864−2.「ゆとり教育」について



国を滅ぼす気か!?        神楽坂紅梅   
   
  左翼の神楽坂です。
 近頃「ゆとり教育」なる耳に心地よい文部科学省の迷走を見てお
りましたが、「教科書検定」で内容の難しい教科書まで検定を通ら
なかったということです。
 確かに詰め込み式の教育では勉学の楽しみなどなく、量の多すぎ
る教科は不要な落ちこぼれを生みます。かといって伸びる可能性ま
で摘むのはいかがなものでしょうか。
 私の小学校の五年と六年の時の担任は授業のスピードを徹底して
遅い子に合わせていました。そのかわり、多少勉強のできた私や友
人にはレベルの高い問題集を買って与えてくれ、放課後に質問に答
えてくれたりしていました。中学高校と進んでからはそういった教
師はいませんでした。不得意な教科は分かりづらく寝てましたが、
得意な教科は授業では物足りずに教科書を先の先まで読み込んでい
ました。
 「ゆとり」といって最低レベルを下げるのは良いのですが(程度
の差はあるとして)、上のラインまで低くしては結局画一的な教育
なまま個性のない子が育ちます。
 国の根本は人です。文部科学省は国を滅ぼす気でしょうか。
(というか教科書検定がいらない) 
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Re:国を滅ぼす気か!?     うみ 
 本気で滅ぼす気なのかもしれませんね。

もっとも、教科書が良くなっても教員が変わらなければどうにもな
りませんが・・・
教科書は時々見直すのだから、教員免許も数年おきに更新させる必
要があると思うのですが 
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ゆとり教育賛否         ごみ 
ゆとり教育、いいんじゃないですか。
評論家の宮崎哲弥は賛成していましたよ。勉強やりたい人が、自分
のやりたいことを選択して学べるのですから、悪いことではありま
せんよ。基礎学力を問題にするなら、カリキュラムを見直す方がい
いでしょう。反復学習法を大幅に取り入れる議論をしたほうがいい
です。

文学史なんて勉強する必要あるんですか。あんな意味のないものを
覚えさせられるのは最低だと私は思います。文豪の文章なんてどう
だっていいじゃないですか。あんなもの、昔の「教養人」という名
の一部のカルト集団が、自分たちの好きなものを教育に盛り込んだ
暴挙ではないでしょうか。文学なんていりません。論理的な文章さ
え読めれば生活できます。
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ゆとり教育反対         無責任男
   
 昔は義務教育が短くて裕福な家庭の子ばかり高度教育を受ける事が
出来た。然し其れではより高度な社会に為れないから教育を延ばし
たのです。国だって金がかかる事はなるだけしたくないでしょう、
でも其れをしたと言うのはそうした方がメリットが多いと判断した
からでしょう。

今、ゆとりと言って学校は無くなってるけどその分塾に行くだけで
しょう、経済的ゆとりの有る家庭は其れでも良いかも知れない、
しかし貧しい家庭の子供は学習する事も出来なくなるのですよ。
其れから選択になるから良いと言う方が多いが、小さな子供の頃か
ら是がしたいから是を勉強するんだと決めて勉強して来ましたか?
そんな子は神童でしょうね。まず最低限の事は教えないと判断も付
かないでしょう。

それから人権、権利ばかり教えるが義務と責任を全く教えない。何
か有れば人のせいにして自分じゃ何もしない。自分で考えろと言っ
ても考える頭も無い。
そんな子供を生産して来たのが日本の教育じゃないんですか。

まず悪平等と嘘ばっかりの道徳教育を止めないと悪くなる一方だと
思いますがどうですかね。 
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教育         ヒロ 
   
教育とはいったい何なのか、この世はすべて何もかも出来あがって
いるではないか、それよりニュースのつまらない報道がなければ子
供の心も落ち着くのかなと思います。高度教育にしてもすべてとは
言いませんがつまらない人が多すぎる、議員、官僚、企業、、、、
にしても、自己評価なのかわからないですが自分を知らない人が多
いです。
教育にしてもけっきょく我慢しているのは女性や子供でしょう。
そしてニュースを見ても我慢してるのは女、子供です。
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Re:ゆとり教育賛否            馬借   
 問題は、理科が大幅に犠牲になってる事ですよね。
この「技術立国」の再建が必要な時に・・・

以前は実験の充実で、日本の理科教育は世界的にも
かなりの水準だったそうですが、英語なんかが増えた犠牲に
なって、見る影もありません。

こういう経過を見ると、今の日本の窮状の原因がよく解ります。 
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技術と教育         ヒロ   
 技術に教育も大切と思いますが、日本の歴史を振り返ってみても
桃山や江戸そして明治や戦後の技術などその時代の人々の暮らし向
きやいろいろな想いを考えるのが好きですが、戦後の技術や物を見
ているとやはり教育や理屈では造れないところがあります。

そしてそれらの正しい評価や報酬など、そして物造りへの楽しさの
ようなものをわすれているように思います。
今日ではコンピューターのアイデアや情報が驚くような報酬なる時
代です。やはりこれらのことは物をみて考える力より情報に頼りす
ぎています。技術にしても何にしても物を見て考えるような教育も
必要ではないかと思います。
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ゆとり教育          ふる@鶴川   
  実は、皆さんのコメントを読むまでは、私も「ゆとり教育」反対
派だったのですが、ちょっと考えを変えてみました。
 自分の小学校の頃と我が子とを比べると、確かに、基本的な計算
・暗記に関しては、こんな程度で大丈夫なのか?と、若干疑問を感
じる点はありますね。
 しかし、昔のように子供に取ってしんどい数の夏休みの宿題に「
ヒイヒイ」言って勉強しても対した役にも立たないものもあったこ
とを思えば、今の子は時間があるので、それをどう使うで子供の将
来が決まることは確かです。
 「ゆとり教育」の批判は判りますが、国に全部教育を任せる必要
は無いんじゃないでしょうか?
 親が足りないと思えば、その部分の勉強させればいいのですし、
塾通いもそれはそれでいいのではないかと感じます。子供にノンビ
リ生きてもらいたい親だっているでしょうし。
 ある面、国家からの自立と言う点で、教育の選択の自由を国民が
得たような気になります。
 だいたい、日本人の国民性として、変わり者・何かに突出した能
力を持つ子を大事に天才として育てる土壌がないじゃないですか?
 漠然的な物言いですが、以前の教育って、天才を生まないかわり
に、他国よりも多くのレベルの高い国民を育てる教育が主だったと
思います。
 これからは、勉強したい子はどんどん学校外でも勉強していくだ
ろうし、勉強したくない子は学校の勉強さえしていれば、それで
OK!
 今後、技術立国としての日本の弊害が問われていますが、果たし
て「ゆとり教育」で、弊害が生じるのでしょうか? むしろ、今ま
では何でも勉強しなければ許されない部分がありましたが、他の教
科に縛られる必要性が無くなれば、自分で理数系に重点を置いた勉
強も可能になるように思えますが、理解が違っているのでしょうか?
 大学の理工学部で分数も判らない大学生の話題が記事になってい
ますが、これって基礎学力が足りない子が増えたのか、足りない子
でも入るようになってしまっているのか、その辺の調査が抜けてい
ると思います。 
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Re:ゆとり教育 うみ   
 > 今後、技術立国としての日本の弊害が問われていますが、果たし
>て「ゆとり教育」で、弊害が生じるのでしょうか? むしろ、今ま
>では何でも勉強しなければ許されない部分がありましたが、他の教
>科に縛られる必要性が無くなれば、自分で理数系に重点を置いた勉
>強も可能になるように思えますが、理解が違っているのでしょうか?

「ゆとり教育」のために授業時間を減らし、教科書の内容を低下さ
せたときに、果たして自主的に理数系に重点を置いた勉強をする人
が増えるのかは疑問です。
あるていど勉強「させられる」ことにより、おもしろみを覚えるこ
とが動機付けとして必要なのではないかと思います。
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(Fのコメント)
教育を考える時に、子供の能力差をどう考えるかがキーポイントの
はずです。この議論をしない。ということは全員を平等に扱えと言
っていることになる。私はこの根底に問題があると思っている。

もうそろそろ、子供の個人差、家庭の環境差を認めていく必要があ
ると思っている。数学的な能力がある子供には、どんどん教えれば
良いし、ない子供には、ゆっくり教えればいい。バイオリンの大家
にするという親は、音楽の分野が充実した学校に入ればいい。
音楽や芸術は10歳までの教育が重要であるため、初期教育で差が
出てしまう。その選択を試験と親の希望で決めるしかない。

ゆとりある教育も、学力向上中心の教育もするということになる。
飛び級あり、国語はゆとりで、数学は学力向上でもいい。選択を広
げればいい。これを行うためには、教師の数を増やす必要があるが
、教師は50歳以上の会社退職者を教師にすればいい。リストラ対
策と人生経験があり、世の中はこうなんだよと、教えることができ
るため、生徒にもいい。人生のキャリア・パスとして、国家が推奨
するのがいい。


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