5969.日本の科学力も落ちる



2016年、就学と専業主婦人口がいるので労働力率は60%で、労働
人口は6500万人で徐々に下がっている。、労働人口のうち女性の労
働力率は80%、男性は95%。実際の就業人口は、5000万人程度
ともいえる。日本の人口は1億2千万人で、人口の半分でもう半分を
支えることになっている。今後は、労働力率が50%程度になる。

現時点より厳しいことになることが見えている。それに対して、日
本をどうするのかの選択子を政治は国民に提示するべきである。

このように労働力不足は、今後も継続することになる。

労働生産性を上げればよいというが、その中心を担うSTEM関連の卒
業生数は、日本は19万人程度、米国は60万人、中国は470万
人、インド260万人と大きく差がつけられている。

インドは欧米企業に入り込んでいるが、中国は自国産業を発展させ
ている。米国はH1Bビザの発給を大幅に減らしているので、今後、
AIとICTの発展は、中国企業とインド企業が担うことになる。

日本は19万人であるので、海外からSTEM人材を得たいが、そ
のような人材にとって、日本へ移住したいと思わないようだ。

日本企業の遅い登用制度と相続税の厳しさ、それと英語での街中で
の会話ができないことによるという。

労働力が落ちるのは、AIやロボットで補えるが、STEM人材不
足は、今後のAI化にはマイナスになる。

サービス産業や介護などの対人的な単純労働は、今後も雇用数が増
えていき、ロボット化の進展が遅い分野でもある。

ということで、日本の将来を真剣に議論をするべき時期に来たよう
に感じる。安易な金融緩和で経済を持続させて、そのままゆでガエ
ルになっていく日本の未来に危機感を感じる。

さあ、どうなりますか?



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