841−2.怒らないの?ニッポンジン!



怒らないの?ニッポンジン!        ハイ愚民C   

 No.830-1間抜けなペンタゴン (秋好氏)について
米国のペンタゴンが、今回のテロ戦争に貢献した国として、26カ
国を挙げたおりに、日本の名前をを入れ忘れたという件であるが、
秋好氏は、「米国軍部の総本山:国防総省ことペンタゴンの間抜け
ぶり」の現れで、「この頃、米軍のたるみが目に余る。大敵ソ連が
滅びて、気が抜けているのだろうか?」と解釈されているが、かな
り好意的な見方ではないかと思う。

これはペンタゴンが故意にはずしたのであり、「日本はテロ戦争に
貢献していない」というのがアメリカの本音だというのが客観的事
実であろう。我々日本人が「貢献した」と感じているのは日本人的
自己満足であって、当のアメリカは全く評価していないのである。
いくら金を使おうが、自衛隊を送ろうが、「参加した」「貢献した
」とは評価されていないのである。だからといって自衛隊の派遣を
しなければ、むしろ非難されていたであろうし、金を使わなければ
、アメリカからどんな仕打ちをうけるかわからない。まさか、なら
ずもの呼ばわりはないとは思うが・・・。

そればかりではない。今回のペンタゴンの対応で、質が悪いのは、
故意に26カ国からはずしておいて、「日本が抜けている」という
指摘に対しては「リストからはずした」とは言わずに「入れるのを
忘れた」といっていることだ。この意味するところは即ち、他国か
ら見れば貢献度がないに等しいにもかかわらず、それに気付かずに
貢献したつもりになっている日本を26カ国と共に笑っているとい
う点であろう。

この実態は何も今始まったことではないのであって、金払いのいい
日本を怒らせないよう気を配りながら、しかし、一方で、腰抜けの
、鈍感な、国際感覚のずれた日本を内心では笑っているのが国際社
会の空気である。表立ってそんなことを指摘すれば、日本人が怒っ
て、金をくれなくなるからどこの国もそんなことは言わないだけだ
。57年前にアメリカにやられてからは、みるも哀れな「エコノミ
ックアニマル」に成り下がって、どんなにアメリカから、小突かれ
ても、茶化されても、にこにこ笑って白人社会に媚びへつらって金
を使い、逆に同色人や黒人には異様に強いプライドで横柄に金をば
らまく。どちらにしても金でしか国際社会に居場所を確保できない
日本。貧乏国になったらどこにも相手にされずに居場所がなくなる
のは必至である。

しかし、そんなことを恐れていては、ますます腰抜けになるだけだ
ろう。怒るべきところではかまわず怒るべきだ。丸腰ではやられて
しまう?それを恐れてアメリカにまとわりついているのが現状で、
そのアメリカに足蹴にされているのですよ。○の腐ったのみたいに
、うじうじ堂々巡りの泣き言を並べるのはいい加減にしておきたい
ものだ。言いたいことを言うのではない。言わねばならないことを
堂々と言う。その結果は甘んじて受ける。丸腰でもいくらも戦える
。それが「民主主義」でしょう?重装備のアメリカさん?ホントの
腰抜けはおめーらの方なんだよってね。
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Re:怒らないの?ニッポンジン! 無責任男 
ハイ愚民Cさんの言っている事は誠に正しい。でも其れは机上の空
論,書生の言う事にしか見えない。
力という裏打ち(この場合は軍事力)かつ其れをまともに使えると思
われない限り世界は日本をまともには見ないでしょうね。
しかし其れを選んできたのは誰でもない日本人ではないでしょうか?
永世中立国が国民皆兵で重装備を持ってると聞いて不思議に思うの
は主要国の中で日本だけでは無いでしょうか? 
私はスイスのようになれとは言わないが,最低限の安全は自分で守る
ぐらいは当り前ではないでしょうか。其れをしたくないならアメリ
カの属国で居るしかないでしょう。
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Re:怒らないの?ニッポンジン!      ハイ愚民C   

 無責任男様
さっそくのレスありがとうございます。

>彼方の言っている事は誠に正しい。でも其れは机上の空論,書生の
>言う事にしか見えない。

私は軍備を否定するものではありません。
国家間の争いを軍事的に解決しようとする無法者国家が無くならな
いことは、歴史をみれば明らかであり、一定以上の軍事力を備える
ことは、国家として当たり前のことです。その当たり前のことがで
きないところにこの国の問題があります。

言葉や態度で侮辱を受けて、それに反論しないのは、周りから「腰
抜け」と思われてもしかたがない。、しかし残念ながら、今の日本
はまさに腰抜けです。重症なのは、侮辱を受けたことにも気づいて
いないかもしれない、外務省や政治家の国際感覚のマヒした現状で
しょう。

争いにはいろいろな手段がある。言葉での侮辱には言葉で反論し、
謝罪を求める。経済的に攻められたら、経済的に対抗する。今も世
界で日常的に行われていることでしょう。言葉で侮辱されて、それ
をいきなり軍事的に対抗すれば、「危ない国」と思われても仕方な
く、国際社会で孤立せざるを得ません。

>力という裏打ち(この場合は軍事力)かつ其れをまともに使えると思
>われない限り世界は日本をまともには見ないでしょうね。

と無責任男さんの仰ることは正しいでしょう。それは相手が軍事力
を行使してきた場合に軍事力で対抗するという意味においてです。
言葉や経済的な攻撃に対抗するという意味ではないはずです。
通常の通商関係や外交の場面で、軍事的背景をふりかざしてものを
言うアメリカの態度は、今まさに世界中から反感を買っていますね
。確かに軍事力には、平常の関係を有利にする効果があることは認
めるところですが、「アメリカはやりすぎている」というのが、国
際社会の共通認識だといえます。

「腰抜けがいきなり武器を持ったら、いつぶっ放すか分からない」
のは争いを常としてきた国際社会の共通の認識です。日本が正々堂
々と「日本国軍隊」を持つためには、丸腰のいま、あえて強者にも
のを言える国となっておかねばならない。「国際戦略上」大事なこ
とだと思うのです。 
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Re:怒らないの?ニッポンジン! せきぐち よう 

 私が考えるに、今回の件は、以下のような理由があると思います。

1)対テロ戦争への感謝リストから日本が外れたのは故意である。
2)それは、アメリカが日本に感謝していないからではない。
3)アメリカは、日本がもっともっと軍事的な行動がとれるよう
 (もちろん、アメリカの利益のために)、望んでいる。
4)今回の件は、感謝国リストから日本を外せば、日本は「また湾岸
戦争時のようにコケにされた!」と世論が盛り上がるだろう。アメ
リカはそうした日本人の心理を巧みに利用している。

日本としては、アメリカに騙されて極東の軍事的コマになる(もち
ろん、アメリカの戦略の一部として)ふりをして、イケイケどんど
んで憲法9条を改正した後、再び平和路線に戻るのがよい戦略かと思
います。
(ここで、「もっと!」という右翼の台頭を許してはならない)

9条の改正を済ませ、駐留米軍を追い出せば、あとは自立した正常な
国家として生きるのみです。アメリカの戦略にのせられてコマとし
て使われて、北朝鮮や中国とぶつけられるのはなんとしても避ける
べきです。 
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(Fのコメント)
反対です。米国は江戸時代の幕府と同じで、自分に楯突く藩を潰す
気でいます。ここは、米国幕府に忠誠を誓っていた方がいい。
勿論、日本独自の動きをする必要はあるが、それも米国の許容範囲
にいることが必要であろう。

もし、米国の許容範囲外に出ると、何癖をつけられて、世界の孤児
にされてしまう可能性がある。これでは豊かな日本は成り立たない。
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ペンタゴンのチョンボ事件 ふる@鶴川   

 > No.830-1間抜けなペンタゴン (秋好氏)について
軍事アナリストの「神浦 元彰」氏に言わせると、あのペンタゴン
のチョンボ事件は、「日本のテロ支援程度では米軍は満足しないぞ
!」の意志表明ではないかと述べています。氏と親しい自衛隊高官
(OB)によれば、「インド洋での海自の燃料補給や物資運搬は、米軍
は必要ないのにわざわざ海自のために仕事を作ってやったんです。
日本政府からお願いされてね。米軍は海自の支援がまったく必要の
ない十分な補給力を保持しています。だから海自の件(対テロ支援
法による派遣)は、米軍が感謝するのではなく、逆に、日本政府に
感謝してほしい話なのです」と話してくれたそうです。
 まあ、自衛隊OB高官のコメントがなくても、ちょっと軍事に詳
しい人ならば、何でインド洋の補給に海自が出ていくんだと? 
米軍に余裕がないの?と、不思議な話しでしたからね。
 でも、集団自衛権の解釈を変えない限り、あの程度しかできない
のは現実ですが・・・


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