896.有事法制と日本の今後



国内問題を余り取り上げなくなっている。少し、検討しよう。
                       Fより

有事法制が出てきた。日本が本当に普通の国家になるために必要な
法律であると、認識している。米国やアジア諸国との集団安保も可
能なような法律体系にしてほしいと思うが、一足飛びにはそこまで
は、いかない。

しかし、この有事立法に対して、思ったほどの反発が中国や韓国
から出てこなかった。新聞も反対という論調を出せなかった。
中国での領事館問題が大きく取り上げられたためでもあろうが、
日本が正常な普通の国になっていく一つのマイルストーンになった
ように思う。この次は、米国と日本がどう関係していくのかという
議論をしていく必要があるでしょうね。この法律は米国軍が有事の
場合を想定して、日本の協力をするために作ったのですから。

アジア有事の研究も自衛隊ではするべきである。北朝鮮を攻撃する
可能性はイラク攻撃ができない現状では、米国はシフトして、アジ
アでの軍事攻撃はありえる。日本もその準備をしている必要がある。
良かれ悪しかれ、米国の政策に日本は影響されるのですから。

国家として毅然とした対応は、小泉首相になって、日本も好ましい
変化をしたと思うが、産業改革・行政改革などの構造改革が進んで
いない。小泉首相にそこを強く期待した人たちは、今、失望感を持
っているように思う。

しかし、小泉さんの責任と言うより、自民党の中核の人たちがとう
とう、小泉さんの支持率が低下したことで、妥協しなくなったため、
硬直状態になっているように感じる。この硬直状態をどう打破する
かが問題になっている。選挙も絡むために、今後いろいろなことが
でてくるでしょうね。

産業の創生や、促進も、大きな柱がないようであるが、ADSLの
ように、価格破壊が進み、普及に弾みがついてきた。この弾みを
つけたのが、無料のIT講習会であろう。1つの政策は確実に成功
している。
お年よりの女性がEメールで仲間と文通している。いい政策は徐々
に効果を発揮してきているようだ。

このようにいろいろな不景気に対処した政策の効果が出て、少し
景気が持ち直していたように感じる。


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