5925.祇園祭りの京都に



7月10日から14日まで、祇園祭の見に京都に行った。しかし、
17日の山鉾巡行や14日の夜の宵山は見ていない。京都のホテル
が満室で取れなかったことによる。

その代わりに10日夜、提灯行列、神輿洗を見たくて、10日に行
ったのである。

しかし、京都は熱い。蒸し風呂の中にいる感じで、外を歩くだけで
汗びっしょりになる。提灯行列は、八坂神社から出発して、提灯の
後に稚児行列や、白鷺の踊りをする女の子や馬に乗った武士姿の男
の子などが続いている。その提灯行列が八坂神社に戻るころ、八坂
神社の神輿を四条河原町の四条大橋まで担ぎ、桂川の水で清める。
そして、そのまま八坂神社に戻る。大きな松明を3本を先頭に掲げ
て行く。夜に松明と神輿が、かけ声とともに繰り出すので、壮観で
ある。

11日には修学院離宮、曼殊院、詩仙堂を見、12日には、京都の
町屋を見た後、桂離宮を見た。桂離宮は、素晴らしい。庭園はその
整備による。同じような配置である六義園などに比べて、その整備
レベルが大きく違い、コケや石やなどのきれいさが際立っていた。
庭園雑誌でランキング2位であることがわかる。

1位は足立美術館の庭園であるが、回遊式庭園ではない。ある一面
から見ることを想定して整備できるので、整備が楽であるが、桂離
宮は回遊式であるので、その整備が大変であり、維持費は相当なも
のである思う。

そこで、在日6年、英国の建築雑誌の記者と会った。京都に桂離宮
だけを見にわざわざやってきていた。京都の清水寺や銀閣寺、金閣
寺を見たかと聞いたら、人が混んでいて見る気がしないという。子
供は、日本の小学校に通わせていて、子供は日本語が上手であるが
、記者は片言の日本語しかできないという。

13日は、山鉾を見た後、市内が熱いので、比叡山に行くことにし
た。八瀬口まで叡山電鉄で行き、ケーブルカー、ローブウエイを乗
って比叡山の頂上に着き、そこから山道を降りて延暦寺に着いた。

市内に比べて、だいぶ過ごしやすい。しかし、店の人に今日は暑い
ですねと言われて、私は涼しいですと答えた。

14日、朝起きて、熱い京都から抜け出したいと、京都駅ですぐに
乗れる「のぞみ」で一目散に東京に帰ってきた。



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