992.読者の声



件名:萬晩報のMLで  
同じコラムが載っておりました。
このことについての説明をお願いいたします。
http://www.yorozubp.com/ 
ike_y
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(管理人Tより)
YSさんが、萬晩報と国際戦略コラムに同じ原稿を投稿している
ためです。このため、同じコラムが両方に掲載されます。

2重原稿を、萬晩報も国際戦略コラムも共に禁止していませんので
あしからず。
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国際戦略コラム 様        山崎と申します。
静岡新聞 2002.3.26(火) 朝刊より

 詩                吉野弘  選 

 農業計画実施表
    鈴木義雄 (浅羽町中新田)
 縦 1 メートル 10 センチ
 横 80 センチ の模造紙に
 農業計画実施表を
 毎年書き込む 私の習慣

 上段には 作物名
 米 トマト 西瓜 胡瓜
 まくわ瓜 ほうれん草と
 
 向かって左の枠には
 1月から12月まで
 1ヶ月の枠に なっている

 播種・育苗・移植・定植・肥料
 消毒・栽培管理・出荷等を
 毎日の様に 書き込む

 売上代金は青色鉛筆で
 支出金額は赤色鉛筆で
 書いて行く

 去年やった 経験を元にして
 栽培して 行く事が
 最も大事な 参考書である
 良い成果を 願いつゝ
 書き続ける 楽しさ
    (注:原文は漢数字です。) 
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東南アジア問題

mag2 における中国問題に関するコメントを読ませて戴きました。
私は中国政府の今後の経済拡張政策と、在東南アジア華僑との関係
について、常々、疑問に思っているものでございます。中国が自国
経済圏を広げると言うことは、つまり、東南アジアを今まで以上に
より強く深い中国経済圏にしたいと考えていることと想像いたしま
す。

ところで、日系資本の東南アジアへの投資は90年代前半のように
、現在、拡張を続けているでしょうか。そうではないと思われます
。特に、大手製造業者の一部は東南アジア製造拠点での製造を縮小
し、その分、中国へ製造を移しているのが実態ではないでしょうか
。さて、問題は、かつて日系企業が東南アジアに進出している間に
、地元産業にどのような貢献をしたかと言うことであります。恐ら
く、その当時、多くの東南アジア諸国は、日系メーカーが地場産業
のレベルを引き上げることを期待していたと思います。多くの日系
企業への従業員にもたらされた製造技術や雇用機会、新しい部品供
給関係に適合する地場企業間取引関係の活発化により、新しい産業
構造がそれぞれの国に出来ることを期待していたと思います。が、
そのような期待に日系企業はどの位貢献したでしょうか。期待外れ
の度合いがかなり大きかった場合も、あるのではないでしょうか。

つまり、東南アジア諸国の人々の中には、日系企業が果たし得たで
あろう自国への産業的貢献が期待外れであった、と感じている場合
が結構あるのと思います。また、投資家としての日系資本がいつも
順調に現地合弁企業経営をしてきたでしょうか。私は、90年代前
半を駐在員としてタイで過ごしましたので、その当時の日系企業
およびタイにおける地場華僑系企業の合弁事業を数々観察させてい
ただきましたが、そこでの大きな問題は、日系資本家は事業から得
られた収益を、設備投資に回そうとするわけですが、地場華僑系資
本家はより多くの配当を希望するわけです。そのような混乱があり
、それでは、日系企業は自己の経営方法について、地場華僑系投資
家と十分に話し合いをして合理的な経営方針を練ったであろうか、
と言うと、私は正直申し上げて非常に疑問であります。ところで、
東南アジアでの日系企業のプレゼンスが小さくなる一方で、在東南
アジア華僑と中国との間に緊密な関係が構築されるとどうなるのか
。在東南アジア華僑は今までの経験に基づき資本・技術・情報を集
積しているわけで、中国経済拡張と呼応して、東南アジアでの新し
い産業基盤を作るのではないでしょうか。これに対して日系企業は
新しい産業投資手法を考えるのでありましょうか?  
名古屋の山田
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(Fのコメント)
企業とその従業員は、相互補完的な関係にあると思っています。企
業が利益を出さないと、従業員の給与も待遇もよくできません。ま
た、企業が利益を出すためには、従業員がどれだけ付加価値を生む
かにかかっています。

これは、海外に投資するときでも同じです。東南アジアへの投資は
、人件費のコスト削減と対米輸出量の削減から出てきたことです。
しかし、現地従業員が付加価値を生んだかというと、疑問符が付き
ます。日本企業の製品を乗り越えた提案等はなかったと思っていま
す。

この点、中国人は東南アジアの人たちと違い、どんどん自分達で、
改良して、徹夜等の突貫開発もいとわないし、面白いアイデア等も
生み出します。やはり、4千年の歴史と戦いの歴史に揉まれただけ
のことはあると感じますね。

これでは投資効果として、中国に工場を移すことになるのは仕方が
ない。中国は今、西部開発で、東南アジアでの連携を考える余力は
ないと思うが、台湾との関係で東南アジアの華僑との連携を模索す
る可能性はあるでしょうね。リー・クワンユーのシンガポールが
いい例です。
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件名:世紀をまたぐ「大東亜共栄圏」論   
世紀をまたぐ「大東亜共栄圏」論 原田勝正本学経済学部教授 
提案

最近の問題として、西村慎吾という防衛庁の政務次官が、「大東亜
共栄圏」という言葉を『週刊プレイボーイ』一一月二日号のインタ
ビューで持ち出してきました。このインタビューでは「大東亜共栄
圏」論と並んで、もう一つ日本の核武装を提起しておりますが、
ここでは後者については時間上、詳しく触れる余裕がありません。
後で簡単に言及します。

 二〇世紀の終わりに当たって、「大東亜共栄圏」論という言葉が
また登場した点に、かなり注意をひかれます。第二次世界大戦後の
いわゆる「アメリカの核の傘」のもとに入った日本で、一九六〇年
代から、例えば林房雄の『大東亜戦争肯定論』をはじめとして、そ
の後、政治家のなかでいわゆる「大東亜戦争」を肯定する発言が相
次いでまいりましたが、そのような発言をまとめるような形で、
このたびの「大東亜共栄圏」論が再び登場してきました。このこと
は二〇世紀の終わりに当たって、一九世紀末以来の大アジア主義を
復活させることを意味する、極めて刺激的な発言と受けとめられる
からです。

 また「アメリカの核の傘」のもとにある日本が新たに核武装を行
なうという発言は、かなり大きな問題提起ではないかと思います。
それは、「アメリカの核の傘」からの離脱を図るのか否かを含めて
、アジアにおける軍備の主導権を握ろうとする点で、一九世紀末以
来の日本の進路を復活させる提言として受けとめる必要があるので
はないかと考えます。

すなわち、そこでは二つの世紀末に、同じような進路の提言が反復
してなされていることがわかります。

なぜそのような反復が起こってきたのか。アジアにおける日本の位
置づけは一〇〇年前も、いまも変わっていないのか、やはりいまで
もアジアの外に日本を置いて考える姿勢が強いのかという思いが避
け難くあります。そこから発想して二〇世紀前半についての「大ア
ジア主義思想から『大東亜共栄圏』論へ」という問題提起をするこ
とは、現在の私たちのこれからの進路のあり方を考える上で、何ら
かのお役に立つのではないかと考えます。

 現在の私たちは、二〇世紀の後半、特に第二次世界大戦後、新し
い日本国憲法の体制のもとで日本の進路を考える基盤をつくり上げ
てきました。したがって、いまの私たちはそのような発言を前にし
た場合でも、私たち自身の手で進路のあり方を模索し、進路を選ん
でいく力を持っています。

 その点は一九世紀の終わりと全く異なる状況と考えます。そこで
、一九世紀の終わりに、国民が自分たちで進路を選定する力をどの
程度持っていたのかという問題も取り上げてみる必要があると思い
ますが、きょうは、明治維新以来の日本の戦略および戦略体制のあ
り方を中心として見ていく視点をとっておりますので、その問題を
中心に考えることはできませんが、できるだけ触れるようにいたし
ます。
Kenzo Yamaoka
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核兵器を所有するべきか?? という問いかけに所有すべきではな
い。と答えるのは非常にやさしいことだと思います。特に世論は根
拠なき反核・非核に偏っていますので。

実際、日本が核兵器を所有すべきかどうかは大きな疑問です。しか
し、核武装を否定してそのことをアピールすることはないと思いま
す。逆に、核武装を肯定し、北朝鮮へ対して威嚇しておく必要があ
ると思います。

現在、正気の国は核を持っていても、核抑止力の原理よってまず使
用することは無いでしょう。しかし、正気でない国があることを忘
れてはなりません。だいたい、他国の領空を侵犯しテポドンの発射
実験をするなど正気の国のすることではないと思いますが、皆さん
はどう思われますか?

さらに、日本のおかしいところはテポドン事件に対して確固たる処
置をしていないところです。普通だったら宣戦布告にも値する内容
です。日本は何もしない。と完全になめられています。

言い換えれば、核兵器を持つという議論をする前に日本の政治家が
しっかりしないといけないと言うことです。現在のような政治屋ば
かりでは自分の私服を肥やし、自分の選挙基盤のご都合を伺い、腐
敗し、横領ばかりすることを考えているような政治屋には国の舵取
りを語る資格は無いです。

靖国問題、教科書問題、などに対して、内政干渉である、黙ってい
ろ!といえるだけの腹のある政治家に現れていただきたいものです。
茶々丸
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(Fのコメント)
核の保有問題については、議論と検討が必要ですが、政治家と政治
機構について、ここでは述べることにする。

日本の政治家がしっかりしないのは、国際情勢を見る専門家がいな
いのと、優秀な政治系のシンクタンクがないためです。
もちろん、官僚の天下り先の政府外郭団体はあるが、真剣に米国や
世界を分析していない。先生に補助金を配っているだけ。
そして、先生達はその補助金を貰うために、研究提案書を書いてい
るが、現時点をテーマにしていない。

現時点をテーマにするべき、評論家は新聞会社や放送会社に長年勤
めた人がなっているため、現時点を真剣に調べないでも評論ができ
るし、報道機関はチェック機能が無いため、そのような評論家でも
やめさせない。このため、評論家も努力しない。馴れ合いの世界に
なっている。外部の真剣な評論家は使わない。いろいろな所から、
クレームが付くのが恐ろしいから。評論家が真剣勝負では生きられ
ない日本になっている。

このため、日本の政治家には世界を的確に判断できる情報が届かな
い。日本は戦前と同様に腐っている。馴れ合いと惰性がどの分野で
も、同じ構造で定着している。
このため、日本は活力を失い、このままでは活力のある中国に恐ら
く、山岡さんは望まないでしょうが、残念ながら負けるでしょうね
。
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住基ネットについて
住基ネットの賛否が云われていますが、投資効果についての議論が
皆無とは言わないが甚だ少ない。
 
効率が上がる、合理化できる。というのなら数字で示してほしい。
 
住基ネット導入に幾ら掛かって、毎年のメンテには幾ら掛かるのか
その結果、役人は何人減らせるのか、結果として国民の税負担は幾
ら軽減されるのか。
 
この議論なくして何を議論するのか。
 
ベトナム戦争当時、アメリカで
「第二次大戦ではドイツで爆弾一トン当たり何人殺した。
ベトナムでは遥かに下回って居る。税金の無駄ずかいではないか」
と議会で真剣に議論していました。
 
これを聞いて胸糞悪くなるのは仕方ないとして観点としては考えさ
せられた。
 
アフガンに派遣した自衛艦は幾ら掛かったのでしょう。
それで何を運んだのか、それは日通に頼んだ方が安かったのではな
いか。インド洋で燃料を何トン補給したのか。
日石に頼んだら幾らで出来たのだろう
 
馬鹿げている、と言う人も居るかも知れない。
しかし、「大儀の為なら、幾ら掛かるかは問題ではない」のでしょ
うか、その「大儀」とは国民すべて(少なくとも大多数)が共通認
識として持ってるものなのか。
 
之だけ掛かるといえば引っくり返る「大儀」はないのでしょうかね。
 
大事な問題ほど「金」(かね)の話を避けて通りたがる「癖」、は
そろそろ考え物ではないでしょうか。
kiyosida
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(Fのコメント)
恐らく、住基ネットはそれほどの開発費がかかっていない。ダムや
道路は数百億円から数千億でしょうが、このシステムは1台数百万
円程度で、かつ、今までの政府のネットワークを共用すれば、全体
でも数億円程度の話でしょうね。ダムを1つ止めれば、同じよう
システムが100以上稼動するはずです。

私も経験があるが、米国にはソーシャルIDがあり、どこでもそれ
が、自分を証明でき、かつ社会的な手続きができる。日本では、
地域を移動すると住民票をいちいち地元に取る必要があるのは不便
ですね。

構築の費用はかからないし、国民は便利になる。どうして国民が
拒否のかわからない。住基ネットをインターネットに繋がないとい
う基本的なことを守れば、外部からも進入できない。台帳を持ち出
す地方自治体の職員いるので信用しないということか??
それでは、社会保険も全国ネットになっている。盗もうと思えば、
今でも盗める。
ということで、観点がおかしい。
しかし、プライバシーの保護は今後も議論するべきでしょうね。


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