1067.イスラエル連立政権の崩壊



イスラエル連立政権の崩壊と今後の展開をみよう。 Fより

米国のイラク攻撃を主張していたのは、イスラエルから資金援助を
受けていたネオコンであり、イラクを必要以上に脅威と叫んでいた。

しかし、そのイラクより脅威度が高い北朝鮮が核開発もしているし
、その核開発で生産した核をイラクが持つと、大変なことになる。
このため、一刻も早く、イラク攻撃をしようとしているのが、リク
ードのシャロンとネタニヤフである。勿論、その前にパレスチナの
アラファトを血祭りに上げてからであるが。そして、これを邪魔し
ていたのが労働党のペレス外相であり、ベンエリエザー国防相であ
った。
とうとう、この穏健な労働党がイスラエル政府から居なくなり、
本格的なパレスチナ・イラク作戦を開始することになる。そして、
米国をどうその作戦に引きずり込むかを検討しているのであろう。
この作戦開始の時期もシャロンは明確に宣言している。11月の
ラマダンの時期である。

しかし、米国の現状はパウエル国務長官が、主導権を握っている。
このパウエルとシャロンは仲がよくない。パウエルがイスラエルに
行っても、シャロンは無視していた。このため、パウエルはペレス
からイスラエル・モサドの情報を取っている。しかし、今後パウエ
ルはシャロン・ネタニエフとの感情的な問題から、モサドの情報を
隠くされるため中東の情報を無くし、また国連の決議上で欧州・ロ
シアの反対で米国自体はイラク攻撃をできなくなる。
このため、イスラエルからすると望みがかなえられないのとパウエ
ルからすると中東情報を押さえられなくなるように感じる。

このため、どうも、米国のイラク攻撃を呼び込むため、イスラエル
が先にイラクを攻撃して、その反撃としてイラクからイスラエルを
攻撃させて、米国を戦争に引き込もうとしているように感じる。
この仕掛けをしているのが、米国のウオルフォウイッツやパールな
どの米国タカ派とイスラエルのシャロン、ネタニエフの両国指導者
のような気がする。

パウエルはつんぼ桟敷に置かれて、気が付いた時には、イラクとの
戦争になっていたということになる可能性が高い。パウエルが中止
しようとしても、ラムズフェルドがモサドの情報を元に独断でイス
ラエルと共同で軍を動かし、大戦争にしてしまうようだ。

この関係は、どこかで見たことがある。そうです。戦前の日本の関
東軍と日本政府の関係に似ているのです。これは軍部の独走で大戦
争にまるパターン。これに米国軍部・イスラエル国家連合はどうも、
なっている。

ユダヤの黙示録にあるハルマゲドンが近いですね。最後の審判に向
けて、地殻も変動しているようです。イタリアのエトナ火山の噴火
やインドネシアで地震があったようです。日本の東海沖地震も第5
期入りし、2・3ケ月後に起こる可能性が高いのだそうです。

新幹線を利用する方たちは、要注意が必要ですね。念のため!!!
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<イスラエル>ネタニヤフ元首相に外相就任を要請 シャロン首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021102-00001013-mai-int
 【エルサレム海保真人】シャロン・イスラエル首相は1日、連立
政権を離脱した労働党のペレス外相の後任として、自身が党首を務
める右派政党リクードのタカ派、ネタニヤフ元首相に就任要請した
。ネタニヤフ氏は即答を避けた模様だが、入閣すれば、モファズ前
軍参謀総長の次期国防相抜てきと合わせ、強硬な右派内閣が出現す
る。

 現地の報道によると、シャロン首相はネタニヤフ氏をイスラエル
南部の自宅に招き、約1時間半、会談した。結論は3日の再会談に
持ち越されたが、良好な雰囲気だったという。

 ネタニヤフ氏は96年5月から3年間、首相を務め、それまでの
故ラビン元首相、ペレス元首相の労働党政権による対パレスチナ和
平路線を転換し、和平交渉を停滞させた。99年5月、労働党のバ
ラク前首相に首相公選で惨敗し、政界を去った。当時の外相はシャ
ロン氏だった。

 しかし00年秋以降、パレスチナとの衝突が激化するにつれ、右
派からの復帰待望論が強まり、今やシャロン首相が、最も警戒する
ライバルとなっている。

 政界筋によれば、シャロン首相は党首選を意識して、中道左派・
労働党への譲歩を拒絶。また国会解散・早期総選挙にも乗り気でな
いという。

 今回のネタニヤフ氏に対する外相就任要請の裏には、同氏を味方
に取り込んでリクードを一本化すると同時に、ネタニヤフ氏に近い
野党の極右統一会派「国民連盟・わが家イスラエル」の連立参加を
円滑にする狙いがあるとみられる。次期首相の4年の任期を2人で
2年ずつ分ける案が話し合われるとの観測もある。

 ネタニヤフ氏はモファズ前国防相と同様、アラファト・パレスチ
ナ自治政府議長の追放策を提唱しており、入閣すれば、パレスチナ
側が反発するのは必至だ。(毎日新聞)
[11月2日11時11分更新]
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イスラエル、挙国一致内閣が事実上崩壊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20021031AT3KI00FZ31102002.html
 【エルサレム31日共同】イスラエルの中道左派、労働党の党首ベ
ンエリエザー国防相が30日、来年度政府予算案をめぐる対立から辞
表を提出。これに続き、ペレス外相ら他の同党閣僚5人全員も同日、
シャロン首相に辞表を提出した。昨年3月の発足以来、シャロン連立
政権に加わってきた労働党は政権から離脱することになり、左右両
派による挙国一致内閣は事実上崩壊、連立政権は過半数割れに追い
込まれた。 

 シャロン首相は今後、野党の極右政党を取り込んで過半数を維持
し当面の政権延命を図るか、国会を解散して総選挙を実施するかの
選択を迫られる。いずれにしても、来年初めから春ごろには総選挙
が実施されるとの観測が高まっており、パレスチナ情勢にも大きな
影響を与えるイスラエル政局は重大な局面を迎えた。 

 予算案をめぐる対立は、労働党がユダヤ人入植地への配分の一部
を福祉支出に振り分けるべきだとして修正を要求したことが原因。
 (09:32) 


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