1119.まとりコラム



未来への希望を語る言葉に飢えている。

我々国民は、覚悟は決めたのだ。痛みにも耐えると。
しかし、どうしても後ろ向きにならざるを得ないで、どうにも動き
がとれなくなっている指導者の姿に苛立ちを感じる。
ケネディは希望を語った。そしてそれに向かって行こうという国民
のWILLをひきだした。
我々が必要なのは、向かうべき道の先にある、目的地の姿なのだ。

副島氏の本に面白い一説があった。<冷酷な外側(欧米)のメディ
アは「日本にも、右(保守)と左(リベラル)の対立がある」など
とは見ていない。どちらも、「日本の国内にたてこもろうとする、
民族防衛言論だ」と、彼らは鋭く見抜いている。>

 まさに民族を愛すことに左・右はない。
愛国心とは、家族愛なのだ。どこまでの範囲に自分の家族愛を広げ
られるかという、想像力なのだ。ベビーベッドの中、屋根の内側、
丘からみた夕景の見える範囲、あるいは、オリンピックやワールド
カップで熱狂できるくらい。同じ言葉の親しさ。
祈りのささげ方、ただ、顔つきが似てるジャンというものから、人
間なんだからというだけでも、そして、「種」さえこえて、家族愛
は広げることができる。
感応と想像力なんだから。

我々を捕らえているのは何か。分断しているのはなにか。
利欲、なのか?偏見なのか?戦い方に関する、ちっぽけな主導権争
いなのか?頭の固い奴はおいていこう。論理的じゃない人間には黙
って先に進もう。

本当の知力があるか見抜こう。戦うべき相手は解っているはずだ。

恐竜や錬金術師に、愛する者達の、生殺与奪権を渡すわけにはいか
ない。前を向いて並ぼう。危機はそこまできている。

                          まとり
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(Fのコメント)
日本の企業に新しいビジネス・モデルもグローバルの戦略もなく、
ただただ、10年以上前の同じ製品を同じ利益で売ろうとするだけ
で、新規性も世界性も無い。そうしているうちに韓国は韓国流ビジ
ネス・モデルを作り、米国や日本を仰臥する分野を作り、
特にCDMAー2000やXDSLで良い製品を出してきている。
その次に世界標準ができた家電にねらいを定めている。日本だけし
か使わない仕様で物を作ると、携帯電話やインターネット端末と同
じ運命になるよ。どうして分からないのか不思議??

日本の企業トップリーダのセンスがおかしいため、日本が強かった
産業がどんどん、韓国や台湾、中国に取られていっている。
日本国内だけを見ないで、世界で売れるという視野でビジネスをす
るべきであると思うが??中国は日本独自仕様の物を使いませんよ。
中国政府要人が言明している。欧州は最初から相手にしていない。
かれらが世界のデファクト・スタンダードを取ってしまった。

このため、当分、日本は今まで強かった産業分野を他国に取られて
、下降しつづけるでしょうね。若者は世界を見ているため、感性が
まだある。その若者の提案を企業のリーダが潰している。
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韓国と、日本の間に存在する、感情の氷は、W杯共催で解け目ができ
はじめた。わたしは、一つのことを提言する。

韓国大統領投票日(20日)前に、将来、不測の事態により、韓国
が混乱におちいった場合、最大限の財政的、人的支援を日本が行う
ことを表明するのだ。

わたしは、軍事的な解方はとられない、と信じるが、混乱は生じる
であろうと考える。
この、韓国にとっても苦しい時に、どのような政権がつくかにかに
かわらず、最大の支援を表明することは、在日韓国・朝鮮人の安定
につながるであろうし、金正日政権後の半島情勢の中で、日本と半
島の関係上、感情面という最大の障壁を下げるのに役立つはずであ
ると、確信するからだ。

どちらにしても、混乱が起こった後で、日本は最大の援助国になる
はずだからである。
                          まとり
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(Fのコメント)
ノさんが当選して、この心配はなくなりましたね。ほっとした感じ
もしますね。
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ゼネコンの再編方針には大賛成だ。いわく、閨閥で権力とつながっ
た不良ゼネコンが多すぎる。
>大会社をつぶすべきか?
簡単につぶすには、資源ロスの側面もある。会社は急には育たない
。(急には腐るが)トップの交代と、組織体を改造することが、第
一歩であろう。(内外からの圧力で)
日産を見よ。
それもできないような会社は、野たれ死ぬと思いますね。
                         まとり
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(Fのコメント)
利益を出すために、汲々としているため、研究費も削っているのが
今の企業状況です。このため企業のチャレンジ精神が無くなってい
る。一度潰して、身軽にした方が、再生も早いような感じがするが。
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日本の力としての<知力>
日本は長い間、加工貿易立国として生きてきた。つまり、原料に
付加価値を付けて、製品を生みだすということだ。その過程は、二
つの部門に分かれる。設計と加工である。

加工部門は、人的・土地的コスト削減のため、リーズナブルな場所
をもとめて、国外へと展開した。ふつう、労働市場がタイトであれ
ば、労働賃金はあがり、その優位性はせばまる。しかし中国では、
農村と都市部の間の格差が大きく、かつ、人口が膨大なため、労働
者の対流があり、賃金上昇の速度を低くしているため、今後も加工
地としての優位性は変わらないだろう。

必然的に、日本の残された道は、知的集約産業以外考えられない。
(もちろん、これもいずれキャッチアップされるかも知れないが、
オリジナリティは、おたがいに侵食しあわない。)

英国のブレア首相は、当然これを考え、一に教育二に教育三、四も
教育だと大きく旗を振っている。
振り返って日本の教育界の実態はどうであろう。
初等教育での学級崩壊・学力低下・高校教育の全壊・大学教育では
、本当に大学といっていいの?という有り様だ。

「生きる力」教育は標語としては、おおいに賛成だが、この言葉の
本当の意味が解っているのだろうか?

「生きる力」とは、一つには自立である。
いまだに、子供のために、危険なことはさせないという馬鹿げた親
がいるが、本当に必要なのは、危険を見抜く力と、それを切り抜け
る技を習得することなのだ。

また、「生きる力」とは好奇心のことである。自ら、不思議に思い
、探求していくことである。そして、仲間を見つけ出して助け合い
ながら、いっしょに道をいくことだ。
親など、すぐに離れてしまうのだから。
(これは、RPGそのものだ。ただ現実の生活であることが、大きく違
う。)

 現在の初、中等教育の改善策として、習熟度別学習と、それを可
能にするための小人数学級が、検討され、一部に取り入れられはじ
めた。
現場からの報告論文を読むと、ほとんど良い方向が示され、悪い問
題は起きていない。

しかるに、一部の文教族議員はこう言ったという。
「俺の議員生活00年は日教組との戦いだった。そんな日教組の勢
力を強めるようなまねはさせない。教員の質を高めればいいんだ。」

なるほど、教員の質を高めるのは、根本的解決かもしれない。
しかし、我々が求めるのは、速やかで、現実的に導入可能な政策で
ある。このままでは、日本の力は根こそぎやられてしまう。
試算では、すべての義務教育に、上記の政策を取りいれるためには
、年間1兆数千億円の追加負担がかかるという。
しかしこのインターネット社会に、無だな農道を拡充するより、
はるかに未来のためになる投資だと思う。

また、LINUX-J改(国家プロジェクトとしての改造OS、中国はすでに
やった)搭載の教育用パソコンを小、中学生に貸与する。(そのう
ち自分でプログラムを書く人間もでるかもしれない)
そのことによって、より木目細かな、習熟度別の学習は達成される
であろうと思う。

◎ 余談ですが、わたしはPCにはまったく門外漢です。人間が使う道
具や、社会システムすらある種の生体の模倣のように思えてなりま
せん。 
だとしたら、脳の模倣であるPCのあるべき姿は、異なったCPUとOS(
もちろん単独での使用も可能な)をデュアル搭載し、間脳的な統合
・分配専門CPUによって制御することじゃないでしょうか?一時
Mac に、似たような開発思想があったやに聞いたのですが、その
後とんと聞きません。  

小泉政権発足時の「米 百俵」はこけおどしだったのでしょうか。
                     まとり
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(Fのコメント)
教育は重要である。もう日本は勤勉や暗記能力だけでは生きていけ
ない。
論理力、想像力やアイデアの質が問題なのです。米国の教育で重要
視している論理性とプレゼンの能力を上げる教育と自分で調査せき
る力をつける必要があるのでしょうね。教育の仕方を変える必要が
ある。特に高校以上の教育では発表や議論をするくせをつける必要
がある。小学校でも朝、自分の考えていることを発表する時間を設
けてはどうでしょうか?
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今、数日をかけて、このサイトで過去に発表されたコラムを読んで
います。内容がとても濃いため、中々全部とはいきません。
今日も頑張って、読むぞ。
実は、某新聞紙の地方版に、次のような投稿がありました。さて、
この高度のコラムを展開する方々に、お手間はかけたくないのです
が、これについて、何が、実現のネックになるのか、または、それ
を教えてくれそうなHPを教えていただけないでしょうか?得丸さん
のBBS上でもいいですので。
「 経済活性化へ新産業を興せ
日本が陥っている縮退は、金融の処理だけでは立ち直ることはでき
ない。勝ち組み企業の取り分を増やすだけでは社会がもたないので
ある。市場が見る夢と、国民が見る夢とはちがうのだから。
 希望を感じることのできる新産業の育成こそ、経済を活性化する
。それにはいくつかの条件がある。
1、 世界の流れに合う 2、将来、確実に利益を生み出す。 
3、国内に民間の設備投資と雇用を生み出す。 4、将来輸出しう
る競争力を持ちうる。 5、技術的実用段階にある。
 これに適合する新産業は、今、太陽電池と水素による燃料電池で
の発電ではあるまいか。
 たとえば、高速道路や、新幹線が走る南向き面に、太陽電池をし
きつめる。これで得られる電力は、環境に優しく、将来にわたって
自前のエネルギーであり続ける。
 このシステムは輸出可能であり、設置や保守には、雇用も期待で
きる。設置計画がしっかりしていれば、民間の投資を引き出せるな
ど、多方面に波及するだろう。」
 もし、すでに検討ずみのテーマでしたら御容赦ください。

まとり
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(Fのコメント)
太陽電池も研究しましたが、採算ベースに乗らないようです。
太陽電池の補助金が無くなると、家庭利用もどうなるか??
しかし、日本より日照時間が多いカリフォルニア州で売れているよ
うですね。燃料電池はいろいろなコラム記事がすでにあります。
次はバイオマスであろうと検討している所です。お付き合いお願い
します。比嘉さんのEM法や福岡さんの自然農業も研究する価値が
ある。


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