5879.東京市場は、年初来安値を更新



やはり、予想した通りの暴落でしたね。

FOMC議事要旨で一部メンバーが株式相場について「かなり割高」と
の認識を示したことで、ニューヨーク市場が下落し、それを引き継
いだような展開である。

年初来安値を更新し、12月6日以来の安値水準となった。
しかし、まだ、これでは終わらない。18000円割れもあるような気が
する。

しかし、基本的に景気が良いので、日米交渉で大きく日本が損をす
る展開でなければ、下落後の上昇はあり得ると見るが、4月開始の
日米交渉が見物であるし、円高がどのくらいまで行くのか、気にな
りますね。

東京市場のPERは15倍程度であり、米国市場とは違い、それほどに
は割高ではないが、海外投資家の売りが気になりますね。

さあ、どこまで落ちるか?


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東証大幅反落、終値264円安
1万8597円
2017/4/6 15:12kyoudou
 6日の東京株式市場は前日の米株安や円高傾向、北朝鮮を巡る国際
情勢の緊迫化が嫌気され売り注文が先行した。日経平均株価(225種
)は大幅反落し、年初来安値を更新した。

 終値は前日比264円21銭安の1万8597円06銭。東証株価指数(TOPIX
)は24.48ポイント安の1480.18。出来高は約20億6800万株だった。
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日経平均264円安、今年の年初来安値に
FOMC議事録や地政学リスクの高まりを嫌気
ロイター 2017年04月06日
[東京?6日?ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、大幅反落。
終値でも年初来安値を更新し、12月7日以来約4カ月ぶりの安値水準
で引けた。
3月14─15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で一部メンバ
ーが株式相場について「かなり割高」との認識を示したことや、米
中首脳会談前に北朝鮮のミサイル発射で、地政学リスクが高まって
いることなどが嫌気された。指数は一時300円以上急落した。

TOPIXも終値で年初来安値を更新、12月6日以来の安値水準となった
。東証33業種中、鉱業を除く32業種が下落。鉄鋼、電気・ガス、海
運の下落率が高かった。

FOMC議事要旨では、今年後半にバランスシート政策が見直される可
能性も示された。「バランスシートの縮小は本来なら米金利上昇要
因のはずだが、資産を縮小するなら年内利上げの回数が減るだろう
との見方で米債券が買われた。きょうの株安の主因は『割高』認識
の方だ。議事録が株価についてコメントすることは珍しい」(外資
系証券)との声が聞かれた。

トヨタ<7203.T>は年初来安値を更新、終値では米大統領選でトラン
プ氏が勝利した直後の11月9日以来の水準となった。日産<7201.T>、
ホンダ<7267.T>など他の大手自動車株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住
友<8316.T>などのメガバンクもそろって年初来安値更新となった。

大和証券シニアストラテジストの石黒英之氏は「11月からのトラン
プ・ラリーで積まれた先物の建玉がまだ1兆円くらい残っており、裁
定解消売りが続くだろう。日経平均の目先の下値は1万8300円ぐらい
」と話す。

個別銘柄では、石川製作所<6208.T>がストップ高を付け、年初来高
値を更新した。防衛関連銘柄の1つで、地政学リスクの高まりで個人
投資家の買いが集まった。安倍晋三首相とトランプ米大統領は6日午
前、北朝鮮の弾道ミサイル発射強行を受けて電話会談し、安全保障
上の重大な脅威であるとの認識で一致した。

半面、ヤフー<4689.T>が続落。連結子会社アスクル<2678.T>の物流
センターでの火災に伴い、ヤフーの連結業績(国際会計基準)にお
いて計上する損害額が、一部概算で138億円に上ったと発表し、嫌気
された。

東証1部騰落数は、値上がり73銘柄に対し、値下がりが1919銘柄、
変わらずが18銘柄だった。

日経平均<.N225>
終値   18597.06 -264.21
寄り付き 18754.37
安値/高値18532.65─18797.44



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