1272.SRASの対応(読者から)



私は、SARSについて”も”、小泉さんは良くやっているとは思って
いません。SARSのような感染力が強く、死亡率の高いウイルス性疾
患の流行については、患者が出た場合の対応を、どのようにするか
、基本的な考えを明確にし、対応方法を確立し、その方法を市民・
関係者(この場合は医療従事者)に徹底的に理解してもらい、守って
もらう事が大事であり、この点についての対応が万全だとはどうし
ても見えません。

そして、現在、ほとんどパニック状態になっている日本、特にとても
ではないが騒ぎに乗じて不安をあおり続けているようにすら見える
マスコミなどでは、”水際作戦などは手緩い、全ての中華系渡航者
を禁止した方が良い”と言うような事が叫ばれ、台湾政府が日本に
対し、謝罪をしたと言うニュースもありました。

今回の台湾人医師の行動にについては少しの疑問を感じています。
というのも、この医師は、今回の日本旅行に際し、ビザ申請時に
その肩書きを"学生"と詐称していたと言う報道も一部にあり、さら
に、当該医師の発症後、日本への渡航事実の通報を厚生労働省・
関西空港検疫所が受けていても、その情報は、大阪府などの自治体
や、厚生労省へも知らされていなかったと言う事実を見れば、この
ような抜け穴がいくつもある以上、いくら水際作戦で当該国からの
旅行者を締め出したとしても、機能するのかどうか疑わしいと考え
ています。

今までSARSが入ってこなかった事が奇怪極まりないだけであると言
う意見に大賛同致します。

それにしても、日本国内での対応の不思議さです。
SARSの流行が香港や中国で加速して行った3月終わりから4月ごろ、
厚生労働省やマスコミでは、陰圧室を設置した病院で治療する事が
望ましいと言う考えを早々と明らかにしましたが、そのような設備が
日本全国にどれほども配置されていないと言う現状を踏まえた後の
対策ははっきりしていたでしょうか? 中央省庁は地方や現場に任せ
っきりになっているように感じます。

SARSの感染の90%が病院内感染で、感染者の3割が医療従事者と
なっている台湾では、看護婦や医師らが恐ろしさに現場放棄の辞職
者が多数出ているとの事。

医療現場では、日々の患者への対応で四苦八苦している中で、新た
に加わった、この厄介で危険な感染症への対応など、現場で即座に
出来るはずもなく、このまま日本のお偉いさん達が現場任せにした
まま、抜け穴だらけの水際作戦ですり抜けた患者やキャリアが以後
増えるとしたら、台湾で起こっている医療従事者の職場放棄を責め
る事も出来ない状態になるのは時間の問題と考えます。

これは、恐らく医療の問題だけではありません。 5月に入り治療
法や治療薬に関する特許出願がラッシュになっているとは言え、未
だ決定的な治療法は確立されていない感染症に対し、”これで万全
”と言う事は、奇跡に近いと思います。それでも個人の生活レベル
で出来る事は全くないとも限りません。個人や家庭で、衛生面での
習慣を見直す部分がないかどうか、自分自身で確認したり、自治体
での対応について情報を常に集めておく事が出来ていれば、そして
、自治体や政府も困難を極めるでしょうが、個人で出来る確認事項
や対処法を広くわかりやすく提供できれば、ただ意味もなく不安に
駆り立てられた、パニック群集の発生を防ぐ手立てになると思いま
す。

誰も、死の危険を大きくはらんだ感染症に直面して、不安を感じず
にいられる事などないでしょうが、自分の不安を持ってさらに拡大
するような事の無いようにしていて欲しいと願います。また、この
ような事態で気の狂うような極限状態で日々を送っている大阪・京
都の宿泊施設や旅行など関係者の方々、全国の医療従事者の方々に
さらなる声援を届くかどうかわかりませんが、送り続けたいと思っ
ています。

草々
Tomconks
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政治家SARSに対する国の対応? ks_kiyo4 03.04.23.

での投稿でF氏のコメント共に今一度投稿します
■ 現在世界で、特にアジア近隣諸国でSARSなる魔病が頻繁に
流行している。先の牛肉問題も国は、日本には入る事は無いと断言
していて、あの始末食肉業者もそれに関わる人々が難儀した今回の
SARSも以前何方か大臣が日本にはまだ入っていない。との宣言
らしきものを言っていたが、小泉総理は自分で責任をとらなすぎる
から政府関係者がSARSの処置方法とか身近の人を良く観察して
国は責任を取られないので、国民全ての責任で対処して欲しいとの
コメントを出して注意を与えて欲しいものだ。
  
失礼ですが国際戦略コラムの考えをお願いします
「失礼をお許し下さい」 阪本 潔

F氏のコメント
SARSについては、宮崎さんによると、中国の軍で細菌兵器研究
していた細菌が、漏れて人に感染してしまったようですね。この潜
伏期が3日から10日であり、中国の広州で疫病が出始めたのが、
去年の11月からで、もう4.5ケ月も経過している。これまでに
、広州や北京、香港、上海から日本人が大挙して帰国しているし、
中国からの渡航客も多くいる。この内にはSARSの患者が居た可
能性は大いにある。このため、阪本さんの言う通りで、注意を喚起
する必要がある思う。日本企業と日本の官庁は、世界的基準からす
ると情報閉鎖していると見られている中国政府と同様に危機的な状
況を隠す傾向があるので、個人的な注意が必要であろう。
日本の皆様、どうか個人的な対応をしてください。このコラムから
のお願いです。F氏

宮崎正弘の国際ニュース・早読み 4月25日 通巻556号
中国のSARS、 細菌兵器テロ説が急浮上

国際戦略5月19日コラムより Fより

SARS対策に万全の対策をしてほしい。  
小泉さんは、日本はSARSに万全の対策を引いていると言うが、
現に台湾のSARS患者が日本を旅行して、ゆうゆう台湾に戻って
いる。検疫体制が日本は非常に弱いことを証明している。日本に患
者が出ないと、神国・日本にはSARSは入ってこないと言うのか
??どうも、狂牛病の初期状態の時と同じ対応を日本の政府はして
いる。中国や台湾に強い対応をするべきである。
世界では、113ケ国が現に中国系の人の入国を拒否している。
どうして、これと同じことを日本はしないのであろう。有事対応が
あまりにも弱いような気がする。少なくとも、SARS流行地域か
らの観光客は基本的に断るべきだ。まだまだ、中国(台湾)からの
観光客を見かける。
それも、人ごみの新宿で見るのですから恐ろしい。
日本にSARSが入ってこないのは、幸運的なことであると思うこ
とである。日本の環境がいいためではない。狂牛病の時、政府は欧
州と日本との環境が違うと言っていて、責任を果たさなかった。
これと同じことを、現在、SRASに対しても行っている。厚生省
は懲りない面々ですね。これに対して、怒りを感じる。万全の体制
に日本はなっていないので、皆様、アジア系観光客が訪れる人ごみ
に行く時は、気をつけてください。色々今までのSARSに関する
しがない国民の国に対する。以上国際戦略コラム

希望忠告も小泉自民党にはなんの意味もなく、日本政府は事件が起
きてもそれが確かな犯罪てある確証が有るまで、政府「国」としての
行動「警察」も同様事件が起きてから、「えっちらさ」と思い腰を上げ
る政府並び官僚の性格が分かる先の「狂牛病」の事件と同じ何かあっ
たら税金で始末すればそれしか日本の政府小泉自民党は対処出来な
い。

はかない高齢の私が訴えて一ヶ月思った通り事件が起きた

いい加減にしてくれ小泉よ。 

2003.05.20.pm8.00  ks_kiyo4@yahoo.co.jp 阪本 潔


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