1182.新しい芽と古い芽



私 kiyo4 は幾度となくイラク問題は投稿していますが、今日国連
でのイラク問題の結論は「ブッシュ」の発言にNO の結果が出ました
世界の国々が戦争反対を叫んでいる証拠が採択された物と考えます。

私は16歳の時に今のアメリカに三国同盟とかで当時の日本の良し
悪しは、ともかく今のイラクと同様、何となくいんぎんに攻め立て
られた思いがあります。確かに当時の日本は間違っていたでしょう
。だが国民は国の言ってることを信じて、国策とかで好むと好まざ
るをとわず戦争に引きずりこまれます。

私は今77歳です。当時を知る国会議員はまだ居られる筈です。イラ
ク・北朝鮮問題よりフランス・ドイツ等の叫んでいる戦争反対は、
日本こそ原爆被害国で第二次大戦の当事者です。絶対戦争反対を叫
んで欲しい。

今日2月15日の新聞に政府まがい記事が出ていましたが、なぜ小泉総
理の言葉で世界に発せられないのか、外務大臣や幹事長などの発言
でごまかさずに、日本は戦後アメリカのお世話で今日がある。アメ
リカに反対する様な発言は出来ないから、国民の皆さんはイラクに
関する事はブッシュの意のままに追従すると、日本国民や世界の人
々に発信するべきです。だが日本は「戦争」には絶対反対ですと、
大声で言って欲しいと思います。「子供」じみた表現ですが戦争を
経験した者は声を大にして言いたい。国会議員の方も戦争に参加さ
れた方が居られる筈、この際残された人生を国会議員の最後として
戦争反対を唱えて欲しいお願いします。小泉総理も男になって欲し
い。

この項を読んで頂いた方に暴言をお詫び致します。
     03.02.15.pm21.10.    kiyo4
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イラク戦争での日本の対応
米国の単独イラク戦が開始する。これに対して日本はどうするか
             Fより

を拝見しましたなるほどF氏のコメントも分かります。日本のアメ
リカに対する行動も小泉総理のコメントも、今日のニュ−スでほと
んどはっきりしてきた様です。いずれにしろ、私たちは良いにしろ
悪にしろ小泉総理に任したのは間違いない。
でも「ブッシュ」は「キチガイ」じみていると思う。何度も言って
いるが、世界中で自国「ブッシュ」だけが正しと??傲慢にも思っ
ているとしか思えない・

私は「イラク」が正しいとは言っていません只戦争の反対を言って
いるだけ世界中が戦争の反対を叫んでいる。  「ブッシユ」よ
もう一度考えてくれ小泉にはもう頼まない私は日本を諦めた??。

F氏殿に聞きたいブッシュももう後には引けないでしょう。
勿論フランスも同様と思うブッシュが金にあかして日本を手懐けて
ブッシュの見かたを傀儡する様、ブッシュは直接手出しせずに今後
も自分の思いのまま突き進むと思うが、フランス始め戦争反対派は
ブッシュの意のままにはさてどうか国連の合意なくてもイラクに戦
争を吹っかけるつもり。国連の理事国の賛成が多数派工作で可決し
たとして戦争に突入すればどうなるか?各メデアの報道通り短期間
で終了すれば良し・まかり間違って長期化すれば「世界第3次大戦
」に陥る事も考えるべきと思いますが考えすぎですか。

F先生のお考えを是非お教え下さい。

単純に戦争反対と世界平和を考える壮老人の kiyo4 から
    03.02.17.pm20.24. ks_kiyo4@yahoo.co.jp
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(Fのコメント)
世界世論は、戦争反対で一致している。しかし、日本の歴史でも、
世界の歴史でも、強い者が弱い者を滅ぼしている。正義は力なりの
世界であることも事実です。

しかし、世界の世論に反抗して、かつイラク戦争が長期になると、
ベトナム戦争の時のように、世界的な米国の威信は地に落ちること
になり、反米を標榜している独仏とロシアが力を持つように感じる
。

それを見越して韓国は米国離れをしているようだし、中国も同様で
ある。日本も自民党が親米で、他の与党と野党が反米にするしかな
い。どちらでもいける体制にしておくことだ。それが戦略ですよ。
国家戦略はずるくないと、勤まらない。

米国という古い芽から独仏という新しい芽が芽吹いているのかもし
れませんね。
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新しい芽と古い芽。        MN 
>私は投機経済を重要視しています。

それ分かるような気がします。
私もこの金融の世界を選んだ理由が何となく、直感で先物やデリバ
ティヴに轢き付けられたからでした。
でも、何故、投機経済がここまで発展することになったと思います
か。もともとの論拠は、19世紀以来、いかに市場経済の中から「不
況と好況を無くすか」という試みだったのではないでしょうか。
私は、市場経済が自然発生的に出す“膿”をだれが吸い取るかだと
思っていますよ。
近経は、市場経済そのもに吸い取らせて、その後のケインズ派は、
国に吸い取らせたわけですよね。それで、国の吸い取る具合に限界
が来て、マネタリズムの登場、デリバティブもマネタリズムから生
まれたものです。元は、「米国債」が最大のテーマだったと思いま
すよ。デリバティブの戦略を見ているとまさに、西洋人的な発想だ
なあと感じます。要するに、どんどん手術していけば、いつか完全
な健康体になると。多くは、リスク=不確実性と考えるようですが
、私は彼らのリスク=膿だと思っています。投機経済が今後も発展
するとお考えが少なからずおありのようですが、まだ私の答えは微
妙ですね。私の支持する相場の師匠は、こいつは崩れはじめるてい
ると言っています。ソロスも「80年代以降は、危ないところを行っ
たり来たりしてる」と言ってますでしょう。改めて言うのもなんで
すが、世界のGDPが30兆ドルに対して、世界のデリバティブが111兆
ドルですよ。今、また、ヘッジ・ファンドの大半の連中は、システ
ム・トレードといって、コンピューターに過去の統計データをいれ
パターン分析しそれで相場をはったり、です。ロケット・サイエン
ティストが、ウォール街で大もうけできるわけです。錬金術の世界
を感じますね。このウォール街の金融の世界を見ていると、色々な
ものがここに集まり大きな変化を迎えつつあるなと感じます。

そして、冷戦の崩壊で流れが大きくうねり始めたと思います。
世界が新しい秩序を模索しはじめているというやつですね。
それは、政治だけではなく、経済、社会、人のこころ、地球環境ま
でも巻き込んだ壮大な変革。
私は、人間のつくるシステムには、すべて欠陥があると考えていま
す。それは、もともと完璧が不可能だからではなく、人間の思考方
法に問題があり、何故、地球などの星がこれだけの長期間同じシス
テムを維持できるのかという、自然社会のテーマにあるホメオスタ
シスの原理を市場経済に取り込んでいないからだと見ています。
問題は、人間の「線形思考」にあると。つまり、原因と結果の間に
単一的・画一的な関係が常に成り立つという発想です。人間の成長
は、上ばかりを望みますが、最も理想なのは、円=循環だ思いませ
んでしょうか。なぜ、景気の変動が起こるかと言われると、結局は
、人間の線形的思考が作り出すシステムがある一定の成長段階まで
は、自然の法則の影響を受けませんが、ある一定上になるとホメオ
スタシスの力が働いて、元に戻されると見ています。中国のタオ・
マークもこれと似ていますね。「非線形思考」に人間が関心を持ち
始めたのは重要です。それは、循環性システムを作り出すための
過渡期に入ったと見ています。つまり、物事の中心を捕らえていく
ことよりも事象同士の関係を捉えていく発想ですね。これは、金融
市場でも重要です。愚かな相場師は、その銘柄を徹底的に分析して
そこに勝つ法則性を見出しますが、私は、各市場同士でお金が行き
かい、その場その場で、カオスの発生と自己組織化、そしてカタス
トロフィの繰り返しをしていくものではないかと見ています。
つまり、「波乗り」に近いです。波の動きを解明していくことより
もその来た波に、また来るであろう波に一番的確に反応していくこ
とを考えます。ただ、その構造を知るために、今のシステムがどう
いうものなのかは勉強しますし、今もしてます。

さて、現代の新しい芽と古い芽とは?

古い芽:
資本主義システム
米国による国際秩序
大量消費社会
西洋科学思想

新しい芽:
インターネット
東洋思想
科学の発想を取り入れ始めた宗教

生命とは不思議なものですが、遺伝子情報の蓄積を
しながら、ある一定ラインを超えると急に別の
性質を帯び始めます。危機との連続的衝突も
似たような変化を引き起こします。
今回もそれに期待ですね。
最後の決め手は、この危機と変化を見続ける
一般の人々が何かを感じ始め、
新しい行動に移っていくことだと思いますよ。


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