5927.金融緩和継続期待の株高



レンジ相場が続いている。19500円から22000円のレンジ
から出ることができない。2万円割れからやっと回復して、2万1千
円になった。午後日銀の金融緩和継続の発表後に2万1千円になっ
た。

米国はFANG株が買われて、高値を更新しているが、日本は日替わり
で高値株が出てくる。米国のような圧倒的なIT株がない。

新しいイノーベーションを起こした会社がないことで、高値を追え
ないようである。

2万円を超えて、それ以上の高値を追うことができないようである。
日銀の金融緩和継続とFRBの出口戦略の差が円安になるという些
細なことを材料にするしかない。112円半ばまでの円安にしただ
けで、大きな円安にはならない。

このため、今日だけの株価高になりそうである。しかし、今後、第
1四半期の業績発表がプラスになると、その会社の株価は上昇する
ことになる。

上方修正を行う企業はどれほどなのあろうか?

方向性がない展開が当分、続きそうである。

さあ、どうなりますか?

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東証大引け 続伸 日銀緩和継続を好感 TOPIXは2年ぶり高値 
2017/7/20 15:26日経
 20日の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。前日比123円73銭
(0.62%)高の2万0144円59銭で終えた。日銀はきょうまで開いた
金融政策決定会合で金融緩和の継続を決めた。結果発表直後の後場
は日本でカネ余りによる株高が続くとの見方から買いが集まり、上
げ幅を拡大した。

 前日に米主要株価指数がそろって最高値を更新したことも投資家
心理を強気に傾けた。2017年4〜6月期の国内企業の決算発表を控
え、「好業績が見込める中小型株を物色する動きが強かった」(国
内証券トレーダー)という。朝方は円相場が1ドル=111円台後半ま
で上昇し、日経平均の上値の重さも目立ったが、後場は幅広い銘柄
に買いが入った。

 JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比105.42ポイント
(0.73%)高の1万4521.06だった。東証株価指数(TOPIX)も
続伸した。11.14ポイント(0.69%)高の1633.01で終え、15年8月
19日(1648.48)以来1年11カ月ぶりの高値となった。

 東証1部の売買代金は概算で2兆1144億円。売買高は16億5097万
株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1491と、全体の73.7%を占
めた。値下がりは399、変わらずは133銘柄だった。

 18年度にも開発中の認知症薬が治験の最終段階に入ると発表した
富士フイルムが高い。日立や旭化成、三菱ケミHDは年初来高値を
更新した。村田製やJFEの上げ幅も大きかった。大塚HDや
ANAHDが上昇し、信越化やキーエンス、東エレクが買われた。
一方、ファストリは年初来安値を更新した。任天堂や三井住友FG
の下げが目立った。京セラやりそなHDが安く、スズキやNTTが
売られた。

 東証2部株価指数は3日続伸。連日で最高値を更新した。フマキ
ラとMCJが上げ、シャープとペッパーが下げた。きょう東証2部
に新規上場したJSBは10時2分に公開価格(3200円)を1080円
(33.8%)上回る4280円で初値を付けた。終値は4750円だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕


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