805−1.アメリカ社会が手本ではない



アメリカ社会が手本ではない
空です。
PSIU白鳥事務所の顧問をやっております。
時々このMLを拝見させて頂いて考えることも多々あります。
得丸氏さん、またお会いしたいですね。
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資本主義社会を理想の社会と考える輩は、それこそアメリカが手本
であると思うのでしょう。またアメリカにしても他国にそう思わせ
なければ自国の有益に結びつかないと思って、やり手のセールスマ
ン「よろしく」、表面的な良さだけを全てであるかのように売り込
むのであろう。

2002年に向かって世界は一つになろうとしていると言っている
わたしはアメリカだけが社会形態の基本であるとは考えたくない。
資本社会の原則は、全ての人が潤いを得ることではないことを今
一度考える必要があるのではないだろうか。損する者がいて成り立
つ金のやり取りでしかないのでしょう。

昔の映画に「麻雀放浪記」というのがありましたが、素人に麻雀を
教えてそこに新たに「リーチ」という素人でも簡単に一役増やせる
ルールを作り出した。弱いものの見方であるかのように見えるそ
のルールは「黙テン」を主流とするプロには「労せず相手のテンパ
イ」を確認する方法に他ならなかったのです。これではプロが素人
に負けるはずはありません。プロ側ばかり勝っていたんでは素人
は離れていってしまいます。そのためにプロが考えたことは始め
のうちは素人に美味しい目を味合わせてやろうとするものでした。
しかし最後にはプロが勝っているのです。今度は取り返してやろう
と考える程度の金額で勝負を終えるのがプロの手口です。能力あ
る者が利益を得るのが資本主義の原則です。

もちろん社会主義や共産主義を全面的に賛成しているわけではない
が、それぞれの国によって文化の違いがその国の個性を作ってきた
のであることを思慮した考えの中で世界経済の統一流通を考えるこ
とが大事であると考えます。

全ての国が同じ生活水準で暮らす必要はないでしょう。その国の
文化がもたらした物事や考え方がそれぞれの「幸福」感にさまざま
な違いを持つことは当たり前なのです。豊かな暮らしは永遠に保証
されていないことを知るべきでしょう。

「電気」のある暮らしが快適な生活だと思いますが、「電気」に頼
りきった生活しかできないことは、「電気」が無くなったときの苦
悩を予測させるものです。あって当たり前とした考え方が基本的に
間違っているんだとした教育を生み出さなくては行けないのではな
いでしょうか?
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(Fのコメント)
米国の国家運営も、失敗と成功があり、その成功は参考にするべき
だし、失敗は反面教師として教訓をその中から導く必要があるでし
ょうね。

反米もおかしいし、親米もおかしい。日本を考える1つの材料でし
かない。
しかし、現在の米国は江戸時代の幕府と同じで、幕府に逆らうと、
藩を潰されることになる。世界の各国は米国には逆らえない。逆ら
うと、お取り潰しになる。幕府が強い時は、我慢が必要。服従が重
要である。しかし、米国の主義は取り入れるが、自分の文化は守る
ことが必要でしゅうね。
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日本は孤立化しかけている 杉作   2002/02/07 16:24 
   
 At least Japan is now facing economic crisis, and it looks 
like the U.S. and other countries press Japan to carry out 
the structural reform. Japan Times says like that.
And Japan is turning inward at least in terms of its economy.

If structural reform would be need at this juncture, then 
foreign pressure might work.

I can't figure it out for sure. But at least we should review 
Japan through foreign media in order not to make the same 
mistake as pre-war period. Even though foreign pressure gains 
strength, LDP might win the election because of the solidarity 
in Japan. 
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(Fのコメント)
日本の現状は、日本がよく知っているはず。
しかし、日本は貿易摩擦に懲りて、産業支援の政策をしなくなって
いる。このため、現在の産業の空洞化が起きているのです。よって
、産業支援策を再度しないと、日本の再生はない。ここが日本政府
には分からない。どうしょうもない。


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