1071.読者の声



今回の「日本のガンについて」に同感。

新聞だけでなく、テレビも他のメディア、日常に視覚的に入ってく
るものが、このところ全体的に、低俗化しており、これが国民全体
の意識を低くしているのではないか。
仕事をきっちりやる、真面目である、責任感がある、そういう過去
の日本人が当たり前にできていたことが、今はできないとは、文化
的に日本人全体が後退しつつあるというほかない。

海外から戻ると、日本のマスコミや広告業界、いろんな各種の日常
目に触れるものの、猥雑さに驚かされる。
もちろん、よその国でも低俗なスポーツ新聞だってあれば、猥褻な
週刊誌だって、当然あるのだが、なんだか、電車、地下鉄、電話ボ
ックス、個人住宅の郵便ポストにまで、卑猥極まりない広告が、
堂々と入りこんでいる国も少ない気がする。
こんなことを罷り通らせている社会は、なんだかまずいのでは。

そして、男女ともに、非常に幼稚で単純、自己本位の欲望を、すべ
て肯定してしまう社会の中で、(男は性欲、女は物欲)小さな部屋
に閉じこもり、自分を表現することを忘れた世代がどこか非常に病
的な精神状態を作り出している。

また、女性の観点から見ると、日本の社会全体が非常に男女関係が
いびつであるために、仕事にせよ、恋愛にせよ、異性との気持ちの
いい人間関係が作りにくい。
もっと、男女年齢問わず、開かれた雰囲気の社会にしないと実際に
能力のある人でも、これからもどんどんと海外に流出していく可能
性が高い。

それだけでなく、同性の間ですら、なにか率直さがない。
まるで社会全体が、マニュアル化されてしまっているように、都会
では特に、同じ型の、同じパターンの対応しかしてこない。
まったく、日常に意外性がなく、面白味に欠ける。

また、個人の関係でも、閉鎖的な友情など、あまりにも発展性のな
い、横か縦だけの繋がりに終始する。
一般的な話題も、マスコミが提供してくるような、つまらないレベ
ルの低い類型的、他人に作られたような興味や趣味。

そういう意味で、いろいろな外国人と付き合い出すと、なんとなく
個性がない人が、増えているように感じてくる。
また、そういう類似タイプがもてはやされるために、こぞって、個
性を自ら潰してしまう人も多く見られる。
これは、非常に残念であるし、日本人の国民性であると言って片付
けられない。おかしいと思う。

日本は新聞だけじゃなく、マスコミ全体が嫌らしい。
非常に幼稚で、価値観が貧弱で、出てくる人間がほとんど人気商売
のためなら、なんでもやるような連中が多過ぎる。

そして結局のところ、裏では何もかもが金で売り買いされ、大きな
意味では利権団体や政治家、一部の有名人や大会社に所属する人々
に都合のいいように形成され、そして、どことなく情報もいいよう
に統制され、それでいて、無責任に放任しただけの自由を喧伝する
、非常に、社会主義的な国家になってしまっている気がする。

その寄生虫的な連中たちが、まだしも常識のあった時代はそれほど
その弊害が、露骨に出てこなかったものの、もう今では吸い尽くす
ものも、吸い尽くしてしまったのでは?

ある意味で、北朝鮮やロシアなどの、今だに人権を確立していない
国家と非常に似ている面があるかもしれない。
原発問題にせよ、薬害問題、外務省の問題、いろいろなことで一部
の特権的階層の利益のために、国民の大部分が無視されて、ないが
しろにされ、ただただ税金だけ毟り取られているような現実。

そして、それを批判すべき立場にある、新聞記者や言論の中心にい
る人々も責任感がなく、専門的な批判能力に欠け、世界の現状を分
析するような柔軟性や、スピード感を持っている人が少ない。

本当に、これは問題である。この問題は、根本的に日本のインテリ
の明治以降にだんだんと進行してきた怠慢という名の病ではないか。
病気になろうと、死にかけようと、一旦、自分が得た名誉的な地位
から、降りる気がない人たちが、日本全体の首を締めている。

やはり、もっと当たり前の常識であったことを見直すべきであるし
、もともと日本にあった良い道徳習慣、躾、決まり、礼儀作法など
を再び、次の世代の教育の取り入れていかなければなるまい。
そうでなければ、日本人の独自性、本来の美徳がこのままでは完全
に失われてしまうのではないかと危惧する。

CHOCO
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(Fのコメント)
日本社会は、今、窒息しかけているという感覚は私の感じと同じだ
。皆が自分の専門分野の勉強しなくなった。ただ、そのポストにい
るから、何かを言うというような感じになっている。空虚
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国際戦略コラム 様        山崎と申します。
静岡新聞H14(2002)・!0・10(木)朝刊より
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「時評」 スローライフのブーム来るか   榛村純一 掛川市長

反響大、究極の生活の知恵  
 グランシップ館長の山本肇さん(NHK解説委員)が、「時の話題」
というNHKラジオ番組で、掛川市のスローライフ運動を取り上げてく
れたところ、全国からの反応が多くてびっくりした。

 まず、わが意を得たりの弁、次に資料請求、そしていつ行けばい
いか、スローライフの八つを詳しく教えてくれなどであった。
あまりに反響が大きいので、スローライフのブームが来るかもしれ
ないと思った。そこであらためて、問い合わせしきりの八つのスロ
ーライフを説明しておこう。

1 (スローペース)二十世紀の自動車文明は糖尿病と交通事故死
を年 二万人も出したので、二十一世紀は歩行文化で頭脳明晰とし
、無事故を目指す。
2 (スローフード)和食とか茶道を大切に、アメリカのマクドナ
ルドのようなファストフードに対して、ゆっくり料理し食事を楽し
み、食材も地域で取れる安心なものにする地産地消。
3 (スローハウス・スローウエア)百年以上長持ちする住宅に住
み、和服や竹・和紙の歴史や美意識を大切にすること。
4 (スローインダストリー)農薬の少ない循環型農業、長年かけ
て土や美林をつくり、都会人に市民農園を普及すること。
5 (スローエデュケーション)十五歳や十八歳の偏差値で選別す
る学歴社会の教育をやめ、教育を総合学習、福祉ボランティア型、
生涯学習とすること。
6 (スローエイジング)一世紀一週間人生の実現。百年元気で生
きて寝込んだら一週間でサヨナラする。美しく老いて終生自立しス
ローラブも。
7 (スローマイウエイ)趣味道楽・芸術文化などひまかける価値
の探求、自己実現。
8 (スローライフ)1〜7を綜合した生活の知恵に生きるまちつく
り、伝統技術による節度ある暮らしをすること。

 これらスローライフの理念を今年二月の第二十一回生涯学習推進
市民大会で決議したところ、三つの反発があった。

 一つは、そんなことを言っていたらうちの会社はつぶれてしまう
。もう一つは、スローでは日本の技術力や輸出力が衰えてしまう。
三つ目は、行政の長がスローというのは行政サービスに反するーで
あった。

 これに対する私の答えは、「人生は平均寿命八十歳として七十万
時間、そのうち労働時間は四十数年働いたとして約七万時間、あと
の六十三万時間は、寝たり食事したり、勉強したり遊んだりして暮
らす。二十世紀は、労働の七万時間を主体にあくせく会社人間とし
て働いた。

 二十一世紀は六十三万時間を主柱に、八部門のスローテンポで過
ごすのだ。すると労働と余暇のメリハリがきいて、結局は労働時間
さえ楽しくなるというのが理想人生だ。スローライフは、本物志向
、文明病の克服、ストレス解消、真に豊かな暮らしのまちづくりな
のだ」。

 以上の趣旨のフォーラムやイベントを組んだところ、国交省、文
科省、農水省、県も調査研究費を助成してくれた。いよいよ十一月
一日から十二月一日までスローライフの実験、体験、実践、普及活
動が掛川で始まる。ブームはくるか。
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以上引用終わり
EM技術・思想が掛川にも岐阜県可児市のように根付くような気がし
ます。
参考  掛川市役所  Tel 0537-21-1111 Fax 0537-21-1166
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(Fのコメント)
このスローライフはいいですね。一度、見に行きたいですね。
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経済発展への試案

苦労だけがあるなら、誰が子どもを産み育てるだろうか。子どもを
産み育てることが自分に得になる環境を作れば、その社会は発展す
る。

親は子どもを育てることが義務であることは万人が承知している。
しかし今の日本の法律書面には、子どもは親の面倒を見る義務はな
いと記されている。

これでは、子どもを作ることは割に合わない作業である。進んで苦
労することはない。人生一度だ、遊んで楽しくやればよい。これが
今の日本だ。

しかしこれでは、日本の先は見えている。

そこで、秘策がある。子どもを育てると、とても得になる世の中を
作るのである。そうすると、人々は子どもを作り、必然と経済は拡
大に向かう。

さてその手段をどうするか、そう子どもに親の面倒を見なければな
らない法律を作る。税制上の法律であるので、実質人々の経済状の
実益となるのだ。となると子どもを沢山作ったほうが老後が安定す
る。これは得である。

そこで人々は子どもを沢山作る。経済は拡大局面を迎える。
とら丸
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(Fのコメント)
女性の自由が拡大してきている。少子化対策として、北欧では社会
福祉を充実した。できる子供は大学まで学費が要らない。このため
結婚しないで子供を設ける女性が増えたが、子供の出生数は増えた。

基本的な道徳などの規制・法を強化する方向は今後、無理であると
思う。
平和で、自由な社会を人間は変更しようとしない。変えようとする
と大きな抵抗に会う。自然の流れに上手く合う手段を考えることで
はないかと思う。北欧の方法は日本では導入できなが。
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国際戦略コラム御中
件名:米国の陰謀
 
私も何かあるとすぐ米国(の陰謀)のせいにして、議論が停滞する
のはおかしいと思ってきました。反米思想を持つのは個人の自由で
すが、戦争で負けた腹いせに、あるいは好き嫌いで議論を停滞させ
るなら、劣等感からくるトラウマの裏返しにすぎないのではないか。
 
譬え米国の陰謀というものがあったとしても、米国の考え通りに行
くものでしょうか。
戦争で負けて、戦争を否定して来た日本では、戦略というものが今
ひとつ理解できないのではないか、このことを私は心配しています。
 
戦争を否定し、米国を否定し、白昼夢にまどろむ左翼的小児病の日
本人。世界秩序の番人である米国がどれほど現実的戦略的思考をし
ているのかが、日本の知識人には分からない。
何かというと対米追従を批判するが、代替案は示さないマスコミ・
政治家。
 
日本が理解しなければならないのは、観念的、あるいは好き嫌いと
いう感覚だけの思考ではない現実的戦略的思考(の技術)である。
 
恵谷 恒一
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(Fのコメント)
もし、米国が陰謀をするなら、その陰謀を封鎖することも、日本の
考えることである。しかし、日本人は今の経済状況打開策をマトモ
に考えもしないで、すべて政府施策を陰謀としている。非常におか
しい。どうして、考えないのか??
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国際戦略コラム御中
件名:ゆとり教育
 
円周率を3にして、計算には電卓、土曜日は休みで、生徒にとって
は至れり尽せり・・・。
確かに受験地獄はナンセンスである。しかし、勉強しなければその
ツケは将来に払わせられる。勉強はできないよりはできた方が良い
。学校に頼りすぎず自分自身で創意工夫しなければならない。
教育界は余りまともとは言えないが、だからといって嘆くばかりで
は何もならない。教師にもピンからキリまであるし、日教組などと
いう時代遅れの遺物もある。
教師も生徒も真摯に切磋琢磨を続けることでしか教育は良くならな
いのではないか。
恵谷 恒一
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(Fのコメント)
ゆとり教育の結果、日本児童の学力は世界の1位から相当な位置に
落ちている。もう1つ、勉強する子としない子の差が大きくなって
、これが社会階級化しているという調査もある。


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