レンジ相場が続いている。19500円から22000円のレンジ から出ることができない。2万円割れからやっと回復して、2万1千 円になった。午後日銀の金融緩和継続の発表後に2万1千円になっ た。 米国はFANG株が買われて、高値を更新しているが、日本は日替わり で高値株が出てくる。米国のような圧倒的なIT株がない。 新しいイノーベーションを起こした会社がないことで、高値を追え ないようである。 2万円を超えて、それ以上の高値を追うことができないようである。 日銀の金融緩和継続とFRBの出口戦略の差が円安になるという些 細なことを材料にするしかない。112円半ばまでの円安にしただ けで、大きな円安にはならない。 このため、今日だけの株価高になりそうである。しかし、今後、第 1四半期の業績発表がプラスになると、その会社の株価は上昇する ことになる。 上方修正を行う企業はどれほどなのあろうか? 方向性がない展開が当分、続きそうである。 さあ、どうなりますか? ============================== 東証大引け 続伸 日銀緩和継続を好感 TOPIXは2年ぶり高値 2017/7/20 15:26日経 20日の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。前日比123円73銭 (0.62%)高の2万0144円59銭で終えた。日銀はきょうまで開いた 金融政策決定会合で金融緩和の継続を決めた。結果発表直後の後場 は日本でカネ余りによる株高が続くとの見方から買いが集まり、上 げ幅を拡大した。 前日に米主要株価指数がそろって最高値を更新したことも投資家 心理を強気に傾けた。2017年4〜6月期の国内企業の決算発表を控 え、「好業績が見込める中小型株を物色する動きが強かった」(国 内証券トレーダー)という。朝方は円相場が1ドル=111円台後半ま で上昇し、日経平均の上値の重さも目立ったが、後場は幅広い銘柄 に買いが入った。 JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比105.42ポイント (0.73%)高の1万4521.06だった。東証株価指数(TOPIX)も 続伸した。11.14ポイント(0.69%)高の1633.01で終え、15年8月 19日(1648.48)以来1年11カ月ぶりの高値となった。 東証1部の売買代金は概算で2兆1144億円。売買高は16億5097万 株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1491と、全体の73.7%を占 めた。値下がりは399、変わらずは133銘柄だった。 18年度にも開発中の認知症薬が治験の最終段階に入ると発表した 富士フイルムが高い。日立や旭化成、三菱ケミHDは年初来高値を 更新した。村田製やJFEの上げ幅も大きかった。大塚HDや ANAHDが上昇し、信越化やキーエンス、東エレクが買われた。 一方、ファストリは年初来安値を更新した。任天堂や三井住友FG の下げが目立った。京セラやりそなHDが安く、スズキやNTTが 売られた。 東証2部株価指数は3日続伸。連日で最高値を更新した。フマキ ラとMCJが上げ、シャープとペッパーが下げた。きょう東証2部 に新規上場したJSBは10時2分に公開価格(3200円)を1080円 (33.8%)上回る4280円で初値を付けた。終値は4750円だった。 〔日経QUICKニュース(NQN)〕