848.読者の声



ゲリラは、りっぱな軍事活動     ふる@鶴川 
   
 無責任男さんwrote
> ゲリラを殺しても国際法には違反しません。
 『ブー』 ゲリラ活動で捕まれば国際法で捕虜の取り扱いを受け
ます。

 日本のマスコミの最大の問題は、不正確な用語を使って知ったか
ぶりした記事を書くことで、その影響をもろに受けているのが軍事
関係です。何しろ、欧米と異なり、適切な知識を持った人が極端に
少ないのも理由かもしれませんが。
 非合法破壊活動や、正規軍に対しての抵抗運動組織(パルチザン
、レジスタンス)などをひっくるめて「ゲリラ」と古くからメディ
アが使うために(例えば、極左運動家の破壊活動を「ゲリラ活動」
と称していること。)、一般の人もその誤解で理解しています。
 このコラムで何度も書いていますが、「ゲリラ活動」は正規軍の
戦闘を補助する不正規戦を言うので、ゲリラは戦争の一形態で戦争
法の適用対象となります。
 一方、「テロリズム(テロ)」は個人や組織に恐怖を生じさせる
暴力的手段をさしますので、テロは破壊活動の一種なのでもっぱら
刑法の対象です。テロでは刑法犯となり多くが極刑となってしまい
ます。
 つまり「ゲリラ」と認定されるためには、その前提で捕虜として
認定されるための約束事、一見して軍人と判る制服を着用している
ことが必要です。
 ですから、占領下の市民が占領軍に対して破壊活動を行うことは
、軍人でない市民の破壊活動なので、捕まれば即刻処刑されていま
す。
 では、北朝鮮の特殊部隊が日本に上陸してゲリラと扱われるか、
テロリストとして扱われるかは、簡単に言えば特殊部隊の人間と判
る制服を着用していれば「ゲリラ」になりますが、民間人の服装を
していれば「テロリスト」になります。
 
 さて、「南京虐殺事件」で市民が殺された理由の中に、便衣隊と
言う民間人の格好をした中国軍のテロ活動で日本が悩まされていた
こと、敗走した中国軍が日本軍を恐れて民間人の服を略奪して市民
を殺傷した上に、その民間人の服を着た敗残兵が日本兵に襲いかか
ったことから、日本軍側は、無抵抗の民間人との区別が付きにくか
ったことが挙げられていますね。 
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南京事件         神楽坂紅梅   

  どうも、自称左翼の神楽坂です。
 えーと、この問題は深入りするつもりはないので、さらりと流し
てください。
 よく「南京事件はなかった」と主張される方の中に「便衣兵は殺
しても良いのだ」とか「当時の状況は異常だった」とおっしゃる方
が多いのですが、それは「あった」ことにたいする弁明で「なかっ
た」ことにたいする論証じゃないと思うのですが。

 南京事件については中国政府がきちんと日本の学者も入れて研究
してくれれば真相は明らかになると思います。「あった」にしても
「なかった」にしても立証する証拠はたくさんありますし、お互い
論破されまくってもうどっちがどっちやら(笑)。
 ま、たとえ「あった」としても原爆を落とした正当化にはならな
いと思いますけど。 
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毎日新聞のヨタ記事        馬借   
   
  毎日新聞でまた、ドイツの戦後補償基金をネタに日本を脅すヨタ
記事が出た。
「過去への責任」だの「倫理面は別」だの、感情的な文章で無知な
日本人の「良心」をくすぐり、それに乗じて不当に善悪を捻じ曲げ
た「日本断罪」を煽ろうという、吐き気を催す内容だ!

 ドイツのラムズドルフ経済相のインタビューで、その自画自賛の
数々の台詞をネタに、「冷戦で遅れた過去への責任を果たすだめだ
」「ドイツでは誰もがその必要性を認めている」などと、日本人特
有の崇外意識を煽ってのあざとい文章演出。

 で、「ドイツは事実を直視している。日本の補償姿勢はどうした
」と・・・

 もちろん、ユダヤ人相手に専念して「戦争の一般的現象」を処理
しなかったドイツと、その戦争問題こそを処理した日本との違いと
いう、厳然とした「事実」は全く直視せず、日本が戦争問題を処理
したという事実すら、何も書いていない。

 「事実を直視しない」のは誰だ! 
 アメリカ人と毎日新聞ではないのか!
 そもそも「倫理的解決と経済的解決は別」って何だ?

 意味不明・論理破壊も、これに極まる。その「倫理」とやらを全
うするための「経済的処理」ではないのか!
 そしてその倫理的解決が全うされた事実を保証するための「法的
解決」ではなかったのか!

 日本を国際的「二流市民」と差別し、それをネタに「孤立だ」と
脅して、あらゆる不当な圧力をかけた。そして、「ヒラ」の国民に
よる献身的な努力によって「奇跡の復興」とまで言われた日本は、
「失われた90年」を強制され、ここまでボロボロにした。
 ようやくその事実に気付き、「民族」が目覚め始めた事にマスコ
ミの・・・、今まで鈴木宗夫のように、棚橋祐二のように、反論理
的慣習の歪みを利用して肥え太ってきた「第4の権力」の、甘い蜜
を失うのでは・・・という焦りが、この醜い外国お追従記事を書か
せたのだろう。

 ドイツ企業だって、ラムズドルフは「法的安定性が確立された」
などと言ってるが、厳然とした決着をこんな見え透いた詐論で無効
化しているのがアメリカ人であり国際社会だ。
 こんな近代的理性と無縁なアメリカ人が、「契約を守る」という
義務に対する誠意の欠片も無い連中が、どうして「二度とドイツ企
業を吊るし上げません」なんて約束を守ると思えるのか?

 最後に一つだけ指摘しよう。

 このドイツの基金方式は、ビンデナーゲルが自画自賛するような
「独創的」なものではない。日本が従軍慰安婦関係のゴネ要求を相
手に、可能な限り「誠実」に対応しようと発案したものだ。
 そしてその日本の、「解決済み」という法的事実を尊重した「基
金方式」こそが、ゴネゴネ攻撃の標的とした醜悪な反日集団・・・
まさにこの記事の側によって否定されたものではなかったのか!

「悪いのはそれを受け入れた日本のリーダーだ。外国の責任じゃな
い」という人がいる。
 無能なリーダー(政治家だけじゃない。反日の手先になっていた
マスコミもだ)には当然、厳しい裁きが降るべきだ。しかし、そう
やって日本にタカり続けた外国勢もまた、本当の悪として弾劾され
るべきだろう。
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今は言わせておけば良い      魚雷屋   

 アメリカや中国、韓国などにも言いたことはいくらでもあるが、
今は抗議と自己主張だけしてほっておけば良い、と思います。まず
は何より日本の政治、経済、外交など立て直すことが優先すると思
います。

現状、国内の意見統一がほとんどできず、そこに他国の付け入る隙
が出来ているように思います。(反対意見や議論を否定する物では
ない)乏しい歴史の知識で言うのもなんですが、日本は方向性が出
るまでは時間がかかるのですが、一度方向性が固まると進むのも早
いのではないかと思います。何とか方向性が打ち出せる政治、国民
でありたいものです。それさえ出来れば、独立国としておかしな侮
りをうけることもなくなるかも知れません。変な表現ですが、日本
はもっと「えげつなく」なってもよいのではないかと思います。

長々と乱文、失礼いたしました。

PS 最近の政界を見ていると以前誰かが言った「がらがらぽん」
しかないのか・・・などとうんざりした思いがします。 
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Re:今は言わせておけば良い      ふる@鶴川 

> アメリカや中国、韓国などにも言いたことはいくらでもあるが、
>今は抗議と自己主張だけしてほっておけば良い、と思います。まず
>は何より日本の政治、経済、外交など立て直すことが優先すると思
>います。
 日本に統一的な情報組織が必要なことは言うまでもありませんが
、その他に、他国のメディアや世論に対して、さりげなく親日の方
向に情報操作する、国家レベルでの介入に力を入れるべきと思いま
す。せめて、間違った歴史観・文化観などは積極的にすべきです。
もちろん、介入は個人レベルでバックに日本政府が後ろ盾をしてい
ることは判らないように行うのです。
 例えば、ネット上には、このフォーラムのように色々な意見の場
が海外にもあります。そのような場で、日本に有利となる意見を主
張したり、誤った知識・歴史観を正すことを主張していけば、大陸
・半島の反日教育に盲目的に信じる可能性を薄くさせます。

 本当は、このような仕事は外務省が行っているのでしょうが、
やはり対抗組織を作って、相互に競争させないと、効果を得ないで
しょう。
 ひょっとすると、一部は実行しているかもしれませんが、大きく
効果を得ている感じはしません。
 日本に多様な意見があると言っても、ごく一部の主張に関しては
少数の人の主張がメディアに跋扈しているのは、後ろ盾があるから
ではないかと感じてなりません。
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(Fのコメント)
日本会議や北朝鮮拉致協議会がニューヨーク・タイムズ、ワシント
ン・ポストに広告を出しているし、一定の効果があるようだ。拉致
問題の存在を米国政府が気が付いたのは、その広告であったと言っ
ている。日本政府外務省は何も米国にそれまで言っていなかったよ
うである。このため、竹本先生を中心とした対米の宣伝を行う部門
を日本会議は作っているようですよ。


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