1161.まとりコラム



どうも、ロシアの動きがおかしい。
一時は、まったくアメリカの手からエサを食べるようになったと見
られていたが、やはり、米ロをつないでいるのは、ユダヤコネクシ
ョンである。
その動きが鈍いようだ。

ユダヤ勢力にとって、戦争は望ましくないが、危険なイラクが解体
、くびきに繋がれ、イスラムの力が落ちることは歓迎であった。
そこで、ブッシュと手を打ったのだが…。

しかし、ブッシュ政権は、元々、キリスト教右派が母体で、ユダヤ
人が潜在的には嫌いである。
今、強権的な力をもって、白人系以外に対する、民族差別的な治安
維持が、行われはじめようとする臭いがある。
ユダヤ人にも、「イスラムとユダヤのせいで、キリスト者が迷惑し
、不幸になっている。」とか言われて、自分達に、いつ矛先が向け
られるかわからないと、内心、ビクビクし始めたのではないだろう
か。

ユダヤコネクションが積極的に動かないので、ロシアの動きがぎく
しゃくしていると見るのは、わたしのうがち過ぎだろうか?

近頃、YSさんの、コラムが無いのが淋しい。

                     まとり
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(Fのコメント)
ブッシュが地盤にしているキリスト教原理主義者たちはプロテスタ
ントの福音派で、聖書の言葉を全て信じるという主義の宗教者たち
です。
このため、聖書にあるイスラエルは神に祝福された国家というので
す。
このため、民族主義のイスラエルのユダヤ教とほとんど同じで、違
うのは民族を超越したキリスト教福音派信仰者が、ハルマゲドン後
、祝福されると信じている。もちろん、聖書にあるユダヤ人も祝福
されるとしている。

このためキリスト教カトリックとはぜんぜん違う宗教であると思っ
た方がいい。
このため、ブッシュは福音派とイスラエルの要請を受けて、イラク
戦争を開始しようとしているのです。

ロシアは元KGBのプーチンが大統領であるため、ユダヤ・コネク
ション系から軍・KGB系の力が強くなっている。ユダヤ人経営者
が会社トップから追放されている。その代わりにKGB関係者が
なっているようだ。このKGB人脈が世界的な情勢分析をして、
ロシアをコントロールし始めた。このため、ロシアの動きは国際関
係をウォッチしている者には面白い。米国の動きの裏に回って、
反米的な工作を仕掛けている。このためロシア・ウォッチを十分に
する必要があると思うが。

YSさんのコラムを私Fも待っています。
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現在、教育現場では、学力UPの為に、小人数グループ学習などの試
みがなされている。
しかし、現行の教育システムの枠の中では、そのような形態が、想
定されていないため、教える側に、過負荷が生まれている。解決す
るには、増員だが、財政難を考えると、公教育のための予算を急激
に増額することが難しいのも事実だ。

そこで、提案である。
シルバー、主婦等の補助教員システムを導入してみてはどうか?
それも、各学校ごとに、地域密着型の教育NPOを設立して、そこから
派遣するという形をとるのである。

あくまで、教育の主導権と責任は、正規の教員が持ち、リーダーと
なって、グループでの指導を試みる。しかし、社会経験のある補助
教員の貴重な助言も、得られるに違いない。
地域密着型であれば、地域教育の足場としても、活用できるかもし
れない。

NPOという集団であれば、補助教員に参加する側も、教えられる科目
や、空いている時間の調整ができるはずだ。
人件費も、かなり押さえられ、年金等の負担も避けられる。

 教育を、狭いオリの中でやって来たことに無理があったのだ。
教えられる側も、教える側も。

                 まとり
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(Fのコメント)
中国の教育を中国人の友人に聞くが、成績がいいと億万長者になり
成績が悪いとクーリーだぞと先生が子供達に言うそうです。

このため、金持ちになりたい子供達は勉強を熱心にするしかないし
、親も子供を勉強させるようだ。また、英語や日本語ができると、
給与が2倍、3倍になるため、社員は語学取得に真剣だと中国の会
社社長は言う。

このような目標が日本に喪失しているように感じる。ベンチャーよ
り大企業で、かつフリータでもいいと思っていると、勉強をしなく
なる。日本の親たちは子供にがつがつ勉強をするなと言うようだ。
これでは中国に負ける。

日本の教育を改造するしかない。米国的な創造性を高める教育にす
るしかない。新しいことを常に生み出す脳環境を作り出す。

このためには、新しいことに興味を持つ感性が重要で、今の日本は
、新しいことを拒否する人達が多すぎる。新しいことは完成品では
ないので、改造や改善が必要になる。バグも多い。それを容認する
ことも必要である。完全性を求めすぎている。
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おそらく、オフショアーは、世界経済上の、一大問題になる可能性
がある。
近代経済というのは、富の再分配機能(税)を前提といて、循環が
組み立てられているからだ。特に金融にとっては、貨幣が、血液に
例えられるように、一番重要な機能と言って過言ではない。
 オフショアーの肥大は、それを断つか、細らせることになる。
まるで動脈瘤のようだ。

金は、ほおっておけば、上流(金がたくさんある方向)へ、流れて
いく。それを、下流に戻す装置がなければ、流れは枯れてしまい、
経済全体が壊れてしまうものなのだ。しかし、冷戦後、富裕層は、
ありとあらゆる方法で、露骨に自分の取り分の拡大に走った。労働
セクターから、資産家セクターへの富の移動は顕著だ。

そして、その行き着いた先がオフショアーなのである。(もちろん
、日本の資金もそのなかに含まれる)
<信用創造>と、両建て会計による資金増殖によって、危険なカジ
ノが運営さっれている。
それらの足場は、決まって、オフショアーだ。
そして、これも、近頃たくさんある、アメリカ問題の一つなのだ。

理想主義過ぎて、問題にならないかもしれないが、一つだけ、解法
を提示しておく。
トービン税を、国際通貨取り引き額にしたがって、例外なく、国連
に納めるのだ。もちろん、貿易額の多い日本は、かなりの負担にな
るだろう。
再分配は、必ず、新しい有功需要を生む。長い目でみれば、先進国
にも恩恵が回ってくると思うのだが。

うまく立ち回るだけが、国益じゃないと思う。経済大国というなら
、応分の負担をする覚悟は重要だ。

                   まとり
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(Fのコメント)
日本の国連経費は逆に、負担だけ多く、国連内部での権限がない。
このような費用は削減するべきである。権利なくば、納税義務なし
。そして、貿易量による課税は仕方がない。しかし、日銀に通貨量
拡大をさせて置いて、ヘッジやオフシェアはダメと言えるかだ。

日米ともに通貨量を拡大している。この拡大で増えた金の使い道が
なく、投資に回っている。そして、この投資効率を高めるために、
ヘッジやオフシェアに流れる。


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