<創造>という名の<光源> まとり 得丸さん、 「創造力は、危機において、最も力を発揮する、生命の危機を乗り 越える為に、身に付けた能力」だと言います。 工作や、収奪ではなく、<創造>に真の価値を見いだすこと。 消費する−その為の利便の追求としての豊かさから、<生きる>と いう願いを大事にすること。 物的な、成長神話にとらわれていませんか?<生きる豊かさ>でな く、<生活水準>にとらわれていませんか? <生きる豊かさ>の価値を、消費の拡大ではなく、<創造>の豊か さに向けるべきなのです。 例えば、食べるという行為は、単なるカロリーの確保や(一食にほ うり込まれた、エネルギー量の多寡の量)でなく、味覚の創造でな ければなりません。(それが、スローフードということ。) 着るという行為は、ステイタスのひけらかしの場ではないでしょう 。寒暖の為だけではありませんが、自己の一番身近な<センス>を 創造する場であり、人との豊かな感興の交流の手段です。 住むことすら、まず風雨からの安全を越えて、利便性を追求する、 発展の場になっていますが、要は、貝殻過ぎません。後は、生き方 の選択でしかないのです。 世界を見渡せば、同じ4人家族が、大邸宅から六畳一間ぐらいの空 間まで、様々な空間を切り取って使っています。そして、なんとか それぞれの生活を組みたてています。 重要なのは、<創造>することです。 生活の中にあって、創造をより意識していくことです。 アイデアとして、商品として、形を持つものから、単なる、生活上 の感覚的な付加価値でもいいかもしれない。命の芽を育むことかも しれない。 喜怒哀楽、内側から生まれいづるものを、大切にしていくことだ。 絶え間無い<創造>の新陳代謝の連続こそが、<生活・経済>であ り、その活性化こそが重要なのです。 止まってはいけません。 情報・通信、教育・娯楽、マスコミ、法律、医療、サービス、マネ ッジメント、芸術・表現行為等は、物的資源を大量に消費するとい うより、いわゆる<ソフト>の創造が重要な部門です。 日本は、モノにこだわり過ぎたのではありませんか? そして、それが、<こころ>をやせ衰えさせているのではないです か? <創造>それ自体が、人が内面に持つ<神>の力であり、<無量の 光>の力、その源なのです。 人類が、あるステージを終えたのは事実です。 しかし、新しい段階の文明への、長い道の、トビラの前に立ったの だと考えた方がいいでしょう。 わたしは、信じているのです。<人>は生き残ると。 きっと、あの、子供達のような笑顔をみせて。 そして、それが、きっと<光>なのです。 Matori ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー Re:<創造>という名の<光源> 得丸久文 まとりさん、 すばらしく元気づけてくれるお言葉をありがとうございます。 悲観的に考えても仕方ないですね。 「つくりだす」こと。どんな状況においても、何かを生み出すこと。 そこにすべての希望を託しましょう。 私もあなたの信念を共有したいと思います。 ============================== 軍事思考の中で、いまだに、<シー・レーン防衛>を上げる人がい るが、冷戦終了後に求められるのは、軍事的対抗策というより、< 対海賊><対テロ>への多国間警備行動ではないだろうか? グローバル化によって、富の偏在が続き、尚、その差を拡大させて いく中では、今まで以上に、海賊等のゲリラ的な行動は拡大すると 思われる。(国家統制の及ばぬ、地方権力の私掠や、黙認も含めて) アジア各国の海上警察力は、はなはだ御粗末であると、言わざるを 得ない。(予算がないから) 軍の一部が、小遣い稼ぎに兼業し ているのが実態ではなかろうか? 貿易等でのルールづくりがしっかりした段階で、 <アジアン・シー・ポリス>というような、多国間協力機構は出来 ないものだろうか? 高速巡視艇やヘリコプター等の航空機等を持ち、情報の共有と、国 境あるいは、経済水域を越えた、緊密な連絡枠での組織にすること での活動力の強化。 もちろん、現地採用主義は崩さずに、組織として多国籍化しておく のである。 国境を越えること、それでいて、各々が、多様性という<自尊の姿> のまま参加できることが重要なのだ。 今は無理でも<サンダーバード>みたいな、<国際救急機構>への 展望もあっていい。 大砲につぎ込むより、消防署の機能を高めるのに貢献する方が、日 本の国益にもあっているし、国民も誇りに思えると思う。そういう ODAならあってもいい。 日本の生産基地は、益々アジア各国へ広がりをみせている。物流路 の整備、管理は他人事ではなくなっている。<日本>は、すでに拡 大しているのだ。 神経(情報路)の確立も支えるべきだ。そして、情報路は、(少電 力だから)独立した再生エネルギー電源でも間に合うのだ。 知恵と知識が<人>を救うならば、惜しまないでおこう。 あらゆる<人>の中に、創造力は眠っている。 新しいステージの<文明>に、たどり着くために、スクラムを組み 直そう。 たった独りでは、誰も、そこへは到達できないのだから。 真鳥 まとり ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Fのコメント) まとりさんの言うとおり。しかし、現在米国は一国主義に走り、世 界の他の諸国がどう思っているかを配慮していない。 まとりさんが提示する方向とは逆の方向に行っている。 このため、世界の全ての問題を米国が好いようにすべてを解決する 体制になっている。これを世界の問題を世界で協力して解決すると いうように変化させないと、いけないように思う。