1113.読者の声



1101.文明の転換とその影響について
国際戦略コラム 様    EM & MY です。

 比嘉照夫 著の本を6,7冊読んだところですが同じような主旨
が述べられていると思います。一つのツールとしてEM技術があり両
輪の輪の一方としてのEM思想で行かざるを得ない状況になっていく
のではないでしょうか。と言いつつも明日のパンの糧を稼がねばな
りません。
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(Fのコメント)
そのとおりですね。EMという技術も自然農法も同じ考え方のよう
です。そのマニュアル化や土地土地のバリエーションなどの変化形
が必要になっているような気がする。

それより、比嘉さんの考え方で、もう少しエネルギーに特化した菌
を探すことが必要で、好気菌と嫌気菌の組み合わせで、どうも水素
やエタノールを作り出せるようですね。こちらはりっぱな産業にな
る可能性がある。
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http://www007.upp.so-net.ne.jp/elaboration/
はじめまして、こんにちは。意見文サイト「えらぼらちおん」管理
人の峡都(さづ)と申します。相互リンクを張っていただいている
ことに今日気が付きました。誠にありがとうございます。
貴サイトは約二年前から拝見させていただいております。私は国際
戦略コラムの平凡な一ファンでしたので、まさか相互リンクの関係
になるとは夢にも思いませんでした。今後とも貴サイトの発展を楽
しみにしています。
峡都
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(管理人Tより)
ときどき、GOOLEでリンク状況を調査しています。貴サイト
「えらぼらちおん」にてリンクされていることを知り、かつ良質な
サイトであるので相互接続としました。こちらこそヨロシクお願い
します。
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 初めてメールさし上げます。    <まとり>と申します。

 日本の構造改革についてですが、郵政・税・道路改革の進め方を
みていると、小泉政権では、やはり無理なのかというのが、率直な
感想です。

 構造改革とは、すなわち権力の移行にほかならないからです。
政権誕生時は、自民党のいきずまりで、禅譲による内部浄化がすす
み、権力の委譲が生じるのではとの期待もありましたが、小権力者
達は、まったく権力を手放す気はないようです。

 民主党には、今、大きな期待は持ちにくいのですが、受け皿とし
ての重要性は、増したのかも知れません。
小党連合が、民主党の実態でしょうが、実はこのほうが現実的な選
択だったりします。発想の呪縛に陥っているは、本人達ばかりでな
く、マスコミや有権者かもしれません。

 力強い二大政党があって、はっきりとした政策の違いをもとめる。
そしてそれは右翼や左翼に分類できる…。そのこと自体が、現代の
世界政治経済状況とずれているのです。

 実際、政策的争点は、たくさん有るるあるわけではありません。
1、分配と再分配。
 どの層に、予算や税を通じて分配の比率を増減するか。しかも、
 その層は複雑に入り組みあっているから、階級的ですらないので
 す。
2、 政治・行政の手法
 決定過程の透明性や、中央集権的か権力分散型にするか。
 特に、現在の政策決定権を、縦割りの中央官僚が独占している弊
 害を、構築し直すか。産業規制と保護の強弱
3、 安全保障問題を含め、米国とどう付き合うか。
 世界権力との付き合い方。
 (まあ、日本をアメリカにしたいなんて、若い女の子ならいざし
 らず、誰も思っていないでしょう。安全と利益のために、べった
 りと米国にくっつくのがいいのか、みずからの自尊と世界正義と
 いう理念の追求と、アメリカと相反する場合の、日本独自の利益
 の確保のという狭間でどういうスタンスを取るべきか、いや、と
 れるのか、苦悩するということでしょう。
 このサイトは、その苦悩のためにあるのだと思います。)

 まあ、ある人が、民主党は持ち株会社方式にして、意見がまとま
るとこだけ連合すればよいのじゃないか、という意見がありました
が、党議拘束など極力少なくして、それを<売り>にするのも新し
い政党運営かもしれません。党の主体性など無視するほうが健全で
いられることがおうおうにしてあるでしょうから。

 このままでは自民党(族ボス)+官僚(個人ではなく組織論理の
硬直性)に日本は舵をうしなったまま食い荒らされていきそうです。

インターネットを通じて、30代ぐらいの官僚が匿名で横断的な議
論をし、政策提言をオープンにしてもらえれば面白いでしょうけど。
組織体としての官僚は、まったく動きが取れないようですので。

 しかし、民主党がかかげる徹底した市場原理にもとずく経済運営
というのは本気でしょうか?
教科書的な意味で、産業の新陳代謝をもたらす市場という意味なら
わかるが、現在の金融市場など、まともな社会を作るために貢献す
るより、暴力性のほうが目立つくらいだ。
 
 マネタリストの経済学は、貨殖術を金融工学手法で理論化してみ
せたが、経済からすべての生身の人間を外部化してしまった。
外部化された人間の価値観や、森の中の生物達も、数字に置きかえ
れない社会の営みや生活、ささやかな幸福も、ごみ箱につっこまれ
てしまった。

 わたしは、経世済民という言葉が好きです。
この言葉をして、経済という訳語をあてた人をたしかな人だと思う。
経済から社会をはずした理論には醜さを感じる。
ステグリッツやセンの経済理論の巻き返しを期待しています。
経済はあくまでも命に寄り添うべきなのだ。

 銀行は、竹中に尻を叩かれて慌てて改革に本気になりだした。
しかし、銀行は何をしてたのだ。
金融敗戦ボケの上、やはり汲汲と自己利益にしがみついてるだけに
みえる。バブルの戦犯は、あきらかに大蔵省のミスリードと、銀行
(金融村)にあるが、国民の暗黙の了解で、時間をかけてのソフト
ランディングを選択したというのに、その間での内部構造変革も
金融技術の進歩もみえやしない。

 竹中の真意がどの辺にあるか判らないが、国内金融界内部で権力
が交代を待たずに、国際金融資本という、もう一段上の権力に売り
渡すことで銀行権力を奪おうとした。これは、当然反発も出るし、
危険でもある。

 彼は、本当に国民資本の重要性を認識していないのだろうか?
ここでメガバンクを国際金融資本に渡すことは、日本の生殺与奪権
を彼らに与えることになるのだ。

 日本は、貿易黒字国だから、IMF支配下に置くことができない。
そのためとられている戦略なのはみえみえである。
もし、国際金融資本が取れば、彼らは、歴史上悪名高い不在地主の
位地につく。つまり、社会に責任を持つことなく利益だけを吸い上
げていくことになるのだ。
数字の鞭で代理人を叩きながら、世界で最も統治しやすい日本人を
小作化できるのだ。しかも、いまや彼らは、どこの国の支配下にも
ない。

 アメリカの権力層は、みずからをローマ帝国になぞらえ(事実
アメリカの政治システムにはローマ帝国から引きうつしたような制
度が散見できるが)
日本が、その属国的立場にあるのは、共通した認識だと思うが、実
、は飼い主と雌牛の関係に近づきつつあるのではないか。番犬(米
軍)が家畜を守るのは当然なのである。近頃は乳の出が悪いのでい
らだっているのだ。

 保護国というのは、アングロサクソンが一番好んだ植民地との
関係である。守ってやるから言うことを聞け。
彼らの歴史は、敗戦で断絶していないから、手法は継続されている。

 経済政策は、冷戦後、グローバル化のもと、国内政策だけでは効
果が期待できない。両方(中国をはじめとする新興諸国と国際金融
勢力)に大穴が開いているのだ。

 国際金融資本は、今、日本の個人資産を金融市場に呼び込んで、
ケツの毛までむしりたいらしいが、戦争世代は有価証券をぜんぜん
信用していない。
プロの雀師がてぐすねひく麻雀卓に、田舎の田んぼを売ったばかり
のおっちゃんが、カモネギになりにいくようなもんだと学習したの
である。

 バブル経済のころ、わたしは、これは<覚醒剤経済>だといって
いた。、現在の経済は<影の経済>と呼んでいる。
実体経済の何百倍ものマネーが動く。
それはあたかも、薄気味悪い経済の影絵のようだ。

魔法使いの弟子という本がある。魔法使いに弟子入りした男は、
甘言にのって、影を取り上げられてしまう。
影がないのは都合が悪いので、魔法使いからニセの影を借りて、附
けてもらう。しかし、ニセものなので、足との接合部に隙間がある。
男は、それを村人に見つからないよ日陰ばかりを選んで歩くことに
なる。そしてついに影は、勝手に動きはじめるのだ。

<影>は陽が落ちる前が一番長く伸びる。
                        まとり
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(Fのコメント)
まとりさん、私は米国の金融関係者を知っていますが、その人が、
嘆いているのです。ヘッジファンドの2002年の成績はー25%
程度で、ほとんど原資を食いつぶしている。このため、どんどん
テナントが逃げている。このため、ほとんどの米国ヘッジファンド
は倒産した。この事実を知ると米国の陰謀ではなく、米国金融業界
の生き残りのために、日本の安い土地や企業、銀行を狙っているの
です。しかし、大きなリスクがあれば、彼らも買いませんよ。

しかし、日本の投資家は当面、損出が出て、弱気になっているため
米国の民間年金機関という投資家しか、投資余力が無いようですね
。この機関が東京の一等地の不動産証券を大量購入している。この
ため、東京の一等地には今後もビルが建つのです。古いビルをマン
ションにできるのです。日本の経済運営上必要な資金源になってい
るようですね。全ての事象を公平に見る必要があります。

私は、10年前ミネアポリスの調査会社と協力して、米国企業の
提携・買取をしていた。日曜日、ミネアポリスの喫茶店でお茶を
飲んでいた時、数人の米国人が話をしているのと聞いていたが、
「とうとうミネアポリスのビルも日本人が買うようだぞ。日本人が
調査しているというよ。日本人の下で働くのどう思う。」という。

これと同じ状態に立場を変えて遭遇している。
その当時、米国は米国の土地は、日本の領土にできないし、日本と
戦いになれば、資産凍結できるから心配ないというのが米国評論家
の論調であった。日本も同様であると思うが。1980年代、日本
の大手銀行は米国の準大手の銀行を数行買い取ったのですが、これ
も同じ論調であった。


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