1144.ユビキタス社会の構造



ユビキタス社会の構造をFさんに話したら、面白いと。 Tより

「877.生体システムと社会システムについて」の発展系です。
今後のユビキタス社会では、大型のコンピュータはなくなる。今ま
で大型計算機で計算しなければならなかった処理はクリッド・コン
ピュータという考え方になり、空いているパソコンで分散処理する
ようになる。

また、今後、数円のICタグがバーコードの代わりに全ての物に張
られる。このため、冷蔵庫に何があるか分かるようになる。それを
携帯電話で見て、かつ今晩のメニューを比較して、足りない物をこ
れもEコマースで注文すれば、会社や自宅の宅配ポストに届けても
らえるようになる。

また、このICタグを読み取るリーダも各所に設置されるため、身
分証明書に埋め込まれたICタグにより、探している人がどこにい
るかだいたい分かるようになる。物を探すのも簡単になる。物の
ICタグを打ち込むと、その位置が出てくるようになる。盗難もで
きなくなる。このため、超管理社会になってしまう心配はあるが?

携帯電話にもリーダを埋め込み、自分がどこにいるかわかるように
なる。電信柱にもICタグがあり、携帯のリーダで電信柱のICタ
グを読めばいいのです。そして、携帯電話からMAPを呼び出し、
自分の位置を確認して、目的地へのナビをしてもらえる。

携帯のカメラで分かったように全ての地点にカメラが設置されて、
監視できるようになるようだ。カメラ本体は1万円以下になってい
る。このため、カメラがセンサの1つになっている。このため、カ
メラをイメージ処理して、アラームを出すようにする必要がある。
イメージ処理も顔認証まで来ている。この処理もカメラ自身に内臓
されるため分散処理になる。

音声認識のレベルも不特定の人の話がわかるレベルまで来ている。
これも音声の特徴を捕まえる所は分散処理になる。携帯電話にこの
音声認識チップが内臓されると面白いことになる。

ロボットもだんだん手に入るレベルになっている。50万円以下で
手に入るようだ。これも警備の人を代行することが出来る。このロ
ボットも携帯からコントロールできる。カメラを積んでいるため、
状態を見ることもできる。センサも積める。

このように処理の大部分は、機能を司る機器サイドに移る。広帯域
のイーサネットで全ての機器が接続されるため、その部分機能を集
約するポイントが必要になる。人間が見るためには、ある程度まと
めることが必要なためであるが、このポイントもそれほどの能力を
必要としない。このため、あまり大型の計算機も大規模開発のソフ
トも必要が無い。このシステムではコントロール記述は簡単な
CADで作成できる。

このため、PCで十分である。これにより今まで数百億円した広域
の監視システムも、数百万円から数千万円で構築可能になっている
。我々も数社からこのようなシステムを受注している。今まで価格
が高くて実現ができないとして諦めていたシステムが十分に構築可
能になっている。このシステムの裏に機器の信号のデファクト・ス
タンダード化が必要であるが、現に、これは欧米、韓国、中国を中
心に確立されている。

しかし、日本のコントロール機器メーカやビル機器、家電機器会社
などはクローズドなシステムで高い物を日本企業に売る為にこのス
タンダード利用を拒否している。このため、ほとんどの日本企業は
知らない。

そして、このため海外で海外企業に日本企業がシステムの価格で負
けることになる。このスタンダード・システムを売っているのは、
日本でも数社しかない。このため、このことが日本企業衰退と経済
衰退の原因の1つと思っている。私は使命感で日本にこのスタンダ
ード普及を心がけている。それがだんだん分かって頂いだくユーザ
が多くなってきている。

このデファクト・スタンダードなシステムを利用すると革命的低価
格なシステムができることになる。そして、それにどんどん1万円
以下のカメラや5万円以下のICタグリーダ、10万円程度のコン
トローラ、50万円以下のロボットなど端末の追加がイーサネット
に接続するだけと容易にできるため、システムが低価格で出来て
かつそのシステムがどんどん成長することができる。

このようなユビキタス社会を構成するシーズが整い始めている。
後はどのようなニーズがあるかだ。日本の企業がこのようなユビキ
タス社会を構成するシーズをどう使うかを考えるだけである。
このシーズを使わないと負け組み企業になり、いい利用方法を考え
れば勝ち組み企業になると思う。それも世界的な勝ち企業になれる
。このシステムは欧米、韓国、中国でのスタンダードですから、
日本だけでなく、世界に売れることになる。

このため、いろいろなシステム・アイデアやいろいろな機器やセン
サなどのシーズが私の元に集まってきている。このシーズを利用し
て皆様と日本経済を活性化するため、どんどんいいアイデアを生み
出しましょう。私達は、このようなユビキタス社会を皆様と構築し
ていきます。
今回は私のやっているビジネスのPRになってしまったようですね。


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