1318.ブロードバンド大国・日本



ユビキタス社会・日本の成り立ちを検討する。   Tより

日本は1000万世帯がADSL、CATV、FTTHなどのブロ
ードを利用している。日本のブロードバンドの値段は世界で一番安
く、このため増加速度も早く、月20万件増えている。このため、
韓国1050万世帯普及を抜かすのは時間の問題ですし、米国
1200万世帯(200KBPS以上の回線速度で)普及を抜かす
のは今年末までには確実であろう。

十数年前、米国はインターネット大国と言っていた。日本はその時
5位ぐらいで、追い付く必要があり、米国は凄くて日本はダメだと
日本の学者は言っていた。その後、携帯電話で欧州に、日本は普及
率で離されて、日本はダメと言っていた。

そして、携帯電話も日本は多くなっている。第3世代FORMの普
及速度も速い。韓国での第3世代のCDMA−2000IDXの普
及速度は、日本のFORMに比べて、非常に遅い。そして、日本に
比べて高い。

とうとう日本がインターネット、携帯電話両分野で1位になる。

欧米は日本が1位になると、その分野の統計値を出さなくなる。
このため、日本は1位になると、その分野のことが分からなくされ
ている。そして、今、日本は生活大国でないと言われている。女性
の就職率が悪いとか、欧米は単分野では日本に負けるので比較を出
さなくなって、総合数値化して、順位を決める指標になっている。
もういい加減にしたらどうでしょうかね。重要な指標で日本が一番
なので、日本の弱い指標を付けて、無理に順位を落としている。

それも、日本が総合にも1位になると、その指標項目を変更してい
る。このため、日本は、いつも5位から9位などと欧米より劣って
見えるようにしている。このブロードバンド順位も同様なことにな
っている。

日本はブロードバンドで世界一位の大国になるのである。そして、
日本が先頭に立って、ユビキタス社会を切り開いていくのです。
日本からユビキタス製品を世界に先駆けて出すのです。

この基礎ができている。インテルの2.3GHzチップは昔の
MIPS値で250MIPS以上ある。2つのCPUを積むと400
MIPS程度の能力を発揮している。10年前の最高速計算機レベ
ルであるが、価格は40万円程度。64BITのイタリウム2は、
現在の最高速UNIXマシンと同程度の能力で100万円以下であ
る。十年前EMCで数千万円したノンストップディスクも、今や、
50万円程度になっている。デフレが一番激しいのはIT機器であ
ろう。500万円もあればセンタに数千万端末が接続できるシステ
ムができる。500万円はセンタのハード価格で、それにソフト価
格が必要なので、それでできるわけではないが、相当安価になって
いる。

それと、4MBITのインターネット高速回線は1000万世帯に
あり、どんどん増えているし、値段は月2000円程度である。
この2つの条件が揃えば、いろいろなことができる。それに、携帯
電話にメールが送れる。この仕組みを日本はブロードバンド大国と
して手に入れている。

後は、アイデアしだいなのである。HAが世界と繋がる。セキュリ
ティなどの応用が可能なのだ。

機器のメンテナンスもインターネットに接続すると、自動的にセン
タからすることができる。センタや回線費用が高かった時代は接続
機器を選んでいたが、今は全ての機器を接続できる。これにより、
センサとIPカメラやその他の機器間の通信で、人が指示しなくて
も、人を感知して動作するようなことができる。

通信は手段で、それを使って何をするかが重要になっている。
日本は他に、ロボット大国、RFIDやイメージソリューションも
良い線にあり、これらの重要な技術が一同にあるのは日本だけであ
る。燃料電池でもNECがカーボンチューブで高性能なものを作る
らしい。それと風力発電でも、面白い製品ができてきている。

このように新しい製品がどんどん出始めていることにより、日本の
企業業績は赤字から黒字になり、それも過去最高益が出る企業が多
い。もう日本の不況という悪夢が通り過ぎた。技術と言う資源を持
っている。これにより、世界のデフレに巻き込まれないようにすれ
ばいいし、今後も新しいアイデアを生む続けることだ。


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