997.イラク攻撃に対する日本の対応



国際戦略コラム 様 へ
今イラク攻撃のアメリカに世界は賛否両論ですが日本はどう対処す
るのでしょうか?
小泉総理の腕の見せ所でしょうね。

先日18日の日曜日のサンデイプロジェクトでの田原総一郎氏の
高石早苗衆議院議員に対する暴言を皆様もご存じだと思いますが、
あの一介のジャーナリストのおごり高ぶった態度と暴言は、どうひ
いき目に見ても許せない事です。

事、韓国や中国の事と成ると髪を逆立てて怒る様は「テメイ」、日
本人かとどなりたくなります。
政治の貧困もさることながらロシアに対してはどうでしょうか?
ロシアは不可侵条約を破り70万人の日本人をあの極寒のシベリア
に送り強制労働をさせ死者60数万人無事帰国出来たのは7万人弱
です。
北方領土を勝手に侵略して奪い取りどこまで厚顔なのでしょうか?
日本も鈴木宗男の様な悪ガキ議員しか居らず、自国日本の国益は
どうでもよい我欲とパフォーマンスばかりの国会議員で日本の未来
を語れない様は情けない。

韓国や中国を見習ってロシアに文句と賠償を求めたらどうですか?
聞け//田原総一郎、自虐史観ばかり云っているな//
日本をおかしな方向に持っていくジャーナリストよ自戒せよ。

田原総一郎もロキョウコウ事件の現場に居たわけはなくまともに何
が真実かはその場に居た当事者以外は解らないものです。
誰かの説を信じて今の田原氏が有るのでは?彼の人間の浅はかさで
墓穴を掘りましたね。

国際コラムの愛読者の皆様は如何お考えですか?
最近のテレビ新聞などに関わる人たちは本当に勉強してませんね。
そして日本人としての良識を疑う言動も多く成りました。
このままでは近い内に日本は必ず滅びる運命に有ると確信します。
鈴木 麗加
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(Fのコメント)
日本人、特に国の進路を決める政治家が、世界の情勢を知らないた
め、世界的に見ると、日本の行動がおかしいと見える可能性がある
と心配している。

また、世界(というより米国)の世論に日本が関与する必要があり
ます。もし、中国の意見がおかしいのであるなら、対抗上、米国の
マスコミに訴える必要があると思います。そうしないと、日本非難
の世界世論を変えることができない。中国は華僑や中国系米国人が
多いため、組織的に米国で活動しているのですから。

アンチ・グローバルでは、もう日本は生きていけないですよ。
このため、世界を研究する必要があるのです。日本国内だけでなく
世界の情勢も分析することが大切なのですが、今は不十分であると
思います。グローバルに物を考える習慣が必要なのです。

グローバル=アメリカと考えるのも、おかしいと思います。今、
世界を動かしているのは、フランスやロシアの可能性が高いのです
から。また、政治をビジネスとの結びつきで見るべきというのが、
YSさんですが、これは正しい可能性がある。しかし、日本でこの
面の研究をしている学者は奥村さん以外いないというのが現状のよ
うです。

これでは、世界が見えないとYSは言っている。文献が割かし豊富
な海外にいる国際政治学の研究者たちよ。企業系列と政治家の結び
つきの研究をしてほしい。きっと、いい成果を生み出すような気が
する。世界的にも、このような研究があまり行われていない。この
面では日本がトップに立つ可能性もある。すでにYSさんを始めと
して数人が始めているようなので、期待したい。

YSさんは報道機関のアドバイザーも始めたようですので、日本の
報道の視点も確実に変化すると期待している。他の報道機関もYS
さんとその研究者グループにアドバイスをもらい、質の向上を計る
必要があると思いますがどうでしょうね。また、横に逸れた。

イラク攻撃に対して、英国と日本は攻撃に参加するようですよ。
しかし、同盟国のほとんどが、参加しないのであれば、日本も参加
してはいけないはずです。イージス艦は出すが、金は少ししか出さ
ないという選択もあるでしょうね。どうせ、イラクは空軍・海軍な
んかはないに等しいのですから、ミサイル攻撃だけを注意すれば、
いいのです。これなら、十分に安全であろう。間違えても、市街戦
を行う米国軍に付き合わないことです。市街戦は、近距離の戦いに
なり、航空支援を受けにくいため、こちらの被害も大きくなる。

なぜ、米国はバクダッドの市街戦を計画するのか、軍事を少し知っ
ている人なら、止める案ですから、米国内でも軍事専門家で無い人
が計画しているのでしょうね。とうとう、米国の海軍現役の大将が
FOOLISH(バカな)計画であると言ったので、私も安心した
。今まで、どうしてこのような案を米軍は立てるのであろうと訝っ
ていた。

勝つ勝算があるとすれば、相当な数のロボット軍を構築して、その
ロボットに、長時間発電が可能な燃料電池を積み込んだ新兵器を登
場させて、米軍の被害を少なくするのであろうと考えていた。

そうしないと、被害が大きくなり、国内世論がベトナムと同じよう
になると心配していたのです。本田の1台3000万円もするロボ
ットを大量に米軍が買っているという情報もあり、イラク戦争特需
が日本にまた来ると期待していたのですがね。ベトナム戦争でも
日本が一番特需を受けていたとの報告書もあり、その再現を期待し
ていたが、どうも違うようですね。
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≪「靖国の霊」に無礼千万≫

 靖国神社は明治天皇の勅命で近代日本の夜明けとなった明治維新
前後、国のために命を捧(ささ)げた人たちの霊を慰めるべく一八六九
年に建立された。以後実に一三三年もの間、戦没者追悼の象徴とし
てその中心的役割を果たしてきた。その歴史と伝統をないがしろに
した薄っぺらな追悼施設建設では、日本人自ら日本の歴史を汚し、
誇りを捨てたことになる。

 第一、明治維新このかた第二次大戦に至るまで、国家の存命を念
じて戦い、尊い命を落とし靖国神社に祀(まつ)られてきた死者に対
し無礼千万である。さらに、靖国神社は第二次大戦直後、あわや
消滅の運命にあった。敗戦直後、日本に進駐した連合国軍の大勢は
、「靖国焼却すべし」という意見で占められていたからだ。

≪「靖国」の危機救った独人≫

 その険悪ムードのさなか、当時駐日ローマ法王代表バチカン公使
代理だったピッテル神父が、占領統治の最高司令官マッカーサーに
、「いかなる国家も、その国家のために死んだ人びとに対して敬意
をはらう権利と義務がある。もし靖国神社を焼き払うとすれば、
その行為は米軍の歴史にとって不名誉きわまる汚点となって残るこ
とであろう。歴史はそのような行為を理解しないに違いない。我々
は、国家のために死んだ者は、全て靖国神社にその霊をまつられる
べきとする」と強く進言した。

 ちなみに、この進言で靖国神社の危機を救った神父は、ドイツ人
である。彼は第一次世界大戦の勇士で陸軍中尉、敗戦後聖職の道を
選び昭和九年から日本に滞在していた知日家。日本と同様第二次大
戦において祖国が敗戦の憂き目に遭ったなか、敗戦国の国民である
前に、神に仕える謙虚な一人の人間として、勝者に向かい毅然(きぜ
ん)としてこのような勇気ある発言を行い靖国神社を救った。本来な
らその恩義に報い、手篤(あつ)く靖国神社を遇するのが日本人とし
ての義務であり筋道ではなかろうか。

 ではかくいうドイツはどうなのか。この国は一九九〇年東西ドイ
ツ統一前まで、国サイドの戦没者慰霊の施設を持たなかった。いや
持てなかったというのが正しい。それゆえせいぜい地方サイドで
ひっそりと戦没者追悼を行うしかなかった。

 ところがドイツ統一後、ベルリンが再びドイツの首都として返り
咲くや、さっそく国は九三年、通称「新哨所」を中央追悼施設とし
た。この施設は靖国神社より約五十年早い一八一六年に建立され、
ナポレオン戦争に始まって第一次大戦、そして第二次大戦後は東西
ドイツ分断の東ドイツ、そして統一後と、時の政治を反映して目的
や真意は違いこそすれ、戦没者のための追悼施設として生き続けて
きた。

 国の歴史には必ず「陽」と「陰」、「光」と「影」がある。戦史
もそう。追悼施設とはそれら全てを包括して存在するものでなけれ
ばならない。靖国神社がそうで、空っぽの新国立追悼施設とわけが
違う。というわけで、新追悼施設建設に私は絶対反対である。
 (ドイツ在住) ノンフィクション作家 クライン孝子著
Kenzo Yamaoka


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