808−2. 米国対北朝鮮



米国の動きが段々、明らかになってきて北朝鮮の動きも出ている。
この分析をしよう。   Fより

米国のパウエル国務省長官は、ブッシュが悪の枢軸と言っても、
イラクや北朝鮮、イランが国連の査察に応じれば戦争にはならない。
と、コメントした。しかし、英国のサッチャー元首相は、イラクの
フセインをやっつけろと強行な意見を述べた。また、チェイニー副
大統領は中東諸国を歴訪するが、その目的はイラクに対する戦争準
備で、各国の協力を得るためですから、5月に戦争する予定を立て
ているのでしょうね。今、この5月に向けて、軍事産業はフル回転
している。トマホークの増産、北朝鮮向けに対地ミサイルの増産と
米国経済に大きな需要を作り出している。

北朝鮮も、米国の条件を飲む方向ではなく、強気な姿勢でいる。
これは先軍政治という軍国主義を取っているため軍幹部の出世や競
争から敗北的なことが言えないことによる。この状況は太平洋戦争
前の日本に似ている。このため、戦争を呼び込んでいる感じがする。
また、北朝鮮の国民も経済的な困窮から戦争を望む方向にある。

そして、17日からブッシュが日本、韓国、中国を訪問する。これ
は、北朝鮮の問題が大きなテーマであることがわかる。ブッシュは
日本の拉致問題を含めて、北朝鮮へ強硬姿勢を取るであろうから、
韓国の金大中大統領の太陽政策とは、真っ向から対立するであろう
が、中国とは北朝鮮への戦争で同調する可能性が十分にある。中国
は北朝鮮の政策を快く思っていない。そして、中国の発展には今、
米国と問題を起こすことは不利であることを知っている。このため
、消極的な同意をすると思う。

北朝鮮は、孤立政策をこの数年、行ってきている。このため、味方
になってくれる国は、イラクなどの米国敵対国になっている。この
現実を金正日委員長は直視していない可能性が十分にある。そして
米国の目論見を過小評価している可能性もある。そして、米国は2
正面作戦を放棄している。それと、北朝鮮よりイラクが先であり、
北朝鮮は後であるから、まだ強気でいいと思っている。
しかし、そうではない可能性がある。イラクより北朝鮮の方が、
周辺国家の合意が取りやすいのです。

勿論、日本も米国の北朝鮮への戦争を反対できない。日本と北朝鮮
の交渉が、北朝鮮の強引なやり方で、頓挫しているからです。
拉致問題も、解決できない状態になっている。北朝鮮シンパが日本
の自民党にはいるのですからどうしようもない。政治家が国民を裏
切って、北朝鮮への援助をして何も解決しない。外交上必要な強い
ことも言えないように、政治家が外務省に圧力をかけている。
このように反日政治家がいるので、日本は米国に頼んで、北朝鮮と
交渉せざると得ないことになっているのです。本当に悲しい現実が
日本にあるのです。このため、強く米国の攻撃に反対できない。

その心をアーミテージ副長官は、「日本は感謝して当然」と言わせ
るのです。このコラムでは北朝鮮工作兵によるテロがあり、日本も
混乱するよ。と警告しているが、米国にも反対もできない。自民党
と社民党の北朝鮮ンパの政治家を次回の選挙では落選させるしかな
い。
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■悪の枢軸発言 「日本は感謝して当然」 米国務副長官 北朝鮮
の脅威指摘
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020215-00000074-nnp-kyu
 【ワシントン14日平山孝治】米国務省のアーミテージ副長官は
十四日、ブッシュ大統領が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、イ
ラン、イラクを名指しし「悪の枢軸」と呼んだことに対し、北朝鮮
の脅威を念頭に「日本からも感謝されていい話だ。(大量破壊兵器
開発など)言うなりの理由があって大統領は言っている」と述べた
。大統領発言は日本国内でも批判を呼んでおり、反発は必至だ。

 訪米した民主党の伊藤英成衆院議員(次の内閣外務兼安全保障担
当相)に語った。伊藤氏が「悪の枢軸は言い過ぎではないか」と指
摘したことに対し、副長官は「全く同意しない。米国は何が起こっ
ているか理解しながら取り組んでいる」とし「(三カ国は)大量破
壊兵器の保有や開発をし、テロを行い、北朝鮮には日本人拉致(ら
ち)疑惑もある」と述べた。

 副長官は「(悪の枢軸は)それぞれの政府に対する発言であり、
国民に対して言っているのではない」とも強調した。

 イラクについては「国連の査察を拒否しており、世界として安心
できない。査察を受け入れないのであれば米国としてどうするか決
定しないといけない。まだ決めていないが、その時間は迫っている
」とし、査察受け入れを重ねて要求した。


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