1189.読者の声



件名:No.1158 の国際戦略コラムの質問です。  
椙山と申します、少し前の記事になりますがお願い致します。

No.1158 の国際戦略コラムからです。
>もう1つ、アルカイダが北朝鮮から得た核物質の汚い爆弾を使用し
>たテロを米国は勿論であるが、イスラエル、オーストラリアなどに
>も行う可能性がある。

とありましたが、アルカイダとイスラエル対図は何となくアラブ対
ユダヤかなと思うのですが、アルカイダがなぜオーストラリアを攻
撃目標にあげるのかが理解できませんのでご教授よろしくお願い致
します。
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(Fのコメント)
豪州は米国の密接な連合国であり、イラク戦争でも軍隊を出すよう
だ。このため、アラブ敵対国家になる可能性が大きい。バリ島の爆
発事件でも、豪州人が一番死んでいる。イラク戦争に英国も加われ
ば、もちろん英国もテロに巻き込まれるでしょうね。
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日本は宗主国に従順たれ

 宗主国の出入りに日本植民地の奴隷たちはコメントする資格あり
ません。イラクの仏の石油利権を米は必要としています。

 日本は米の施策に賛成し、戦費と復興資金を必要なだけ支払う義
務があります。

 日本は事実上、米国の植民地。一般米国市民は別として、WASP
のエスタブリッシュメントの認識は日本はハワイやフィリピンと同
じ。秋山眞之の師であるマハン(Alfred T. Mahan)の海上権力史論
(The Influence of Sea Power upon History1787-1888)を背景にペ
ルリが砲艦外交で開国をせまり、日本の運命は決定。マハンと米海
軍で教育を受けた秋山と英国の商船高校で水夫の教育を受けた東郷
が、日英同盟下で英国に売ってもらった戦艦(三笠など)と無煙炭
で露バルチック艦隊を全滅した時点から、1945の日本占領政策
はスタート(オレンジ作戦)。
 連合軍(国連とも訳)の米英仏露中はだれも腹の底では、日本を
独立国とは思っていない。ちなみに北朝鮮、韓国と加・豪・印の英
連邦も日本は米の植民地の認識。
 米軍基地があり、米軍指揮下の日本人部隊(自称は自衛隊←隊列
組んで並んで自慰しているみたいな悲しい名前)がある植民地です。
良く働くので、実った富をプラザ合意後少し刈り取りました。尊大
なチャイナ人や自分の尻拭いも出来ない核汚染のスラブ人に飼われ
るよりはずっとゴージャスですね。
 イラクの石油利権のオコボレをもらえるかもしれません。ちぎれ
る程、尻尾振りましょう。
 「国民世論は戦争反対」という保険をかけて、政府見解は「米国
について逝きます何処までも」とアメリカーナとブリタニカの世の
続く限り。
仁科 優
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(Fのコメント)
そのとおり。米国の覇権が続く限り、日本は米国の従属国と見なさ
れるし、米国は日本周辺に、日本を敵とする国家を配置するでしょ
うね。従属関係を打破するのは、日本単独では無理がある。
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件名:リンク報告  

初めまして。いつも拝読してをります。
『奇魂』といふ批評同人誌のサイトから参りました。
管理人の高坂と申します。
この度、貴サイトをリンクさせて頂きました。ご報告申し上げます。
それでは、皆様の活動が益々ご発展されますことをお祈りしつつ、
失礼致します。 高坂
http://www8.plala.or.jp/Kusimitama/
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(Tより)
『奇魂』はリンク集21に相互接続マークで掲載しました。
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「WEB 国民議会」の議員さんになって下さい
まずは「WEB 国民議会」のHPをどうぞ
http://y7.net/jpchange

日本を良くする為日本を変える為に皆様にこのメ−ルをお送りさせ
て頂いております どうか宜しくお願いを申し上げます。

WEB 国民議会 議員総代 浅井岩夫  
岐阜市八島町18番地

お問い合わせは aihope@fli.freeserve.ne.jp

本日は貴方様のお承託なく一方的にこのメ−ルを送信させて頂きま
して誠にあいすみませんでした 有難う御座いました。
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潮時(世界秩序喪失がもたらしたもの)
s子

正義はなくとも秩序ある社会がよいとまで言われるように、何事に
おいても秩序は重要である。
秩序を失うということはひとつの社会なり国家なりの衰退を意味す
るそうだ。

東西冷戦の終結はソ連共産主義の崩壊であり、資本主義の勝利であ
ると表面上はとらえることができるが、冷戦の終結は世界秩序の喪
失であるとみなすほうが、その後の世界を読みやすい。あい対する
敵の消滅で米帝国主義が出現することになったが、9・11テロ事
件より資本主義を象徴する世界貿易センタービルの崩壊で、今や資
本主義の存続も危ういものとなっている。

実体経済を上回る実体なき経済、エンロンやワールドコムの破綻に
みるまやかしの経済、利潤ばかりを追求するがためにひとり勝ちを
推奨する経済等、資本主義のマイナス面ばかりが浮き彫りになって
いる。

また、ひとつの都市の陥落がその国家の破滅につながることは歴史
上多々あることだと言われるように、世界貿易センタービルの崩壊
は自由と民主主義を標榜する米国の衰退にもつながっているように
思える。

自由といっても野放し状態のわがまま個人主義であり、民主主義と
は名ばかりの米国流偽りの民主主義でしかない。
ITによる情報伝達の加速化が更に拍車をかけ世界をカオスへと導き、
ダブルパンチどころかトリプルパンチをくらい、世界は歴史上の大
転換期を迎えつつあることが不確実な世の中にあって唯一明確なも
のになっている。

1890年に米国の開拓精神が消滅して以降、正義を振りかざしつ
つ好戦国の道を歩み続けた米国路線もここイラク攻撃にきて行き詰
まった感がある。

戦争に勝者、敗者はあっても正義は存在しないと言われるように、
世界は正義という言葉の力を借りて愛国心を煽り国家統一を維持し
てゆく米国のご都合主義に振り回されることにもう充分嫌気がさし
ている。

世界秩序をなくした今こそは米国一極支配を許してなるものかと、
各国が米国の足元をすくう機会を虎視眈々と狙っているように思え
る。
9・11テロ事件後、ロシアは対テロに向けて米国協調路線を歩ん
でいたが、イラク攻撃に際しては仏独と共に反戦を表明している。

中国は民主化を図り米国に擦り寄りつつ軍拡を図るという図太さで
ある。
我が日本はといえば、9・11テロ事件以降の米国の変貌に気づか
ず盲従している。
その米国からは金融テロ攻撃にあい国内経済は瀕死の状態にあり、
国債の格付けも下がり世界からの信用も失いつつある。

一時はアジアより羨望のまなざしを受けていたにもかかわらず、
今や反面教師としての日本の姿を何といったらいいのか。
そこへ北朝鮮の短距離ミサイルシルクワームが日本海に打ち落とさ
れたのである。
日本に対する威嚇と米国へのゆさぶり戦法に対して、イラク攻撃し
か眼中にない米国は北朝鮮に食料支援をおこなうという宥和策で
当面の事態を乗り越えようとしている。

これで米国が同盟とは名ばかりで国内状態が死に体のような日本を
守ってくれる意思のないことが明白となった。
更に自虐史観に加えてメディア偏向報道という内圧と中国、韓国、
米国という外圧により大局をとらえることもできず、展望も見出せ
ないがんじがらめの日本に21世紀を生き抜いてゆく道はあるのか
とさえ思う。
が、見方によっては歴史的大転換期にある今日こそが日本を自立へ
の道へと誘う良い機会であるととらえることもできる。

「恋はより多く愛した者が敗者になる。」らしい。
米国は双子の赤字を抱えつつ今日帝国面していられるのは、世界最
大の債権国である日本を恋人にもち、その恋人なしでは今日も明日
も考えられない状態にあるからである。
愛は与えるものであるということは私達も知っている。

しかしながら、この半世紀余りの長い交際期間を経て果たして米国
からの愛はあったのだろうか。
それにもまして日本は随分と貢ぎ愛を惜しみなく与えたように思う。
おかげで身も心もボロボロになり、この先どう考えても米国と共に
歩む未来像は描けそうにない。

愛することに疲れたみたい(?)。だからといって愛を捨てたわけ
でもないけど、21世紀のこれからを日本は自らの国家観を変えて
生き延びてゆくというのは、案外いいかもしれないと思う。

国家観を変えるというのは価値観を変えることでもある。
幸いにして(?)資本主義も終焉しつつあるようだ。
ということはエネルギー革命によってもたらされた物質文明からの
脱却を図れということなのかもしれない。

21世紀は知の世紀でもあると言われるように、これまでは視点が
外に向かい周囲の変化の中で自己の存在を確認していたような節が
あるが、これからは視点を自己という内へ向け、自己の変革により
周囲の変化を感じ取れる人間になることではなかろうか。

そして、私達は与えられた知識を吸収するだけではなく、自らが率
先して学び自己と対峙しつつ、自らの力で真理を追究してゆく姿勢
を培うことにある。
つまり自己を知る、極めるということだろう。
そしてこれこそが何よりも美しい生き方のように思える。
美しく生きていればそれに見合った出会いもあるはずだ。

「紀元前87年・・・当時のアテネが、軍事的にも経済的にも無視
できない存在であったからではない。ただ、アテネには、いまだに
精神的な意味での力があった。三等国に落ちても、アテネは、ギリ
シアの象徴ではありつづけたのである。」
(ローマ人の物語 勝者の混迷 下7  塩野七生著)

このくだりを読んだ時、私の目も心も釘付けになった。
ひとつの民族にとって誇り高く美しく生きることの重要性が歴史の
中で見事に証明されているではないか。
21世紀初頭のこの大変革期にあって、時代の潮流に乗ることもで
きず、いつまでも過去の栄光にしがみつき好戦的であり続ける米国
とはそろそろさようならである。

私達は生き延びるために新たな覚悟を強いられたようだ。

参考文献   「愛の年代記」  塩野七生著
       「コンスタンティノープルの陥落」  塩野七生著
       「マキアヴェッリ語録」  塩野七生著


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