1578.エネルギー問題のジレンマ



中国の発展によりエネルギー問題が重要な問題になった。Fより

世界的な資源競争の時代に入り、石油争奪戦が始まろうとしている
。中国の人口の20%は日本人の平均収入より高い収入を得ている
ようだ。そうすると中国での高収入人口は2億人以上と日本の全人
口より多い。

この人たちが自動車に乗り始めている。このため、自動車台数が、
急速に伸びているし、この自動車の燃料である石油の消費が飛躍的
に増大している。米国の人口は2億人であるから、中国の方が自動
車台数が多くなる可能性もある。中国の急速な発展は世界に大きな
試練を与えるようだ。これにあいまって、サウジアラビア国内紛争
が起こると近々にも石油危機が起こる可能性もある。

このように、石油需要の増大による価格の高騰で大儲けできるため
に世界の紛争の大きな原因は石油の争奪になってきている。テロ集
団がテロをできるのもテロ集団に資金を提供できる産油国があり、
かつ、そのテロ戦で産油地域に侵略すると、石油という資源を確保
できるため、石油確保とテロ撲滅の侵略を誘発させることになる。

世界の覇権国家である米国はその誘惑に魅せられて、イラク侵略戦
争に乗り出してしまった。しかし、テロ集団もその対抗手段を取る
ために、米軍の被害も大きいことになっている。

それと京都議定書により、2010年までに日本は1990年レベ
ルのCO2排出量にする必要がある。しかし、それより中国の発展
による石油の奪い合いになり、石油が高騰する事態を想定して対応
策を検討する方が重要になっている。

環境問題の1つであるエネルギー問題が中国の急成長により重要に
なってきているのだ。それも急速な石油需要の増大に対応する必要
があるために、短期に対応処置を検討する必要があるようです。

エネルギー問題に、燃料電池を解決の最有力候補という人がいるが
、これには水素が必要で、この水素を得るためには、エタノールが
必要になり、これを得るためには天然ガスか石油の改質が必要で、
エネルギー問題の直接的な解決にはなっていない。

風力発電、太陽光発電は緊急の対応には間に合わない。エネルギー
コストも高いし、エネルギー取得にむらがある。勿論、家の消費電
力を太陽光発電にすることは必要である。しかし、定常的に工場の
エネルギー使用量をカバーできない。直近のエネルギー危機には石
炭火力か原子力しかないが、もう少し時間的な余裕があれば、木質
ペレット火力発電が有力な候補に上がる。もう1つが廃油から作る
バイオ軽油であろう。バイオデーゼルは自動車の燃料のもなり、ガ
ソリンの代行が可能になる。

木質パレットは今は木屑などで生成しているが、これが紙でもいい
となると、都市廃棄物に多い紙が電力になることで、持続社会の基
礎ができることになる。資源の有効利用にもなり、循環サイクルが
できる。また、家庭用植物油の廃棄物が軽油になれば、自動車の燃
料電池ができるまでは、この軽油が自動車燃料の代行にできる。
それと植物油を燃料として使用するのか食用で使用するかの取り合
いが起こらなく済む。食用後の廃油を燃料とすることになる。ここ
でも循環サイクルが確立する。

今あるプラスチックを軽油にする技術も確立する必要があるのと、
磁性体の理論がどうも細部で確立していないために、磁界の特性が
あまり分かっていない。この解明が重要であると感じる。面白い発
明品の中心が磁性体に関わる物が多いような気がする。

しかし、依然として量的な問題があり、エネルギーの節約が必要に
なる。家庭は太陽光発電と蓄電池で済むがビルや工場は空調機器で
多大なエネルギーを使用している。この省エネ化はする必要がある
。自動車燃料の使用も下げるために、大量交通機関である鉄道や船
などを利用してエネルギー使用を押さえることが必要であろう。

この促進には、環境税などの税金による石油使用の抑制と、省エネ
施策に対する促進費用の援助をする必要があるように感じる。

しかし、その施策だけでは無理がある。日本の古来からの古神道の
考え方を復活することで、地球の生き物達と共生する道を探り、物
を粗末にしないことが重要でしょうね。そして、その生き物達が合
成する化合物が人間の薬になるし、生き物自体が食べ物になる。

昔のようなガラス・ビンや紙パック、缶しかない時代が、そこまで
やってきている。プラスチックの容器が無くなる。ガラスは珪素で
あり、地球上・日本にも沢山ある資源であるので、エネルギーさえ
あれば、十分に供給ができるのですが、そのガラスもナノ技術で分
子配列を整形した割れないガラスができるようです。

古神道的な調和の世界を取り戻すことが必要である。古神道自体が
縄文時代の生活の方法であった可能性がある。少ない物と生き物達
に感謝する精神が生き方の基本にあったのでしょうね。
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http://www.h6.dion.ne.jp/~rikagaku/
非線形電磁気学と波動科学:倉田

http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3684/
「電磁場の理論はまだ探求が完全になされたものとはほど遠い状態
にあり、画期的な探求のための新しい時代は、今その夜明けを持つ
ように見える。マイロンエバンスはこの分野において、理論を正し
て拡張を行っている傑出したパイオニアである。新しい発見である
光の物理学における基本的な特性はエバンスによるものであり、
Evans-Vigier縦波磁場成分がフォトンの伝達方向にあり、付帯する
小さいがゼロではないフォトンの静止質量を示すものである。アイ
ンシュタインのアイデアの延長上にある新しい電磁気と重力を統合
する統一理論もまた、エバンスによって発展されつつあり、普遍な
方程式の形式でまとめられていて、そこから適切な制限を課するこ
とによって全ての物理学の主たる方程式が導かれる。」 

Bo Lehnert(ロイヤル・スウィーディッシュ・アカデミー・科学分科
会(ノーベル物理学賞・化学賞選考委員会)委員) 
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光には磁気があります。 
フォトン(光子)は電荷を持たない量子磁気です。 
普段は量子磁気の向きがランダムで磁気効果が顕現することはあり
ません。しかし、左右回転の円偏向された電磁波が干渉し合うと
この量子磁気効果がマクロに顕わになります(逆ファラディー効果
:Inverse Faraday Effect)。

この磁場はその時間変化が電場を生じないという著しい特徴があり
ます。この電磁気現象を扱う電磁気学は非線形(non-Abelian)となり
ます。非線形であると同時に一般相対論的に不変な形式である一般
共変な電磁場方程式です。 

アインシュタインの一般相対性理論は一般共変な重力場方程式です。 
アインシュタイン理論では電磁場方程式がすっぽりと抜けていまし
たが、その部分を補う方程式が得られたわけです。 

これにより、統一場の方程式が得られました。この場の方程式が表
すのは重力場と電磁場だけです。しかし、これらの場に関する非線
形の方程式によって、量子力学的な二つの場である強い力と弱い力
の場は素粒子や原子核に非常に近い部分のスケールで見える非線形
の重力場と電磁場であることが分かりました。 

この統一理論による物理学の大革新は大きな事件です(Myron W Evans
によって現在進められています)。しかし、光の特異な磁場が持つ
ミクロからマクロの物理現象に与える影響を調べ、それを技術的に
応用することは学問的にもテクノロジーの面からも非常に重要なこ
とです。 

光の持つ磁場はB3磁場と呼ばれます。B3磁場はスピン量子担体
であることが分かっています。また、光が磁気量子でできているこ
とから全ての物質と物理空間は磁性体でできていると考えることが
できます。 

この考え方が倉田科学と倉田技術の基礎になっています。 
物質はクォーク以下のミクロのスケールから人体や惑星、恒星のス
ケール、さらには銀河や宇宙のスケールまでそれぞれのレベルでの
磁性体の結合体であると考えるわけです。 

そのように考えると、物理現象のほとんどがうまく説明できると倉
田は言っています。またそのように考えると、物質はミクロのスケ
ールからマクロのスケールまでそれぞれのスケールでB3磁場の波
動に対して固有値を持ち、特定の周波数と波形において共鳴振動す
ると言うことになります。 

化学結合のレベルで、結合軌道にある電子にその固有周波数と固有
の波形のB3磁場波動を当てるとわずかのエネルギーで結合軌道に
ある電子が飛ばされ、結果として化合物がバラバラの原子状になり
ます。 

また、物質を構成するものは素粒子のレベルから固有の磁気を持つ
ので、物質には記憶(記録)の能力があることが分かりました。 
化学物質についてはその情報(化学結合の情報など)を特定の元素
の組合せで記憶させておくことができます。 

バラバラの原子状になった化学物質を、この情報によって転写合成
の方法で、別の分子構造を持つ化学物質に変えることができます。
倉田が高分子である廃プラスチックを比較的低温で瞬時に分解して
、灯油に変換した技術はこのような科学と技術に裏付けられていま
す。 

水は380℃において同じような分解の過程を経て、小さなエネル
ギーで水素と酸素に分解されます。さらに、統一場理論とそれを物
理的に操作できるB3磁場の科学と技術を手に入れているわけです
から、現在の科学技術では不可能と言われることが可能となります
。 


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