1508.北朝鮮の状況と展望



金正日の死でどうなるかを検討しよう。   Fより

去年の9月に後継者問題で三男「正雲」氏への後継が決まり、その
後、正雲氏の母である高英姫さん(五〇)が交通事故で死亡してい
る。しかし、この事故は日本のデズニーランドに行くために不法入
国した長男の正男氏がマカオの殺人プロに依頼したことだと。

このように北朝鮮の金政権は、その後継で権力闘争を起こす可能性
がある。恐らく、去年の9月には金正日委員長の肝臓ガンが確認で
きて、継続的にロシアから医者がピョンヤンに行っていたのであろ
う。

その前、2001年ロシアに列車で訪問した当たりから、ロシアと
の結びつきが大きくなったので、この頃から体調の変化があった可
能性がある。

このように過去の記事を検索すると、金正日委員長の行動には予兆
がある。しかし、三男・正雲氏の政権基盤は固まっていない。中国
に軍関係者が行ったきりとか、この頃の北朝鮮軍首脳の動きも変で
ある。

反対に、中国は北朝鮮軍部にある程度の指示が出来る基盤を確保し
たような感じが窺える。このように北朝鮮内部が分裂すると、独裁
政権は脆い。この金王朝を継承する戦いで崩壊の可能性もあるが、
ロシアの影響力を排除して、中国が干渉して中国派の軍人を中心と
した集団指導体制をくむのではないかと思う。

金の息子に権力が継承されるかどうかは、中国と息子の1人が結ぶ
かどうかにかかると思う。

金政権から正常な政権移行ができれば、米中のパートナーシップを
作り、核開発の停止や拉致問題は解決する。そして、非公式にその
準備を中国派の官僚たちはしている。政府間交渉はできないが、情
報を出し始めている。その信号を中国は高く買っているし、米国に
高く売っている。それと、中国も拉致問題を解決させて、日本から
北朝鮮へのODAを期待している。これがないと、中国でも金が掛
かり過ぎで北朝鮮の経営はできない。

このため、中国は拉致問題の情報を日本に渡して解決をしようとし
ているが、政府間ではまだ、始められない。金正日委員長が死んだ
ら、始められるのでしょうね。北朝鮮問題の解決は近いが、北朝鮮
の大混乱や崩壊は韓国も中国も避けたい。

もし、北朝鮮から避難民が中国と韓国に押し寄せたら、両国共に混
乱状態になるから、そのような混乱をさせないように、中国は内政
干渉をするように思う。しかし、中国の統制が効かずに北朝鮮崩壊
の可能性もある。このときは韓国支援をどうするかを検討する必要
がある。

韓国政府も反日ではなくて、親日的な感情で日本に支援を求めるべ
きであろう。
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中国による「金正日暗殺構想」と6カ国協議での目的

                       2004.1.12
                       DOMOTO

中国政府による「金正日暗殺の構想」は、12月はじめ書店の店頭に
出た、ハドソン研究所(「ネオコン」系)の日高義樹氏のリポート
、『アメリカ軍が日本からいなくなる』(PHP研究所刊)で述べ
られている。 

日高氏の知人であるワシントンの外交筋の話として、2003年7月28日
にジョン・ボルトン国務次官が中国を訪問した際に、中国の首脳が
「金正日暗殺の構想」を持ち出したという。ボルトンと会談した中
国首脳は、
「最悪の事態になったら暗殺する」
「金正日に核兵器の開発をやめさせることは可能だ。金正日が中国
のいうことを聞かない場合には、1週間以内に暗殺することもでき
る」
と言ったそうだ。
 このワシントンの外交筋の知人は、暗殺の時期について、自らの
見方としてだが、「2006年が最もありうる」とも言ったそうだ。

また、中国エージェントの暗殺工作の準備が進んでいるのではない
かという見方にも触れているが(CIAには不可能)、実際、昨年
7月のボルトンの北京訪問以来、アメリカの対北朝鮮政策のトーン
は落ちた。

中国による、この構想の着想の背景としては、「米中蜜月」、近年
の米中間の経済・貿易面での相互依存関係がある。今でも、例えば
落合信彦氏などが声高に叫ぶ「米中衝突」など、2003年3月に発足
した胡錦濤政権以前の話だ。
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/160107.htm

北朝鮮戦争になってアジア経済が混乱すれば、中国経済が混乱し、
それに大きく依存するアメリカ経済も多大な打撃を被る。

また米中戦争は、双方の戦力が拮抗レベルに近いに状態に置かれて
いなければ発生しないが、「中国の軍事力はアメリカより30年遅
れている」といわれ、戦力格差の点からも中国の軍事行動は不可能
だ。この戦力格差は何十年以上たっても、長期的に縮小しないとい
う予測もある。

リチャード・パールなどとともに、国防政策委員会の重要メンバー
であるジェームズ・シュレンジャーは、米中間での経済協力依存関
係の現状を論拠に、「台湾海峡で米中が対決するという考えは古い
。中国と台湾が台湾をめぐって戦争するなどというのは新しい時代
がわかっていない人の言い草だ」と日高氏に述べたそうだ。

さらに台湾問題についてシュレンジャーは、「中国の胡錦濤政権と
ブッシュ政権は、香港のケースを手本にして台湾と中国本土の合併
を話し合った。香港と同じような条件であれば台湾も中国も妥協で
きるはずだ」とも話したそうだが、日高氏は、中国政府とブッシュ
政権は台湾問題についてすでに話し合いがついていると推測してい
る。

中国は隠し球、金正日暗殺のオプションの用意の見返りに、アメリ
カに対して、
 ■中国が台湾を香港と同様な形式で合併する
 ■金政権崩壊後の朝鮮半島の実質的な管理・支配権
を当然すでに要求しているはずだ。

第1回の6カ国協議以降、2回目、3回目の6カ国協議というイベ
ントを通じて、中国は「金正日暗殺」という台湾問題・貿易問題の
ための取引道具の「値段」を、2、3年かけて吊り上げていく姿勢
を水面下でとるだろう。アメリカが中国などが反対するPSI発動
を盾に、今年3月末までに「核開発断念宣言」などの核放棄を強硬
的に北朝鮮に迫るのは、米中間でのその「値段」の駆け引きにもな
っている。
 つまり当然のことながら、中国にとって「6カ国協議」は政治取
引の道具でしかなく、拉致問題の解決を他国に求めるしかない無能
な国家、日本はただ翻弄されているだけだ。

主権国家が自国の力で拉致被害者を取り返すことができないのは、
国家に軍隊が存在せず、それが機能していないため、徹頭徹尾舐め
られているからであり、極論を言えば、核兵器と弾道ミサイルの照
準をピョンヤンへ向けて、「さあ、拉致被害者を返せ」と言うのが
、本来の形の「外交」というものだ。アメリカ、イギリス、中国、
ロシア、これらの主権国家の外交の方法論の本質は、「軍事力を背
景にした外交」、「極論」としていま述べた軍事力を基礎に置いて
いる。

DOMOTO
http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/hunsou.index.html
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件名:テロのトラウマから抜け出せぬ日本(クライン孝子)  

■平壌出迎え提案は北の常套作戦  ≪対象的だった日独の対応≫

古傷に触れるようで申し訳ないのだが、あえて当時十三歳だった横
田めぐみさんが、下校の途中、北朝鮮の工作員に拉致された一九七七
年という年を振り返ってみようと思う。

この事件が発生したのは十一月十五日である。直前、偶然とはいえ
、日独両国で国を動転させる二つの大事件に直面している。

 一つは九月二十八日のダッカ事件で、乗員・乗客百五十一人を乗せたパリ発東京行きの
 日航機が日本赤軍によって乗っ取られた事件。今一つは十月十三日、西ドイツで約八十
 人を乗せたモロッコ発フランクフルト行きのルフトハンザ機がドイツ赤軍によってハイ
 ジャックされ人質に取られた事件である。

 その解決策が対照的で興味深い。日本では「人命は地球より重い」と「超法規的措置」
 で彼らの釈放条件を全面的に呑み、在監・拘留中だった赤軍派メンバーら六人を釈放し
 たばかりか、身代金六百万ドルを支払った。

 これに対して西ドイツは、「テロに屈服するようでは国家の資格なし」として、すべて
 の要求を突っぱねてしまったばかりか、現地に閣僚の一人を派遣して巧みな交渉にあた
 らせるとともに、特殊部隊を送り込み、機を見て急襲、犯人全員を射殺し、人質を無事
 救出してみせた。

 あれから既に四半世紀がたつ。その間、日本では横田めぐみさんを含む八人の行方不明
 者の消息はもちろんのこと、一昨年十月十五日、帰国した五人の拉致被害者が現地に残
 してきた家族の帰国すらめどがつかず、膠着(こうちゃく)状態のまま一向に進捗(し
 んちょく)をみていない。

 一方、ドイツは東西分断時代を含め、拉致被害事例は枚挙にいとまがなかったものの、
 その都度、国を挙げて救出してきた。昨年一年を顧みても、拉致事件はアルジェリアと
 イランで二件発生したが、いずれも救出に成功している。そのルーツが、実は七七年の
 日独によるテロ対策の違いにあるのは歴然としている。

 ≪北の典型的揺さぶり作戦≫

 今回、拉致被害者家族の帰国をめぐって急浮上してきた平沢勝栄・拉致議連事務局長ら
 を通じた北朝鮮による「平壌空港出迎え」提案も、まさにそうだ。平沢氏の真意を忖度
 (そんたく)すれば、何としてでもこの事件を解決しようという使命感があるのは間違
 いないだろうが、裏返せば、これまで何もしてくれなかった日本政府と外務省に対する
 不信感であり、あてつけである。

 だが、今少し冷静になって考えてみると、これは明らかに北朝鮮による対日揺さぶり工
 作であり、これこそおいしそうな餌をつけた釣り糸をあちこちに垂らし、それに食いつ
 く愚かな魚を嘲笑(ちょうしょう)しつつ釣り上げる、典型的な北朝鮮の作戦でなくて
 何であろう。日本は今また、そのワナにはめられかけている。そんな気がしてならない。

 米国は9・11テロ以後、「悪の枢軸」退治にイラク戦争も辞さずという決意を固めた。
 結果、「北風政策」により昨年末、イラクではサダム・フセインの拘束に成功。これを
 きっかけに、イラン然り、リビア然りで、中東における大量破壊兵器問題では、白旗が
 掲げられる雪崩現象が起きている。これまでこれらの国と一枚岩になってきた北朝鮮に
 ついても、袋小路に追い詰められてきている。

 その北朝鮮の切り札が、日本からの経済支援を見返り要求とする、今回の拉致被害者五
 人の人質家族返還提案というわけである。

 しかも、これを機に北は、一方的に病死や事故死とするのみで、日本側の疑問に一切答
 えていない横田めぐみさんら他の拉致被害者の消息についても、うやむやにしてしまお
 うとしている。また、次期国会で法案化が見込まれる経済制裁法についても葬ろうと画
 策している。

 ≪禍根断てずば国は滅びる≫

 その狡猾(こうかつ)な北朝鮮工作に、あれだけ政府や外務省に対して「毅然(きぜん)
 として」とか「屈するな」とかハッパをかけてきた国会議員や支援者が引っかかりはじ
 めているとしたら、実に情けないことだ。

 国家観の喪失ゆえか、民を愛するリーダーの政治理念の欠如ゆえか、それとも原点を見
 失った民の結束不足によるものなのか、これほどまでに国の威信を傷つけた事件に遭遇
 しながら、日本は今もその四半世紀前の禍根を引きずったまま迷走している。これでは
 国は滅びる。

 そうならないために、そう、今年は一刻も早くこの腰抜けトラウマから脱却し、凛(り
 ん)とした国を築き上げることだ。恐らく北朝鮮外交はその突破口になると思う。また
 ぜひそうしたいものである。(ドイツ在住) 
  産経新聞【正論】ノンフィクション作家・クライン孝子 △著者の掲載許可済みです
Kenzo Yamaoka
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1239  北朝鮮、金総書記三男「正雲」氏へ後継準備か 2003/09/13 
 北朝鮮、金総書記三男「正雲」氏へ後継準備か (ASAHI) 

 韓国の聯合ニュースは12日、消息筋の話として、北朝鮮の金正日
総書記が62歳になる2004年2月16日を機に、金総書記と高英姫夫
人の間に生まれた金正雲(キム・ジョンウン)氏を後継者とするた
めの準備が進められているもようだと報じた。正雲氏は現在、20歳
で金総書記の三男とみられる人物。金総書記の後継者はこれまで、
4人とされる夫人のうち成恵琳夫人との息子、正男氏(長男)や、高
夫人との息子、正哲氏(二男)らが有力とされていた。

 同ニュースは高夫人を金総書記の「正妻」としたうえで、高夫人
の息子でない正男氏は候補から後退したと説明。正哲氏は軟弱な性
格が難点になったという。消息筋は「高夫人は党と軍の高官に対し
、正雲氏を『明星大将』と呼ぶようにしている」などと指摘してい
る。正雲氏は後継者に指名されるには若すぎるとの指摘もある。
北朝鮮の指導部入りなどが確認されたわけでもない。来年2月にむけ
た北朝鮮の動きに関心が集まりそうだ。
(ソウル=内山清行) (00:38) 
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1484  重体・金正日総書記夫人に暗殺説 露紙 2003/10/10 06:57 
 2003年10月10日(金) 
重体・金正日総書記夫人に暗殺説 露紙
(SANKEI) 
【モスクワ=内藤泰朗】ロシアの有力日刊紙コメルサントは八日、
交通事故で重体になったとされる北朝鮮の金正日総書記の夫人、高
英姫さん(五〇)が、金総書記の「後継者をめぐる権力闘争の最初
の犠牲になった」と報じた。
 同紙はまず、一九九四年七月に死去した故金日成主席の後継争い
に言及し、金総書記が異母弟を海外に追いやり権力から遠ざけてい
る事実を紹介。

 そのうえで、「専門家の話」として当初後継候補とみられた金総
書記の故成恵琳夫人の長男で日本に不法入国しようとした正男氏が
、「敬愛するお母様」と絶賛され偶像化の動きが進んでいた高夫人
と、その長男の正哲氏の暗殺をマカオの殺人プロに依頼したと言明
。

「どのように行動に移されたか否かは不明だ」としながら、「高さ
んが九月には、交通量の少ない平壌の道路で交通事故に遭ったが、
すでにそうした事態は二月ごろから専門家には予想されていた」と
指摘し、「暗殺」を強くにおわせた。
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1495  「金総書記後継者2005年に発表」報道 国内引き締め画
策 2003/10/11 
 2003年10月11日(土) 
「金総書記後継者2005年に発表」報道 国内引き締め画策
(SANKEI) 
権威付け準備期間
【ソウル=久保田るり子】北朝鮮は朝鮮労働党創建五十八周年に当
たり、十日の労働党機関紙「労働新聞」で、二年後の二〇〇五年の
党創建六十周年に金正日総書記の後継者について何らかの発表があ
ることを示唆した。同日の朝鮮中央通信が伝えた。後継者について
はこれまでも報道機関などを通じて「血を継いで」などと世襲を意
味する表現があったが、「二〇〇五年」という時期を指定したのは
初めて。

 労働新聞は社説で「党創建六十周年は、偉大な金正日(党総書記
、国防委員長)同志の不滅の党建設業績を代を継いで…」と述べ、
六十周年が世襲についての節目となることに言及した。

 金正日総書記の後継者としては、成恵琳夫人(故人)との長男で
二〇〇一年に日本への不法入国事件で退去処分になった金正男氏
(三一)、目下、交通事故による重体説が出ている高英姫夫人との
息子、正哲氏(二四)や弟の正雲氏(二二)の名前が挙がっている
だけでなく、後継者争いも取りざたされている。

 「二〇〇五年」が示された理由については、党創建六十年の区切
りの「大祝典」(労働新聞)に向け、経済困窮や国際情勢が厳しい
なかで国内向けの引き締めを図る意図があるものとみられる一方、
世界でも稀有(けう)な「世襲国家」を続けるには「後継者」の権
威付けなどに数年の期間が必要なため、この時期に提示したのでは
ないかとの観測も出ている。金正日総書記が北朝鮮で後継者として
公式デビューをしたのは一九八〇年十月十日の朝鮮労働党第六次党
大会で、金総書記は大会のひな壇に現れて指導者ぶりを誇示し、党
中央委員に選出されて事実上のナンバー2に指名された。金正日総
書記にはその後、さまざまな業績が宣伝され権威付けが行われたあ
と、九一年に軍最高司令官、九二年に元帥、九三年に国防委員長に
就任した。ただ、北朝鮮が二年後の十月に後継者指名ができるのか
どうか、核問題の行方などともからみ「次世代」への変数はあまり
にも多い。
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週刊文春「金正日総書記、肝疾患で入院」
http://japanese.joins.com/html/2004/0115/20040115181537500.html

週刊文春の最近号が報じたところによると、北朝鮮・金正日(キム
・ジョンイル)国防委員長は最近、肝臓疾患で入院していたことが
分かった。 

「金委員長が、肝臓機能の低下、血液の酸素欠乏によって、皮膚な
どが青黒く変わる『チアノーゼ』の症状を見せているとの情報を入
手した」ということ。

2004.01.15 18:15
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末期ガン。この症状なら、もって後3ヶ月です。 Re: 週刊文春「
金正日総書記、肝疾患で入院」
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/753.html
投稿者 毒取りん 
言い忘れましたが、私は医者です。

チアノーゼは呼吸不全で酸素が行き届かなり、抹消の皮膚が紫色に
なる症状ですから違うでしょう、

金正日は、これは、カヘキシー、悪液質と言って、ガン細胞が急激
に増殖するので、毒素が溜まり、どす黒くなる症状でしょう。
末期ガン。この症状なら、もって後3ヶ月です。 


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