1471.イラク派遣と木村コラム



先の第二次世界大戦の無数の尊い犠牲者によって、平和の大切さを
誠にこころより教えられた日本人。戦後五十年もたつとこうも変わ
っていくものなのか。今人心のはかなさを痛感している。
平和を大切にする日本人はどこへ行った?
アメリカによるイラク攻撃からそれに追随するかのように、 武力攻
撃を支持した日本政府。
日本政府が武力攻撃を支持したことが、何を容認したかは、 過去の
戦争からも、つい最近のアフガニスタンへのアメリカの戦争が 何を
もたらしたかからも容易に推測できる。
実際正確な数字は誰も知ろうとしないし発表もしないようだが、何
千人もの一般のイラク人が殺され犠牲になった。こんな当然なこと
をマスコミもとりあげないようだ。 そして政府の人道支援や国際貢
献というむなしい言葉が叫ばれている。
偽善やごまかしに人はいい加減うんざりしないのだろうか?今回と
うとう日本人の犠牲者がでた。小泉首相はブッシュと約束したため
なのか、自衛隊をイラクへ派遣したいようだ。テロに屈しないため
だという。ただここでも論理がおかしい。アメリカは勝手にイラク
を破壊して、テロを誘発するような(この戦争だけではない)こと
をしていて、テロとの戦いという名目で、さらに戦争を拡げている。
そして事態をますます悪化させている。
日本がこれに加担しているとイラク人に思われてもしかたないだろう。

ブッシュやその取り巻きは、二元論的な、たとえば自分たちが善な
らそれに反対するものは悪であるという単純な思考な人が多い。
 その点日本人は多様、多元的に考えようとする。しかしそういう良
さが今の日本政府にないのは大変残念だし不幸だ。
別所達雄
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二人の日本人がイラクで犠牲になったにもかかわらず、ほんとうに
わけのわからないままイラクへ自衛隊が派遣しようとされている。
基本的なこと、あたりまえのことが議論もされずに行われいるよう
な気がする。
実はこのことは政府や国会だけでなくマスコミでも筋道を立てて解
説されていない。

まずニューヨークで衝撃的なテロが行われた。ネオコン-ブッシュは
テロと戦いという名目で国連の承認もなしにイラクへ戦争を仕掛け
た。
しかしニューヨーク市民は政治的にこのテロを利用されたとして、
声明を出し大規模なイラク戦争反対のデモを行った。ご存じのよう
に大量破壊兵器は見つかっていない。
万一あったとしてもなんの確信もないまま戦争をアメリカがしたか
ったのは明らかだ。そしてこの戦争にわが国の首相が、アメリカの
武力攻撃を支持した。
イラク市民の何千人かは殺され犠牲となった。

テロは絶対反対だし、なくす方向にしていかなくてはいけない。
ただなぜテロが行われるかには、あまりに無関心ないしそれについ
ての意見はあまりにもこちら側の独善的なものが多い。
アメリカの独善や傲慢さがテロを誘発させているのは間違いない。
今ひとりのイラク人の立場になってみると、同じ一般のイラク人が
米英の攻撃によって、無数に殺され、わけのわからないままアメリ
カに自国を占領されている。
以前イラクは日本と良い関係だったが、今アメリカの同盟国として
日本の軍隊(自衛隊は外国では軍隊と思われている)がくれば、過
激派がどうしようとするかは予測できる。
自衛隊がイラクへ行くことは、なんのためなのか、それはテロに屈
しないことなのか、逆にテロを誘発させることなのか、議論されて
もいいのではないか?

今の日本政府がなぜこれほどまでにもアメリカに従属しなくてはい
けないのか?
北朝鮮の脅威があるからなのか。ただ、いまの日本の首相の方向性
があまりにもアメリカに向きすぎていることは確かのようだ。アジ
アの平和はとくに中国、ロシア、韓国をはじめアジア独自でも築い
ていかなくてはいけない。
政府関係者の靖国参拝など我々の予想以上に中国や周辺国との関係
を悪化させている。もっと足下に根をおろした外交を期待したい。

別所達雄
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!イラク問題で小泉自民党に一言! ks_kiyo4

今日11月30日・日曜日早朝からのテレビでイラクで大使館員の死亡
事故のニュースで、日曜の一日このニュースで持ちきり昔なら大本営
発表がなされる事だが、この件で外務大臣のコメントも驚きの一言、
もっと、はっきり国民に今の現状を的確に説明し、外務省の取るべき
行動を示すべきだ。

勿論小泉自民党も全く何時もの回答、日本国総理大臣としての言動と
は考えられないイラク問題は変えませんの一点張りそれならどうする
のか米国におべっかいして直ぐにイラクに自衛隊を出す日本も戦闘に
参加するとか??

いやいや日本は憲法に準じて戦闘行為は絶対にしませんとか?どちら
にしても日本国総理大臣としての恥ずかしくない言動を世界に「いや
・ブッシュ」に言ってはどうかな。

イラクの自衛隊派遣で先遣隊の報告を受け国なのか外務省なのか総理
大臣なのかはっきりしないが新聞紙面に出た報道で全く驚いた「漫画
」でないかと疑った?

砂漠の真ん中に駐屯地をき築き回りを堀で囲い出入り口を一つヶ所に
して敵の侵入を防御するとか??

陸自の最高幹部の考えかと思えば全く「漫画」だ中に居る隊員は如何
するのか「テロ」の標的を「此処ですよ」と示していると思わないの
か・考えた幹部は内地にいて標的に合わないが現地の自衛隊隊員は昼
も夜もどうして過ごすのか、この報道「新聞」は外務省・内閣・総理
などの共同の考えなのかあの後新聞テレビに報道されてないが国が、
まずいと気づいたのかこれ等の件は全く小泉総理の言動と同じで良し
悪しは総理大臣としてはっきり言うべきだ。

今回のイラクでの外務省職員の死亡事故も小泉総理の責任、まったく
人任せで自分で責任を取らない事の証だ。

国際戦略の諸先生のご意見を是非お願いしたい物です。

03.11.30.pm.9.00.ks_kiyo4@yahoo.co.jp. 阪本
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『亜空間通信』702号(2003/12/05)
【イラク2死者遺族に日本政府訴える権利あり急務の真相の焦点は危険熟知業務命令
の背後の暗闇暴露】
 
 2003年11月30日の日曜日、日本列島は、突如、「邦人」、「外交官」、「殺害」、
「テロ」の連呼の渦の中に投げ込まれた。いつもながらの「邦人」、「邦人」、「邦
人」の「けたたましき」、日本中心主義的絶叫の沸騰状況は、実に不気味な有様に成
り果てた。
 
 この2人の殺害事件の背後の暗闇は実に深いし、その真相究明と暴露は、目下の急
務である。
 
 2003年11月30日にイラクで殺害された2人の日本人外務省職員の事件に関して、私
は、すでに2本の亜空間通信を発した。700号(2003/11/30)と701号(2003/12/01)であ
る。かなり間が空いたが、この2つの亜空間通信発行の前後には、阿修羅戦争43掲示
板に相当数の投稿をした。亜空間通信としては、これで3本目になる。
 
 わが疑問の中心は、米軍の報告が、なぜ、5時間後だったのか、危険地帯で会議が
開かれ、しかも、なぜ、危険を承知で出掛けたのか、である。略して、「空白の5時
間」と「危険地帯熟知の業務命令」とする。

 阿修羅戦争43掲示板上でも、まさに議論百出の状況である。ところが、ところが、
案に相違してどころか、実は、案じていた通りの事態となった。

 極めて簡略に言うと、またまた、突如、一昨日(2003/12/03)、日本列島に、いさか
特有と言うべき異常事態が発生したのである。いわゆる「けたたましき」総ジャーナ
リズム現象の裏返し、とも言うべき事態であった。

 私は、日経、朝日、両紙の紙面だけしか、この目では確認していないのだが、これ
で十分、上記の連呼どころか、むしろ逆に、大手メディア報道は、この件に関して、
シーンと、静まり返ってしまったのである。

 そこで私は、急遽、以下の投稿によって、警告を発することに相成ったのである。
 
---------- 引用ここから ----------
緊急:大手メディアはイラク殺人事件急激トーンダウン!米日の緊急情報操作に違い
ない
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/1181.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 12 月 03 日 15:56:32:CjMHiEP28ibKM

 似非紳士朝日の1面は「武富士逮捕」、典型的な検察ネタ出動の紙面強奪。
 米日の緊急情報操作に違いない。
 米軍報告「空白の5時間」「なぜ危険地帯で危険を承知の会議出席か」
 これだけの日本列島沸騰状況を、押さ込むには、大手メディア操作以外の方法はな
い。 ---------- 引用ここまで ----------
 
 しかり、しこうして、本日(2003/12/03)夕刻には、CIAが調査に当たるという情報
が伝えられた。何のことはない。泥棒の仲間が泥棒を捕まえると称して誤魔化そうと
しているような漫画でしかない。

 わが疑問の中心、略して、「空白の5事件」と「危険地帯熟知の業務命令」に関し
ては、その後、何の音沙汰もない。
 
 世間一般では、犯人は誰か、という「ありきたり」のサスペンス風の興味ばかりに
集中するが、私は、常に核心に迫る。事件発生直後には、以下の意見を発表している。

---------- 引用ここから ---------- 
真犯人は「国連」を強調しなかった日本の体制・反体制の相互間抜け連合なり。
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/732.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 30 日 11:13:23:CjMHiEP28ibKM
(回答先: 外務省職員2人殺害 イラク・ティクリート付近で襲撃 (朝日新聞) 投稿
者 竹中半兵衛 日時 2003 年 11 月 30 日 10:14:46)

 この殺人事件の真犯人は「国連」を強調しなかった日本の体制・反体制の相互間抜
け連合なり。
 現実的な対処ができない連中には、呆れかえる。私は、すでに4月7日には、「米英
軍の敗北を見切り」、基本的に国連主導を主張せよと、わが国際政策を発表した。
「派兵」か「派遣」かの吟味もせずに、相変わらず、ただ「反対」するばかりの自称
平和主義者にも、責任がある。
---------- 引用ここまで ----------

 基本的な状況認識を固めずに右往左往するのでは、野次馬に過ぎない。私は、最初
から、事件の真相究明の基本は、危険熟知の上での業務命令の理由を徹底的に糾明す
べきであると考えていた。事件発生の場所、サダム・フセインの一族の本拠、ティク
リートの周辺が、イラクで最も危険な地帯であることは、周知の事実だったのである。
「空白の5事件」の方は、むしろ、下世話の議論の糸口でしかない。

2人の業務に関するその後の情報について、私は、以下のように私見を加えて、投稿
した。

---------- 引用ここから ----------
朝日【ORHA派遣の第1陣】米国防総省の犬の犬としての犬死なり。
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/766.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 30 日 19:23:46:CjMHiEP28ibKM

朝日【ORHA派遣の第1陣 殺害された奥さんと井ノ上さん 】米国防総省の犬死
なり。

「米国防総省の復興人道支援室」、つまりアメリカの犬の犬として派遣されたのであ
れば、なおさらのこと、「犬死」である。

http://www.asahi.com/international/update/1130/004.html

ORHA派遣の第1陣 殺害された奥さんと井ノ上さん

奥克彦参事官
井ノ上正盛三等書記官
 イラク北部のティクリートで殺害された奥克彦さんと井ノ上正盛さんは、イラク戦
後統治の民生部門を担当する米国防総省の復興人道支援室(ORHA)への要員派遣
の第1陣として、4月にイラクに派遣され、ORHAが暫定占領当局(CPA)に衣
替えした後は、バグダッドの日本人大使館とCPAの連絡調整などにあたっていた。

 奥さんは81年入省。大臣官房会計課首席事務官や経済局国際経済第1課長、総合
政策局国連政策課長などを歴任。在英大使館の参事官としてORHAに派遣された。
井ノ上さんは96年入省。シリアでアラビア語を学び、チュニジアやヨルダンの日本
大使館に勤務した。 

 奥さんはORHAやCPAでアメリカや他の参加国との連絡調整を担当。井ノ上さ
んはアラビア語の専門家として奥さんの通訳を担当していた。

 奥さんは早大在学中はラグビー部に在籍し、留学先の英オックスフォード大でもラ
グビーで活躍していた。省内でも人望もあつかったという。

 外務省のホームページで「イラク便り」という連載を執筆しており、4月末にクウ
ェートから陸路、バグダッド入りした模様や現地の人たちの生活ぶり、復興支援活動
の内容などを紹介していた。

(11/30 11:59) 
---------- 引用ここまで ----------

 この件では、似非紳士朝日新聞は、かなり詳しい特集を組んでいるが、これも実に
怪しい経過である。私は、以下の投稿に記したように、「予定原稿を作って、殺害事
件発生を待っていたんじゃないのか」という強い疑いを強く持っている。

---------- 引用ここから ---------- 
朝日似非紳士【「テロ予告受けていた」 奥参事官、生前に語る 】わが昨晩発分析
的中
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/891.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 12 月 01 日 19:18:20:CjMHiEP28ibKM

 朝日似非紳士【「テロ予告受けていた」 奥参事官、生前に語る 】

 つまり、わが昨晩発の分析と警告は、当然のことだが、的中していたのである。
 最初から狙われていたのである。朝日新聞記者に語ったことを外務省の上部が知ら
ぬはずはない。だから、ナンバープレートを外す猿の浅知恵を授けていたのである。
 朝日新聞も「米英暫定占領当局(CPA)に派遣」への警告を発していない。全部
が戦犯なり。殺人者の手先なり。朝日新聞は、予定原稿を作って、殺害事件発生を待っ
ていたんじゃないのか。この似非紳士の薄汚さは、先刻、承知だが、それにしても、
汚い。不潔!

http://www.asahi.com/international/update/1201/010.html
「テロ予告受けていた」 奥参事官、生前に語る

 イラク北部のティクリート付近で11月29日に殺害された奥克彦参事官らは、名
指しに近い形でテロ攻撃の予告を受けていた。生前、奥氏が朝日新聞記者に対して語っ
た。 
 脅迫された時期や方法は明らかでないが、「米英暫定占領当局(CPA)に派遣さ
れている日本人外交官はテロの対象だ」という内容だったという。イラクを訪問した
岡本行夫・首相補佐官が11月5日の記者会見で、イラクに派遣が予定されている自
衛隊の安全確保に関連して「理論的には、イラクから完全撤退しない限り、日本も標
的になることを免れない」などと述べたことに関連して、奥氏が明らかにした。

 日本政府関係者でCPAとの連絡調整にあたっていたのは、奥氏をはじめ、一緒に
殺害された井ノ上正盛3等書記官ら計3人だったという。奥氏は「3人しかいないの
で、事実上テロの標的として名指しされているのと変わりがない」と話していた。

(12/01 18:12) 
---------- 引用ここまで ----------

 朝日新聞の取材力として評価すべきなのか、それとも、密着、御用記者多数のせい
と皮肉るべきなのか、かなり詳しい。
 
 以下のように、「批判もあったが、小泉首相が問題ないと決断した」とする記事も
ある。日本における直接の真犯人のボス、最高責任者は、やはり、「婦女暴行逮捕歴・
ロンドン留学逃げ隠れ」の経歴の小泉なのである。背後には、その弱点を握って、気
儘に操縦する「御主人様」が控えている。
 
---------- 引用ここから ----------
http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/konmei/031201.html
上:説明なき対米傾斜政策

 亡くなった2人は、バグダッド陥落後の4月、日本政府から真っ先に米復興人道支
援室(ORHA)に派遣され、日本の復興支援策の主軸として活躍した。当時、米政
府の一機関にすぎなかったORHAへの人員派遣は「占領行政に加担する懸念がある」
との批判もあったが、小泉首相が問題ないと決断した。

 今年3月のイラク戦争開戦以来、米国を一貫して支持してきた政府は、今後4年間
で総額50億ドルの資金と、自衛隊派遣という「カネとヒト」の支援を、「対米支援
の両輪」(外務省幹部)として準備してきた。しかし、自衛隊のイラク派遣は、その
「大義」をめぐって揺れ続けた。

 自民党の安倍晋三幹事長は11月28日、「国際社会の中で我々は責任を果たす。
この地域の平和と安定はわが国の国益だ」と講演で強調した。その前日、加藤紘一元
幹事長はCS放送で「(イラク戦争で)日本は米国に同調したが、大量破壊兵器はな
かった。犠牲者が出た場合、どういう大義で遺族に説明できるか、難しい」と述べた。

■   ■

 首相や与党が恐れてきたのは、自衛官に犠牲者が出た場合の世論の反応だ。来年夏
に参院選を控え、「いくら選挙準備をしても、犠牲者が出れば全部吹っ飛んでしまう」
と自民党幹部。 

 首相官邸は、これまでの国連平和維持活動(PKO)による自衛隊派遣で欠かさな
かった閣議での「準備指示」を避け、防衛庁に「独自の準備」を求めた。「テロとの
戦い」を大義に説く首相や福田官房長官は、いつどんな形で自衛隊を送るつもりなの
か。「当事者の我々にさえ、驚くほど何のアナウンスもない」と防衛庁幹部は憤る。
[中略] 
 カンボジアPKO当時、郵政相だった小泉首相は「PKO協力法の国会審議では、
血を流してまで国際貢献しろ、という議論はなかった」と宮沢首相の決断を批判した。
その首相が今、正面からの議論を避け続けている。

 政府に「安全確保への配慮」を義務づけたイラク復興支援特措法が想定したイラク
の現状は、7月の制定当時から大きく変貌(へんぼう)した。その現実に目を向けず、
「対米配慮」だけで自衛隊派遣を急ぐなら、今回の悲劇が繰り返されかねない。(佐
古浩敏) 

(朝日新聞2003年12月01日朝刊紙面)
---------- 引用ここまで ----------

 これ以上の資料紹介は、煩雑を極まるから、割愛する。ひとつだけ紹介すると、以
下は、アラブ語の電網宝庫記事の紹介の投稿である。これが事件発生当日の阿修羅戦
争43掲示板に出現していたのである。イラクにおける事態の進行状況については、被
害者のアラブ人が一番、核心に触れていると、私は、考えている。

---------- 引用ここから ----------
トルコ情報:イスラエルが、モスルの油田地域を購入 <Al-Ahram>
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/709.html
投稿者 草の根 日時 2003 年 11 月 30 日 08:41:21:PfNx5sWzYkpAE

http://www.ahram.org.eg/Index.asp?CurFN=repo4.htm&DID=7955

この情報は以前から流れていたが、最初にこの問題を取り扱ったのは、アシュカム新
聞で、「トルコの情報機関の報告は、複数のイスラエル人がイラクのモスル地域の石
油が豊富な土地をクルド人から買っていることを示している」と報じた。この報告書
はトルコ外相に提出された。外相は、特にこの件がトルコ、及び近隣地域に与える影
響度の調査を求めた。

広く読まれているジュンホーリヤト紙は一面に「イスラエルは産油地帯を所有-第二
のイラク占領」との見出しで次のように報じた。イラクのアメリカ当局は複数のイス
ラエル企業に土地所有の許可を発行した。

トルコにとって最大の憂慮は、クルドが独立を求めるイラク北部のクルド自治区と、
イスラエルが結びつくことだ。
---------- 引用ここまで ----------

以上の記事に含まれる鍵言葉、イスラエル、油田、トルコ、クルド、アメリカ企業、
イスラエル企業、土地所有、イラク北部、これに既報の「韓国」「米企業の下請け」
「送電線」、その他を組み合わせれば、「人道支援」を名目として、何が行われてい
るのかは、最早、自明の理である。

クルド地区は、最初に、ラムズフェルドの友人、ガーナーが、根拠地を求めた場所で
ある。クルド人は独立を求めており、アメリカの「友人」も多い。

サダム・フセインの故地、ティクリットに近いことが、アメリカ・イスラエルにとっ
ては「難点」であるが、ここに新たな兵站基地を設け、パイプラインを敷き、石油資
源強奪の「藷施設」(人道的?)を築くのだとすれば、イラク人の抵抗、破壊活動は
必至だし、すでに各所でパイプラインの爆破が行われている。これは、双方ともに、
戦争行為の一環なのである。内戦への転化の可能性も高い。

 私は、この状況を、かねがね、推察していたから、即座に先にも触れた以下の投稿
をしたのである。

---------- 引用ここから ----------
朝日【ORHA派遣の第1陣】米国防総省の犬の犬としての犬死なり。
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/766.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 30 日 19:23:46:CjMHiEP28ibKM
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 以下、再び、2つのアラブ情報である。これで「決まり」である。

1)・・・・・・・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
血なまぐさい事件に隠れて静かに進行
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/1195.html
投稿者 草の根 日時 2003 年 12 月 03 日 18:14:29:PfNx5sWzYkpAE
(回答先: 最も貴重な最新情報に感謝。イスラエル電撃作戦の下準備に韓日西下請け
連合 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 12 月 03 日 15:39:10)

スンニトライアングルを中心とする流血事件の陰に隠れて、クルディスタンではイス
ラエルの陰謀が静かに進行しているようですね。アラビア系のメディアでは毎日のよ
うに報道されています。
それにしても日本の大手メディアというのは、腰抜けなのか、問題意識が欠落してい
るのか、愚民政策なのか、全く役に立ちませんね。
アラビア系の新聞を読むと、ユダヤ人は相当イラクに浸透しているという報告や論文
があります。イスラエルの狙いは何なのか?イラク北部の石油をパイプラインを引い
てイスラエルに運ぶ、パレスチナ人をイラクに追放する、、、? クルド人との関係
はどうなっているのでしょうか? 色々と密約があるようなのですが内容は分かりま
せん。
---------- 引用ここまで ----------

2)・・・・・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
イラク北部にユダヤ人用プレハブ建設 <IslamMemo>
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/1172.html
投稿者 草の根 日時 2003 年 12 月 03 日 13:31:15:PfNx5sWzYkpAE

http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IdNews=18853

イラク北部の情報筋はカタルの「アル−バヤーン」紙に、「アメリカはプレハブハウ
スのシオニスト複数企業と協力してイラク北部のクルド人地域にプレハブを建設し始
めた。これらの建築はクルド人のユダヤ人(15万人)がイスラエルや他の場所から
イラク北部に帰還しやすくする為の措置。
この予算は1500万ドル。
アメリカはシオニストと協力して、来年初頭から到着が見込まれる帰還移民の保護の
ために専門の軍事部隊を編成した。同部隊の指揮官はイスラエル人。実際に11月中
に同部隊専用の全ての兵器がイスラエルからイラクに到着した。」と語った。
---------- 引用ここまで ----------

「プレハブ」は旧「バラック」(barrack)なり。訳語は「兵舎」である。イスラエル
の「キブツ」同様の屯田兵の宿舎が林立するのである。この有様は、旧「満州」(中
国人は偽満「ウェイマン」と呼ぶ)の関東軍を想わせる。満州国は、中国大陸侵略の
前進基地だった。だから、「私は、「国連加盟国のイスラエル」を「偽イスラエル」
と呼ぶのである。

 周囲を「守る」陣地の建設には、日韓連合の「生コン」軍団が出動するのかもしれ
ない。私は、つい先頃、「われら生コン労働者」という題の日韓の協力によるヴィデ
オ上映会に参加したばかりである。

 日韓両国ににまたがるゼネコン巨大企業、太平洋セメントは、日本の小野田セメン
トの後進であり、小野田セメントは、朝鮮、満州、中国の侵略の過程で、巨大化した
戦略企業であった。

わが亡父は、浅野セメント(現・日本セメント)の技師として、北支那開発公社に出
向し、わが一家は、単身赴任の父親の後を追って、戦争中、北京に住み、そこで敗戦
を迎えたのである。

 引き揚げの際には、自分たちの手で持てる荷物だけ、米軍の軍艦で九州の港に着き、
上下を破いた袋を被せられ、米兵からDDTを散布され、貰えたのは、1人当たり、新円
の千円札が1枚だけだった。

 これが、わが家の58年前の「敗戦処理」であった。歴史は繰り返すか、否か。それ
とも、宇宙の歴史の中では知られる限りで最も残虐な群生動物、裸の猿の一族は死に
絶えて、歴史を閉じるか、否か。
 
 なお、以上のようなイラクにおける「人道支援」事業計画の実態について、外務省
報道課は、「承知していない」の返答を繰り返すのみである。誰が金を出すのか!

 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
==============================
『亜空間通信』701号(2003/12/01)
【「邦人・外交官・殺害・テロ」連呼、似非紳士朝日が典型の日本中心は不気味な意
味論の思想戦争】
 
 昨日(2003/11/30)の事件発生以来、「血に飢えた商業」テレヴィも新聞も、国営放
送のNHKも、「邦人・外交官・殺害・テロ」の連呼、連呼で、ここぞとばかりに、競
い合って、せっせ、せっせと、マス「ゴミ」商売に励んでいる。いつもながらのこと
ではあるが、実に、おぞましい光景である。
 
 似非紳士朝日新聞(200.12.01)の1面には、真っ黒の横長の四角の地紋に、ゴッシク
文字を白抜きの横大見出しで、邦人 2外交官 殺害」ときたもんだ。ああ、もう、昨
晩から寝付きの悪い夢枕の予想通りに、決まってる、醜くも、見事に決まってる、あ
あ。
 
「昭和天皇 崩御」「アメリカ 同時多発テロ」の時と、まったく同じ光景である。典
型的な「言葉」による世論誘導である。
 
 私は、この種の光景に遭遇すると、かつて、報知新聞の印刷部門出身の労働組合の
書記長から、「これが一番目立つ」と教えられたことを想い出す。「巨人!」とかの
野球の勝敗ぐらいのことなら、まだしものこと、これが政治や軍事に使われると、死
体の山が築かれる。

 この状況を、私は、「戦争行為」として分類する。具体的に規定すると、「思想戦
争」でもあり、「意味論の戦争」または「言葉の意味の戦争」(Semantics War)であ
る。「邦人」「外交官」「殺害」「テロ」のすべてに特殊な意味があり、その使い方
ひとつで、「思想戦争」の勝敗の行方が決まる。「丸腰」などと形容する報道例もあっ
たが、これも思想戦争である。
 
「丸腰」の「邦人」の「外交官」を「殺害」した「テロ」は、許し難い「蛮行」なり
という世論誘導の戦列が、今まさに、ああ、日本列島のド真ん中で、ああ、堂々の喇
叭、吹き、吹き、進撃中なのである。
 
 しかしまず、言葉の上で正確を期すと、「外交官」という言葉は今、日本の法律上
は存在しない。かつては「外交官試験」と通称される国家試験の制度があったが、今
は、ない。だから、通称としても、正確な表現は「外務省職員」だけである。

 他の官庁の高級官僚と呼ばれる連中と同じく、「国家一種」と略称される国家試験
に合格するか、外務省が独自に実施する外務専門職試験に合格すれば、外務省の職員
になり、その後、内部の試験を通れば、職務上、国際的にはウィーン条約に基づく
「外交官」(Diplomat)としての処遇を受けることが可能な職務に着くことが出来るだ
けのことである。
 
 11月30日に死亡が報道された2人、奥克彦・在英大使館参事官(45)、井ノ上正盛・
在イラク大使館3等書記官(30)の内、奥は、旧制度の通称「外交官試験」(外務上
級試験)に合格している。井ノ上は、外務専門職に合格している。「国家一種」と通
称される試験でも良いらしいが、話しは面倒なので、省く。
 
 ともかく、内情はどうあれ、世間一般には、「外交官」という職業が、かなりの高
度の「エリート」として理解されている。
 
 ところが、今回、2人が乗っていた車は、外交官専用のナンバープレートどころか、
普通のナンバープレートを外していたのだそうである。それで、「邦人」とか「外交
官」とかが、分かるわけはない。
 
 もしも、分かっていたとすれば、かなり前から目を付けられ狙われていたことにな
る。しかも、その逆に、外務省筋も、そのことを気遣ったからこそ、ナンバープレー
トを外して、社内に隠していたのに違いない。
 
 彼らは、昔の戦時国際法から見れば、彼等がジュネーヴ条約などの保護を受ける資
格のない「スパイ」の役割を果たしていたのである。国際的にも「外交官」としての
処遇を受けることが可能な状況ではない。
 
「意味論の戦争」については、以下で簡略に記したばかりである。

---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/?altmedka/turedure-03-1020.html
随時追加「編集長日記風」 木村愛二の生活と意見 2003年10月分
2003年10月19日(日) 新著発行で3時間講演決定の新局面を前に「まだ生まれてない」
アラブ人哲学者には「負けた!」
[中略]
http://www.jca.apc.org/?altmedka/turedure-03-1106.html
随時追加「編集長日記風」 木村愛二の生活と意見 2003年11月分
2003年11月6日(木) 78歳マハティール「ユダヤ人が世界支配」発言紛糾し激動の半月
の間にアラブ語の歌も覚えたわがイスラム体験の躍動
[中略]
 このアラブ人の哲学者に関しては、後に詳しく記すが、ともかく、彼は、私と同様
に、生死を超越した哲学を体得しているのである。
[中略] 
 先に記した12月19日の講演では、冒頭に、このアラブ人の哲学者との遭遇体験をま
ず語り、大きな歴史的視野からの話しをする予定である。
[中略]
 このアラブ人哲学者の名前は、名刺から正確を期して写すと、ローマ字綴りで、
Mahdi ELMANDJRAである。発音は、カタカナで書くと、マフディ・エルマンドジュラ
で良いらしい。1933年生まれで現在は70歳、私より4歳年上である。会話の言語は英
語である。
 
 二次会の懇親の場で、私は、エルマンドジュラの隣に座り、1枚のA3判の紙片を示
した。上記の12月19日の講演の冒頭で歌う予定で鋭意練習中のアラブ語の歌のアラブ
文字による歌詞である。彼は即座に頷いて、これは廃墟(Ruin)という有名な歌だ」と
言い、私と一緒に最初の部分を歌った。
 
 これでもう、バッチリ、親友になれた。続いて私は、当日の集会の重要な鍵言葉、
「意味論の戦争」(Semantics War)を持ち出し、「意味論の戦争」なら、「ジェノサ
イド(Genocide、大量虐殺)、ホロコースト、ショアが、最も重要ではないか」と切
り込んだ。彼は「わが意を得たり」とばかりに大きく頷いた。
 [後略]
 ---------- 引用ここまで ----------
 
 ホロコーストは大嘘である。911事件を「テロ」と称するのも大嘘である。嘘だら
けの上に、またもや、厚化粧が重なる。ああ、不気味、「化け猫の乱舞」である。
 
「丸腰」「邦人」「外交官」「殺害」「テロ」も、基本的には大嘘である。許し難い
「蛮行」として非難されるべきは、米英軍の行為であり、それを支持し続けた日本政
府、または、日本国の首相には、知る人ぞ知る「婦女暴行逮捕歴」があるのである。

 非常に重要な時点なので、以下を再度、紹介する。

---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/?altmedka/2003aku/aku671.html
http://www.jca.apc.org/?altmedka/2003aku/aku671.html
『亜空間通信』671号(2003/09/29)
【小泉首相の婦女暴行醜聞は英米に筒抜け1年半前ゲンダイ記事で知らぬは日本国民
ばかりなり】
[中略]
  こげな下品な、わが趣味には、まったく合わぬ話であっても、時局柄、知ってし
まった以上、隠して置くべきでないと無理に心を括って、以下の通信を発行した。
 
 阿修羅戦争39掲示板への投稿もした。

---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/?altmedka/2003aku/aku670.html
http://www.asyura.com/0310/war39/msg/377.html
『亜空間通信』670号(2003/09/28)
【犯歴で著名のブッシュが最も好きな友人の小泉も森と早慶戦の仲で留学の裏に婦女
暴行疑惑記事】
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

同時に、ことの性質上、阿修羅空耳29掲示板にも、以下のごとく、その投稿を知らせ
た。

---------- 引用ここから ----------
空耳にも、お知らせします:小泉も森と早慶戦の仲で留学の裏に婦女暴行疑惑記事
http://www.asyura.com/0310/bd29/msg/274.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 9 月 28 日 21:27:43:CjMHiEP28ibKM
阿修羅全部検索、「留学、婦女暴行に該当するページが見つかりませんでした」ので、
以下、空耳にも、お知らせします。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 すると早速、本日午後、以下のフォローが出現した。
 
---------- 引用ここから ---------- 
Re: ニッカンゲンダイでNYC大学のツルミ教授が言及してました
http://www.asyura.com/0310/bd29/msg/286.html
投稿者 初心者A 日時 2003 年 9 月 29 日 15:20:56:tYQDr2fFmTZG6
(回答先: 空耳にも、お知らせします:小泉も森と早慶戦の仲で留学の裏に婦女暴行
疑惑記事 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 9 月 28 日 21:27:43)
【ニッポンを斬る】 2002年6月13日 掲載 より
歪んだ日本の情報公開
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 江戸川柳には、「知らぬは亭主ばかりなり」とあるが、この「ニッカンゲンダイ」
記事には、それを「国民」に知らせない日本の大手メディアの「及び腰」への批判も
あり、しかも、この情報、「小泉首相の暗い影」を「英米の諜報機関は握っている」
という指摘までがなされているのである。

 こうなると、これは、「知らぬは日本国民ばかりなり」の大事件、いや、超々重要
な下品事件である。なお、「NYC大学のツルミ教授」とは、「ニューヨーク市立大学
教授の霍見芳浩」のことである。私は、彼の文章を今から9年前の拙著『電波メディ
アの神話』に引いている。
 
 それはさておき、まず先に、電網公開されている「ニッカンゲンダイ」記事の該当
を紹介する。
 
---------- 引用ここから ---------- 
http://gendai.net/contents.asp?c=022&id=135
【ニッポンを斬る】 
2002年6月13日 掲載
歪んだ日本の情報公開
[
 小泉首相は、[中略]「何が有事か」を独断する与党政治屋や官僚に対する国民やメ
ディアの批判を封じるために個人情報保護法の成立を小泉自民党は急いでいる。ネッ
ト時代に個人のプライバシー保護に不備な点があれば、医療情報の守秘など個別の限
定法で済む。 
 個人情報保護法のない今でさえ、ふらちな政治屋と行政や司法官僚、そして企業首
脳の悪行を天下にさらしてけん制するのは難しい。内部告発者を保護する法律もなく、
政府や各団体の情報公開法も骨抜きにされている。裁判官や検察官は法律を曲げてで
も権力者をかばう。 
 小泉首相の後見人が森「神の国」喜朗前首相だが、ある雑誌が同氏が大学生時代に
買春で逮捕された動かぬ証拠を公表した。すると、森氏は司法官僚と共謀して、この
雑誌を訴え、東京地裁は森氏に偽証を許して、同氏の勝ちとした。また、森「オット
セイ」氏の弟子の小泉首相の暗い影を英米の諜報機関は握っている。同首相の「ロン
ドン遊学」の真相は、ある女性に対するハレンチ行為が警察ざたになるのを恐れて、
父親の防衛庁長官(当時)が英国にほとぼりがさめるまでと逃がしたものらしい。し
かし、日本のメディアはこの真相追及はしない。今、こんな及び腰のメディアをも封
じ込めるのが個人情報保護法である。[中略]
(ニューヨーク市立大教授)
---------- 引用ここまで ----------

 私は、9年前の拙著『電波メディアの神話』の105-106頁で、以下のごとく、この
「ニューヨーク市立大学教授」の霍見芳浩の『週刊現代』(94・4・16)記事を引い
ていた。
 
---------- 引用ここから ----------
[前略]タイトルの「細川首相と小沢新生党代表幹事は国賊だ」は編集部がつけたもの
だろうが、内容とのくいちがいはない。執筆者はニューヨーク市立大学教授の霍見芳
浩である。以下、大手メディアの鼻をあかしてくれたこともふくめて、いささか胸の
すく思いがする文章のごくごく一部のみを紹介しておこう。
「今回の日本降伏を仕組んだ確信犯は、政府の公職にもついていない新生党代表幹事
の小沢一郎氏と大蔵省の斉藤次郎次官の二人だった。(中略)(両通信協定締結)当
時の竹下登首相と小沢一郎副官房長官が米国の言うとおりに自らの保身、政権維持の
目的で日本の通信市場を米国に売り渡していた。(中略)カンター氏(米通商交渉部
代表)はモ社提訴で小沢氏を揺すぶれば、87年と89年の国家主権売り渡しの旧悪露顕
を恐れて、もみ消しのために『モ社決着』に走ると読んだのだった」
「小沢氏は米国に対しては借りてきた猫のように柔順だが」、それもそのはず、わる
はわるでも相手の方がうわてだ。カンターの「米政界裏街道での仇名は『三百代言』
(シャイスター)、『ユスリ屋』(バックマン)、『ゴロツキ』(サグ)」ときたも
のだ。その後の事態は以上のような「インチキ弁護士」カンターの「読み」どおりに
進行している。[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 霍見芳浩は、このように、アメリカの内部事情には非常に詳しいのである。私は、
この記事の次に、これと関連付けて、208-209頁で、以下の(エコノミスト93・9・
14)記事を紹介した。

---------- 引用ここから ----------
[前略]CIAなどの諜報機関と日本の関係についての情報の中で、もっとも注目すべ
きなのは「市場開放/米国の切り札は政治家のスキャンダル?」(エコノミスト93・
9・14)であろう。筆者はワシントン在住の日本人、国際コミュニケーション研究所
所長の浜田和幸である。浜田は、アメリカのトップは日本の市場開放につよい自信を
しめしているとし、つぎのようにリポートする。
「この自信の裏には、アメリカの諜報機関や司法当局が徹底的に調べあげた日本の政
治家の暗部に関する情報の蓄積がある。今日までアメリカは日本の与野党を問わず主
たる政治家の行動をあらゆる方法でモニターし、三〇分おきにワシントンに送り続け
ている。その情報力は日本の検察当局がどうころんでも太刀打ちできない。これらの
情報があれば、いくら日本の政治家が内政干渉と反発しようと一蹴できると踏んでい
るのである」。[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 このエコノミスト記事の筆者、浜田和幸とは、今年、日本国内の会合で会った。霍
見芳浩と浜田和幸は、アメリカで会っているであろう。この2人の文章を合わせて読
むと、小泉は、首相になる以前から、英米、そして当然のことながら、醜聞を握って
脅迫するのが常套手段の極右イスラエルの秘密情報機関、モサドにも、婦女暴行、逮
捕の裏経歴の醜聞を握られているのである。もちろん、ブッシュも知っているに決まっ
ている。
 ああ、麗しき米日首脳の友情なるかな。ああ、「知らぬは国民ばかりなり」の恐怖
の暗闇の深さよ!

---------- 引用ここまで ----------

 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
==============================
『亜空間通信』700号(2003/11/30)
【緊急転載:自称日本国情報局総裁としてド素人の外務省に警告:イラクでの活動を
列挙点検せよ!】
 
 本日(2003/11/30)は、別に特殊な日ではないのだが、偶々、月末の日曜日である。
 
 一昨日(2003/11/28)の金曜日に、本通信の699号を発信したので、土曜日の1日は休
みにして、本日発信すると、11月末の区切りに、700号目を発行することになる。何
も、700号記念などと、力むほどのことはないが、少しは、現時点を踏まえた感慨を
書き留めて置きたい。何となく原理的なことを確認したくなっているのである。

 と、ここまで、昨晩(2003/11/29)遅くまで掛かって、予定原稿を作って置いたとこ
ろへ、本日(2003/11/30)早朝、以下のように私が批判する事態の発生が報じられた。
 
---------- 引用ここから ----------
真犯人は「国連」を強調しなかった日本の体制・反体制の相互間抜け連合なり。
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/732.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 30 日 11:13:23:CjMHiEP28ibKM
(回答先: 外務省職員2人殺害 イラク・ティクリート付近で襲撃 (朝日新聞) 投稿
者 竹中半兵衛 日時 2003 年 11 月 30 日 10:14:46)
 この殺人事件の真犯人は「国連」を強調しなかった日本の体制・反体制の相互間抜
け連合なり。
 現実的な対処ができない連中には、呆れかえる。
 私は、すでに4月7日には、「米英軍の敗北を見切り」、基本的に国連主導を主張せ
よと、わが国際政策を発表した。
「派兵」か「派遣」かの吟味もせずに、相変わらず、ただ「反対」するばかりの自称
平和主義者にも、責任がある。
---------- 引用ここまで ----------

ということで、準備した予定原稿は後回しにし、その後の情報収集の分析結果をまと
めた以下の緊急投稿の方を、優先して転載する。

---------- 引用ここから ----------
自称日本国情報局総裁としてド素人の外務省に警告:イラクでの活動を列挙点検せよ!
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/774.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 30 日 21:23:30:CjMHiEP28ibKM
 自称日本国情報局総裁としてド素人の外務省に警告:イラクでの活動を列挙点検せ
よ!

 スペイン人がイラクで殺された最初は軍情報部員の武官だったと記憶する。その後
も、同じ傾向が続いている。スペインの軍人や情報部員が、それが分かるような身な
りをしていたはずがない。

 以下の投稿の似非紳士朝日新聞の記事を再録するが、少しは役に立つ。

 殺された両名は、「米国防総省の復興人道支援室(ORHA」の要員時代からマー
クされ、CIAと直結する日本軍の「へまな」秘密情報部員と疑われていた、と想定す
べきである。

 (他紙などの)新聞報道を点検すると、乗っていた車は、外交官とか日本人とかが
分からないようにしていたらしい。

 まったくもって、ド素人の猿の浅知恵と言うしかない。

---------- (この投稿の中での)引用ここから ----------
朝日【ORHA派遣の第1陣】米国防総省の犬の犬としての犬死なり。
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/766.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 30 日 19:23:46:CjMHiEP28ibKM

朝日【ORHA派遣の第1陣 殺害された奥さんと井ノ上さん 】米国防総省の犬死
なり。

「米国防総省の復興人道支援室」、つまりアメリカの犬の犬として派遣されたのであ
れば、なおさらのこと、「犬死」である。

http://www.asahi.com/international/update/1130/004.html

ORHA派遣の第1陣 殺害された奥さんと井ノ上さん

奥克彦参事官
井ノ上正盛三等書記官
 イラク北部のティクリートで殺害された奥克彦さんと井ノ上正盛さんは、イラク戦
後統治の民生部門を担当する米国防総省の復興人道支援室(ORHA)への要員派遣
の第1陣として、4月にイラクに派遣され、ORHAが暫定占領当局(CPA)に衣
替えした後は、バグダッドの日本人大使館とCPAの連絡調整などにあたっていた。

 奥さんは81年入省。大臣官房会計課首席事務官や経済局国際経済第1課長、総合
政策局国連政策課長などを歴任。在英大使館の参事官としてORHAに派遣された。
井ノ上さんは96年入省。シリアでアラビア語を学び、チュニジアやヨルダンの日本
大使館に勤務した。 

 奥さんはORHAやCPAでアメリカや他の参加国との連絡調整を担当。井ノ上さ
んはアラビア語の専門家として奥さんの通訳を担当していた。

 奥さんは早大在学中はラグビー部に在籍し、留学先の英オックスフォード大でもラ
グビーで活躍していた。省内でも人望もあつかったという。

 外務省のホームページで「イラク便り」という連載を執筆しており、4月末にクウ
ェートから陸路、バグダッド入りした模様や現地の人たちの生活ぶり、復興支援活動
の内容などを紹介していた。

(11/30 11:59) 
---------- (この投稿の中での)引用ここまで ----------

以上で投稿の転載は終わり。

 以上を緊急に亜空間通信として広く配布する。
 
 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長


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