1364.右翼、左翼の分類



自称左翼の神楽坂です。

 私なりの右翼、左翼の分類を述べます。
 外国では右翼と左翼は座標軸をはさんだ関係にありますが、日本
では少し事情が違います。
 日本においては右翼と左翼は時計の文字盤のようなものです。
たとえれば、右翼は文字盤の「1」、左翼は文字盤の「11」に
あたり一般国民は文字盤の「6」になります。
 「6」からみれば「1」も「11」も遠くまた両極に見えますが
、実のところ「12」をはさんでかなり近いのです。

 では右翼と左翼の類似点を挙げます。
・国民の全てが平等であるべき(2.26事件の将校たちは国民の
                貧困に憤っていました)
・外国からの干渉を嫌う(右翼も左翼も外国勢力の力は借りません
               ニセモノはいますが)

 では右翼と左翼の相違点を挙げます。
・右翼
 天皇制(神道)を支持し、宗教に寛容。
 難しい事象は神に委ね、人間に決定権はないと考える。
 その根本は、人間の理性を信じない「性悪説」。
・左翼
 天皇制を否定し、宗教不信。
 全ての事象は人間が解決すべきであるし、できると考える。
 その根本は、人間の理性を過信した「性善説」。

 日本の政治政党には右翼も左翼も存在しません。
 右派(米国依存)や左派(中ソ依存)は存在しますが。

 右翼の政治団体は存在します。
 左翼の政治団体は存在しないか、存在が難しいです。理由は左翼
では個人個人が理性的に独立しているため、共同体を結成しにくい
からです。

 私は以上のように考え、Fさんの分類には疑念を抱きます。
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(Fのコメント)
神楽坂さん、ありがとう。左右の分類軸は分かりやすい必要があり
ますが、共産主義思想が無くなってみると、今一、神楽坂流分類で
も分かりずらい。自立性と依存性で分けた方がいいと思う。

左右はイデオロギー的にではなく、思想上で分類するべきである。
今の日本には神楽坂流の左はいない(共産党も天皇制を肯定)なら
分類自体が無意味である。そのため、新しい軸を作り再分類するべ
きであると思うがどうか。
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汚い言葉遣いで国際戦略に申し訳ない

政局も最終局面に差し掛かり、自民党も主流派も非主流派も最後の
せめぎあいに苦慮している様だが、非主流派も民主党も余り心配は
要らないように思う。

「何故か」過去の総理は全て退任の時は、小学生でないが修学旅行
をしている。今回もこの貴重な時に「イラク問題、自衛隊派遣、
経済の動向」なるほど株価は驚くほどの上昇。これは政治の力では
ない、小泉総理は驚いているのでは何もしないのに「何故」わしの
力は??思っているはず。

これは経済相場師も不思議に思っている筈。世界的な相場師が世界
の株を操作している事は、たしか成功するかは資金の問題。とりあ
えず当分は成功するだろう「頑張っている」頑張りぬいた「後」の
事だと思う。
案外小泉は情報を知り得ているかも「ブッシュ」の知らせで小泉
自民党は今回で終わり世界旅行が其の証拠だ。
そこで非主流派と言われる人達、「民主党」。世界経済は信用出来
ない状態に成っているだが、それに協力して成功に導く事が政治の
力と、小泉はそれは出来ない。

なぜか経済「おんち」甚だしい過去の行いが物語っている、
これは一国民のバカバカしい空想になる事を願っておこう
  国際戦略の諸先生のお考えをお願い。

 08.21.pm8.45.阪本 潔 ks_kiyo4@yahoo.co.jo
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(Fのコメント)
日本の経済は、e−JAPAN戦略で復活した。その成果がデジタ
ル・カメラ、DVDレコーダー、自動車、カメラ付き携帯電話など
である。液晶テレビ、PDPテレビ?など日本しか出来ない分野の
製品が出来てきたことによる。経済は復活した。そのため、株価も
戻り始めている。実体経済の建築現場も、特に東京で動いている。
特にリニューアルやコンバージョン(ビル用途変更)が多くなって
いる。

しかし、ソフト業界はよくないようだ。PCで今まで大型機計算機
でしていたことができることと、ドット・ネットなどのように簡単
にオンラインシステムの開発ができる環境の整備されて、企業の社
員が直にソフトを作成することが多くなっているし、パッケージソ
フト、エクセル、アクセスで間に合わせている。このため、ソフト
会社の倒産が増えるような気がする。

日本経済の強みは石油やダイヤモンドに依存していない。このため
、世界的な権力闘争にも巻き込まれていない。日本に産業構造が似
ている韓国のGDPが日本製品に世界で負けて下げている。日本の
実力が韓国を圧倒し始めた証拠でもある。

このような日本が経済的に一部復活してきているのに、なぜ公共事
業を増やさねばならないのか、非常におかしいことを抵抗勢力は言
っている。それを応援する坂本さんの論にも反対である。

小泉さんと民主党の管さんの主張は似ているので、総選挙はどうな
るか、分からないが、自民党では小泉さんしかいない。
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件名:亡国の足音が聞こえる  

タガの外れた最近の世相と国情を憂う・規範と気風の喪失が国を滅
ぼす

核家族の破綻と崩壊の象徴

 古典落語の名作に「子別れ」というのがある。大工の亭主が花街
の女の色香に迷った揚げ句、連れ添った女房子供を離縁するが、案
の定、堅気の生活になじめぬ商売女は出奔、亭主は心を入れ替えて
仕事に励むが、身から出た錆(さび)で女房子供に今さら帰って来
てくれとも言えず、一方の女房も一度は別れた亭主の身を案じなが
らも女の意地で、自分の方から縒(よ)りを戻したいなどとは口が
裂けても言えない。そんな夫婦に人情の機微を先刻承知のませた悴
(せがれ)が機転を利かして鰻屋(うなぎや)で双親に夫婦の縒り
を取り戻させる。

 「子別れ」どころか「子は鎹(かすがい)」というめでたしめで
たしの落ちで、名人円朝以来今日まで、聞く人の心を打たずには
おかない人情噺(ばなし)だが、夫婦の縒りを戻させたこの悴の年
が十一歳。それにひきかえ、四つの坊やを屋根から突き落として殺
した長崎の十二歳の少年とその両親の索漠とした親子関係、家庭環
境は何とも救いようがなく、とても人情噺にはなり得ない。なると
してもそれは怪談でしかあり得ないだろう。

 かつての「酒鬼薔薇」事件といい、最近の小六少女四人組監禁事
件といい、これはもう社会事情や学校教育を云々(うんぬん)する
前に何よりも家庭環境の問題であり、少なくとも今日、家庭の大多
数を占める核家族の破綻(はたん)と崩壊の象徴か、でなければ予
兆というほかない。

 筆者は、浮き世のしがらみをすべて権利と義務で割り切ろうとす
る法万能の近代主義者ではさらさらないが、十歩譲って現行民法で
も、未成年者は父母の「親権」に服し、親権を行う者は子の監護と
教育を行う権利と義務を併せ持つと言っている。これを要するに、
親は子に言うことを聞かせる権利を持ち、その代わり、子供に保護
と躾(しつけ)を施す義務を持つということだ。そういう至極当然
の世間の常識が、戦後の民主主義、個人主義、人権思想の生半可な
受容と頑(かたく)なな主張の前にぐしゃぐしゃに崩れ、人も世も
タガが外れてしまっているのだ。

大学までも幼稚園・保育園化

 家庭がそうなら学校もそうである。小中学校の学級崩壊(それは
小中学校の幼稚園・保育園化と言い換えてもよい)が言われだして
から既に久しいが、崩壊の波は今や高等学校を越えて大学にまで押
し寄せている。私の勤務先のような地方大学でも、先日の教授会で
若い教員が教室での「恐怖の体験」を交々(こもごも)に語ってい
た。一人は学生に遅刻を注意したら、物も言わず拳(こぶし)を握
りしめ、形相ものすごく教壇に迫って来られたとか、別の一人は英
語の時間にもっと大きな声でと注意したところ、「うるせえ、この
野郎」と怒鳴られたとか。以前に某中学校で女教師が注意した生徒
にバタフライナイフで刺される事件があったが、その頃の中学生が
今、大学に、それもほとんど無試験同然で入学しつつある。大学教
師にはすべからく護身胴衣でも配るべきだろう。

 筆者のゼミでも、筆者が取り寄せて配ってやらなければ自分で
テキストの調達もできない始末。会社の課長や店長は部下の君らに
こんなことはしてくれないし、それだけでクビか昇進・昇給ストッ
プだぞと脅かしておいたが、親にも怒られたことがないから、ちょ
っと叱られるとカッと切れてしまい、親に何でもやってもらってき
たから自分では何もできない。大学生の幼児化、甘えも極まれり。
躾がないから、締まりもけじめもないのである。何が個性尊重、個
の確立なものか。

希薄化する連帯感や義務感

 こういう少年少女や学生が間もなく大人、社会人となり、この国
を担っていくとなれば、日本の将来は推して知るべしであろう。
現に、国民年金の掛け金納入率は60%台に落ちていると聞く。もち
ろん、それには徴収事務が地方自治体から中央の社会保険庁に移さ
れたことをはじめ、さまざまな原因があろうが、やはり何よりも、
若者や庶民の間に年金制度の先行きに対する不安を介して日本の将
来に対する漠たる不安が瀰漫(びまん)し、それを口実とする「日
本離れ」、国家国民としての連帯感や義務感の希薄化ないし喪失が
進みつつあることの表れと見るべきであろう。

 亡国は戦争や革命で起こるとは限らない。大人であれ子供であれ
、なべて国民にしゃんと居住まいを正させるような規範と気風の喪
失こそが、国を滅ぼす元になる。今こそ個人も家庭も学校も社会も
国も、それぞれにタガを締め直すべき秋である。
(千葉商科大学 高橋 正・世界日報)掲載許可済です。
Kenzo Yamaoka
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人間は、食べ物で作られる。ビタミン・ミネラル・酵素・ホルモンが
適量にバランス良く摂取されないと、馬鹿になる。
内藤 晃一

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