934.日本経済回復の方法



日本経済回復の方法が分かり始めている。かなり日本はいい方法で
このバブル崩壊を切り抜けた可能がある。  Fより

1990年代の日本は、「土地・株バブル」の対応の10年でした
が、それは単に「国債バブル」へ内容をシフトしただけの10年で
した。つまり「土地・株バブル」が「国債バブル」へ置き換わった
だけ。それは銀行の「担保=土地」が、「資産=国債」に化けただ
け。と山岡さんはコメントしているが、これは日本の英知だと思え
る。2段階でバブル崩壊に対応したことになる。

土地・株のバブル崩壊で数千兆円が消えた。このため銀行は、どこ
も、破産寸前であった。この10年間、不良債権の処理に追われた。
そして、やっと70兆円の不良債権になった。しかし、もし国債
バブルを起こさなかったら、日本発の世界恐慌になっていた可能性
がある。それを防いだのです。これを日本の英知と言わずして、
どう言えばいいのであろうか??

そして、やっと、不良債権の目処が着いてきた。このため、国債の
バブル処理に移行する必要がある。それと同時に特別会計バブルも
処理する必要がある。このため、公共事業頼みではなく、企業は、
企業努力による利益の創造をする必要があるのです。このため、
企業の投資減税は最低でも必要であろう。国債償還のため、薄く広
く国民から税金をいただく必要もあると思う。しかし、企業活動を
弱める税金は、国民を貧乏にする可能性があるため、止めた方が
いいと思うが。企業が活性化して、初めて日本全体の景気が良くな
り、税収も増加することになる。

それと、政府も努力して効率を高めて、国民負担を軽くする必要が
ある。40兆円の税収で、支出は80兆円ということでは国債が無
くならない。また、40兆円もの金額を全額増税にすることは国民
の怒りを誘うことになる。日本の国債格付けは、先進諸国最低の
レベルになっている。ボツワナより下であるが、その格付け上位の
ボツワナに経済支援をしている。これは論理的におかしい。ODA
も先進諸国でも最低にするべきで、そこまでは無理にしても減額す
るのではないだろうか??

そして、国債の格付けを上昇させたほうがいいと思うが。国債の
格付けとは国家のレベルみたいなものですから、在日米軍の駐留
経費補助も減額するべきです。そのような努力をした後、国民に
増税をお願いするのが、政治家の役目であると思うが、どうであろ
うか??

日本の国際政治論理が、一般的な論理ではないため、国民は分から
ない。格付けが下がったのであるから、米国にもその対応で世界貢
献を減らすと交渉しないのであろうか??
米国格付け会社は、米国政府の干渉を受けていると言われている。
それであれば、日本も米国政府に交渉をして、干渉させることが
必要ではなのですか??その交渉材料は、米軍駐留経費の削減とか
ODAの削減、国連経費の削減など、交渉材料は無限にあると思う
がどうであろうか。米国の世界戦略を支援する代わりに日本は、
自国利益を主張する必要があるのです。全て事で米国のいいなりに
なるのは、国民はいらいらするであろう。

今後の日本政治の対応で、日本の復活と国債が減れば、米国の今後
の方法が見えてくるはずです。米国の株バブルも崩壊して、当分、
公共事業としての軍事行動をイラクに行うとか。イランや北朝鮮に
行う可能性が高いが、それだけでは米国の復活はありえない。

企業が新技術で新製品が出して、日本経済が立ち上がると思ってい
る。この企業の立ち上がりを政府は、支援する必要がある。
ロボットやADSLなどIT新分野など多くの分野が可能性を秘め
ている。

そして、日本のような2段階対応が米国にもどうしても必要になる
はずです。


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