１２月２０日から２２日まで、神戸・高野山・岐阜を１８切符で旅 行した。その感想を書き留めておく。 TBSの情熱大陸で放送された３０ｍの大木のクリスマスツリーをみる ことと、ブラタモで紹介していた高野山、織田信長の岐阜城をみよ うと、旅行を計画した。18きっぷ旅行の恒例、04時29分の一番電車 に乗るために家を出た。東京発６時の「のぞみ」に乗り、名古屋で 降りる。名古屋まで自由席で約１万円である。 ここから特別快速で大垣、普通で米原、米原からは新快速で三宮で 普通に乗り換えて元町へ。元町11時50分着。ここからメリケンパー クへ。メリケンパーク周辺には、明治期の洋風のビルが立ち並び、 横浜のような雰囲気で小さな横浜である。30mの大木は周りのビルと 比べてしまうので、それほどには高さを感じない。思っていたより 小さいのような気がした。日本人が多く、欧米人も若干いるという 感じ。 その後、元町の反対にある異人館街に行く。北野周辺には韓国人の カップルや女性２・３人が多く、日本人より多いような感じである。 韓国のドラマに神戸の異人館街が出たのであろうか？中国人もいる が、多くはない。韓国人が多い。韓国語ばっかりが聞こえる。 ここも横浜に比べて道が狭いので、数は多いのかもしれないが、横 浜の方が広い感じがした。港も異人館街も小さな横浜という感じで ある。１４時に元町を後にして、和歌山に向かう。ここの東横イン に泊まる。 ２１日は、6時半の朝食を食べて出た。和歌山線で橋本に出て、そこ から南海電車で極楽橋、ケービルカーで高野山駅に向かう予定であ った。橋本で乗り換えたら、南海電車はすべて、高野下駅までしか 行かない。山崩れの可能性があり、運休しているという。そして、 山全体の調査をするので、当分運休になるようである。 このため、代行バスが駅前から高野山駅まで出ていた。しかし、バ ス便は時間がかかる。１時間半もかかった。高野山は最高気温でも −３度であると気象予報であり、オーバーズボンを着たことと、下 着を2枚にした。それとホカロンを持った。しかし、意外と温かい。 太陽がさす部分の雪が解けている。それと観光客が少ないようであ る。バスの中で真言宗の信者さんたちが、今は寒いから観光客が少 ないので、町がガランとしていると話をしていた。 高野山町は、４０００人の人口で、山の中に平地がある。大門、檀 上伽藍、金剛峯寺、奥の院を見た。この間にはバスが頻繁に出てい る。日本人の信者、観光客が大部分であるが、世界遺産になってい るので欧米観光客もいる。中国人などのアジア系観光客は見なかっ た。 宗教都市は、雰囲気が違う。特に奥の院にいく参道の両側に苔むし た墓が膨大にあり、お地蔵さんや庶民が置いた木の地蔵などがいて 本当に深淵な雰囲気である。冬で観光客が少ないのでより強く感じ たのかもしれない。 なんと、浄土真宗の親鸞の墓もあった。奥の院の近くには天皇陵も ある。空海の近くにいたいということである。 金剛峯寺の前で寄付のお願いで、多数の若い僧侶がお経を唱えてい る。信者が１０００円を寄付している。それも信者が群がっている。 この雰囲気に私も飲まれて、５００円の寄付をした。信仰が、まだ ここにはあることを感じた。 ２２日、一番電車である4時54分の新大阪行きのB快速に乗るために 東横インを4時15分に出て、コンビニで朝食を買い、電車に乗った。 和歌山の朝も寒い。高野山では使わなかったホカロンを使用した。 8時40分に岐阜に着いた。バスで岐阜公園に行き、ロープウェイで 金華山に行き、そこから歩いて5分で岐阜城。しかし、昇り道はきつ い。山城は大変である。織田信長も平時はふもとの館に居たという。 城からの眺めは素晴らしい。濃尾平野が見渡せる。 城を見た後は、駅にある岐阜市の観光案内所で紹介された川原町を 見た。古い商家が道沿いに並んでいる。各地で古い民家を観光名所 化にしているので、あまり期待はしていなかったが、各地で民家・ 商家の建物の感じが違うので面白い。 街を歩いていると、女子高生に「おはようございます」と声を掛け られる。最初はびっくりした。先生が近くにいるのであろうかと思 ったが、私しかいない。そこで、私は「知らない人にも声をかける のですか？」と質問したら、「当然です」と言われて、岐阜の教育 は、すばらしいと思った。 継続してほしいものである。今は人間不信の教育になっている。安 全のためには仕方がないのであろうが、このような教育は何かがち がうと思う。このため、私は「頑張ってください」と思わず言って しまった。女子高生は、びっくりしたかもしれないが、それが本音 だ。人間を性善とみる教育が本当である。 13時に岐阜駅に戻り、快速で豊橋、普通の乗り継ぎで家に帰った。 家に着いたのは、21時頃でした。１８きっぷの旅行は時間がかかる。