1135.山岡さんとBBSの声



件名:韓国に広がる反米感情の波紋  
「平等な米韓関係」か、「在韓米軍撤退」か
 韓半島は今年、現在の南北分断構造を画定した韓国動乱の休戦協
定締結以来、満五十年迎える。昨年十月から北朝鮮の核開発問題が
焦眉の急として浮上する中で、韓国では女子中学生死亡事件を起こ
した米軍兵士の無罪判決を契機に反米機運が高まり、在韓米軍撤退
論まで台頭している。現在の休戦協定体制に変化が起こる前触れな
のだろうか。
 (ソウル・武田滋樹)
 韓国の盧武鉉次期大統領が昨年十二月三十日、忠清南道・論山に
ある鶏龍台(軍本部)を訪問、軍の次期最高統帥権者として陸海空
三軍参謀総長と初対面した席で、在韓米軍撤退に対する対応策を質
問し、少なからぬ波紋を呼んでいる。

 盧氏は翌三十一日、韓国記者団との懇談会で、これについて、「
わざわざ決心して語った理由は、われわれの責任ある単位(軍)で
対応準備ができているのか尋ねてみたかったためだ」としながら、
「こんな重要な国家問題と関連して、具体的に存在し得るあらゆる
状況的シナリオに対応準備してくれることを(軍に対して)願うと
いう意図だった」と釈明した。

 盧氏の発言が、在韓米軍の撤退の可能性を念頭に置いたものであ
る以上、ハンナラ党や自由民主連合(自民連)が批判するのも当然
だ。

 盧氏は大みそかの懇談会で、最近、米政府の一部が持ち出した北
朝鮮に対する「特別仕立ての封じ込め政策」に対しても、「それが
適切なことかについては懐疑的だ」とはっきりと反対。

 さらに、米韓協調の在り方についても、「(米国の措置の)失敗
は、われわれには死活的な利害関係がかかった問題だ」としながら
、「米国が一方的に発表し、われわれが受け入れる方式でなく、事
前に十分に一緒に論議し、検討すべきだ」、「われわれの意見が手
続きと内容において、最優先的に尊重されるべきだ」と指摘した。

 それだけでない。「われわれの政治指導者がこの原則について確
固たる姿勢を持っているべきであり、国民もこの姿勢を支持してあ
げなければならない」と語りながら、「米国の意見について盲目的
に従わないといって、あたかも大事であるかのように追い立てる政
治的な主張については、本当にやるせない気がする」と主張した。

 盧氏は民主党の大統領候補時代に後、「反米ならどうした」と発
言して大反発を買った苦い経験から、選挙期間中には、女子中学生
死亡事件でブッシュ米大統領の公開謝罪と在韓米軍地位協定(SO
FA)改正などを求める民間対策委の署名運動に参加しないなど、
慎重な動きを見せていた。

 大統領当選後も十二月二十八日、被害者の父兄や民間対策委幹部
と会合した席で、反米集会の自制を求めるなど、対米関係の悪化を
懸念する世論に対して「安心感」を与える姿勢をとってきたが、「
平等な米韓関係をつくる」という持論については、一歩も引かなか
ったわけだ。

 ある元老学者は、女子中学生死亡事件で沸騰する反米機運を「ト
ラ」に例え、「盧武鉉氏はトラに乗って当選したが、これからはト
ラをどう操るか苦労するのではないか」と展望した。このトラが「
平等な米韓関係」ぐらいでは満足せず、一気に在韓米軍撤退論の拡
散まで暴走した場合、果たして調教し得るのかという不安からであ
る。

 このような不安を増長するのが、北朝鮮の動きだ。

 北朝鮮は韓国で反米集会が広がるとこれを積極的に支持・激励し
、昨年末には南北民間交流を主導する民族和解協議会が主導して各
地での反米集会開催方針を表明。

 実際に、二十八日の平壌を皮切りに開城、南浦、沙里院(以上、
二十九日)、咸興(三十日)などで相次いで大規模な反米集会が行
われ、「民族の尊厳と自主権を取り戻すための南朝鮮人民たちの反
米闘争に同胞愛的な支持と連帯を表示」(朝鮮中央放送)している。

 新年の基本方針を定める「労働新聞」、「朝鮮人民軍」、「青年
前衛」三紙の共同社説(一日発表)でも、「現在、朝鮮半島での対
決構図は北と南の朝鮮民族対米国だと見ることができる」と指摘。
その上で、「北と南、海外のすべての朝鮮民族は、米帝の無分別で
謀略的な戦争策動に高い覚せいをもって対さなければならず、全国
民の団結した力で断固たる反撃を加えなければならない」と呼び掛
け、「米国の好戦勢力」に対して「対朝鮮支配戦略が実現できない
妄想だということをはっきりと知り、挑発的な軍事的圧力騒動を中
止すべきであり、南朝鮮から侵略軍を遅滞なく撤収すべきだ」と要
求している。

 在韓米軍撤退を至上課題とする北朝鮮としては、韓国の最近の状
況は、「千載一遇の機会」であるはずだ。
Kenzo Yamaoka
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自分の足で立つのじゃ

問題は、アメリカ一国帝国下で、世界の他の国や、人々が幸福にな
れるのか?という問いじゃ。
アルゼンチンやブラジルは、アメリカの裏庭にあって破綻した。
アメリカは、世界の警察として振る舞いながら、自国の利益を最優
先にすると、明言しておる。つまり警察が、自分の利益のみを基準
として強権を欲しいままにするということじゃ。
あな恐ろしいことではないか?そのうえダブルスタンダードは、世
界がアメリカ外交を最も胡散臭く見ておる理由じゃ。
むき出しの「力は正義なり」の世界に戻ってしまうのじゃろうか?

未来の「おそれ」に対して、先制攻撃が認められれば、アメリカこ
そが標的になるはずじゃ。世界で一番軍隊を動かし、武器を売り、
大量破壊兵器をしこたまため込んでおるからのう。

そのうち、世界から税金でも取り始めるか? 
おっと、日本はもう払っとるんじゃったのう。思いやり予算とか、
米財務省証券なんて、わけのわからん名前でな。

やれやれ、アメリカの言うことを、<お上>が言いうように聞くの
は、 GHQ以来の伝統か?まことに日本は前例主義(公家思考)か
ら抜けきらんのう。
生きることは、戦うことである。それは、軍隊によって戦うことだ
けを意味しない。あらゆるレベルでの戦いであるのじゃ。
ガンジーの戦いだって、すさまじい戦いじゃった。

今年は、生き残りをかけた、戦いの年になるじゃろう。
一番体勢が整っているのは、戦争経験者達かもしれぬ。
若者達を叩き起こせ、目を覚まさせよ。下らぬ前例主義者達をたた
き出せ。ニセの愛国者(ベッタリ主義者)を見抜いていけ。
自分の足で立たない国に、未来は無いのじゃ。

覚悟をきめれば、今、この国に、戦うための鬼仏が降臨するのじゃ。
              虚風老
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カウントダウン     ふる@鶴川  

 19日付け毎日新聞朝刊によると、「救え!北朝鮮の民衆/緊急行
動ネットワーク」(RENK http://www.bekkoame.ne.jp/ro/renk/
 )は、北朝鮮が市場経済転換政策を始めた今年7月、同国内で政
策を徹底するために職場や学校などの所属長向けに配布されたとみ
られる文書を入手し公表した。
 文書は「最近数年間、国家が食糧をちゃんと供給できなくなるや
、多くの人々が商売で個人の利に走った」と国内の混乱を認めると
ともに、新政策に対しても「食糧も商品もないのに経済問題が解決
されるのか半信半疑の人もいる」と既に批判が出ていることにも言
及。一方で「新たな国家的措置を自分勝手に解釈して良からぬ世論
をかき立てる現象がある」と体制批判が起こっていることも明記さ
れており、北朝鮮国内に不満が広がっていることが浮き彫りになっ
ているとのこと。

 この文書は、経済調査のため北朝鮮に再潜入した脱北者の青年
(32)に、現地の協力者が中部都市の工場の支配人に配られたも
のとして提供したという。
 青年は10月末に文書を持って中国に戻り、ビデオレターで「相
変わらず電気もテレビもなく、情報は闇の状態だが、体制批判を口
にするのは当たり前になっていた。余りに長期間の生活苦で、もう
統制できなくなっている。体制が変われば、北朝鮮に帰りたい」と
心情を吐露しているとのこと。

 体制批判をすれば、即、収容所送りだった体制がほころび始めて
いる。韓国大統領戦は、一歩有利とされていた盧候補が、どたんば
で鄭夢準氏が盧候補の支持を撤回すると発表したため、野党ハンナ
ラ党の李会昌にやや有利に働くかもしれない。大統領選は夜に体制
がはっきりする。北朝鮮の命運は今夜判るかな?

 北朝鮮瓦解を防ぎ平和離に金体制を終焉させるのは、「偉大な将
軍様」が御自ら国を離れて中国に亡命し、当面は暫定政権によって
民主的移項と国際援助によるインフラ整備、経済投資を促進して南
北統一が道筋かな。
 民族のコンプレックスの固まりの国がいっしょになるんだから、
日本もただ金を出すだけじゃなくて、援助で恩きせて反日の目を摘
まにゃー、バカだぞ。 


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