1162.読者の声



1155.文化という観点での、日露比較
のコラムを拝見考えるところ多々の思いです。

kiyo4 の「F氏」のコメント毎度有難う御座います
米国に対して反米との事は今の日本では言えないのは良く
分かりますが「反米」と露骨に言わないまでも「原爆被害国」で
戦争の責任は日本国に有るのも分かります、
でも私はS18年海軍志願兵でしたが私たち戦争に参加した
者はそれなりに後悔していますが戦中に内地で空爆とか
沖縄の様に実戦で傷められた人たちの事を思えば戦争の
反対を小泉総理が自ら「ブッシユ」に進言するべきと思いますが
如何なものでしょうか、
私の我侭な言動お許し願います様に「F氏」のコメントを
頂きながら勝手な事を並べて申し訳ありません。
    01.30.pm5.0 kiyo4
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(Fのコメント)
米国に意見をするなら、対案を用意するべきであると考えます。
独仏も米国に反対しますが、査察の強化や時期延長などの対案を
必ず提示します。

日本人や日本社会は戦争反対としか言わない。米国に対する対案を
用意していない。ここが可笑しいし、世界的な議論に日本の政治家
が入れない原因である。シラクと川口外相の会談でも日本は事前準
備ができていないと感じる。

相手が米国の単独攻撃反対であることが明確であるから、日本の立
場をどうするかを考えてから、対談しないと、バカにされる。ご意
見を聞いただけになっている。それは事前作業でしょうから、フラ
ンスは日本外務省をMORONとまでは言わないが低能であると見
た可能性がある。
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Kenzo Yamaokaさんへ
仏教の立場から、宗教について述べさせて頂きます。特に浄土真宗
の立場から。
親鸞の教えは、韋提希夫人(イダイケブニン)と言う女性(王妃)
が息子である阿闍世に夫である王を殺害され、自身も幽閉され(仏
教一般に王舎城の悲劇と言われる)、釈尊の教えを請うことから始
まりました。
彼女は、社会的地位、経済的地位を捨て、釈尊の教えを聞き、一人
の人間として、精神的自立をして行くのです。
國井明子
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『亜空間通信』477号(2003/01/24)
【対米反感激増イラク攻撃にヴェトナム戦後想いクラウゼヴィッツ
追撃の叱咤激励】

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社告:きたる2月2日の講演(電網宝庫参照)の」準備と、一斉痴呆選挙を控えた新著、
『仰天!痴呆自治・文化都市武蔵野周遊記』(同参照)の追い込み完成のため、本通
信は、当分、発行を間引きせざるを得ないので、了解されたい。

 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

ああ、実に忙しい。上記の超多忙にもかかわらず、事態が私の予想通りに進展、いや
さ、むしろ急転しているのである。だが、私は、さらに先を行く。

 日本の格言には「勝って甲(かぶと)の緒を締めよ」があるが、このところのアメ
リカのイラク攻撃を巡る状況の急転を見るにつけ、聞くにつけ、わが自称名探偵とし
ては、早めにわが予測を発表し、以後の「真の平和で豊かな社会の実現への戦い」へ
の教訓を垂れる必要性を覚えている。

 極めて簡略に言うと、私は、すでに何度か、イラク攻撃の可能性について、「アフ
ガンのゲリラ戦でのアメリカの敗北」とか、「アメリカには戦費はない」とか、いく
つかの予測の基礎になる情報を流している。そろそろ、その仕上げの時期がきたよう
なのである。

 次には、アメリカが本格的に腰砕けになってからの国際情勢の動向の予測と、それ
に対する心構えを、「アメリカ神話の崩壊を加速する追撃戦の継続」として提起する
ことである。

 表題で簡略に「クラウゼヴィッツ追撃」としたのは、クラウゼヴィッツの大著、
『戦争論』における「追撃」「戦利品ろ獲」などの基本的な戦勝後の戦いの継続の問
題を、早めに提起し、その戦いを新たな地平への展望とする意味である。当然、今後
の「あるべき」社会思想の問題をも含むことになる。

 同じく「ヴェトナム戦後想い」としたのは、上記の問題提起をする私なりの前提の
意味であり、日本国内でヴェトナム戦争に反対する運動を展開し、その後に日本テレ
ビ相手の16年半の不当解雇撤回闘争を余儀なくされた自分自身の人生への想いを込め
たものである。

 ヴェトナム戦争反対運動は、極めて簡略に位置付けると、日本国内での労組の「合
理化反対」とか「沖縄を返せ」とかとの同時並行の戦いとなった。しかし、その後の
日本の平和運動、労働組合運動、政治運動は、いったい、どうなったのかと言えば、
実に、お寒い限りなのである。

 なぜかと言えば、「勝った」と想う間もなく、アメリカの体制派の反撃が始まり、
世界はさらに酷い状態になったのである。

 実は、それより10年以上前の1960年安保闘争以後の状況も、基本的には、同じよう
な体制側からの反撃と反体制側の敗退の連続だった。反体制が「勝った」と想ったの
は、実にささやかな組織運動の参加者の数の一時的な増大でしかなかったのである。
簡単に言えば、「質の向上」を伴っていなかった。むしろ、わずかばかりの「勝利」
の「戦果」の奪い合い、自己宣伝、主導権争いにまで、堕落し果てたのである。

 それらの抗争を繰り返す組織運動の上に乗っかって、胡座をかいた「幹部」、いや
さ、患部が、「勝って甲(かぶと)の緒を締めよ」どころか、「左団扇」の奢りで、
すべての成果を踏みにじり、加えて「親方」のソ連が転けて、ついには、べちゃんと
潰れたのである。

 それもまだ、潰れた組織の上に胡座をかいたり、居直ったりしている「ダラ幹」が、
ごろごろいるのだから、この裸の猿の浅ましさには、唖然、呆然、寒心の至りなので
ある。

そげな呆れ果てた状況にもかかわらず、アメリカの阿呆な傀儡の大統領が振り上げた
まま降ろせなくなった「イラク攻撃」の拳を巡って、世界中で大騒ぎとなり、反対運
動の参加者は急激に増大している。日本でも、少しは運動参加者が増えた。新しい動
きである。

 いわゆる「大衆」は、身に危険が迫れば、自ずと戦いに立ち上がるのである。この
傾向は、いわゆる「既成組織」やその「専従」幹部たちが、むしろ不必要だというこ
との証明にもなっている。

 ところで、このような動きの最中、私は、さる1月22日の夜の集会で、わが新編著、
『9・11事件の真相と背景』を買って読んだばかりだという集会参加者から、いきな
り、「アメリカのイラク攻撃は何時始まりますか」と聞かれた。しかし、私は、競馬
の予想屋ではない。攻撃の有無や時期は、たいした問題ではない。私は、自分でもで
きることを続けながら、もっと先のことを考え続けている。

 さる1月18日には、日比谷公園にてワシントン百万人行進に呼応して行われた集会
に参加し、お祭りの「テキ屋」風の携帯組み立て「木村書店」を出して、本を売った。
知り合いが、次々に挨拶にきた。

 同時並行で、電網情報収集にも追われた。

 阿修羅戦争21掲示板からは、以下の欧州版『タイム』表紙の「イラク攻撃で対米反
感激増」状況の情報から映像を取り込み、総天然色拡大複写を作成した。

 きたる2月2日の講演に備えている。いわゆるデジタルデバイド、わが呼称によれば、
「電網文盲」にも新しい映像情報を見せるには、これが一番手が掛からないのである。
ああ、実に忙しい。

木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
ある時は自称"嘘発見"名探偵。ある時は年齢別世界記録を目指す生涯水泳選手。
木村愛二書店(↓):木村愛二作品の本とヴィデオを電網宝庫で販売中
http://www.jca.apc.org/?altmedka/hanbai.html


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