761−2. 2002年日本の岐路



2002年、日本は経済問題で行き詰まる可能性がある。この検討
をF.Tが行います。

F、T:読者の皆さま、あけましておめでとうございます。

T:新年そうそう、暗い話はいやなのですが、日本の現状と、突破
する方策を検討しましょうか??

F:日本経済は、とうとう没落か、維持かの岐路まで来たように思
う。日本民族は、今まではこのような危機には、国民が一致して、
その時の支配者を倒して、新しい支配を擁立した歴史を持っている。

T:ということは、国民はどのような人を支配者にしようとしてい
るのですか??

F:日本は1931年以来重要産業統制法による体制で運営してき
たが、この統制による官僚支配は、限界にきているのです。この統
制は、一種の社会主義ですから、この社会主義の限界にきたとも言
えるのです。今後は、官僚統制社会から民間主導の自由主義社会に
、する必要があると思います。

T:しかし、民間主導とはどういう体制ですか??

F:官僚の上層部は、首相や大臣の任命にするしかない。官僚の身
分では、課長補佐レベルまでしかいけないようにするのです。
しかし、官僚も民間会社に行き、そこで実績を積めば、上層階層に
任命されるようにすればいいのです。あくまでも、日本の権力を
民間主導で行うようにするのです。民間と言っても、日本を代表す
る大会社や、政治のシンクタンク、大学が中心に運営する体制にす
るのです。この人たちで運営方針の機関を作るのです。
このため、上級官僚はこの機関が推薦する人を首相や大臣が選んで
任命するのがいいと思う。

T:米国の政治の方がいいと言うのですね。しかし、その政治体制
で米国は問題があるようですが??

F:歴史の位相差が日米にはあり、米国は産学軍の癒着があり、政
権が変わると経済体制が変化してしまうのですが、日本では官僚の
権限が大きいため変化しない、しかし、まだ産学の癒着がないため
この産学の政治参加の方がいい状態です。腐敗していない。
歴史的に軍人から官僚、官僚から民間人、民間人から軍人に権力が
移行するというラビ・パドラのプラウドの考え方に賛成です。
この考え方ですと、日本は官僚から民間人への移行期で、米国は民
間人から軍人への移行期と言えない事も無いと思いますね。

T:なぜ、官僚がダメなのですか??

F:特殊法人を調べると、経済的に成り立たないようなことを、成
り立つとして、運営しているため、その赤字が雪だるまのように膨
らんでいるのです。しかし、そのことを官僚自体では改善できない
のです。自己保身のため、その権限を手放すことができない。

また統制経済化して日本経済を活性化するという。このため、民間
会社を指導しているというが、実は天下り先を確保するためなので
す。
このため、自由経済にもしない。このことのために日本経済はダメ
になるのです。このままだと、日本は官僚の利益保護のために没落
することになる。官僚が活性化するという日本経済を壊している。

インパクがいい例です。いろいろな規制をして面白くなくしている
のが官僚たちですからね。同じように日本を面白くなくしている。

T:しかし、すればいいのですか??

F:これも簡単、小泉さんが自民党を出て、小泉さんに着いて来る
人たちで革命を起こすしかない。今の小泉内閣は井伊大老と同じ状
態で、井伊さんの理想が幕府の保守主義者のためにできなく、本来
自分の理想とする政治ができなくなるだけでなく、本来、味方にな
る人たちから非難されて、その人たちと争うことになる。これは
おかしい。そして、最後には井伊さんは暗殺されるのです。この
状況に今はあると思う。

本来味方である小沢さんや民主党の保守派の人と革命を起こすべき
です。明治維新級の改革を急いで行う必要がある。日本経済を正常
化しないと、日本は米国の没落に追従させられる。米国の覇権主義
に巻き込まれて、経済的な混乱を回避できない可能性が高い。

そして、没落した米国に変わる中国の覇権主義が恐ろしいことにな
る。日本はたいへんな状況を今後も覚悟するべきでしょうね。

T:今日はすごい話になりましたね。まあ、今後の展開を見守りま
しょう。


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