1244.読者の声



Re: 国際戦略コラムno.1238.読者の声(戦争関係)  

化学的・生物的そして核大量破壊・・と言うより、殺傷兵器は、
今回の先制攻撃型侵略戦争を正当化する作業における筆頭にあたる
懸案だったと解しています。

現米共和党軍産需政権は、その政策戦略の第一とする、国連を罵倒
し、これを事実上壊滅させるための最初の手段として、世界中の世
論を撥ね付けて侵攻したと私は記憶しています。
イラクにおける大量殺戮兵器に対する安全保障委員会が行って来た
査察は”手緩い上に、効力を持たない”と、再三、罵倒し、”こん
な事ならば、われわれのような地上最強の軍事力を持って精細を加
えれば、たちどころに全てを解決し、且つ、史上最高の”米主導(
界隈)の民主主義・国民の自由”をイラクにもたらす事によって、
たとえ一般市民がこの侵略で殺傷されても喜ばれて余りあるはずだ。
崇高な神の意思を持って米軍が行う!”と言ったような趣旨で、
この攻撃に至っているはずです。

ここまで、啖呵を斬って大量殺戮を先制攻撃として始めたのにも関
らず、”世界中特に米・英に大いなる脅威となる”と言い張り、
さらには、在米イラク国外追放者達からCIAだか何処だかが得た、信
頼できる情報があるだのと大声でのたまった、”化学的・生物また
は核大量殺戮兵器”を、侵攻がすでに済み、かの超大国のおえらい
大統領閣下が勝利宣言を国内でも公言した。今でも、「たちどころ
に」はおろか、全く見つけ出せずにいるとは、どういう事なのでし
ょうか? 
うその情報で戦争を引き起こしたと言う事ならば、人道的にも、犯
罪行為にあたる可能性もあるでしょう。

それでなくとも、”査察など無駄だ!我々の方が速やかに仕事をや
り遂げる事が出来る。”と、彼らの侵攻への一番の言い訳であった、
”世界の脅威となりうる兵器”を見つけ出せずにいる一方で、復興
事業のそろばんを弾いている状況は、どう考えても納得行く事では
ないのでは?

大きな偏見と世界に対する嫌疑を持って侵攻へ、侵攻へと傾きつつ
ある超軍事大国に、先制攻撃と言う免罪符を与えてしまった現在で
は、もう取り返しが付かない所まで来ているように見えます。 

特に日本のような少し離れて冷静に物を考えられるはずの位置にい
る国が、その義務を怠り、諌言する機会を無にし、この超大国の愚
行に追随し続ける様は、悲しい限りであると同時に、これを正当化
しようとする人々からは、”この自称に付いては正しいか正しくな
いかで判断してはいけない。物事はそんなに簡単ではなく複雑なの
だ。”などの意味に準じる声にお目にかかる。そうしなければ、米
は北朝鮮問題を解決してくれなくなってしまうと言うものだ。 

私も大きな事は言える立場ではないが、合格するのに困難を極める
と言う、日本の司法国家試験では、色々と複雑に考える人間より、
社会におけるルールや正しさと誤りを小学生の目で考えようとする
人がより正解を導き出す事ができると聞きます。物事の本質とは複
雑怪奇に見えて実は単純であるとも私は考えます。
特に北朝鮮問題も、米軍時政権がイラクに揺さぶりをかけていたか
ら、問題が拡大した面も否めないのでは?

フランスやロシアは自国の利益しか見ておらず、その上彼らの兵器
や軍事力では、実際に何もできやしないだろう。と言う声もある。
だからこそ、きちんと他国を攻撃して確実に勝利できる御アメリカ
様に従っていた方が良いのだ。(と、実際に表記している文書はな
いですが…)その通り、米以外は、軍事介入や特に一国のみによる
世界のどの領域でも、これ以上の支配は必要なく、その傾向が出て
きた場合は、出来る限り阻止すべきであり、物事は困難であっても
、民主的・議会にて解決して行こうとしているのが、「古い」欧州
であると認識しています。

しかし、この民主的手順を愚弄するだけでなく、踏みにじった末、
自分の軍事力を過剰評価した上で勝手に侵攻を起こし、”イラク”
国民に自由と民主主義を!”と叫んでいる軍事国家に胡散臭さと矛
盾を感じてやまず、未だイラクの復興について、国民不在であるだ
けでなくあろうことか、イラク国内および中東での紛争がさらに勢
いを増す混乱をもたらしている。 
恐らくこれにより、さらに軍需が拡大し、かの国のある政権では、
ごひいきの産業および軍部に利益をもたらした結果となり、これか
らも留まる事を知らぬであろうから、ビジネス的にも万々歳である
かもしれない。
現在まで、自分が起こした会社は全て散々たる結果だったようであ
るから、ブッシュ元大統領も息子の”死のビジネス”手腕のすばら
しさに、鼻高々かもしれない。

そこには、人間そのものや私達の住む地球に対する敬意も誠意もな
く、ましてや正義など微塵も見られず、ただただ破壊を尽くす力(
金)のみに依存しようとする悲しき人間達がいるだけに見えるのは
私だけだろうか?

まるで、自分の武勇を過大評価し、それのみを信じ、自軍の兵士達
であっても他人を全て虫けら同然に扱った古代中国の武将、項羽が、
軍事的には、圧倒的に優位であったにも関わらず、四面楚歌の中、
自決した最後を連想させる。 
それでなければ、文化的にも軍事的にも繁栄の粋を極めたローマ帝
国が、遠方のちっぽけな属国の蛮行にあっけなく敗れ、急速に衰退
して行ったのは、属国が強かったからではなく、ローマの国政が腐
敗に満ちていたからであると言う、史実を思い起こさずにはいられ
ない。

第二次大戦終盤、米国が長崎・広島に落とした原爆は、日本国民に
自由と民主主義を与えるためだと言いながら、実際は、戦後日本の
占領地を取り合う話し合いが頓挫しており、相手のソビエトを牽制
するため開発途中の2種類の原子爆弾を見せ付けた。 これこそ、
いわゆるShock & awe(衝撃と畏怖)作戦の源泉であったのでしょう。
これと同じように、今回のイラク侵攻で云われ続けた”衝撃と畏怖
作戦”は、フセイン政権や中東の人々を恐れさせるためではなく、
現米軍事政権の意に添わぬ全てを封じ込める目的であったのだろう
と、今やっと考え至った次第です。

どちらにせよアラブの一般の人々は、どんなに貧困であろうと、
どんなに虐げられようと、たとえ殺されようとも、どこぞの極東の
島国と異なり、早々おいそれと自身の尊厳を放棄し、信心を捨て、
米国に畏怖を覚え、これに追従するとは思えず(私はアラブの人達
にそうであって欲しくないと願っている部分もありますが...)
このShock & aweの意図は、別の所(イスラエル? 
現政権、共和党が敵だと見なし続ける中国? はたまた、自由思想の
何たるかを、訳の分からぬ所にまで歪めて敵視を続けるフランス??
又は、今まだ経済的にも政治基盤的にも十分な回復は見られないが、
いつかは世界の表舞台に返り咲こうと各方面で努力し続けるロシア?
果ては、最近は全く元気がないが、回復すれば、必ずや米経済を
脅かすであろう日韓???)にあると考えています。

日本に対しては、彼らにとっては楽勝で、作戦大成功を自負してい
るでしょうね。

それでも、(米軍部を主とする)自分達に金も信頼も何もかも、い
つでも貢いで来て、見返りとなる事を全くしなくとも、怖くて文句
も言って来ないような極東の島国は彼の政権にとっては、これ以上
ない極上の鴨といった所でしょう。

草々
Tomconks(在英)
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政治家・SARS・に対する国の対応? ks_kiyo4 03.04.23.
 
@ 松浪議員に対する「福田官房長官」のコメントは政治献金問題
の騒ぎすぎはもっての外と取れる言動と解釈する父親は偉かったが
やはり息子はバカに等しい「暴言お許し」。
今回の暴力団献金問題も各社の報道文で献金会社が暴力団とは知ら
なかったとのこと言い訳に過ぎない、
  
法改正を直ちにする事だ・私たちの同好会会則「国の憲法」とわ行
かないまでも会の取り決めを謳ったもの憲法其の物はむやみに改正
出来ないが各条項の末尾に「付則」の項目が有るはず。今回の暴力
団とは知らなかったでは済まされないとは政治家与党野党とも充分
承知のはず。付則項目で「今後如何なる献金も相手先を承知の上献
金を受け付ける事万一後日間違いの判明の時は如何なる経過とも政
治家本人の責任で即刻議員を退任する」
   
過日ある政治家「自民党」が政治献金先をいちいち調べる事は出来
ないとか「調べる気がない」悪い例えで「乞食」さんに失礼ですが
今の政治家は全く「卑しい乞食」同然だ現在の乞食さんは貰った物
を無闇に口にしませんよ政治家は善悪の判断は人任せなにかあった
ら人のせいにする国会議員法を提出して与党野党全員で政治献金問
題の取り扱いを立法する事だ、
  
「政治家は献金わ受けた時必ず其の献金者の全てを承知し政治家本
人の責任とする」との付則項目でも取り入れることを提案する。
 
A 現在世界で特にアジア近隣諸国でSARSなる魔病が頻繁に流
行している。先の牛肉問題も国は日本には入る事は無いと断言して
いて、あの始末食肉業者もそれに関わる人々が難儀した。今回の
SARSも以前何方か大臣が日本にはまだ入っていない。との宣言
らしきものを言っていたが、小泉総理は自分で責任をとらなすぎる
から政府関係者がSARSの処置方法とか身近の人を良く観察して
国は責任を取られないので国民全ての責任で対処して欲しいとの
コメントを出して注意を与えて欲しいものだ。
  
失礼ですが国際戦略コラムの考えをお願いします「失礼をお許し下
さい」 阪本 潔
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(Fのコメント)
日本の政治屋(家になっていない)のレベルは低いため、私の論評
外ですね。政治思想を持った政治家がいない。理念が無い。このた
め、暴力団と付き合うことになるのではないですか??ワイロは当
たり前。

SARSについては、宮崎さんによると、中国の軍で細菌兵器研究
していた細菌が、漏れて人に感染してしまったようですね。この潜
伏期が3日から10日であり、中国の広州で疫病が出始めたのが、
去年の11月からで、もう4.5ケ月も経過している。これまでに
、広州や北京、香港、上海から日本人が大挙して帰国しているし、
中国からの渡航客も多くいる。この内にはSARSの患者が居た可
能性は大いにある。

このため、阪本さんの言う通りで、注意を喚起する必要がある思う。
日本企業と日本の官庁は、世界的基準からすると情報閉鎖している
と見られている中国政府と同様に危機的な状況を隠す傾向があるの
で、個人的な注意が必要であろう。

日本の皆様、どうか個人的な対応をしてください。このコラムから
のお願いです。
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宮崎正弘の国際ニュース・早読み 4月25日 通巻556号

中国のSARS、 細菌兵器テロ説が急浮上
メーディ連休を中止、国民の移動を抑制、北京では買いだめパニック

WHOは新型肺炎SARSの死者が、24日までで世界中で251
人、感染者は、疑いのある人を含めて4288人と発表した。
 米FRBは地区連銀の経済報告で、景気判断を「引き続き停滞」
とし、とくにSARSの影響に触れて、米国でも「観光業を圧迫」
しているとの懸念を表明した。同じ日にアメリカン航空は10億ド
ルの赤字決算を発表した。

 ▲国民に禁足令は非常事態宣言だ
 例年なら五月一日から一週間の連休を中国国民は旅行で愉しむ。
日本同様のゴールデンウィークだ。
財布の暖かい人は海外へ。中間層は国内のあまたある名勝地へどっ
と出かける。お金と暇がないひと達とて、近くの遊園地やデパート
や、大都会では都心の「ホコテン」を歩き、のんびりとアイスクー
ムを頬張る。

今年は異変で恒例の風景はない。
メーディの連休をたった一日に縮め、学校も休みとした。
北京大学では学生に帰郷を禁じている。要するに病原菌の蔓延を恐
れて、国民に移動しないようにと事実上の禁足令。中国は慎重な措
置に踏み切った。

 マスコミも公式発表も信じない民衆にはパニックによる買いだめ
まで起きた。上海では27日までと予定されていたモーターショー
が24日で突如終幕、45万人動員という目標は15万で終った。

 ▲細菌兵器テロ?
ワシントンポストは「最近兵器漏洩」説を追究し始め、「CHINA
 BRIEF」にも細菌兵器説を追究する論文が二本掲載されている。

 まずは発生説の誤謬。広東省仏山市が元凶で、ウィルスは「動物
」が原因(感冒にかかった鳥が犯人とする説)だとされた。
 それが人に感染し、人と人との接触が伝染のもとになった等と言
われ、瞬く間に広東に拡がり香港へでた。

ここで同じマンションとホテルの宿泊者が同時に感染し、また香港
からカナダへでた中国人から、急速に世界中へ拡がったわけだが、
北京も上海も四ヶ月近く、新型ウィルスの猛威を伝えなかった。
まるで元凶は香港だといわんばかりの情報操作をはじめようとした
形跡が濃厚である。
 WHOが北京へ行くまで「軍病院」への調査は拒否された。

 ▲なぜ軍の病院を査察させないのだ
この秘密性は憶測を逞しくさせた。「炭素菌を研究する中国軍のラ
ボから漏れた」(ゴードン・チャン「SARS危機」、米国ジェイ
ムズ財団発行「CHINA BRIEF」、4月22日号)。

 「国民の安寧より外国からの投資が重要であり、報道管制を続け
た」(ファー・イースタン・エコノミック・レビュー」、4月20
日号)。
「コロナ・ウィルスとはいえ、過去のウィルスとゲノムはまるで似
ていない」(ジュリー・ジャーバディング博士「全米疫病管理セン
ター」、17日記者会見)。

「伝染の早さから言っても細菌兵器の疑いは捨てきれない。化学兵
器は限定された地域と効力に時間の制限があり、テロリストは炭疽
菌のつぎにこれを狙った。中国は細菌兵器の研究開発に余念がなく
、46000人がこれに従事している」(リチャード・フィッシャ
ー「ジェイムズ財団」理事)。
 
セルゲイ・コレスニコフ(ロシア医療アカデミー)は「細菌兵器を
開発中の軍研究所から偶然の事故により漏れた可能性がある。なぜ
なら動物の自然発生説では説明の付かない風疹(MEASLES)
とおたふく風邪菌(MUMPS)を混合しているからだ。これらは
ラボでしか出来ないものである」(4月12日、イルクーツクでの
会議で発言)。

 ▲病原菌の種を中国へ輸出した国がある
 冷戦時代のロシアでは7万人が化学細菌戦争研究に従事していた
。79年にスベルドボボスクで事故が偶然に起きて、およそ一千人
が死んだ。

中国でも80年代に化学細菌戦争研究ラボで大事故が発生した形跡
がある(ケン・アリベック「バイオハザード(BIOHAZARD
)」、NY・ランダムハウス、99年刊、273p)。

「南アフリカ(で失業した)核物理学者,化学、細菌医学、科学者
、細菌研究者らが90年代にいくつかの病原菌の種を中国へ売却し
た」(「ワシントン・ポスト」、4月20日、21日連載記事)。

こうした事実を積み上げて見ると、もはや真因は明らかではないの
か?
==============================
> ◇ 今回のイラク戦争に関し、多くの軍事評論家は、イラク軍はア
> ッラーの神(宗教心)と熱狂的サダーム支持、更にゲリラ戦法・生
> 物化学の使用も加わり、頑強な抵抗を継続して戦闘は相当長期に渡
> る、と予想していました。

まともな人は。一ヶ月から、二ヶ月だろうと予測していましたが・・
代表的なのはキッシンジャー博士でしょうか、
日本のテレビ番組(昨年末収録、年初放送)で見ました。

実際、米軍が継続的に飛行監視空域内で爆撃を行っていたことや、
米軍の装備・戦術がこの10年で革命的に変わったことや、
フセイン体制はアラブでは群を抜いて非宗教的であることなどを勘案
すれば、長期化するとの予想に現実味がないことは明らかだと思って
いましたが、(まあ、事後に書いても信用されないかもしれませんが
、それはそれでかまいません)

うみ
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(Fのコメント)
うみさんの主張の観点は何ですか??どういう立場から発言してい
るのか明確でないため、何がいいたいか掴めません。
もう既に戦争開始から1ケ月は経ちましたが、やはり大量破壊兵器
は発見できていません。これに対してはどう思っているのですか??


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