1164.ユビキタス社会の構図3



ユビキタス社会では、IPカメラとその応用が重要な要素となる。
その解説をしよう。    Tより

CCDカメラは秋葉原で安いのは5000円以下で買える。
このカメラで撮った画像のイメージ処理が進んできた。
この頃、米国・日本や欧州の空港では顔認証装置が入って、テロ犯
を認識しようとしている。特定の海外要人の顔も登録してあるので
、北朝鮮の金一族やその他諸国の不良要人がお忍びで日本を観光や
訪問もできなくなる。そして、認識率も高いため実用化できるレベ
ルになってきた。これを応用したセキュリティシステムも販売され
るようだ。

もう1つ、カメラが人を追尾する機能も拡張されている。
最初、このシステムは結婚式場で、新郎、新婦につけたアクティブ
タグを追いかけて、新郎、新婦に照明を当てる制御とカメラの追尾
制御として導入されたが、その機能が安く実現できるようになって
きた。

この2つの機能と前回のICタグを組み合わせると、本の万引き防
止に使える。将来、本には全てICタグが全て付いている。この
タグ無効化処理をしないと、店を出る所にICタグのアンテナがあ
り、反応する。

一度、万引きをすると、顔を登録されて、次に店に入った時に顔認
証で万引き前科ありとかわり、カメラで追尾される。再度、本を万
引きすると、カメラはその瞬間を捕らえて、反応し、警備員や店員
に知らせることになる。店を出たところで、万引きの現行犯として
取り押さえられる。
というようなシステムが出来る。

もう1つが、店の中央に魚眼レンズのカメラを設置して、お客の動
線を押さえる。そのお客の動向を分析して、売れない場所を特定し
て、その場所の商品を入れ替えるようことができる。これは画像処
理だけでいい。
というようなシステムが実現可能である。

ユビキタス社会では至る所にカメラがあり、そのカメラがイメージ
処理されてセンサとして機能する。カメラの映像を人間が監視して
いると、コストがかかるため監視も無人化する方向になる。そして
、カメラのレンズも多種類できて、たとえば赤外線や特定周波数に
感じるようなものもできる。それで、町の環境や人の動向や熱分析
もできる。

カメラで撮った画像は、FOMA等の携帯電話でも見ることが出来
るために、今多くなっている派遣社員だけでオフィスでの夜間業務
をさせて、それを正社員が飲み屋から監視するということもできる。

警察の自動車追跡システムであるNシステムが安くできるようにな
ってきたと思えばいいのです。一般企業が導入するセキュリティシ
ステムのコストでNシステムが簡単に構築できるようになる。

まるでビックブラザーの世界であるが、それが一般企業の普通の
予算で実現可能になってきている。皆さんも気をつけてくださいよ
。万引きすると、登録されますよ。


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