1168.読者の声



初めて投稿いたします      こご   BBSより
はじめまして。

皆さんの考えておられることを教えていただきたいのですが、
・今後、日本にとっての脅威とは、具体的に何か?
皆さんの意見を聞かせてください。
国家単位の脅威でも、まったく別の単位の脅威でもいいのですが、
具体的に(つまり、そのアクターが、何をするから、もしくは、その
アクターのいかなる面が、日本にとって脅威なのか)お願いします。
今後、と書きましたが、5年10年の短期スパンでもかまいませんし、
中長期的スパンでもかまいません。

中国脅威論とか、北朝鮮の核の脅威がとか言われていますが、
別の脅威もありえるかと思いますし、この二つの論を補強
もしくは論破するものでも構いません。
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(Fのコメント)
世界的にも、米国の脅威が一番大きいのではないかと思う。
米国は侵略戦争を禁止している国際法を超越できる、してしまう。
米国が敵と認定した国家をその国が米国を攻める可能性が無いにも
かかわらず、無条件に、先制攻撃できる権利があると明言している
。

国際法上、世界の各国は米国と同様の権利を有することになり、
中国や北朝鮮もこの米国と同様な権利を有することができる。
このため、日本の憲法の存立基盤である国際法上での侵略戦争禁止
が、事実上崩壊することになるのです。このため日本憲法の改正は
、せざるを得ないことになっている。

この上、世界的な脅威である北朝鮮は、米国が日本から金をむしり
取るために、世界的にも危険な核戦争準備しているにも関わらず、
かつ生産した核をアルカイダに渡して、米国にテロをする可能性が
あっても、それを放置する。このような見え見えなことをする覇権
国家は近世以降では米国だけである。このため、国際法を無視する
とは近世以前に逆戻りした印象を受けるのは私だけであろうか??

日本は世界第2位の経済大国であるがゆえに、過去も将来も中国と
米国から日本は金をむしり取られるのでしょうね。それがいやなら
、感謝もされない中国へのODAを止め、かつ日本の軍事的な自立
が必要なのであろう。
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『亜空間通信』479号(2003/02/4)
【ブッシュがシャトル惨事再発警告を無視したことが発覚し大統領
府報道官も認知】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 先月来、『仰天!地方自治・文化都市武蔵野周遊記』の完成と、
2.2.「有事法制反対鶴ヶ島市民連絡会」主催の「平和講演」の準備
の都合上、本通信を間引いていたが、
2.2.当日の朝、アメリカのシャトル惨事が報道され、本日、阿修羅
戦争23掲示板に、
以下の情報が出現した。

 重要性を考慮し、本通信にも丸投げする。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.asyura.com/2003/war23/msg/217.html
ホワイトハウスは昨夏、元NASA技師からのシャトル惨事再発の警告
を完全に無視していたことが発覚
投稿者 佐藤雅彦 日時 2003 年 2 月 04 日 13:38:05:

●フライシャーがどういう思惑でこういう“身内の恥部”を語った
かは不明ですが(たぶん大統領に警告書簡を送った元NASA技師ドン
・ネルソン氏が怒りの告発をしたのではないかと推測できますが)
、またも小ブッシュの無能ぶりがさらけ出されたようです。(この
記事を読むかぎり、ホワイトハウスの取り巻き連中がブッシュにま
で手紙をまわさずに、シャトルに脱出用ポッドが付くまで乗組員の
数を減らせ、というネルソン氏の要求はこの取り巻きにはねつけら
れたようですが、仮にそれが真相だとして、こういう“裸の王様”
みたいな体制にしてあったのも、結局はブッシュの管理責任になっ
てくるでしょう。……やはり彼は能なしの部下を雇って情報遮断を
招いた能なしだった、と……。)

●……あるいはバカを装って、父親のときには実現できなかった「
ノースウッズ作戦(Operation Northwoods)」のイラク版を試すつ
もりなのでしょうか? 事故直後の大統領演説では歯の浮くような
レトリックで飾りたてた空虚な美辞麗句を並べ立てていたのに、最
初からシャトルの安全性には無関心だったことがバレてしまっては
どんな御託を並べても効果なしですな。
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http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml;jsessionid=4LSBG4UPQKKBWCRBAELCFFA?
type=politicsNews&storyID=2162263

White House Was Warned of Shuttle Safety
【ホワイトハウスはスペースシャトルの安全問題について事前に警
告を受けていた】

Mon February 3, 2003 07:46 PM ET
By Randall Mikkelsen

WASHINGTON (Reuters) - A former NASA safety official wrote 
to President Bush
last year to warn of "another catastrophic space shuttle accident," but Bush
did not see the letter and the writer's plea was rejected, the White House
said on Monday.
【NASAの元安全対策担当官が昨年ブッシュ大統領に「スペースシャトルの惨事が再び
繰り返される」と警告する手紙を出していたのに、ブッシュはそれを見ることさえせ
ず、差出人の請願は拒絶されていた、と月曜(2月3日)にホワイトハウスが発表し
た。】

Columbia broke up on Saturday as it began to reenter the atmosphere over
Texas, shortly before it was to land.

White House spokesman Ari Fleischer said Bush had not seen the letter
written to him on Aug. 25, 2002, by former NASA safety engineer Don Nelson
expressing concerns over shuttle safety. "Your intervention is required to
prevent another catastrophic space shuttle accident," Nelson said.
【ホワイトハウスのアリ・フライシャー報道官は、NASAの技師だったドン・ネルソン
氏がシャトルの安全問題について不安を表明した2002年8月25日付けの手紙にブッシュ
は目を通しさえしなかったと語った。この手紙にネルソン氏はこう書いていた――
「スペースシャトルの大惨事を再び起こさぬようにするには、あなたのお力添えが必
要なのです」。】

He cited specific safety incidents including a 2000 inspection of Columbia
which found 3,500 wiring defects, as well as charges such as a July 2002
inspector general's report that the shuttle safety program was not properly
managed.
【ネルソン氏は、この手紙の中で2000年に行なったコロンビア機の査察で3500ヵ所に
およぶ配線の破損が見つかったことや2002年7月の査察局長報告書でシャトルの安全
管理プログラムの管理運用に欠陥があると警告されたことを示して、警告を行なって
いた。】

"The lives of our astronauts and the future of our space program must not be
ignored," he said. He urged Bush to limit the size of the shuttle's crew to
four until an escape pod was built.
【「我々の宇宙飛行士たちの生命と我が国の宇宙開発計画をないがしろにしてはなり
ません」――ネルソン氏はそう書いて、脱出用ポッドが建造されるまでシャトルの乗
組員を4人に制限するようブッシュ大統領の政策介入を求めていた。】

White House science adviser John Marburger wrote back to Nelson on Dec. 4,
saying his office had discussed the concerns with NASA officials. "NASA
places a high priority on safety and has instituted a program of developing
and implementing safety upgrades to reduce the risk to space shuttle crews,"
he said.

"Based on these discussions I do not think that it is appropriate for the
president to issue a moratorium on space shuttle launches at this time."
Fleischer said on Sunday that an escape pod would not have saved Columbia's
astronauts.

Bush received a briefing on Monday from NASA administrator Sean O'Keefe on
the investigation into the Columbia disaster and the two spoke of their
determination to return to space.

"While we grieve for these astronauts, the cause for which they died will
continue. America's journey into space will go on," Bush said in a speech to
employees at the National Institutes of Health.

As he briefed the president O'Keefe said he intended "to get back into space
as soon as possible with all safety issues having been fully, fully
explored," Fleischer said.

Bush, who is to attend a memorial service in Houston on Tuesday for the
shuttle crew, asked about the well-being of the astronauts' families and
NASA morale, and looked ahead to an eventual resumption of flights,
Fleischer said.

"The president talked about the status of the next crews and the morale of
the next crew and how they are ready to go as soon as they are able to go
back into space." He said, however, Bush did not suggest a timetable for the
investigation. Shuttle flights have been grounded following Saturday's
accident.

Bush proposed a 22 percent increase on Monday for the space shuttle program
in his fiscal 2004 federal budget request to Congress, which was prepared
before the Columbia disaster. He requested $3.9 billion for the program,
compared with $3.2 billion in 2003.

Administration officials left the door open to further increases if sought
by Congress. They said it was too early to consider whether to replace the
lost shuttle -- one of four in the program, or to tackle other issues such
as developing a successor spacecraft.

Columbia's loss has prompted calls for more spending to upgrade the aging
shuttle fleet and develop a new space plane.

In addition to the space shuttle funding increase, the proposed total budget
for NASA was slated for a smaller increase, rising $469 million to $15.47
billion, reflecting one-time expenses in 2003 that would not be repeated,
Fleischer said.

 以上。
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木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
E-mail:altmedka@jca.apc.org
URL:http://www.jca.apc.org/?altmedka/
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情報戦を生きるS子
koo2216
スペースシャトル「コロンビア」が帰還に向けて大気圏に再突入、
着陸を目前にして空中分解し、七名の宇宙飛行士の尊い命が一瞬に
して消えた。

機体の老朽化と左翼断熱タイルの落下が原因ではないかと指摘され
てはいるが、今回の事故は、世界の覇権どころか宇宙の覇権までを
も手に入れようという米国の強引な姿勢が裏目に出たとは言えない
だろうか。

事故で亡くなられた七名の宇宙飛行士の方には申し訳ないが、私は
ここに帝国の奢りゆえの「隙」を見たような気がした。

イラク攻撃を控えてのこの痛ましい事故は米国に暗雲をもたらす
象徴的な出来事のようにも思えるが、どうだろう。

強引と言えばイラク攻撃も又同じである。
何としてもフセインに悪の烙印を押したい。
アフガン戦争の成功(?)が米国を更にイラク攻撃へと駆り立て、
同じ轍を踏もうとしている。ひとつの成功が米国に自信をもたらし
戦争に固執し始めたようだ。

情報とは生きる力であると言ったことがある。
国家も生きてゆくためにはこの情報は必要不可欠であるというのは、
太古の昔も今も変わりはない。ただ現在はインターネットという
ハイテク技術のおかげで、居ながらにして膨大な情報量を得ること
ができるという利点に恵まれ、太古の人々のようにわざわざ自分の
足で出向いて  情報収集しなくてもよくなった。しかしながら生き
るうえで国家にとって、本当に欲しい情報はどれなのかという選択
と、その情報が真実であるのか否かという判断を迫られていること
も事実である。

現在世界が混沌としているのは、その情報の伝達があまりにも速す
ぎることに起因しているように思える。
飛脚がいくら足が速くてもとてもインターネットには勝てないよう
に、情報時代を生きるには、国内外の情勢がめまぐるしく変化して
ゆくことは避けられないし、覚悟すべきことだろうと考える。

又、情報伝達としての道路は国土の動脈であり、両刃の剣でもある
と言われるように、新しい幹線道路が一本できることにより その町
の様相がみるみるうちに変わってしまうというのは多々あることで
ある。

物や人の移動を速やかにおこなうという名目でつくられた道路であ
っても、これによって物や人の動きが分散されることはまずなく、
新しい道路に流れが集中してしまい、従来の道路沿いで生活してい
た人々にとっては情報から漏れてゆくという状況が生まれる。

 町を発展させるつもりの道路建設も結局は町に空洞化現象を生じさ
せ、活力を失わせることとなる。なんとも皮肉なことだが、太古の
昔も今も情報伝達の手段として道路が重要な位置を占めているので
あれば、外敵も侵入しやすいということであり、それだけ生活も脅
かされやすいということを私達は知っておくべきだろう。

このように今日情報社会に生きることは大変困難を極める。
今や誰もが情報をもっているのは当たり前になってしまった。
情報戦略においてはより速くその情報を収集した者が勝ちのように
言われるが、それだけではないように思える。

あらゆる錯綜した情報がひとつの点となる。
そのひとつになった情報をいつ生かすか。
つまり絶好の好機を捕らえその情報を生かすことにあるような気が
する。

今米国はスペースシャトル「コロンビア」の事故でつまずき、
イラク攻撃の出鼻をくじかれたような格好となった。
帝国の足元がぐらついたのである。
士気が上がるどころか不運に見舞われ米国は深い悲しみの中にある。
この隙を突いて私達は反戦運動を一気に押し進めることはできない
のだろうか。

9・11テロ事件は米国の愛国心を煽り、アフガン戦争を揺ぎない
ものにした。
確信はもてなくとも動機はあった(ように見られた)。
世界は米国の軍事行動を仕方なく容認せざるを得なかった。

しかし、今回のイラク攻撃だけは動機もなく強引な論理だけであり、
無謀な戦争だと言える。スペースシャトル「コロンビア」の事故が
単なる偶然であったのか、それともイラク攻撃を回避させる良き偶
然であったのかを、私達は見極めなければならない。

偶然に思えることも必然に変え、歴史をつくってゆくのは
私達人間であるはずだ。
人間の英知を結集すれば解決策は必ずどこかにあるはずである。
ザマの会戦でローマ軍に敗れた
カルタゴの将軍ハンニバルの言った言葉は印象的である。

「多くのことは、それ自体では不可能事に見える。
だが、視点を変えるだけで可能事になりうる。」
(「ローマ人の物語 4」塩野七生著)

情報を生かすも殺すも私達次第であるということだ。


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