1260.読者&木村コラム



私も、
国際戦略コラムno.1252.読者の声(外交、戦争)の
最初の投書である、原田さんのコメントと同様、Fさんの
"1241.北朝鮮の暴走"の中で、田中宇さんのメルマガに
触れられていた事について、”少し違うのでは?”と感じた
一人です。

御コラムでは、現在起こりうる事象をリアルタイムで読み解こう
としている先鋭さや鋭敏さがあり、今を感じさせてくれますが、
田中さんの文章は、わからない人にもわかりやすく、少し昔
(前)の事象にも立ち返って、解説を加えて行くと言う方式を
取られている様に見られ、その本質が異なるように思います。

御メール誌は、インターネット上でゲリラ的に戦い続けるメディア
として、一般から湧き上がる宝石の原石のような意見を広く交換
できる媒体として、読者にとっても、とても重要な仕事をして
いらっしゃると私は信じて疑いません。

話がそれましたが、現在、北朝鮮問題については、こちら英国や
米国発のニュースでも、侵略前のイラクのフセインよりももしかし
たら、西側諸国や世界にとって脅威なのではないか? などと今更
ながら、述べています。 侵略と殺戮、破壊と略奪以外の何物でも
なく、どこぞの大国で2000年に合憲クーデターで権力者になった
独裁者まがいの大統領が、厚顔無恥にも、攻撃の正当性も立証
できないまま終戦宣言を行っても、未だに醜い争い・破壊が続いて
いるイラクを放置しておいて、ワシントンでは、この北朝鮮問題では、
”高度に巧みな戦術を取っていくつもりである”等と、己が国の
財政赤字に対する無策と同じくらい「何もする気は無い」事を
アカラサマにしていると見えます。

恐らく当面は、中東和平ロードマップの先行き不安定な道程に
ついて米国内の様々な思惑と利害が交錯するユダヤ系ロビー
団体間での調整をするだけで、現米政権は一杯一杯なのだろう
と考えます。 どちらにせよ、ここから見る限りでは、現米政権は
アジアに対して、全く興味を示しておらず、どうでも良いと言った
感が否めません。

米国の敵・味方になる事が、日本にとって得か損かと言う考えが
ありましたが、米国(特に現政権では)、小泉首相は一貫して、
振り千切れた尻尾を更に振って、各方面で様々な貢ぎを行って
いたようですが、悲しいかな日本は米からは全く相手にされて
いないのでは? と言う印象です。
もちろん、国民感情に配慮する位の事はいくら軍事国家になった
と言えどもできるでしょうから、日本に対しては、”最重要同盟国”
だ。と言っているかとも思いますが...

ここでは、”味方で居続ける”と言う事より、より現実的に働きかけが
期待できる方法を模索すべきでは? と思っています。
北朝鮮にとっては、朝鮮戦争後の調停で仲介役となった米・中を
大国であると認識しているようで、米に対しては、現政府の軍事的
兆候を何処よりも真先に感じ取っていたから、何かにつけ意識し、
挑発する行為をとっているのだと考えます。 そして、中国・ロシアに
対しては、いろんな意味で頼っている部分があるはずですから、
現在の状況では、この問題について討議の糸口を見出せるのは
この2つの国にあるように思います。

ロシアは、プーチン大統領の強気な国家運営の下、EUや英国、
そしてもちろん米国とも一歩距離を置いたスタンスを保ち続け、
現在では経済でも欧州に凄みを見せる程の所まで立ち戻って
来ているようですので、ひょっとしたらひょっとするかもしれない
とも考えています。

日本は朝鮮戦争時、それ以前から北朝鮮にとっては侵略者であり、
その後、時が止まってしまっている彼の国にとって、未だ軍国主義の
侵略者である認識に変化がないようですので、現在の国際社会に
置ける立場がどうあれ、理路整然とした平和への主張をしたとしても、
このような北朝鮮に対して、表立って対等に交渉できる立場にあるとは
思えません。

重要な事は、この問題について、日本が国際社会で、この一癖も二癖も
ある2国を相手にどの程度立ち回れるかだと思います。
かなり不安な面があるも否めませんが...

草々
Tomconks
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5月一日の下記の投稿での「F氏のコメント」の感じ方。

「北朝鮮との国交正常回復を是非米国に遠慮せず達成を!!」

「今日5月1日の夕刊に北朝鮮が核放棄の条件に日本との日朝国交
正常化を条件の一つとして上げているとの報道此のさいアメリカの
言う脅しとかを言わず日本が朝鮮国民に与えた数限りない迷惑を、
此のさいはっきり履行するべきと思う小泉総理はアメリカに遠慮せ
ず、此の際日本の取るべき行動を取り国交回復と先の「拉致問題」も
一挙に解決すべき時と思う、
アメリカは自国に敵対する国は全て「悪」一つで処理する悪いくせい
があると思われる」

の投稿でF氏のコメントを頂き其のつど有り難く拝読しております
が今回の件に関しては??
(Fのコメント)米国の敵になることは、日本にとって得策ではな
い。米国の味方であるしかない。味方である方が敵であるより得。
米国の味方で世界の世論を調整する役割しか、今の日本の役割は無
い。この面では、うまくは行っていないが小泉首相は良くやってい
る。北朝鮮も国連の場で、協議するのと、中国から北朝鮮を説得し
てもらうしかない。日本は主役の位置を占めることは出来ない。脇
役でしかない。日本の立場は、正義の論理を押せる状態ではない。

とのご意見ですがなるほどF氏の言われるアメリカ一辺倒
アメリカは日本にとつて正しいアメリカの行動に対して日本は常に
従順で有るほうが日本国の為であるとのコメントと感じます。
なるほど全くそうで有るように小泉総理も今までの日本国のアメリ
カに対する行動が良く物語っている。

F氏に私の考えを失礼ながら一言申し述べますお許しを。

私も77歳第2次大戦参戦者国際戦略のコメントを担当しておられ
る各氏の方々も少なくとも50歳以上と思いますが戦後又戦中の経
験有る我々は対アメリカの行動に確かに敗戦国民の意識が有ると思
いますが、

今日20歳前後又そり以下の年齢又今後これからこの日本に生まれ
日本人を名乗る若者に我々の考えで何が何でもアメリカに従順であ
る事が日本人としての最高の取るべき道である様なコメントは納得
出来ませんもし其れしか取る道が無いのであれば日本国なる物は無
くしてハッキリ米国の属国もしくは一州になってアメリカ国民にな
った方が、これからの若い人々の為と思いますが。

今までも現在の内閣総理大臣各閣僚も日本国の為の政治は
出来ていないこのままでは今後も独立日本の国家としての
行動はまったく成り立たないと考えますが、

今日の世界観から考えて、もうそろそろ独立日本国を明確に世界に
訴えるべきと考えますが??

私の考えはとてつもない事でしょうか政治を司る政治家
マスコミの諸氏、立派な企業事業各社の諸氏の皆さんに
我々年齢者は我慢出来てもこれからの日本を担う事で有ろう若者、
今後生まれてきて日本人を名乗る人々に国を挙げて
考える時期だと思われますが小泉総理には任されません。

F氏始め国際戦略の諸先生方に途轍もない傲慢な考えをのべ失礼し
ますが私は間違っていないと確信しています。

2003.05.08.pm3.15.ks_kiyo4  阪本 潔
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(Fのコメント)
米国の意見に反対するには、意見を米国に認めさせるためには、
欧州やロシアなどと協力して、共同戦線を張ることが重要です。

日本単独では、力の差がありすぎ。どうか理念だけで、国家戦略を
議論しないでください。どう日本の利益や理念を実現するかを、
現実の状態との差で検討しょう。現実無視の理念だけというのは
、社会党と同じ過ちを犯します。理念が強い米国のネオコンとも
同じような考え方になります。軍事力で全てを実現するということ
になります。
理念を持って、しかし現実を踏まえて、戦略を考える必要があると
、このコラムでは、常々訴えています。
==============================
『亜空間通信』592号(2003/05/08)
【世界中が迷い動揺の謎の焦点サダムの行方とイラクの現状と近未
来推測概略序説】

ああ、今年も杉花粉飛散のわが4ヶ月間の悲惨季節が、やっと終わり
、風は爽やか、空は五月晴れだと言うのに、またまた再び、何とも
忙しい状況になってしまったものである。

 イラクは滅茶苦茶な状況である。電信柱が高いのも、郵便ポスト
が赤いのも、悪いことはすべて、貪欲なアメリカ帝国主義の馬鹿者
どもと、その追随者たちのせいである。

 それにしても、あまりにも情報が多すぎて、いちいち対応していられない。しかし、
現状に遅れると、「6日の菖蒲、10日の菊」の間抜け情報発信となる。

 だから、本日(2003/05/08)は、あえて、世界中が探し求め、迷い、主要諸国の外交
政策が動揺の極に達している複雑極まる現状の焦点、サダムの身柄と行方の謎と、さ
らには、イラクの現状と近未来の推測を、いちいち資料を示さずに、「快刀乱麻を断
つ」心境で、「わが電網宝庫と阿修羅戦争掲示板を参照されたし」と言い切り、その
概略の序論として総まとめする。

 この際、一番重要なのは基本的な状況認識であって、特には、以下の情報の読み直
しである。

 今回は、まず、日本語訳の部分だけを再録する。英文を参照したければ、記載
のURLをクリックされたい。私は、この情報の確度が非常に高いと判断している。今、
この情報の通りに、イラクの「地下」に、約15万人の戦士が潜み、その他の地上の部
隊と呼応して、今の今、ゲリラ戦を開始しているのと判断している。その状況は、以
下にも随時現れる。

http://www.jihadunspun.net/home.php

 このURLの中のunspunという単語は、手元の安物英和辞典にはない。spinの過去形、
過去分詞、spunには、(英俗)として、「疲れ切った。tired out)とある。unで否定
するのだから、「疲れを知らぬ」ジハッド、イスラム聖戦士の電網宝庫の意味であろ
う。

 なお、以下の字句の内、「ウレマー(イスラム法学者)」、「タウヒード(神の唯
一性)」の2つの括弧内の説明は、私が加えたものである。

----- 引用ここから ------------------------------
バグダットの聖戦士指導者シェイク・アブ・イヤドからのメッセージ
http://www.asyura.com/0304/war32/msg/466.html
投稿者 ドメル将軍 日時 2003 年 4 月 20 日 00:07:35:cje0BUN7ztE2U

(ごく一部の抄訳)

イラク軍がバグダッドを含む全都市から撤退した理由を説明することから始めよう。
この撤退に伴って起きたことは全て、聖戦士指導部とイラク軍指導部との協議に従っ
て起きた事だ。
アッラーの敵は、バグダッドに1万トンもの爆弾を投下した。小型核兵器に匹敵する
威力を持つ新型爆弾を投下した。
我々は、米英は地上戦を望まず、空爆による破壊と殺戮に徹するつもりだと判断した。
彼ら(不信心者)は、イラク軍とイラク市民に反乱を起こさせるには、強力な爆弾が
有効だと判断した。
米軍が爆撃をする間にも、米国によって訓練されたシーア派とクルド人はイラク北部
でイラク正規軍と戦っていた。
かくして我々は、アフガニスタン型の戦術を採ること決めた。

地上戦を避ける臆病な敵と正規戦を戦うことは出来ない。
空軍力に優る敵と戦う唯一の方法はゲリラ戦である。
しかし、イラクにはトラボラがない、アフガニスタンのような山がない。
アフガニスタンの聖戦士(タリバン)は代わるがわる全ての都市から撤退し、全都市
を敵に明渡した。
そうすれば爆撃が止み、無実のムスリム民間人を救うことがが出来ると考えたからだ。
しかし、臆病者は決して爆破を止めず、地上に降りて戦うこともなかった。
それでも、ムスリムは敵に最大限の損害を与えた。アメリカはアフガニスタンで勝利
したと言うことは出来ない。

我々はタリバンと同じ戦術を採ることにした。
正規軍ではアメリカと戦えないと理解したイラクの指導部も、我々のシューラ(会議
での決定)を受け入れた。
我々が市民と共に居たら、不信心者は我々を滅ぼし、そして我々の市民をも滅ぼす。
だから撤退する。しかし、これは政治的には敗北を意味するだろう。
トラボラに優るものを見つけた我々が撤退した唯一の理由はこれである。

1989年にイラク軍が建造したバンカー(えん蔽壕)とトンネル、これは良い知らせだ。
イラク指導部の数人しかこの場所を知らない。
全てのイラク正規軍がバンカーに行くだろう。体制に忠実な15万人の戦士、150機の
ミグ27ジェット戦闘機(ミグの所在をカバーしたメディアは一つもない)、2500台の
イラクの戦車。
合意は次のようなものだ:
イラクの全戦力(砲兵隊、陸軍、情報機関、情報提供者、共和党防衛隊、フェダイー
ン・サダム、他の全軍隊)は武器を放棄して撤退し、
都市を不信心者に明渡してバンカーに向かう。

有難い事に、我々は嘗てはフェダイーン・サダムと呼ばれた若い聖戦士を預かった。
(注記:フェダイーンとは、大義に命を捧げるよう訓練された者のこと)
兄弟たちとウレマー(イスラム法学者)の助けを借りて、彼らはフェダイーン・イス
ラムとなった。
彼等はバース党政権を非難し、タウヒード(神の唯一性)を受け入れ、アッラーの道
のために死ぬことを誓った。
 [後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 英語の原文を子細に検討すると、「聖戦士指導部」は、バース党の政権を「異教徒」
または「不信心者」扱いしている。彼らは、厳密な政教一致主義のイスラム教徒の集
団なのである。この情報に現れた宗教的な用語は、決定的な重要性を持つ。

 以上の内から、さらに、以下の重要な字句だけを抜き出し、英語の原文を付す。

「聖戦士指導部とイラク軍指導部との協議」
our consultation between the leadership of the Mujahideen and the leadership
of the Iraqi forces.

「イラクの指導部も、我々のシューラ(会議での決定)を受け入れた」
Iraqi leadership thank Allah accepted our Shura

「体制に忠実な15万人の戦士」
150,000 fighters who are extremely loyal to the regime

「彼等はバース党政権を非難し、タウヒード(神の唯一性)を受け入れ、アッラーの
道のために死ぬことを誓った」
they have denounced the Baath Party regime, they have denounced their views
on Arab nationalism and declared the Shahadah accepting the Tawheed (Islamic
monotheism) and declared to die for the sake of Allah and all this
especially when they have been trained to be martyrs.

以上のごとく、「指導部」には、軍とイラクの双方がある。「聖戦士指導部とイラク
軍指導部との協議」の方が先行し、その協議に基づく「我々のシューラ(会議での決
定)」を「イラクの指導部」も「受け入れた」という順序のようである。

「体制に忠実な15万人の戦士」の中の「体制」は、当時のイラクの体制、具体的には
バース党支配のサダム・フセイン政権のことであろうが、この時点で、政権は、軍に
見放されたか、分離したと考えられる。軍人は、国民を守る教育を受けているので、
政治家、または政治屋とは違うところがある。「イラクの防衛のための体制」に忠実
な軍人たち、とも言える状況であろう。

 もしも、この軍人たちの協議に、サダムが同意せず、独裁を貫こうとした場合には、
ヒトラーの親衛隊に相当するフェダイーン・サダムが、すでに「バース党政権を非難」
し、「フェダイーン・イスラムとなった」のであるから、サダムは、牙を抜かれた猪、
豚並の粗大ゴミでしかない。逆らえば、弊履のごとくに捨て去れれたであろう。

 対する米英軍が、イラク支配に右往左往し、失敗続きなのは、基本的な戦略の誤り
に加うるに、上記の「地下」抵抗のしぶとさによるもので、この「地下」抵抗の規模
と効果は、パレスチナやアフガニスタンとは桁違いの大きさなのである。

パレスチナの人口は数百万、イラクは2千4百万である。対するイスラエルは数百万、
アメリカは2億5千万だが、地続きどころか、遙かに遠いのである。この巨大な落差を
見込まないと、何も分からない。

 サダムら元首脳部の所在と動向は、以上の地下の土台を知った上での「しぶとい」、
または「がめつい」生き残りの暗躍として理解して置くのが、賢明であろう。

 副首相のタリク・アジズは、「降伏ではなく交渉」の様相で出現した。彼はサダム
より2歳年長で、ネストリウス派のキリスト教徒のアッシリア人であり、英語も堪能
な国際人である。

 以上の概略の序説に基づいて、私は、今後、さらに精密な観測を続ける予定である。

 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
==============================
『亜空間通信』589号(2003/05/04)
【イラク占領反対言論抵抗イスラム党復活に望む電網情報伝達世界
平和革命の思想】

 さる3月20日から史上空前の激動が続いたイラク問題の現状と今後の展望に関して
は、実に複雑な情報の混乱と錯綜が続き、わが想いに関しても、その整理は難しい。

 中東問題の全体構造には、イスラエルとアメリカの暴虐があり瑠野は周知の事実で
ある。それへの抵抗運動として、「武闘」路線の問題が横たわっているのだが、私は、
早くから「非暴力抵抗」を推奨しており、同じ抵抗闘争ではあっても、いわゆる「ゲ
リラ戦争」が全般化することを、歓迎するわけにはいかない。

 武力は武力を呼び、憎悪は憎悪を呼ぶのである。

 そこで、最新の状況を検討する前提として、まずは、昨日(2003/05/04)、阿修羅戦
争33掲示板への投稿として発した「朗報」か、とも思えるislamonlineの記事の存在
を紹介する。

 以下は、阿修羅戦争33掲示板への緊急投稿を若干補正したものである。

----- 引用ここから ------------------------------
亜空間通信号外03.5.4.イラクにも、言論で占領に抵抗するイスラム政党「アル・ダ
ワ」が復活の朗報。
http://www.asyura.com/0304/war33/msg/592.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 5 月 04 日 11:06:50:

イラクにも、言論で占領に抵抗するイスラム政党「アル・ダワ」が復活の朗報。
武闘派よ、去れ!
しからば、世界の民衆の世論は、こぞってイラクの味方にならん。

Iraqi Da'wa Party Resists Occupation By "Word"/rejecting the U.S.
occupation/islamonline/May 3

http://www.islamonline.net/English/News/2003-05/03/article08.shtml
Iraqi Da'wa Party Resists Occupation By "Word"

photo:
Al-Da'wa party’s website

By Imam El-Liethy, IOL Iraq Correspondent
BAGHDAD, May 3 (IslamOnline.net) - After more than 20 years of banned and
underground activities, al-Da'wa (Islamic Call) Party has come to light
after the downfall of Iraqi president Saddam Hussein, calling for the
establishment of an Islamic government that represents all ethnic and
religious Iraqi communities and rejecting the U.S. occupation.
The party's platform, however, calls for resisting the occupation by "word",
not by arms.
"We are, no doubt against the U.S.-Anglo occupation and our advice to the
U.S. troops is to withdraw (form Iraq) to avoid being bogged down in a
quagmire. The Iraqis are sensitive to the occupation and their backlash
would be violent….The U.S. troops should put that in mind," the spokesman
for the Shiite party, Abdul Kareem al-Enezi told IslamOnline.net Saturday,
May 3.
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 簡単に言うと、フセイン政権下では非合法状態だった「アル・ダワ」党が、公然と
姿を現し、「アメリカの占領反対」、しかし、「言葉で戦う」と宣言したのである。
ただし、これもやはり、政党であり、しかも宗教的な集団である限り、その「言葉」
を、必ず守り抜かれる「公約」とは断定できない。「屁理屈」と同様に、「どこにで
も貼り付く膏薬」なのかもしれない。疑いつつ、慎重に見守つこtにする。

 そこでまず、アル・ダワに関しての簡略な電網情報を求め、以下、その内の若干を
紹介する。決して、当初から、言論のみで戦う平和主義だったのではないらしい。か
なりの紆余曲折有りと見る。

1)・・・・・・・・・・・
http://www10.plala.or.jp/shosuzki/edit/asia/neareast.htm
中東の歴史年表 
[中略]
1980年1月 シーア派イスラム党とダワ党が,フセイン一派の暗殺を試みるも失
敗.フセインは多数を処刑し,シーア派13000人を国外退去.
----- 引用ここまで ------------------------------

2)・・・・・・・・・・
http://www.edagawakoichi.com/AMERICA/a-bomeiirakujin.html
★亡命イラク人の「アメリカは間違っている」

 2 月 20 日のイギリスの新聞『ザ・ガーディアン』で、イラク人経済学者カミル・
マーディ  が、米英による「戦争ゲーム」を批判する文章
を発表している。カーディは、イラクからの政治亡命者で、現在は、イギリスに在住
し、エグゼター大で中東経済を教えている。
 以下に、カーディの「コメント」を抄訳する。
[中略]
 アメリカの目的にも方法にも、合法性はない。その政策は、地域のイラク人および
その他の人々の大多数の拒絶に遭っている。バース政権への反対の歴史をたどると、
さまざまな左翼、アラブ民族主義政党、共産党、イスラム・ダワ党、ムスリム・ブラ
ザフッドなどは、イラク政治がアメリカに保護されることを拒絶してきた。イラク人
の支配的な世論は、イラクに対するアメリカの攻撃は、解放でなく、災忌につながる
という点で一致している。ブレアが遅ればせに、イラク人を心配する発言をしている
が、そんなものにかかわらないことである。

[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

3)・・・・・・・・・・
http://www.bekkoame.ne.jp/ro/gg9342/cre-/cre-1657.html
素人が口を突っ込む
[中略]
1978年10月秘密結社アル・ダワをも育てていたナジャフ在住のホメイニをイラ
クから退去命令
 その後ホメイニはパリへ亡命。そこでバニサドル、ゴドブザデらによって担がれる。
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 つまり、以上のごとく、「アル・ダワ」は、今の今、イラクで急速な盛り上がりを
見せているシーア派の系統であり、隣国イランと関係が深いイスラム革命政党なので
ある。

私は、この「アル・ダワ」復活の英文情報を、以下で発見した。

http://www.islamonline.net/


そこに至る前に、私は、以下のIslamOnlineをイスラム関係のリンク集を発見した。
「イスラムの世界の情報」の意味である。以下のそれぞれが、リンクになっているの
で、訪問して、お試しあれ。

このリンク集、http://worldofislam.info/に至った経路は、以下のわが通信からで
ある。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/?altmedka/aku580.html
http://asyura.com/0304/war32/msg/740.html
『亜空間通信』580号(2003/04/23)
【目下最大の謎イラク主要閣僚と数十万の軍勢はどこに消えたかへの答えは地下か】
[中略]
----- 1)この通信の内部の引用ここから ------------------------------
亜空間通信号外03.04.20.(2)昨日午後8時放映のバグダッドTBSi電網動画報道がムジャ
ヒディン情報と符合
http://www.asyura.com/0304/war32/msg/490.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 4 月 20 日 07:42:48:

亜空間通信号外03.04.20.(2)昨日午後8時放映のバグダッドTBSi電網動画報道がムジャ
ヒディン情報と符合

昨日午後8時放映のバグダッドTBSi電網動画報道がムジャヒディン情報と符合

以下が「ムジャヒディン情報」

 ----- 2)この通信の内部の引用ここから -----------------------------

バグダットの聖戦士指導者シェイク・アブ・イヤドからのメッセージ
http://www.asyura.com/0304/war32/msg/466.html

http://worldofislam.info/tonline/mpn/article.php?sid=560&mode=thread&order=0
http://worldofislam.info/tonline/mpn/article.php?sid=561&mode=thread&order=0
----- 引用ここまで ------------------------------


 ところが、この「バグダットの聖戦士指導者シェイク・アブ・イヤドからのメッセー
ジ」のリンクについては、叩くと、以下の回答となる。

Server Error in '/' Application.
-----------------------------------------------------------------
The resource cannot be found.

  つまり、「ゲリラ闘争を推進する側の「ムジャヒディン」勢力の電網宝庫は、サ
イバー戦争で破壊された可能性すらある状況である。

 そこで、上記のURLの前半を試してみたら、上記のリンク集、
http://worldofislam.info/があったのである。

 以上の簡単な紹介から判断できることは、イスラム、アラブ関係の様々な組織の中
には、武闘派もあり、言論派もあるということである。

 以上の情報を整理中、アメリカの友人が、以下に紹介する「痛烈皮肉」の英文記事
を送ってきた。これは、実は、大いに「わが意を得たり」の論評なので、これもやは
り、阿修羅戦争33掲示板に緊急投稿して置いた。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.asyura.com/0304/war33/msg/596.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 5 月 04 日 13:43:10:
痛烈皮肉出現:クリントンが国内政治上の都合で軍の技術を公開して情報ハイウエイ
を築き始めたのが、今では逆に、世界中からアメリカを批判する「言論の自由の道」
になってしまった。

 以上の主旨の最新の英語の論評を紹介する前に、わが「預言」を再録する。今か
ら5年ほど前に、冒険心に富む私が、無精で気障な自称文化人らから「ほとんどゴミ
ばかり」と言われていた電網に、危険は承知の上で、潜入し始めたころの拙文の一部
である。

----- 投稿の内部の引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/?altmedka/sengen.html
メディア批判:世界革命宣言

メディア批判と市民の情報発信は、今、決定的な重要課題である!

 この「メディア批判:木村愛二の『取って換わる国際情報基地』」の開設に至る直
接的な事情については、「1」の「その1」の「はしがき」に記した。

 しかし、これは同時に、私の年来の大手メディア批判の戦いの延長線上に連続して
切り開く、サイバー空間の新しい地平でもある。

 だが、だが、この情報基地の出城の高札でも注意したように、世間的には非常識で
危険な情報を伝えるに当たって、私はまず、マーク・トウェインの晩年のエッセイ
『人間とは何か』(中野好夫訳、岩波文庫)の一節「人間唯一の衝動」への注目を喚
起する。

 そこでは、無神論者とキリスト教宣教師がともに、自分では「良心の衝動」に駆ら
れたと思い込んで他人の思想を変え、その結果として他人を不幸にし、後悔の呵責に
苦しむのである。結論は「みんな自己満足、自己陶酔の現われにすぎんのだよ」であ
る。

「真実が靴の紐を結ばぬうちに、虚偽のニュースは世界を一周してしまう」

 この至言を、私は、戦前に大阪で発行されていた『現代新聞批判』)の復刻版で発
見した。掲載の日付は、1941年9月1日、いわゆる太平洋戦争勃発、または、アジア・
太平洋戦争における対米開戦の三か月と一週間前である。

 これもまた、 マーク・トウェインの言葉とあるが、まだ、英語の引用句事典など
には当たっていない。とかく有名な警句ほど、発言者の「伝説」であったという例が
多いので、一応、出典は留保しておくが、無線電信の開幕期に、その将来を鋭く予測
したものだとすれば、永遠の高い評価に値する。いままた、インターネット開幕期で
ある。再び真剣に この至言に耳を傾けることが必要だろう。

 日本ではもっぱら「トム・ソウヤー」「ハックルベリー・フイーン」の子供向け省
略版で知られるマーク・トウェインは、辛辣なヨーロッパ見聞記をものしたことで一
躍有名になった叩上げの新聞記者だったし、文明批評家ともいえる見識の持ち主だっ
た。

 それから、優に一世紀、いわゆる「情報化社会」の下での、『意識産業』(エンツェ
ンスベルガー)による意識の支配や、マスコミ業界の『第四の権力』(セルバン=シュ
レベール)化などが、こちらは叩き上げ不足の難解な言葉で議論され始めて久しいに
もかかわらず、古来からのいわく、「敵もサル者、引っ掻く者」とか、この次の宣伝
高札に記した拙作でも論じた如く、産学共同の見本、アカデミー業界苦心の「御用学
者」産出の方も止まることなく、自称「反体制」の不勉強に付け込む似非「左」だの
似非「市民派」だのまでが、そこここに徘徊し続けており、結果として、未だに大手
メディアへの幻想は断ち切れず、反撃の主体の存在すら明確ではない。

あえて預言する

 そこで一番重要なことは、自分の頭で考えるという単純明快、しかし実は非常に難
しい作業を、それぞれが権威に頼らず、個人に徹した上で行うことであり、そういう
個人同士が互いに鍛えあうことのできる仲間作りである。

 個人の自立的思考を可能にするために不可欠な基礎的条件は、情報を入手し、選り
分け、整理し、分析し、総合的判断を下す実務的能力である。

「預言者、邦に容れられず」とも言うが、あえて預言すれば、それぞれの市民が、以
上のような作業をこなし、自らを鍛え上げ、何らかの問題について判断を下すことが
できるようになった時に初めて、情報洪水を覆っていた深い霧の中から、大手メディ
アの虚構の巨城の最大の弱点、搦手の透かし彫が、ほの見えてくる。
[後略]
(以上の初出日時は電網に明記なし。周辺記事より1998.03.08以前に発表と判定)
----- 投稿の内部の引用ここまで ------------------------------

 以下が、この状況に関する最新のアメリカ人の皮肉たっぷりの論評である。要する
に、クリントン大統領が、国内政治上の都合で、軍の技術を公開して情報ハイウエイ
(高速道路)を築き始めたのが、今では逆に、世界中からアメリカを批判する「言論
の自由の道」になってしまったという主旨である。

 以下が、その英語の原文の全文紹介である。これまた、大変な情報洪水なので、今
後は、「木村愛二の選択による英語情報」と明記して配信することにした。

selected by K.A.:
While the mainstream media churns out war propaganda, the Internet quickly
mobilizes counter movements of dissent/interventionmag/May 2

http://www.interventionmag.com/cms/modules.php?op=modload&name=News&file=art
icle&sid=393

While the mainstream media churns out war propaganda, the Internet quickly
mobilizes counter movements of dissent.
By William Marvel
In their desperation to find some pretext that would allow them to use
"hypocrite" to describe something besides their own party leaders, a lot of
right-wing Republicans recently hurled the word at opponents of George
Bush's needless war. As they saw it (or as they wished others to see it),
those war protestors should have demonstrated just as furiously against Bill
Clinton when he used American military might.

There were those who did object to Clinton's more moderate military
ventures, including Republican congressmen who accused him of trying to
distract the public from his domestic problems. Even if Clinton had acted as
unilaterally and recklessly as Bush, and even if he had cowed Congress into
the infringement of as many civil liberties, I doubt we would have seen such
massive anti-administration demonstrations as descended on our cities last
winter. The main reason for that is the recent surge in internet use.

The internet grew to maturity during Clinton's administration, but as late
as the waning years of his presidency it had not invaded the homes of most
Americans. It was not until 1998 that I connected at home, and even then I
used it only for occasional communication with a few chosen friends.
Searching the web proved too tedious and time-consuming, yielding spotty,
unreliable information. It was not until the last year or two that I began
checking newspapers and university websites for useful material. Now I can
read this morning's news from Britain, France, or anywhere else with a
decipherable language, and that access has been especially important since
network television and radio started pandering to popular sentiment.

Reuters reported last week that the head of the British Broadcasting System
was "shocked" by the unquestioning regurgitation of government propaganda by
U.S. networks. While Fox News drew his greatest scorn, BBC Director General
Greg Dyke also specifically named Clear Channel Communications, a radio
conglomerate owned by a friend of the Bush family, which Dyke criticized for
organizing pro-war rallies to accompany its news. "For the health of our
democracy," said Dyke, "it's vital that we don't follow the path of many
American networks. If Iraq proved anything, it was that the BBC cannot
afford to mix patriotism and journalism. This is happening in the United
States and, if it continues, will undermine the credibility of the U.S.
electronic news media."

For my money, that credibility evaporated a long time ago, and I stopped
watching television altogether in 1998. I have never seen Fox News, but the
quotes of its announcers are all I need to convince me of its
newsworthlessness. When Dan Rather melodramatically remarked to an
interviewer that he would "go anywhere my president tells me," I wrote him
off as not being any kind of a journalist. Now that Disney owns ABC, I
consider ABC News just another animation of cartoon characters. A powerful
few now control our once-independent news media, using it as little more
than a means of manipulating the public to favor this-or-that war,
this-or-that candidate, or whatever legislation might be most favorable to
their corporations.

Over the internet this winter came news from countries with truly
independent presses, allowing potential dissenters to make more informed
decisions. When dissent reached a certain threshold, antiwar websites
appeared, giving readers an opportunity to discover that they were not alone
in their concerns. That encouraged activism and enabled the quick and
efficient organization of protests electronically. I decided to attend the
February 15 demonstration in New York only nine hours ahead of time because
a group email acquainted me with a bus that was leaving Portsmouth. I
attended the March 22-24 veterans' protest in Washington because of a
similar last-minute announcement.

That explains in large part why the latest Bush war drew so much more heat.
That is also why I expect the Republicans to act soon to regulate and tax
the internet: if they do not cripple it as a means for the people to
communicate, the people might take the information highway as the path to
real freedom.

 William Marvel is a freelance writer in New Hampshire and served in the
U.S. Army from 1968-1971. His many books include the award-winning
Andersonville: The Last Depot and Lee's Last Retreat: The Flight to
Appomattox. 

Posted Friday, May 2, 2003
----- 引用ここまで ------------------------------

最後の筆者紹介の部分だけを日本語で紹介すると、この論評の筆者、ウィリアム・マー
ヴェルは、1968年から1971年の間、アメリカ軍に勤務していた。著書の中には、賞を
取った作品、「リー」とあるのは南軍の敗将、「リー将軍」のことであろうから、南
北戦争に関する著書もあるのであるかなり広い歴史的な視野の持ち主であろう。

 さて、以上のごとく、イラクの現状、現在の電網情報の状況、わが5年前の電網
「世界革命」の「預言」、アメリカ人の電網情報に関する論評を列挙した上で、再び、
今から数えて、ちょうど15日、半月前に、阿修羅戦争32掲示板に出現した投稿、「バ
グダットの聖戦士指導者シェイク・アブ・イヤドからのメッセージ」を簡略に振り返
る。

----- 引用ここから ------------------------------
バグダットの聖戦士指導者シェイク・アブ・イヤドからのメッセージ
http://www.asyura.com/0304/war32/msg/466.html
投稿者 ドメル将軍 日時 2003 年 4 月 20 日 00:07:35:cje0BUN7ztE2U
(ごく一部の抄訳)

イラク軍がバグダッドを含む全都市から撤退した理由を説明することから始めよう。
この撤退に伴って起きたことは全て、聖戦士指導部とイラク軍指導部との協議に従っ
て起きた事だ。
[中略]
我々はタリバンと同じ戦術を採ることにした。
正規軍ではアメリカと戦えないと理解したイラクの指導部も、我々のシューラ(会議
での決定)を受け入れた。
我々が市民と共に居たら、不信心者は我々を滅ぼし、そして我々の市民をも滅ぼす。
だから撤退する。しかし、これは政治的には敗北を意味するだろう。
トラボラに優るものを見つけた我々が撤退した唯一の理由はこれである。

1989年にイラク軍が建造したバンカー(えん蔽壕)とトンネル、これは良い知らせだ。
イラク指導部の数人しかこの場所を知らない。
全てのイラク正規軍がバンカーに行くだろう。体制に忠実な15万人の戦士、150機の
ミグ27ジェット戦闘機(ミグの所在をカバーしたメディアは一つもない)、2500台の
イラクの戦車。
合意は次のようなものだ:
イラクの全戦力(砲兵隊、陸軍、情報機関、情報提供者、共和党防衛隊、フェダイー
ン・サダム、他の全軍隊)は武器を放棄して撤退し、
都市を不信心者に明渡してバンカーに向かう。

有難い事に、我々は嘗てはフェダイーン・サダムと呼ばれた若い聖戦士を預かった。
(注記:フェダイーンとは、大義に命を捧げるよう訓練された者のこと)
兄弟たちとウレマーの助けを借りて、彼らはフェダイーン・イスラムとなった。
彼等はバース党政権を非難し、タウヒードを受け入れ、アッラーの道のために死ぬこ
とを誓った。

我々は敵軍を手玉にとる。正規軍はこの種の戦争に慣れていない。
トンネルは3箇所にあるが、安全保障上の理由からその場所に触れることはできない。
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 この「ドメル将軍」の投稿を見た直後、私は、そこに記された英文の所在のURLを
クリックして、「ドメル将軍」の投稿に記録されていたものと同じ英文を、自分の電
網宝庫にも保存した。
 
 以下は、その保存作業を終えて直後に、私が発した「フォロー」投稿である。


----- 引用ここから ------------------------------
イラク軍指導部との協議の時期が不明ではあるが、基本的には、わが「焦土作戦」構
想の線に沿っている。Re: バグダット聖戦士指導者メッセージ
http://www.asyura.com/0304/war32/msg/482.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 4 月 20 日 04:52:18:

(回答先: バグダットの聖戦士指導者シェイク・アブ・イヤドからのメッセージ 投稿
者 ドメル将軍 日時 2003 年 4 月 20 日 00:07:35)
[中略]
 全部読みドメル将軍情報の実績を勘案し論理的と判断する。

イラク軍指導部との協議の時期が不明ではあるが、基本的には、わが「焦土作戦」構
想の線に沿っている。

 私は、すでに、残存しているはずの兵力を指摘し、可能性を広く考えるように示唆
した。
 [後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 私は、911事件直後から、「ドメル将軍」と名乗る匿名の投稿者に注目してきた。
たとえば彼は、「アフガンジハドニュース」と題する投稿を続けているが、それに記
されたアフガニスタンでのゲリラ闘争の一部始終は、最近の大手報道にも出始めた
「米兵死傷」などの報道によって、裏付けられている。

 だから私は、先に記したスラム関係のリンク集、「イスラムの世界の情報」、
http://worldofislam.info/の情報をも、むしろ、大手メディア報道よりも、信憑性
ありと判断するのである。

 これからの問題は、これらの「イスラムの世界の情報」の発信源が、いかにして、
武闘ではない平和主義、非暴力抵抗の路線に脱皮し、本通信の冒頭に私が記したよう
な、「世界の民衆の世論は、こぞってイラクの味方にならん」という方向に邁進する
か否か、なのである。

 私は、すでに別途記したが、このような情報交換が、戦前の日本では「敵性言語」
と呼ばれた英語によって、世界中に広がっていることにも、「痛烈皮肉」を覚えてい
る。

 私は今、強力な「日米」の両国籍の複数の友人の協力を得て、わが新編著『9・11
事件の真相と背景』(副題:「テロ」か? 自作自演の戦争挑発謀略か?アメリカ=
イスラエル=世界支配構想の核心を突く)の英訳を進めている。英語版ができれば、
即座にアラブ語に無料で訳すと、すでに約束してくれたアラブ人の友人もいる。

 英語版もアラブ語版も、紙印刷以前に、そのまま、出来次第、逐次、電網公開する
予定である。武闘か非暴力抵抗か、それ以前に決定的に重要なことは、孫子曰く、
「故上兵伐謀」(最上の戦争は敵の謀略を未然に破ること)なのである。

 わが新編著の内容が、「イスラムの世界の情報」に行き渡れば、それだけでも、平
和的な世界革命への画期的な跳躍が可能になると信ずる。

 2003年5月5日、「子供の日」の通信にしては、少し難し過ぎたかな。

 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長


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