789−2.読者の声



amel
このコラムの趣旨とは直接の関係はないかもしれませんが、みなさ
んの投稿に刺激されて書いてみました。

愛子内親王が誕生して皇室典範の改正が騒がれてから幾分冷静さを
取り戻しているこの頃、ふと次のようなことを考えました。

こうしたことを口にしますと、感情論で押しつぶされてしまいがち
ですが、貴コラムの冷静な所見をいただければ幸いです。
少しずつ書き足したものですので、文章の不揃いの点はご容赦のほ
どを。

以下は「もしも・・・たら」のお話です。
ご存じのように昨年12月に、雅子さまがご出産あそばされました
が、もしもあのお子さまが障害児だったらどうなるのでしょうか。

最近は皇室も民間からの血が入ってきましたが、元々血族結婚です
から劣性遺伝により障害児が産まれる確立は民間人より高いはずな
のです。にもかかわらず、障害児がいないということは、出産以前
に何らかの処置が施されていたということでしょうか?
しかし、まさかわが国の皇室がナチスドイツのようなことをしてい
たなどとは考えたくありません。

もし今回誕生した内親王さまが乙武君のように五体不満足だったら
、皇室はもちろん、国民は、マスコミはどういう反応をしたのか私
にはとても興味のあるところです。

また、誰でも知っている話では、大正天皇が精神薄弱であったとい
うことがあります。
この天皇のための御前遊技が行われ、近衛兵たちがパン食い競争を
したり、袋をかぶって見えないようにした兵士の一人が両手を地面
について前に進み、もう一人の兵士がその兵士の足をもって、俗に
言う手押し車で競争した場面を移したアルバムを見たことがありま
す。天皇は喜んでいたそうです。

祖父がこの協議に参加というより仕事としてそうさせられていたの
で「あれでも天皇はできるんだ」といっていました。
そのため昭和天皇が早くから摂政として公務を行っていました。
大正天皇の貞明皇后(ていめいこうごう)節子(さだこ)は視力障
害になりました。

南北朝時代に編纂された「尊卑分脈」を見ると、皇室には驚くほど
の障害者が出ています。生まれつき歩けない者や視力障害、聾、精
神障害者等とんでもない数です。

皇室は大正天皇の件で懲りて現在の皇后は民間から迎えることにな
ったようです。
直接は関係ない話ですが、明治天皇の昭憲皇太后(しょうけんこう
たいごう)は皇室にはやがて女子しか生まれなくなるだろうという
ような呪いめいた事を言ったと聞いています。真偽の程はさだかで
はありませんが、当時、大正時代の近衛兵の間にはまことしやかに
伝わっていたと聞いています。

また、日本聾史学会というのがありますが、
http://www.deaf-japan.com/jadh/
これで以前、天皇家の聾の遺伝について報告があったとか、報告の
予定があったとか聞いたことがあります。

皇室関係のどなたかの家に聾学校の先生が教育のために定期的に通
っていたという話もあります。
某宮の双子のきょうだいという話がたまに出てきますが、京都の尼
寺の住職か何からしい。「門跡」というのがありますが、あれなど
そもそもは障害者が生まれたときの受け皿じゃなかったかと、私は
思っています。

イギリスのエジンバラ公の母親が聾だったそうで、これは別に秘密
でも何もないらしい。他にも聾はいるそうです。
ところが日本では英王室の血友病の遺伝に付いては書かれています
が、聾のことには誰も触れません。

障害とか遺伝とかの中でも、さらに差別のランクがあるのかなと思
います。スペインの本来の王位継承者は今の国王のいとこか何かで
すが、この人は聾なので外されました。英王室と血のつながる人の
はずです。

皇室典範にも欠格条項はありますね。
そう言えばエディソンは強度の難聴でしたが、先天のものだったよ
うです。ところが日本ではこれには触れないか、触れても子供の頃
にけんかで殴られて・・・という話になっていることが多いのです。

一般に皇室に身障者がなどというと、もうそれだけで拒否反応がで
てしまう人が多いようです。しかし、長い歩みの中では、そうした
ことは当然あったと考えるのが自然です。

私は、こうしたことを思索してみたいと思うのですが、なかなかに
狭い門のようです。
何か参考となります資料あういはエピソードなどありましたら
ご教示下されば幸甚に存じます。
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(Fのコメント)
天皇家の障害児についてという研究をされるのですか??
私は、あまり興味がありませんが、読者のみなさまで、研究された
方は、資料等をお教えください。
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件名:所感とお願い―藤井  
                         2002/1/22
国際戦略コラム 御中
                        藤井不二夫

Fさん・Tさんのコメントや解説的記事は、内容があり大変参考にな
ります。山岡・石塚・得丸・等々の諸氏のコラムも、非常に有意義
と存じます。

「21世紀研究会の日本再生」は、当初、提案内容が現実離れしてい
るように思っていましたが、小泉総理の断固たる改革姿勢もあり、
一部の提案は、少しづつ実現する方向に向いつつあります。我々の
集りでも討議の手掛りになっております。
永田氏発の提案につき、反対賛成の意見がある時は、その方も貴
メルマガに採用して頂きたく思います。

貴メルマガの多角的ご発展を、お祈り申し上げます。
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(Fのコメント)
21世紀研究会の日本再生について、意見や反論は今まで所、ありま
せんね。しかし、このコラムの転載依頼は数箇所からありました。
藤井さんが意見や対案を出してほしいですね。お願いします。読者
の皆様も、ドンドン意見をお願いします。


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