1270.ロシアと日本の行方



ロシアの核問題と国際情勢。

今日(17日)、インターネット上でロシアの有力紙、イズベスチ
ヤの記事を読んでおりましたところ、多少は拡大解釈とも取れます
が、プーチン大統領の教書演説の中では、新型核兵器の開発を示唆
しているようです。

対外的、表面的には、非常に派手なやり方で、自分を上手にアピー
ルするプーチン大統領ではありますが、国民のほとんどが、これま
で必死で信用できない(デノミのときは、預けていた預金を全額失
った人がほとんど)ロシアの銀行のせいで、こつこつとためてきた
米ドルのたんす預金も目減りし、今まで無料だった市内通話(一般
電話)までが、これからは月額で個人負担になる中、一般人の実感
とはほど遠い、聞こえばかりがいい演説ですね。

また、核兵器に限らず、軍事問題は山積みです。
脱走兵が犯罪に走るとか、同僚を撃って逃走というニュースなんて
のは、日常茶飯事でしたし、ソ連崩壊後のプルトニウムや危険物質
の取り扱い、旧施設の撤去などは一向に進んでおらず、いろいろな
ところで、軍事施設跡問題が最近まで残っていました。
おそらく、現在も似たような状況でしょう。

ただ、開発能力については、おそらく侮れないところがあるのも、
たしかでしょうし、軍事関係の武器の展示即売(?)の展示会や、
国際見本市のようなものは、近年、頻繁に行われており、地方都市
では、基幹産業という場合もあります。

また、フランスとの関係では、エリツィン前大統領が個人的に家族
ぐるみで、シラク大統領官邸に、引退してかなり長くたってから、
(ちょうど去年の秋くらいか)招かれたりしております。
一方のプーチン大統領は、ドイツ語が非常に堪能で、(それもその
はずKGB時代にはドイツ赴任)ドイツ国会で通訳を立てずにドイツ語
で演説を行ったほどです。

ロシアが取るつもりなのが、一体、この3カ国の関係か、アメリカ
か、非常に興味深いところだと思います。
ただ、国民感情としては、反アメリカ色が比較的強いのもたしかで
す。さて、一体今後どのように展開するのでしょうか?

CHOCO
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(Fのコメント)
ロシアのプーチン大統領は、ハイパーインフレも経験し、経済も
実体経済に立ち戻っているために、米国経済の崩壊に、それほど
影響を受けない。ルーブルは今後、対ドルでは大幅に上昇するでし
ょう。それと米国か欧州かという選択も必要がない。米国経済崩壊
後、欧州が中心となって、事態の収拾をするしかないはず。ロシア
は欧州に付いている方がいい。

日本は米国の経済と結びつきが大きいために、経済崩壊の共連れに
させる可能性が高い。中国がもう少し経済が大きく、日本との貿易
が大きいと米国の影響は少なかったと思うが、米国貿易の替りに中
国貿易拡大は間に合わない。資金流動も対米との関係が日本は大き
すぎる。米国と一蓮托生の状態である。

このため、米国経済との相対的な量を緩和する意味でも、日本は
ロシアとも経済関係を正常化しておく必要があり、石油などの基礎
資材の輸入が必要であろう。逆に日本からの輸出もするべきである。
プーチン大統領も日本に来る見たいなので、北方領土より経済重視
の観点で友好関係を作った方がいい。

そして、反対に米国崩壊後、ロシアの力の拡大が起こる可能性があ
る。米国が去った後、アジア中央部で露中の激突の方が心配である
。この防止はEU拡大で中国、ロシアも入れたユーラシア連合にす
る必要があるのであろう。

ユーラシア連合は江戸時代の幕藩体制ような半独立国家群と世界統
一通貨と世界統一経済で、かつ藩札があったように、地域通貨も可
能な柔軟な国家体系でできるように思う。日本が400年以上先行
して、世界の体制の雛型を用意していたように感じる。

米国経済の崩壊が確実になる中、世の中の動きが急に激しくなって
きている。幕末のような激動の世の中になるので、その覚悟が必要
である。それと、くれぐれも資産は銀行預金やお札で持っていない
ことである。デフレ時は、お札で持つほうがいいが、ハイパーイン
フレになると、お札は只の紙切れになってしまう。
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動と静  ・・・S子 

戦乱の世にあって千利休という侘茶の大成者が、現れた。それが、
戦の前の精神統一であったのか否か、は分らないが、「動」の時代
に茶の道という「静」が大成したという歴史的事実は、今日の動乱
を生き抜いてゆく私達には良い教訓であるのかもしれない。
 
そう考えると、F様の静観的な洞察力は、この時代を、乗り切るもの
にとって、茶道の「静」と相通じるように、
思いますが、どうでしょう。
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(Fのコメント)
物心が着いた子供時代からお祖母さんに、1時間以上も仏壇の前で
座らされた。ここで自分と自分の中のもう一人の自分(神?)を小
学校の低学年の時に認識できたように思う。このため、小学校時代
は、勉強もしないでお坊さんになると思っていた。

そして、仏教哲学と格闘した高校・大学時代は、自分の内部探索の
ために禅やチベット仏教やクンダーニ・ヨガをやって、チャクラを
開発しようとした。この時、他の人と違って、24時間座禅など簡
単に苦も無くできるので、自分の能力を知った。また、それが楽し
い。

今は散歩をしながら無の境地にいるだけで、チャクラ開発などの能
力開発はしていない。その面での能力も落ちている。
この散歩の間に、いろいろな会話を自分と自分の中の神?とがして
いる。一人でいても2人でいるようで楽しい。少なくとも一人が苦
にならない。

この自分の中の会話で、大体の将来が見えるように感じる。このた
め、このコラムでは、ときどき感じるという言葉が出てくることに
なる。少なくとも裏で動いている各国の雰囲気は明確に分かるよう
な感じがする。しかし、残念ながら、時の情報があまり感じられな
い。近いか遠いかの漠然としたイメージはあるが、何時の情報が得
られない。

この部分の情報まで押さえられた、禅を集中的にやった高校・大学
時代より、未来予測の精度は落ちていると思うが、経験と知識を積
んだ分、いろいろな分野が繋がって、現象が現れることが分かり、
その解析や説明ができるようになってきた。このため、このコラム
もどんどん分かりやすい説明になってきていると思う。

そして、この頃はインターネットで自分の得た予測を検証できるし
、YSさんとその友達たちなどの国際情報に卓越した人も知ったし
、YHさんや地域通貨の大家さんなどその道の大家も知った。

このような情報が得られて、どんどん情報の精度は上がってきてい
る。この上で予言?しているので予測精度も当然のように上がって
きているのでしょうね。他の評論家との予測精度比較をしてもらえ
ば分かる。予測精度がまるで違うはず。このため、このコラムどお
りになる確率は高いはずです。

しかし、S子さんの指摘のようなカッコいい存在ではなく、苦悩し
て毎日を送っている友達も少ない孤独な人間です。


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