830−1. 秋好コラム



 朝鮮攻略 (秋好)
1.半島の戦後史
 21世紀にはいっても、半島には韓国、朝鮮の2ヵ国がある。
 20世紀後半---ベトナムは解放戦争で、まずフランスを駆逐し、
つぎにアメリカを追い払った。 ドイツは西独がNATOに守られて
いたので、東独、ソ連も手が出せないうちに、ソ連自壊で無血併合
となった。 しかし、朝鮮は韓国に解放戦争をしかけたが、韓国に
解放戦線ができなかったので、米軍の参戦で押し返され、中国も参
戦して押し戻し、もとの木阿弥で終った。 
 全く無益な同胞の流血だった。

2.独裁退治
 王国に反乱を起こして独立した米国の世界史的使命は「民主主義
の普及」いいかえれば「独裁退治」だろう。共産独裁だったソ連を
軍拡競争に引きずり込み、破産まで追い込んだ米国は無敵となった。
 かつて、韓国を侵略した朝鮮は、クエートを侵略したイラクと同
じ侵略国であるから、この危険な両独裁政権をなんとかして退治し
たい。
 そこで、フセインを挑発して侵攻に踏み切らせたように、金正日
を挑発しだした----「悪の枢軸国」。

3.朝鮮の戦略
 独裁を維持するためには、外敵を明確にして国民の不満を、絶え
ず外に向けておかねばならない。そこで、朝鮮は「鬼畜米英」に「
東洋鬼:日本」を加えて、テポドンやらスパイ船やらで、敵対行動に
余念がない。
 金大中の太陽政策では困るのだ。ピョンヤンを訪ねた大中を歓迎
したのは正日の権威を高めるのに好都合だったからだ---「見よ、向
こうから握手を求めて来たぞ!」と。しかし、中国がチベットを解
放したように、朝鮮は韓国を解放したがっているが、何しろ米軍が
駐在していて、迂闊に手が出せない。残る手立ては、韓国内の反米
感情を煽り「ヤンキー・ゴーホーム!」へ世論を扇動することだ。
 フィリピンのように、米軍引き揚げを国会で通させれば、しめた
ものだ---。

4.米国側の戦略
 旧日本を叩く時、真珠湾攻撃を誘導し、太平洋艦隊を犠牲にして
、「真珠湾を忘れるな!」で、米国民を対日戦争へ引きずり込んだ
米国。
 ベトナムで北爆を開始する時には、トンキン湾事件をでっち上げ
た。半島北部の北爆開始にも、同じ手口を考えているだろう---巡洋
している米艦が攻撃を受けたので報復する、と。「悪の枢軸」は予
告編なのだ。
 フランスなどは「単純過ぎる」などと非難しているが、単純なほ
ど国民を納得させ易いし、フランスはアフガンでも口ばかりだった
。
 ドイツがEUを欧州連邦へ発展させよう、といのにも反対している。
 旧社会党のように、反対の多い、頼りにならないフランスである。
 スパイ船の引き揚げは米国の対鮮攻略には追い風になるので、
断行すべきだろう。大戦後、3ヵ国あった分裂国家はいまや一つ---
そろそろ、朝鮮人民を独裁から解放してあげる時期だろう。(チベ
ットはダライ氏には気の毒だが、手遅れのように思える。なぜなら
、中共の移住計画で、漢民族の方が多くなっているようなので、満
州同様、中国からの独立はもはや無理だろう)ブッシュ訪韓の日、
記す
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間抜けなペンタゴン (秋好)
 
 米国軍部の総本山:国防総省ことペンタゴンの間抜けぶりに呆れ
たのは、小生だけではないでしょう。
 なんと、アフガン:テロ戦争に貢献した国々に、日本の名を忘れ
た、というのだ---26ヵ国も並べたのに。
 真っ先に護衛艦隊を出し、実戦した英国の次に貢献し、さらにア
フガン復興では、主導権を発揮して東京会議を成功させているのに
、何と言う間抜けぶりだろう!

 しかも、イラク再征では英国と並んで支持している最も忠実な同
盟国であるのに!
 そういえば去年、沖縄米軍の総指揮官が「知事は腰抜けだ!」
などと言ったメールを部下に送ったのを暴露されて謝ったが、原潜
の練習船撃沈(?)といい、この頃、米軍のたるみが目に余る。
 大敵ソ連が滅びて、気が抜けているのだろうか?
     by   Mr.   akiyosi  
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   経済音痴でも、支持 (秋好)
 
どうも、小泉内閣は本コラムニストには、不評のようですが---
年金暮らしの小生には、物価安のデフレは有難い。
テレビで竹中先生や塩爺のやさしい顔を見るとほっとする。
 株も国際もたいして持っていないので、安くてもていして苦にな
らない。

それよりも、真紀子サンを切ったので、人気が落ちた事---一番の
心配です。なぜかと言えば、純チャンにはあと3年ばかり国政を執
って貰いたいからです。
  
クリントン時代に五六人、首相がころころ代わり、ろくな政治が
できなかった90年台を思えば、この新世紀、じっくり純チャンに
改革して貰いたい、と考えるのです。
 半年、1年で「あいつもダメだ」と、短兵急な期待と失望の繰り
返しはもう、やめよう!革命でさえ、数年かかるもの。ましてや、
無血の改革には時間が必要と思うが、いかがなものか?
 
 小泉改革には行政、財政、経済だけでなく、国民の意識構造の改
革も含まれている、と思われる。
 靖国参拝、護衛艦の戦時派遣や首相公選、憲法改正への議論解禁
など、これまで、自民党がタブー扱いだった事へ、ずんずん踏み込
んでいる。
 
 子孫からの借金である国債をさらに増やせ! という考えがどう
もよく判らない。どなたか、財政音痴の小生にわかり易く説明願え
ないだろうか?             3.6 Akiyoshi
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  多発反テロ   (秋好)
 
 多発テロに対抗する、米軍特殊部隊の派遣先が4ヵ所になる。アフ
ガン、フィリピン、グルジアそしてイエメンだ。
無論、敵は基地団(アルカイダ)だ。
2年前、この国に寄港した米巡洋艦コールが自爆テロを受けている。
 米軍の駐留を認めなかったイエメンが、その軍事支援を求めたの
は国内の頻発するテロを自力解決できない、と判断したからだろう。
 
 世界の保安官として、頼まれればどこにでも出向く、頼もしい米
軍である。しかし、来日したカルビー外相は、イラクへの攻撃には
反対する、と言う。さらに、日本はアフガン復興支援のような政治
的行動力をもっと示して欲しい、とも言ったらしい。
 悪く見れば、言いたい放題だが、良く見れば、是々非々である---
米国は反テロで軍事支援、日本は復興に経済支援を! という、恐
らく日米の分担に対する、世界の平均的な期待でもあるだろう。
 
 破壊無くして、建設無し。ならば、米国は壊し、日本は建てる。
 カンボジアでも、アフガンでも、それで巧くいった。
 数日前、自衛隊工兵隊が東チモールに上陸した。
 日本外交はODAのカネばら撒きから、汗をかく再建で日の丸を見せ
る方へ、シフトを替える時期だろう。  3.6 Akiyoshi


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