5950.希望の党と自民党の戦いか?



午後11時から始まるテレ東のWBSなどを見ると、安倍首相に尋ね
るのか、希望の党の小池代表のことばかりで、民進党の前原代表の
政策については、ほとんど聞かない。

小池マジックで、あたかも自民党と希望の党の対決のような様相に
序盤戦でなっている。安全保障政策では、自民党より明確化するの
で、そこは争点になりにくいか、希望の党のほうが明確な分、自民
党より有権者には望ましいと映るはずである。

もう1つが、原発ゼロ化か新規原発化の問題、消費税増税か凍結か
の議論になるが、一院制にして議員数を削減して、議員報酬も下げ
て、全般的な予算の削減をした後に消費税増税をするということに
なりそうである。

自民党と希望の党の公約では、圧倒的に希望の党の公約が優位にな
る。

まだ、序盤戦であり、まだ自民党も公約を確定したわけではないが
、公明党との協調ということで安全保障政策に縛りがある感じで、
そこを希望の党に突っ込まれると、苦しい感じがする。

消費税増税も自民党は、議員の痛みがなく、国民だけに痛みを強い
ると言われると苦しい感じ。

自民党は、民進党大綱の公約を作り、民進党の「人作り」をパクっ
たが、希望の党が、それを逆手にとった感じである。

自民党の調整政治がよいのか、改革をトップダウンで行うのがよい
かの戦いになる。調整政治は、改革ができないことは、この4年で
いやというほど、国民は見ている。

農業改革も中途半端、イノベーションを起こして水素社会にすると
いう公約も中途半端で、水素ステーションの建設を3億円から1億円
以下にするということは今もできていない。

成長戦略を見ると、すべて掛け声だけに終わっている。まともに実
現していないのである。

これでは、世界の技術革新のスピードについていけてない。このた
め、日本のGDPは増えないし、所得は減少している。安部首相の
敵を作らない政治の根幹に問題が出ている。

政治体制は、官邸中心に政治ができ、幹部人事も官邸がおこなうの
で、官僚の抵抗は少なくなった体制で、トップの戦略的な方向性が
軟弱なことで、このような中途半端な状態が日本の政治に起きてい
る。

ここは、自民党の3世議員に危機感を持たせる必要がある。

そのためにも、希望の党が改革の議論を盛り上げてほしいのもであ
る。

さあ、どうなりますか?


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