when three 
Japanese civilians taken hostage in Iraq returned home safely. 
As they left the plane, the two volunteer aid workers and 
freelance photojournalist hung their heads and were silent. 

It was a bleak homecoming - and it didn't end there. 

Noriaki Imai, 18, Nahoko Takato, 34, and photojournalist 
Soichiro Koriyama, 32, have been accused of rashly ignoring 
government warnings to stay away from Iraq and blamed for 
imperiling the Japanese military's humanitarian mission there. 
Afterward, the government said it would bill them $6,000 for 
their flights and other expenses. 

Since their return Sunday, the three have been caught in a 
storm of public criticism that has made them virtual prisoners 
in their homes and raised questions about how far the government 
should go to warn its citizens about traveling to combat zones. 

On Friday, the head of a Japanese aid group said the backlash 
was overblown. 

``The government has a duty to act if something happens to any 
of its citizens,'' said Michiya Kumaoka, president of the Japan 
International Volunteer Center, which supplied medicine to 
two children's hospitals in Baghdad until withdrawing its staff 
this month. 

The national Asahi newspaper agreed. 

``We cannot deny that the former hostages should have been 
better prepared,'' the liberal daily said in an editorial 
Thursday. ``However, there is no way we could ever agree with 
any of the strident talk ... from members of the ruling 
coalition who are obviously taking an extreme position on 
what they think 'personal responsibility' is supposed to 
mean.'' 

Still, for Prime Minister Junichiro Koizumi, the hostage 
crisis could have been a political disaster. 

The Japanese leader pushed aggressively for the deployment 
of about 1,100 non-combat troops to support the U.S.-led 
coalition in Iraq. About 550 ground forces are in southern 
Iraq purifying water and helping rebuild roads and schools. 

Public opinion had been divided over the deployment - Japan's 
first to a combat zone since World War II - and critics had 
warned the dispatch would make Japan a target for terrorists. 

The hostage-taking appeared to justify that view. 

Imai, Takato and Koriyama were kidnapped by a previously 
unknown group that released a video showing them blindfolded 
and with knives held to their throats. The gunmen threatened 
to burn them to death in three days unless Tokyo pulled its 
troops out of Iraq - a demand Koizumi rejected. 

The abductions set off protests calling for a pullout, and 
drew tearful pleas from the hostages' families for troops 
to leave Iraq. Then, six days after the dramatic video was 
released, two more Japanese were abducted by other kidnappers. 

By this week, all five hostages had been released unharmed 
with the help of Islamic religious leaders. 

Reaction from Japan's closest ally, the United States, was 
one of admiration. 

``I'm pleased that these Japanese citizens were willing to 
put themselves at risk for a greater good, for a better purpose. 
And the Japanese people should be very proud that they have 
citizens like this willing to do that,'' U.S. Secretary of 
State Colin Powell said in remarks aired on Japanese TV. 

But many Japanese questioned the ex-hostages' judgment. 

``Even though their intentions were good, they should reflect 
on why they ignored the government's warnings against going 
to a place as dangerous as Iraq,'' the conservative Nihon 
Keizai, Japan's leading financial newspaper, said in an 
editorial. ``They could have compromised Japan's humanitarian 
mission in Iraq, and this country's foreign policy in general.'' 

The families of the hostages said they received critical 
phone calls and e-mails, some slamming them for urging the 
government to bow to the gunmen's demand. The families eased 
off the pressure and later apologized to the public. 

Foreign Minister Yoriko Kawaguchi said Tuesday she might 
consider tougher travel warnings, and ministry officials said 
they were considering advisories cautioning that the government 
might not be able to rescue travelers who put themselves at risk. 

All the scrutiny appears to have taken its toll on the former 
hostages. 

On Wednesday, Japanese newspapers showed Takato, who had 
worked with street children in Baghdad, looking dazed and 
bedraggled, walking outside her parents' home but leaning 
heavily on her mother and sister for support. There has been 
no sign of the other two. 


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