784−2.浜岡原発テロ対策案



  浜岡原発テロ対策案
この正月休みに、飛鳥新社からの新刊書『お笑い×日本の防衛戦略
』と言う本を読んでいましたら、その93ぺージに防衛大の講師が
『たとえば○○あたりの原発を襲えば第七艦隊は帰るところ《横須
賀港》がなくなっちゃうんだから、《テロを》やる理由は十分にあ
るわけです。』とありました。

この本の上では伏字○○になっている所とは、風向きからも、距離
からも静岡県の浜岡としか考えられません。

ちなみに寳永の富士山噴火の時(1707)の降灰図を取り出して、噴
火口の位置を浜岡に平行移動してみると、わが町三島市を含む伊豆
半島すべてがスッポリと降灰域に含まれ、我が家も勿論その中にあ
ります。そしてその先にテロの標的となると言う、横須賀港が位置
しています。

今回のアフガニスタン空爆でも横須賀港を基地として第七艦隊は活
躍していますから、テロリストにとっては同港は当然標的とすべき
場所でしょう。

一方一昨年公開の席上で県警の幹部の方が、武装テロに対しては警
察は無力に近い、というようなことを講演されたのを聴きました。
それは当たり前であって、ロケット・ランチャーを以って攻撃され
たら如何に精強な機動隊といえども如何ともし難い訳です。まして
現在は民間のガードマンが常駐しているに過ぎないとか。

そして浜岡で原発テロがあって死の灰が飛散降下したらどうなるの
か。昨年講演会で聴いた気象庁の人の話では、文部科学省は原発事
故の際の降灰情況を、チェルノブイリ事故を参考にして既にコンピ
ューター・シミュレーションしているらしいとの事です。

これは政府としては当然しておくべき作業でしょう。シミュレーシ
ョン結果があるのであれば、一般公開するまでの必要はないと思い
ますが、少なくとも知事・副知事はそれを見ておかれた方がよいと
思います。

テロが起き死の灰が飛散して、たとえ降灰地域からは命からがら逃
げ出せたとしても、数十年いやひょっとすると数百年の間伊豆半島
は放射能に汚染されて立入り禁止になるかもしれません。そうなる
と我が家の不動産価値はゼロになり、伊豆《恐らく神奈川県西部も
》の住民は明日からホームレスになってしまいます。

県民の生命と資産の為の安全保障対策として
第一に、原子力発電所の見学者に対する身体検査、立ち入り場所制
限、監視カメラの設置を、県は直ちに要請すべきであると存じます。

第二に県は政府と協議して戦車を含む自衛隊のせめて1個中隊ぐら
いを、原発の近くに駐屯してもらうべきでしょう。

第三に携行ランチャーから発射される小型ミサイルに耐えられる程
度の防禦天蓋を、原子炉建屋の上方を覆うように公費で構築すべき
でしょう。
私企業の負担すべき性質のものではないからです。天蓋の重量が建
屋に負荷されずかつ東海地震に耐えられる設計である事は当然です。
図越
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謹啓
 先日2002.01.16号における「熊野古道 〜古からの癒
しの道〜 」を掲載して戴きまして、洵に有り難う御座いました。
 加筆分がありますので、宜しく御願いします。

「以下加筆」
熊野は、神武天皇御東征の際、熊野灘から大和へと渡られた入り口
です。一旦は、浪速(なにわ・現大阪)から生駒山(いこま)を越
えて大和へ渡ろうとされましたが、天敵に遭い、阻まれました。日
の神の子孫が太陽に向かって(東に向かって)攻め入ったのが良く
なかったとの反省に立たれ、方角を南へ切り替え、熊野から桜で有
名な奈良の吉野山(吉野神宮があります)を越えて大和へ渡られま
した。そして、大和の橿原宮(かしはらのみや)で即位され、橿原
神宮に神武天皇は祭られています。その時の先導役が有名な「八咫
烏」(やたがらす)です。熊野三山ではそれぞれ八咫烏を丁重にも
てなしています。先導役の意味から、熊野三山では「交通安全の御
守り」がよくきく、といわれています。

 熊野三山に初詣をして和歌を詠みました。

     熊野三山に初詣をして
熊野にて 日の本の史(ふみ) 偲びつつ 初日の出を見 御稜威
(みいつ)拝みて 
 
熊野速玉大社
http://www.kumanokaido.com/hayatama/
 
熊野那智大社
http://www.kumanonachitaisha.or.jp/
 
熊野本宮大社のホームページはありません。
 
本宮町観光協会
http://www.hongu.jp/
図越


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