1341.2004年大統領選(3)− 三つの国の「衝撃と畏怖」



YS/2003.08.02


  2004年大統領選(3)− 三つの国の「衝撃と畏怖」


■ローブのコンピューターディスク

 2002年6月、ホワイトハウス裏のラファイエット広場民主党
の議会スタッフがコンピューター・ディスクを拾う。ローブ上級顧
問等がワシントン市内のホテルで共和党活動家に選挙戦略を説明し
た際、ホワイトハウスの実習生が持参、帰途に落としたもので、こ
のファイルの内容は全米メディアで一斉に報じられることになる。

 ローブ上級顧問名で作成された2002年中間選挙戦略「ザ・ス
トラテジック・ランドスケープ」には、テロとの戦いと経済を前面
に出すよう共和党候補者たちに促すと同時に、ブッシュ政権として
鉄鋼・石炭業界、農民、牧場経営者の支持をつなぎ止める必要性を
強調している。また成長分野としてラテンアメリカ系、ヒスパニッ
ク系、カトリック教徒、労働組合員などをあげ、改善分野としてア
フリカ系住民をあげている。拡大分野にあげられたビリーバー(信
者)の意味が非常に気になるところだ。

 ローブ側が意図的にリークした可能性も考えられるが、2000
年大統領選で石油・石炭業界がブッシュ陣営に献金した額は180
万ドル(2億1千万円)を超え、この内の78%は共和党や同党候
補に入ったと見られている。またブッシュ陣営は黒人票の9%、ヒ
スパニック票の35%しか獲得できなかったことを考えれば、この
ファイルの戦略も見逃すことができない。また、この戦略は大枠に
おいて2004年大統領選に向けた戦略に引き継がれているようだ。
このファイルの内容と最近のブッシュ政権の動向とを比較すれば興
味深い。

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▼鉄鋼セーフガード

2002年 3月 
国内鉄鋼産業を守るため、3年間の鉄鋼セーフガード(緊急輸入制
限)発動。
今秋の議会の中間選挙対策上、発動はやむをえない−ローブ上級顧
問
         
▼農場法

2002年 5月 
2007年までにわたり農産物への補助金を一気に67%も増額す
る農場法を大統領署名で発効。

▼大気浄化法緩和案

2002年 6月 
環境保護局(EPA)、大気浄化法緩和案を発表。「石炭・石油・
ガス業界への身売り行為」と批判(ニューヨーク州スピッツァ司法
長官)
  
2003年 6月 
コネティカット、マサチューセッツ、メーンの「北東部3州」が温
暖化防止のため二酸化炭素(CO2)排出規制策を実施するよう米
環境保護局(EPA)に求める訴訟同州の連邦地裁に提訴。

▼積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)

2003年 1月 
ブッシュ大統領が人種構成に配慮した入学選考を行ってきた米ミシ
ガン大の積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)を
批判する一方、積極的差別是正措置そのものの否定は避け少数民族
に配慮する姿勢も示す。共和党保守派は、人種を理由にした積極的
差別是正措置を明確に否定するよう大統領に求めたが、少数民族票
の離反を恐れるローブ上級顧問が反対した。

ライス大統領補佐官−優遇措置支持
パウエル長官−優遇措置是認

2003年 6月 
米連邦最高裁はミシガン大法科大学院の積極的差別是正措置(アフ
ァーマティブ・アクション)について、合憲とする決定を行う。
ブッシュ大統領は声明で「あらゆる人種、民族、経済層の教育機会
を均等にするための政策を継続する」という声明を発表し、最高裁
の判断を尊重する姿勢を表明した。

▼減税法案

2003年 2月 
ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツ米コロンビ
ア大教授、ポール・サミュエルソン米マサチューセッツ工科大教授
らノーベル経済学賞受賞者10人を含む、米国内の著名エコノミス
ト約450人が、ブッシュ大統領に対し、株式配当課税の撤廃など
を柱とする10年間で約6700億ドル規模の総合経済対策の撤回
を求める声明を発表した。

2003年 5月 
ブッシュ大統領は28日、今後10年間で総額3500億ドルに削
減された減税法案に署名し成立。
民主党は同法案を「金持ち優遇」と批判。共和党の一部も、財政赤
字拡大に懸念を表明。

▼中東和平

2003年 4月 
2005年までにパレスチナ国家樹立と紛争終結を目指すパレスチ
ナ新和平案(ロードマップ)発表。
  
2003年 5月 
中東三者会談。ローブ上級顧問同行。

▼アフリカ歴訪

2003年 7月 
ブッシュ大統領アフリカ歴訪(セネガル、南アフリカ、ボツワナ、
ウガンダ、ナイジェリア)。
アフリカへの積極関与はパウエル国務長官、ライス大統領補佐官の
二人の黒人高官とローブ上級顧問の要請により実現。西アフリカへ
の石油利権開拓と黒人票獲得の思惑が合致した結果、アフリカ歴訪
が実現。

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■ローブとハルマゲドン・ロビー

 いずれもブッシュ大統領が再選に大きく関わる問題であるが、ブ
ッシュ・パパの再選を阻んだ経済対策に重点がおかれており、減税
法案はその柱として位置付けられてきた。総額としては当初ブッシ
ュ大統領が求めていた規模の半分以下に圧縮されたものの、大統領
選を控えた2003年下半期から2004年の間では当初の153
6億ドル(約18兆円)から、2010億ドル(約24兆円)と逆
に膨らんでいる。

 大統領選に向けて一刻も早い経済再生をアピールしたいブッシュ
大統領の狙いとキリスト教右派のクリスチャン・コアリションや全
米ライフル協会(NRA)、全米独立企業連盟(NFIB)などの
右派系グラス・ルーツ団体を大同団結させた仕掛け人、グローバー
・ノーキスト全米税制改革協議会(ATR)代表が束ねる組織票と
も連動しているのである。

 ほとんど外に出ないローブ上級顧問が、ブッシュ大統領の中東訪
問に付き添ったのはキリスト教右派への配慮であろう。クリスチャ
ン・コアリションなどのキリスト教右派やユダヤ系の有力団体から
成るインターフェイス・シオニスト・リーダーシップ・サミットは、
ロードマップはイスラエルに破滅をもたらすとの公開書簡を発表す
るなど、再三にわたって警告を発しており、大量の組織票を抱える
「ハルマゲドン・ロビー」の意向を無視することなどできるはずが
ない。ロードマップの期限を2005年としたのも、イラク戦争直
後の早い時期の中東訪問も、すべてが2004年大統領選のローブ
上級顧問の緻密な票の計算に基づくものである。従って中東和平へ
の大統領関与はローブ上級顧問次第となっている。

■解体された鉄のトライアングル

 2002年3月、米環境保護局(EPA)の発電所などからの大
気汚染物質の排出規制を担当する部署のトップであるエリック・シ
ェーファー部長は、ホワイトハウスやエネルギー省の業界寄りの姿
勢を批判する手紙をホイットマンEPA長官に出し、辞任していた
ことが公表される。

 また2002年12月には、オニール財務長官、リンゼー大統領
補佐官が更迭されるが、二人はともに保護主義的な措置に懸念を示
し鉄鋼セーフガード発動に反対していた。この経済チームの入れ替
え人事にはローブ上級顧問が深く関与したとの噂は絶えない。政権
を去っていく人物の中にはかつて共に大統領選を戦ったメンバーの
名前もある。

 カール・ローブ(戦略担当)、カレン・ヒューズ(広報担当)、
ジョー・オルボー(事務局長)。2000年の大統領選でブッシュ
を支えた政策アドバイザーであり、選挙中には陣営の情報を絶対に
漏らさず「鉄のトライアングル」と呼ばれたテキサス三人衆である。

 ブッシュ政権誕生後、ローブは大統領上級顧問(政策・戦略担当)
、ヒューズは大統領顧問(広報担当)、オルボーは連邦緊急事態管
理局(FEMA)局長に起用され、それぞれがブッシュ大統領の側
近中の側近と言われた。しかし、この「鉄のトライアングル」はす
でに姿を消している。

 ヒューズは2002年7月に子供の教育問題などを理由に辞任、
続いて今年3月には、オルボーはFEMAが国土安全保障省に吸収
されることなどを理由に静かに去っていく。

 「史上最も大統領に影響力を持った女性」と呼ばれたヒューズ大
統領顧問の辞任は、ブッシュ政権の暗闇をさらけだすことになる。
発端は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙元記者で、ピュリツ
ァー賞作家ロン・サスキンドの雑誌「エスクワイア」に掲載された
2002年7月号の記事である。

■カード首席補佐官の警告

 この中でサスキンドは、アンドリュー・カード首席補佐官のコメ
ントを引用している。カード首席補佐官は、ヒューズ大統領顧問の
辞任は保守的なローブ上級顧問の影響力を一層高めることになると
強い懸念を示した。穏健派であるヒューズと保守派であるローブの
関係をシーソーに例え、ヒューズは政権内のバランサーの役割を担
っていたが、ヒューズがいなくなることで、シーソーが跳ね上がる、
つまり右傾化に拍車をかける可能性を示した。

 イラク戦で見せた外交分野での国際協調派パウエル国務長官とタ
カ派チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官+ネオコン連合
との対立と同じ構図になっている。

 そして、カード首席補佐官はローブ上級顧問に対抗できる側近の
必要性を訴えたが、彼女の穴を埋める存在は見当たらないとし、そ
の理由として容易に進み出ることが出来ない程、ローブが手強い相
手であるからだと語る。

 このカード首席補佐官のコメントの真偽をめぐって激しい論争が
巻き起こるが、米公共放送PBSに出演したカード主席補佐官は、
正確ではないものの発言した事実を認め、ローブが非常に強いリー
ダーであること指摘した上で、ヒューズの抜けた穴を埋めることは
難しいが実現可能であると語る。

■ディルーリオ博士のメイベリーのマキアベリ

 サスキンドの追求は続き、「エスクワイア」2003年1月号で
ホワイトハウス宗教慈善事業イニシアチブ調整局の元局長ジョン・
J・ディルーリオ博士の驚くべき告発を導き出す。ブッシュ政権に
おいて唯一の民主党員であったディルーリオ博士は、ブッシュ政権
誕生時にホワイトハウス宗教慈善事業イニシアチブ調整局局長に任
命されたが、7ヶ月後の2001年8月に辞任している。ローブ上
級顧問のディルーリオ博士へのキリスト教右派への接近要請が関係
しているようだ。

 記事の冒頭でサスキンドは、カード首席補佐官の記事の反響がホ
ワイトハウスのスタッフからも届いていたことを紹介している。記
事で紹介されたディルーリオ博士の告発内容は次のようなものだ。

・国内政策評議会のミーティングがバランサー不在のまま茶番劇と
なっており、カード首席補佐官の発言は助けを求める叫び声だった。

・どの政権でもなかったことが、この政権で起きている。これほど
政策決定機構を欠いている政権は現代では存在しない。
 
・ローブは現代のポスト・フーバー時代にあって、大統領執務室近
くにいた政治顧問の中で最も強力な人物だ。

・カール・ローブにとって、選挙に勝つことがすべてであり、残り
はすべて後回しにされる。

 そして極めつけはカール・ローブとその取り巻きを「メイベリー
のマキアベリ達」と定義し、現在のホワイトハウスが「メイベリー
のマキアベリ達」による統治だと指摘した。このメイベリーとは1
960年から8年間放送された人気コメディ番組アンディー・グリ
フィス・ショー(邦題:メイベリー110番)の舞台となるノース
カロライナの小さな架空の田舎町の名前で、ディルーリオ博士はメ
イベリーと呼ぶことで「田舎臭い、小さい、時代遅れで古くさい」
を表現した。

 この「メイベリーのマキアベリ達」発言は政治問題化し、フライ
シャー大統領報道官はディユーリオ博士の言葉は「根拠がない」と
指摘、ディユーリオ博士もその数時間後には謝罪することになる。

 「私の批判は根拠がなく、使った言葉も例も不適切だった。心か
ら謝罪したい。深く後悔している」。ディユーリオ博士が教授を務
めるペンシルバニア大学名の声明文が配られる。

 しかしセンスの良さも手伝って「メイベリーのマキアベリ達」は
瞬く間にネット上を飛び交った。ポール・クルーグマンでさえ引用
したほどだ。

 結局、カレン・ヒューズ大統領顧問(広報担当)の辞任後、政治
コンサルタント事務所「カール・ローブ・アンド・アソシエイツ」
出身のダン・バートレット広報局長が広報の要を務めており、新た
に起用したスージー・デフランシス広報担当副補佐官もニクソン政
権のスピーチライターである。カード首席補佐官が恐れた状況にな
っていることは間違いない。

■世論調査が語る「衝撃と畏怖」の実態

      あなたはイラクのフセイン大統領が
  9月11日の米同時多発テロに直接関与したと思いますか?

     51%、42%、45%、53%、52%

 5つ数値は、上の質問に対して「イエス」と答えた人の比率であ
る。順に2002年9月、2003年2月、03年3月、03年4
月、03年5月にニューヨーク・タイムズ紙とCBSニュースが合
同で行った世論調査結果である。同じような結果はUSAトゥデイ
・CNN・ギャロップ合同世論調査でも導き出されている。

 またマイアミ・ヘラルド紙など31の日刊紙を持つ新聞2位のナ
イト・リッダーが2003年1月に行った世論調査では、「同時多
発テロのハイジャック犯にイラク人は何人いたか?」の質問に対し
て、21%の米国人が「ほとんどがイラク人」と答え、23%が
「数人がイラク人」、6%が「ひとりがイラク人」、「ひとりもい
ない」が17%、「知らない」が33%という結果が出ている。も
ちろん同時多発テロの実行犯19人の中にイラク人はいない。

 2002年10月7日、ブッシュ大統領がオハイオ州で行った演
説し、「イラクがアルカイダのメンバーに爆弾や毒ガスの製造方法
を教えた」「フセインが今、危険な大量破壊兵器を持っていること
を知っている」と強調し、この演説は全米に中継され、数日後に米
議会は対イラク攻撃容認決議を採択した。

 そして相次ぐネオコンやタカ派の発言が何の検証もなく大量にメ
ディアによって繰り返し流されるうちに、半数の米国人はフセイン
大統領が2001年の9月11日の同時多発テロに直接関与したと
思い込んでしまったようだ。

 イラクで行われた空爆作戦に名付けられた「衝撃と畏怖」は、イ
ラクよりも先に同時多発テロを通じて米国人の心の奥深くに突き刺
さっていたのである。

 確かにアメリカという共通の敵のためアルカイダとフセインが共
闘する可能性はゼロではないが、極めて考えにくい。フセイン大統
領が率いたバース党は、宗教にとらわれず、アラブ人国家の統一を
目指す社会主義的アラブ民族主義であり、イスラム原理主義組織は
フセイン体制にとって弾圧対象でもあった。アルカイダの指導者ビ
ンラディンも「フセインは背教者」だとして、大統領の世俗主義に
強く反発しており、「イスラム原理主義はフセイン政権と相いれな
い。むしろ敵対する存在」(アジア経済研究所・酒井啓子主任研究
員)と考える方が的を射ている。

 フセイン大統領は90年のクウェート侵攻の際、「この侵攻を責
めるならば、イスラエルのパレスチナ占領もやめさせるべきだ」と
のパレスチナ・リンケージ論を展開した。その後も自爆テロによる
対イスラエル攻撃を礼賛し、高額の褒賞金や遺族見舞金をパレスチ
ナに提供した。従ってイスラエルの敵を取り除くことで「ハルマゲ
ドン・ロビー」を通して膨大な票が流れ込む仕組みを作り上げたの
である。

 9人の候補者が乱立する民主党の候補者の中で注目を集めている
のがハワード・ディーン前バーモント州知事である。民主党の中で
も超リベラル派で、真正面からイラク戦争を批判している。ロー
ブ上級顧問は7月4日、ワシントン市内で開かれたディーンの支援
集会に姿を見せる。この時ディーンに対して発した言葉がネット上
を駆けめぐる。

   "Heh, heh, heh. Yeah, that's the one we want."

 ローブの目には1972年の大統領選で現職のニクソン大統領の
前に大敗を喫したベトナム反戦候補ジョージ・マクガバンが蘇って
いたのかもしれない。
 
 「アメリカのヨーゼフ・ゲッベルス」や「チームB」出身のウル
フォウィッツ国防副長官、リビー副大統領首席補佐官、ラムズフェ
ルド国防長官等で構成される「メイベリーのマキアベリ達」は、盲
目的に追従する日本を見て「衝撃と畏怖」の長期的な影響に自信を
深めているのだろう。

 広島、長崎、米同時多発テロ、イラクと繋がる一般市民をも巻き
込んだ「衝撃と畏怖」は、それぞれの国の歴史を二重三重に歪めて
きた。イラクのモデルが日本からベトナムへと変わりつつある今こ
そ、日本、アメリカ、イラクに暮らす人々が手を取り合ってゆっく
りと過去を紐解く作業を行えば、何かが変わるはずだ。

 ローブが目標としたリー・アトウォーターは死の直前、デュカキ
スら旧政敵に対して「汚い手を使って申し訳なかった」と謝罪した
という。一年以上の闘病生活が、過去を振り返るきっかけとなり、
それまで攻撃一方だったアトウォーターの激しい性格を変えたのか
もしれない。

 ここにまだ希望が残されている。



□引用・参考

共同通信・時事通信・ロイター・毎日新聞・日経新聞・讀賣新聞・
産経新聞・朝日新聞他


Microsoft PowerPoint - mehlman-rove[1] [Read-Only]
http://webtest.dccc.org/images/upload/2002-06mehlman-rove.pdf

White House Computer Disk Falls in Hands of Democrats; Gore Spokesman Shares
Inside Story; Interview With Gov. Bill Owens
http://www-cgi.cnn.com/TRANSCRIPTS/0206/14/ip.00.html

Economists statement opposing the Bush tax cuts
http://www.epinet.org/content.cfm/econ_stmt_2003

Interfaith Zionist Leadership Summit in Washington, D.C.
http://www.zionistleadership.com/
http://www.zionistleadership.com/summit.html
http://www.cc.org/events/interfaithzionist.htm

Interfaith Zionist Leadership Summit Sponsored by
Zionist House, Boston, with the National Unity Coalition for Israel

Co-Sponsors: Americans for a Safe Israel ・ American Values ・ Apostolic
Congress ・ Battalion of Deborah ・ Bridges for Peace ・ Christian Broadcasting
Network ・ Christian Coalition of America ・ Christian Friend s of Israel ・
Christians Israel Public Action Campaign ・ Christians for Israel-U.S. ・
Christian Friends of Israeli Communities ・ Episcopal-Jewish Alliance ・ FLAME
(Facts and Logic About the Middle East) ・ Freeman Center for Strategic
Studies ・ Friends of Israel ・ International Christian Embassy Jerusalem ・
Jewish Action Alliance ・ Jewish Institute for National Security Affairs ・
PRO ISRAEL・ Religious Roundtable ・ Zionist Organization of America

Speakers
Sondra Barras, Christian Friends of Israeli Communities ・ Prof. Louis Rene
Beres, Purdue University ・ Gary Bauer, American Values ・ Rev. David Blewett,
President, National Christian Leadership Conference for Israel ・ Roberta
Combs, President, Christian Coalition ・ Joe Farah, WorldNetDaily ・ "Frank
Gaffney", Center for Security Policy ・ Richard Hellman, Christians Israel
Public Action Campaign・ Rev. Jim Hutchens, Christians for Israel-U.S ・ Dr.
Charles Jacobs, President, David Project and American Anti-Slavery Movement
・ Alan Keyes, Former U.S. Ambassador to UNESCO ・ Morton Klein, President,
Zionist Organization of America ・ Michael Ledeen, American Enterprise
Institute, Author The War Against The Terror Masters ・ Ed McAteer, Religious
Roundtable ・ Tom Neumann, Jewish Institute for National Security Affairs ・
Janet Parshall, Host, Janet Parshall's America ・ "Daniel Pipes", Middle East
Forum ・ Alex Safian, Committee for Accuracy in Middle East Reporting in
America, CAMERA ・ William Sutter, Friends of Israel ・ Pastor Robert Upton,
The Apostolic Congress

Letter to President Bush - Interfaith Zionist Leadership Summit
http://www.zionistleadership.com/letter.html

Mrs. Hughes Takes Her Leave
Esquire Magazine, July 2002
http://www.ronsuskind.com/writing/esquire/esq_hughes_0702.html

Why Are These Men Laughing?
Esquire, January 2003
http://www.ronsuskind.com/writing/esquire/esq_rove_0103.html

Is Andy Card an Idiot?
Esquire sure makes him look like one.
By Timothy Noah
http://slate.msn.com/id/2066689/

NEWSMAKER: ANDREW CARD
http://www.pbs.org/newshour/bb/fedagencies/jan-june02/card_6-7.html

White House chief warns of lurch to right
http://www.guardian.co.uk/Print/0,3858,4428649,00.html

New York Times/CBS News Poll
Bush and the Issues(May 13,2003)
http://www.nytimes.com/packages/khtml/2003/06/12/nyregion/20030613POLL_RESUL
TS.html

--58. Do you think Saddam Hussein was personally involved in the September
11th, 2001 terrorist attacks against the World Trade Center and the
Pentagon? 

                 Yes            No            DK/NA
9/22-23/02        51            33              16
2/10-12/03        42            42              16
3/7-9/03          45            40              15
(4/2-3/03 CBS     53            34              13)
4/11-13/03        53            38               9
5/9-12/03         52            38              11

USA TODAY/CNN/Gallup Poll results
http://www.usatoday.com/news/polls/tables/live/0611-poll.htm

--D.Iraq had ties to Osama bin Laden's terrorist organization known as al
Qaeda before the war

Certain is true/Likely but not certain/Unlikely but not certain/Certain is
not true/No opinion

2003 Jun 9-10           40/42/11/4/3
2003 Feb 7-9 ^          39/47/10/2/2
2003 Jan 31-Feb 2 ^     39/48/ 9/1/3

^ WORDING: Iraq has ties to Osama bin Laden's terrorist organization known
as al Qaeda 

Knight Ridder poll conducted by Princeton Survey Research Associates. Jan.
3-6, 2003. N=1,204 adults nationwide.
http://www.pollingreport.com/iraq5.htm

--"As far as you know, how many of the September 11th terrorist hijackers
were Iraqi citizens: most of them, some of them, just one, or none?"

                     %
Most of them      21
Some of them      23
Just one             6
None                17
Don't know          33

Critics Say Coverage Helped Lead to War
By JIM RUTENBERG and ROBIN TONER
http://www.nytimes.com/2003/03/22/international/worldspecial/22MEDI.html?ei=
5070&en=872c34544d905016&ex=1059883200&pagewanted=print&position=top

War poll uncovers fact gap
Many mistakenly believe U.S. found WMDs in Iraq.
By Frank Davies
http://www.philly.com/mld/inquirer/news/front/6085261.htm

Poll: Americans think Bush stretched truth on Iraq
By FRANK DAVIES
http://www.miami.com/mld/miamiherald/news/special_packages/iraq/archive/6213
110.htm

New PIPA/KN Poll-Americans on Iraq:
WMD, Links to al-Qaeda, Reconstruction, Future of UN
http://pipa.org/whatsnew/html/new_7_01_03.html#1

Poll Shows Americans Concerned over Situation in Iraq
http://www.uspolicy.be/Issues/Iraq/pipa.070703.htm

Posted on Sun, Jul. 20, 2003
Some Democrats fear Dean may be next McGovern
By DICK POLMAN
http://www.bayarea.com/mld/mercurynews/news/6336151.htm

Shock & Awe: Is Baghdad the Next Hiroshima?
by Ira Chernus
http://www.commondreams.org/views03/0127-08.htm

Incomprehensible Destruction
By Sandy Tolan
http://www.globalpolicy.org/security/issues/iraq/attack/2003/0320incomp.htm

イラク戦争 捕虜映像、苦悩する報道
http://www.mainichi.co.jp/entertainments/tv/2003/04/03-01.html

◇「衝撃と畏怖」作戦…軍事理論の研究書名に由来

米軍はバグダッドなどへの大規模な空爆を「衝撃と畏怖(いふ)」(SHOCK&A
WE)作戦と名付けた。ラムズフェルド米国防長官らが会見などで繰り返し使ったこ
とで、この耳慣れない言葉は、またたく間に世界中に広まった。

「衝撃と畏怖」という言葉は、96年に米国で発行された同名の軍事理論の研究書名
に由来する。戦争をいかに短期間で終結させるかを研究した内容で「核兵器を使用せ
ずに、広島と長崎への原爆投下が日本人に与えたのと同等の衝撃を敵に与えれば、戦
意を奪い」早期に戦争を終結させることができる、などと論じられている。

公式には認めていないが、米軍がこの本の理論を基に空爆作戦を立案したことは明白
だ。 

つまりは米国が巨大な軍事力を背景にして相手に単なる恐怖を与えるだけでなく、畏
怖させ、ひれ伏させるという意味を含んでいる、と解釈できる。

このため、「衝撃と恐怖」と訳している日本のメディアが少なくない中で、毎日新聞
では、より正確な「衝撃と畏怖」と訳している。
「衝撃と畏怖」の著者の一人、米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)の
ハーラン・ウルマン博士は21日付の米誌・ニューズウィーク(電子版)とのインタ
ビューで「イラク侵攻は非常にうまくいっている」と語った。同博士の解釈では「衝
撃と畏怖作戦」は、陸・海・空部隊によるイラク制圧から、フセイン大統領暗殺まで
を含めた総合的な作戦の総称という。そのため空爆だけでイラク軍が降伏しなくても、
作戦失敗とは言えないとの見方を示している。【門田陽介】

ブラック・プロパガンダ 謀略のラジオ / 山本 武利
http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=jb&id=30980934

太平洋戦時下における日本人のアメリカラジオ聴取状況/ 山本 武利
http://www-soc.kwansei.ac.jp/kiyou/87/87-ch1.pdf



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