930.パラオへ「君が代」のさざれ石を



パラオへ「君が代」のさざれ石を

パラオ共和国は南太平洋上の人口1万数千人程度の大小様々な島か
らなる小さな小さな国です。それでも立派な独立国・国連加盟国な
のです。また日の丸に似た国旗・月章旗を有し、日本をこよなく愛
するわが友邦です。そして今なおこの国には多くの日本兵の遺骨が
残されています。しかし、パラオの方々は神社を建てて英霊を丁重
に弔ってくれているのです。我々日本人はこの国の人々に感謝し、
そのご恩に多少なりともお報いしなければなりません。またこの地
に残された英霊を決して忘れてはなりません。

 この度、パラオのペリリュー神社(南興神社)に日本国歌「君が代
」に詠われた岐阜県春日村産「さざれ石」を奉納させて頂きたいと
存じます。皆様のご協力を賜れば幸甚です。

平成11年と12年の春、私にとりとても大事な人を失った。

お一人は岐阜県揖斐郡揖斐川町の小林文治翁。平成12年1月5日
、私に突然訃報が入った。年金生活で、とても富裕とは思えない翁
であったが、さざれ石発見者の御尊父・宗閑翁のご遺志を継ぎ、
昭和天皇・皇后両陛下をはじめ各皇族方、文部省、国技館、また
靖国神社、明治神宮、出雲大社など全国各地の有名神社、また海外
はオーストラリアや台湾にまで、私財を擲って春日村産さざれ石を
寄贈し続けられていた。そしてパラオへの寄贈を準備されていた
矢先のことであった。翁は私欲物欲なく「公」に奉ずるという典型
的な旧「日本人」、最後の日本人であった。

もう一人は、パラオ共和国大統領特別顧問のイナボ・イナボ閣下で
あり、その前年の4月に閣下の訃報を聞いた。小林文治翁と共に
岐阜県春日村産の「さざれ石」をパラオへ寄贈するため、クニオ
中村大統領や各州知事など現地で奔走し、またいろいろなお世話を
いただいている最中の事であった。会議中に突然倒れられ、そのま
ま不帰の客になられた。靖国神社と大和桜の大好きな方で、靖国神
社のことを語れば、「イナボさん靖国で会いましょう」と言い残し
た亡き日本人戦友や部下のことを想い出し、いつも涙ぐまれていた
。イナボさんと靖国神社の関わりについて私も大学の教室で話すと
、ついつい涙ぐんでしまい、以来、不本意にも「泣きの久保」と
学生にからかわれた。イナボさんは常々「日本人は靖国神社をあま
りにも粗末に扱いすぎる」と言っておられた。この方も最後まで
大和魂を貫かれた旧「日本人」であった。

平成11年と12年の春に生涯忘れ得ぬ、尊敬すべき二人の師に立
て続けに去られ、悲しい桜を眺めることになった。しかし私はこの
お二人の遺志を継ぎ、かならずパラオに「君が代のさざれ石」をお
届けしなければならないと思っている。

水屋神社宮司・鈴鹿国際大学教授 久保憲一

パラオへ「さざれ石」を贈る会
〒515-1505 三重県飯南郡飯高町赤桶2507水屋神社社務所
一口 1万円以上  郵便振替口座 12280  23708961
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  歴史教育について   秋好です。
 
日本が明治維新という革命で近代化を始めた時、時の政府は富国強
兵を目指しました。そうならなければ、この国は白人列強によって
、「惨めな植民地にされてしまう」と、いう危機感があったからで
すね。
 維新そのものが、徳川政権の幕府では白人の圧迫に抗しきれない
、との危機意識から、始められたことでした。
 
 富国の源泉は殖産興業にあり、強兵の方策は島国なればこそ、
海軍建設が第一義でした。
 そして、米英に並ぶ海軍国になることで---
1.黄海海戦では、中国(清朝)を打ち破り
2.日本海海戦で、ロシア(ロマノフ朝)を撃破
---米国海軍が仮想敵とするほどに成ったのでした。
 むろん、帝国海軍も同様にUS-NAVYを主敵として、強兵に
勤しんだのですが、3.太平洋戦争で、敗れたのでした。
 
 さて、帝国政府が「大東亜戦争」と名付けた、この前の戦争は
米国では対日戦の名称として「太平洋戦争」と命名しました。
 欧州戦線では対独戦となったが、同じ対独戦を戦ったソ連は
「大祖国戦争」と名付けた。
 従って、日本人が言う時には「この前の太平洋戦争で---」は
なく、「この前の大東亜戦争で---」が正しいのです。
 しかし戦後はこの戦争名では「日本がアジア解放のために」
戦ったようなニュアンスがあるため、禁句とした。
 
 なにしろ、帝国政府や帝国軍人を「戦争犯罪人」として、有罪を
でっちあげた米占領軍のこと---インドやビルマやインドネシアなど
の民族独立を助けたことなど一切無視して「人類への罪」などを
捏造して、政府指導部にはA級戦犯、軍人たちにはBC級戦犯の
汚名を着せた。
 戦時の残虐行為を罰するなら、東條さん以下は無罪だし、広島に
原爆を投下した爆撃機の乗員は有罪でしょう。 シベリアへ日本兵
を抑留し、強制労働させたスターリンの国際法違反は明らか---。
 
 国際法に照らして、東條さんたちを無罪とした、インドのパール
判事たちは正しい。そう考えた戦後の日本では、東條さんなどの
「戦犯刑死者」を「法務死」(政府)、「昭和殉難者」(靖国神社)
として、名誉を回復した。しかし、情けないことに、日本左翼は
依然として、「太平洋戦争を引き起こした戦争犯罪人」と見ている。
なかには、昭和天皇の「戦争責任」まで追及する極左までいる。
 
 宣戦布告して、米国とは太平洋で、オランダとは南方で、英国と
は東南アジアなどで、堂々と戦った日本のどこに責任がある、とい
うのだろう?
「アジアの解放ではなく、アジアを侵略したのだ」と、今もって騒
いでいる左翼知識人は、「自分たちの父祖が侵略者だった、日本兵
は侵略者の手先だった」---それが史実である、と。彼らは教科書や
新聞やらで、繰り返し日本の子供と大人に宣伝しつづけている。実
に情けないことだ。
 
 海外で、日本は侵略者!と、騒いでいるのは中韓二つの分裂国家
だけで、ASEANやインドなど多くのアジアの国々は騒いでいな
い。
 胸に手を当てて考えれば、日本の大奮闘を契機に独立できた、と
考えられるからだ。
 中国と韓国---この分裂国家は反日教育で日本敵視を国民に植え付
けている。  
 日本を仮想敵とすることで、国民を団結させようとして---かつて
、ソ連が反米教育をし、米国が反ソ教育をしたように。
 
 歴史認識を言うなら、「おまえ達がモンゴルに征服された元帝国
のとき、わが国に2度も侵攻して来たことを思い出せ!」と、言い返
そうではないか。
 韓国には米国の反共ベトナム戦争では、GIと一緒になって解放
戦線兵士を殺しまくったのは、どうだ?と、言ってやってもいいだ
ろう。
 
 ---また、熱い夏が来た。
 平和(原爆)と終戦(敗戦)の二つの記念日が広島と靖国で催さ
れる。小泉首相は中韓がうるさいから,春の大祭にサツといってし
まったが、叔父貴が眠っているので、小生は7月の「みたま祭り」に
行く。
 敗戦した日などに行くより、こっちの方が気分がいい。
 
 いずれにせよ、公教育としての歴史分野では、祖国の誇り、民族
の偉人英雄を子供たちに教えるのが、世界の常識だろうに---左翼が
邪魔して、つくる会の新しい教科書が殆ど採用されなかったのは、
残念だった。
 サッカー大会などで、若い者が日の丸を振り回しているから「まあ
いいか」と、みずから慰めている。こっちのほうが血なまぐさい
愛国心より、健康的な祖国愛だろうから。  

またも日本がロシアを負かせた日(ただし,サッカーで)  秋好
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はじめまして!
横浜で大学生をしている、のほると申すものです。
毎回、国際戦略コラムを拝見させていただいています。
若輩者でありますが、今後の日本について私の考えるところを書い
てみようと思います。

最近の日本は、コラムで論じられているように、外国のなすがまま
に日本は動き、実際、自国の主張が感じられないと思います。

ここで思うに、日本の文化自体、海外からの干渉、侵略を、自ら
拒絶するのではなく、既存の文化に取り込み、融和させてきたとこ
ろに一番の特徴があるように思います。ですから、表向き仏教国と
いっても、現状は無信仰、いや、仏教を都合に合わせて解釈して、
ある意味利用しているように見えます。

政治経済的に見てもそういった空気はあるように思います。
日本人は主張がないと言われがちですが、善意解釈してみると、争
いを避け、様々な状況に対応できる状態であるに身を置いているの
でしょう。
ただ、このたびの外務省の対応は、上に恐れ、マニュアル通りに動
いた、柔軟さなどないものでしょう。
主張が無いというのは、やはり、何かのため、ここでは国のためで
あるべきでしょう。
そういう観点から見ると、しばしば言われている通り、国益無視と
言わざるを得ないでしょう。

しかし、こういったことは、日本が政治主導、むしろ、官僚主導で
あるから起こるのであって経済主導であればどうなったか分からな
いことでしょう。当然ではありますが・・・
ここから、本論の今後の日本についてですが、ハブ空港においては
韓国、シンガポールなどに脅かされ、IT革命において他のアジア諸
国に多少ながらも遅れ、他にも日本が脅かされる要因はありますが
、欧米諸国との関係においてはアジアにおいて一番交流を持ってい
るのは確かであるでしょう。端的な例はG7などがそうでしょう。
そこから、アジア諸国の産業を伸ばすべく、日本が欧米諸国に口ぞ
えをしていくことが一番でしょうね。

ただ、アジアのひとつの国に産業が集中することは、ここで言う
日本の役割を失うことになりかねないように思います。
ですから、一国一産業になるように日本が主導で操作していくこと
でしょうね。
そこから、今の中国はある程度抑える必要があります。
そう考えれば、日本の産業は衰退するでしょうが、アジア共栄圏の
ようにしていけば問題はある程度は解消されることに思います。
そう、目標は、アジア共栄圏なのです。

私のような稚拙で、拝借の論ばかりではありますが、ひとついえる
ことは、日本がnipponであることに固執していたのでは、本来の日
本の姿ではないと思います。
日本が、アジア各国のよいところを、主義、主張にこだわらず取り
入れていくことが本来の日本の姿であり、今後の日本であるべきで
しょう。
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(Fのコメント)
現状は、のほるさんようになっていない。中国の相対的な人件費は
ベトナムを除いたアジア諸国より断然安いことです。中国人の手の
器用さは日本人以上の場合もあり、アジアでは一番品質がいい。

アジアの盟主も日本から中国になる可能性が高まってきている。
軍事力も拡大し、大陸弾道ミサイルもあり、ロシアを今は上回り、
米国に対抗できる国家になってきている。日本は有事立法さえでき
ない国家である。日本は実体より、世界では小さく写り、中国は、
実体より巨大に見える。この差は、国民の気質や国家のあり方に対
する考えの違いによるのでしょうね。
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件名:日本国民に期待したいが  
鈴木 麗加 です。
日本の国民に伺いたい国家の基本と成る国歌と国旗について今学校
や職場等で国歌を歌うことや国旗を揚げる事はタブーとされている
ようです。
なぜ日本人はあつものに懲りてなますを吹く如く肝心な”タガ”を
はずしてバラバラな個人集団と利己主義集団になってしまったのか
此は我々の先祖のせいではないと思います//

現在のいい加減な教育と現在社会を担う大人達の責任です。
私の孫の小学校の運動会でも国旗は揚げたものの国歌を歌う先生や
子供達は居らずピアノの演奏のみで帽子もかぶったままで雑談して
いる姿は教育の現場の教師が如何に基本をおろそかにしているかを
目の当たりにして愕然としました。

今サッカーのワールドカップたけなわですが此も日本の国歌の素晴
らしく美しいせんりつが日本国民の魂を揺さぶる基になっている事
だと思いますが?。如何でしょうか?
此のコラムの読者の方々のご意見を伺いたいと思います。
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(Fのコメント)
麗加さんのように思う人が、益々多くなっています。
W杯の日本の活躍に歓喜するのが本来の姿です。日本人は日本が好
きなのです。祖国が活躍すれば、楽しいのです。日本国歌も美しい
と思う時です。どんどん、左翼の主張は、国民に受け入れられなく
なっているように感じる。
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日本人の(一般的)対米感覚及び認識に就いて:
米国が日本の対外関係における最重要国であることには、現在の
文明的価値に基づく生活を前提とすれば、論議の余地がない。
それは良いとして、日本人一般の、それは可也の知識水準にある様
な人々も含め、対米国及び米国人に対する感覚更には認識が的を外
れていることを痛感する。そのことは、様々な題材に於いて頻繁に
顔を出すので枚挙にいとまがないけれども、例えば今日も何処かの
文章で見かけた中に、戦後米国が日本に「平和国家であることを諭
した」と云う様なことを書いているのがあった。此処で改めて日本
の人々に認識して貰いたいのは、米国の正体は今なお「白人国家」
であり、現代文明の覇者としての西欧人社会の代表者としての土俵
からは全く降りてなどいないことです。

日本を占領した米国が、此の際マッカーサーがと言った方が分かり
易いかも知れませんが、やったことの表向きではなく、その根底に
あった彼らの「腹」を日本人の多くは知らない若しくは知ろうとす
らして来なかったことがある。彼等の日本人に対する本当の「腹」
は極めてはっきりしています。要するに「有色人種の劣等亜細亜人
がよくも白人である米国人相手にあんな真似をして呉た」「二度と
あんなことが出来ないようにしてやる」、これです。黒船以来、極
端な恐怖の度合いの「畏敬」と「劣等感」を以てお付き合いしてき
た日本人は、その米国人から衣食を与えられ「優しくして貰った」
瞬間に、負けた開放感もあり一挙に"Teacher's pet, I wanna be!"
になってしまったと云う訳です。

私は、米国に十数年住んでいたこともあり、色々な米国人から話を
聞いていますが、米国人の対日と云うか対亜細亜人見下し感性を
見事に暴露する傑作の一つにこんなのがありました。米人「ヘイ、
前の戦争で米軍を悩ませたゼロ戦、実はあれは米国人が作った飛行
機だってことをお前は知ってるか。」、私「そんな馬鹿な。あれは
海軍からの難しい要請を受けた三菱の堀越技師達が苦労して設計し
たものでしょう。」、米人「へへへへ、だから困るんだよ日本人は。
日本人は悪いが物真似の名人だからな。あれは、あの戦争が始まる
少し前に、金に目が眩んだ米国人の飛行機製作者が設計図を売り、
その現物まで日本のイ号潜水艦にカリフォルニア沖で手渡し、ちゃ
っかり真珠湾攻撃以来その生みの親である米国相手に悪用したもの
だったのさ。」、私「それでは、その原設計者とは誰ぁ
ーーーーーーーーー意味不明ーーーーーーーーーーーーーーーーー
此の逸話は私が直に体験したものです。此の手の話は数多くありま
す。ともかく、緒戦だけとは云え、フィリピンから落ち延びたマッ
カーサーなどにしても、事柄に依っては「日本に感服」したことも
幾つかはあった筈ですが、基本的な「対日本人感度」は見下しと「
この野郎達」と云う怒りは、米国の対日政策の根底にあったことは
間違いありません。私が常々感じることとして、特に六十年安保
周辺年代の人達に「対米甘え」(反米・親米共々)の傾向が顕著な
ことがあります。勿論、それ以前の世代の中にも、政財界の大物と
言われる人達を含め、こと米国・米人相手となると子供のようにな
ってしまう型が歴史に多く見られます。中国相手では「躾を受ける
子供」の様になる現象と見比べると、その含蓄するところに、面白
さがあると言えばある訳ですが。

要は何も難しいことなどはなくて、ただ自分の足で立ち自分の目で
世の中を眺め自分の頭で判断する「見識」を持つことが健全な人と
しての在り方だと云うことでしょう。米国と仲良くする積もりなら
、それだけのことができれば、後は自己流で良いと思います。日本
の人達は、とかく「諸外国に笑われる」ことを、何時も心配してい
る様ですが、正直に言って、その反応の有様自体が「可笑しい」、
将に世界にも稀な現象であることを認識した方が良いでしょう。

そんなことは心配する必要など全くありません。
外から見ると実に奇怪・奇妙な概念というか言辞法が罷り通り変わ
った国であることは事実でしょう。その殆どが「黒船」と「マッカ
ーサー統治」に由来していると言っても過言ではないように理解し
ています。「専守防衛」だの「有事法」だの正常な知能を持つ社会
人には信じ難い議題が高い国費を費やし取り沙汰されています。
その点に於いては未だ「昭和元禄時代」は終わっていない如くです。

田代一雄
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(Fのコメント)
まさにその通りです。日本の国ですから、日本人が考えることです。
他国が考えることではないのです。しかし、日本の未来を決めるこ
とには冷静な判断が要求されます。それには世界情勢の見極めが
必要です。
勝組にいないと、負組では日本の将来はありません。そうすると、
今は米国とイラク戦争をすることが重要です。

その代わり、日本の待遇を良くしてほしいですね。交換条件を明確
にして、イラク戦争を戦うことです。米国の支援をすることです。
外交は感情ではなく、勘定です。国家間の取引ですよ。

日本外交は、この感覚に根ざしているのであろうかと疑問に思うこ
とがある。外交が感情に押し流されている国民もよく分かっていな
い。


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