件名:大正天皇の精神薄弱 amelさんwrote >また、誰でも知っている話では、大正天皇が精神薄弱であったと >いうことがあります。 大正天皇の精神薄弱論は、どうも怪しいものかもしれないそうで す。出典は失念しましたが、その研究者によれば、当時において非 常にリベラルなものの考え方をする方だったらしく、明治天皇がご 健在だった頃の逸話によれば、精神薄弱の疑いはなかったことでし た。 しかしながら、先帝の崩御に伴い天皇の座についたあたりから、 堅苦しい保守的な側近と、何かと先帝と比べられ、天皇の責務に押 しつぶされて後年、精神衰弱となった疑いがあり、それを側近等が 隠すために精神薄弱論がでてきた可能性もあるそうです。 大正天皇の精神薄弱で有名な逸話の「国会で議長から渡された紙 を丸めて望遠鏡のようにして周囲を見渡した。」と、言うのも精神 薄弱のレッテルを貼って聞くと奇行になりますが、まともであった と考えれば、その奇行も「君たちは、議員としてちゃんと責務を果 たすのかな?」と、お茶目したともとれますね(笑)。 >この天皇のための御前遊技が行われ、近衛兵たちがパン食い競争を >したり、袋をかぶって見えないようにした兵士の一人が両手を地面 >について前に進み、もう一人の兵士がその兵士の足をもって、俗に >言う手押し車で競争した場面を移したアルバムを見たことがありま >す。天皇は喜んでいたそうです。 どうも、しもじもと気さくにお声をかけられる方だったらしく、 逆に「生き神」様らしくないので側近の苦言が多かったらしいです。 >南北朝時代に編纂された「尊卑分脈」を見ると、皇室には驚くほど >の障害者が出ています。生まれつき歩けない者や視力障害、聾、精 >神障害者等とんでもない数です。 昭和天皇の時代までは、俗に言う側室(皇室では違う言い方です。 )を置く制度が皇室にもあったそうです、大正天皇・昭和天皇は制 度がありましたが側室は、置かれていません。 はっきりと確認した訳ではありませんが、確か、明治天皇は側室 の方からのお生まれと聞いています。 お世継ぎのためと、血が濃くなって障害がでる確率が高かった時 代の対策ですね。 ふる@鶴川 ============================== 聾唖者の神聖視 ニルヴァーナ コラムの方に、「皇室の障害児」について触れた方がいらっしゃる ので、こちらに書き込みしておきます。 今ちょうど調べていたところですので、この例を取り上げるので すが、『倭姫命世記』という書物に、「伊勢の二見の佐見都日女」 という女性が出てきます。二見が浦に到着した倭姫命が、「貴方の 国はなんという名前か?」と尋ねるのですが、実はこの女性神は 聾唖者だったのですね(原本には、聾唖であるとははっきり書かれ ておらず、『詔聞かず、御答も答え白さずして』とのみある)。 その昔、日本では、聾唖者は神聖視されていました。amelさんが 御指摘の通り、精神薄弱の皇子が皇位を継ぐ例は、歴史を振り返れ ば数多くあります。 そしてこの『倭姫命世記』は偽書であると指摘されているのです が、それはすなわち、その作者が生きていた時代に至るまで、聾唖 者を神聖視する慣わしは、日本に息づいていた、という証明になり ます。 私たちは、改めてこうした日本の神話を学び、そこから日本人が 守ってきた道徳を受け継いでゆかねばなりません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Fのコメント) そういえば、網野先生の本にも、平安時代では聾唖者は神の使いと して、保護されていたと書いてある。 ============================== 国際戦略コラム様 山崎と申します。 新聞に下記の記事がありました。 超臨界水 液体と気体の中間の性質を持つ 濃い水蒸気 のような透明の水。 高い分解力を持ち、高温・高圧の水。活動がアクティブになるため 、分解力が非常に大きい。普通の水と同じ成分。 静岡新聞朝刊 平成14年1月31日(木)より 「 超臨界水でごみ分解 静大佐古教授ら成功 副産物に「水素」生成 静岡大工学部の佐古猛教授の研究室と、電線メーカーの共同研究 組織の社団法人電線総合技術センター(浜松市新都田)は30日ま でに、廃プラスチックなど処理が困難だった有機廃棄物や生ゴミを 、高い分解力を持つ高温・高圧の水「超臨界水」を用いて効率的に ガス化する基礎実験に成功した。 超臨界水は普通の水と同じ成分で、分解されたガスに大量の水素 が含まれることも特徴。二酸化炭素を発生しない環境型燃料として 注目を集める水素は、燃料電池の原料や石油精製など幅広い需要が 期待される。 昨年秋に特許を申請。春の化学工学会で発表する。佐古教授は「大 きな装置で長時間、高温、高圧運転をするなど、三年先ぐらいから 実証実験に入りたい」との見通しを示した。 超臨界水は、液体と気体の中間の性質を持つ 濃い水蒸気 のよ うな透明な水。活動がアクティブになるため、分解力が非常に大き い。佐古教授は産業技術総合研究所(独立行政法人)の時代から超 臨界流体の応用に取り組み、これまでにフロンやダイオキシン、PCB (ポリ塩化ビフェニール)を分解している。 基礎実験では、自動車から銅などの有用物質をおおまかに回収し て残ったシュレッダーダストが、700度、300気圧の条件で 30分で80%分解し、シュレッダーダスト1グラムにつき1000 CC の水素などが得られた。生ゴミの模擬物質のドッグフードは 95%が分解した。 この結果、金属やガラスなど無機物は分別されて残る。二酸化炭 素も発生するが、液化して分別回収できる。シュッレッダーダスト の効率的な再資源化は、メーカーなどが模索中。生ゴミ分解は、メ タン発行技術などが知られるが、時間がかかるといった問題があっ た。 」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Tのコメント) 水素の精製にいい方法かもしれませんね。ご紹介ありがとうござい ます。またYSさんからも、燃料電池の実用化で進展があったとい う情報がありました。