5878.NYSEも東京市場も、暴落の様相



東京株式市場で日経平均は、反落。一時280円近く下落した。終値
は、18810.25円と、172.98円の下落である。19000円の回復はできな
かった。

その理由は、トランプ政権は、オバマケアの修正案を放棄して、2017
年予算案を修正する案を作っているが、共和党財政保守派のフリー
ダム・コーカスの反対と上院での共和党56議席で、修正予算を通
すためには60議席が必要であり、民主党の賛成が必要であるが、
国務省予算を30%や環境省予算も28%も削減したことで、賛成
は得られない。

ということで、修正予算案も議会を通らないことが確実である。

税制改革の柱である減税案も、財政保守派のフリーダム・コーカス
の賛成を得るためには、国境調節税を通す必要があるが、これは、
民主党や共和党の流通関係議員の賛成を得られないことが確実であ
る。ということで、税制改革も難しい。

このため、支持を維持するために、通商問題に視点を変えつつある
。この交渉相手は中国、日本、ドイツとロス商務長官は言う。日本
との間では、円安問題、自動車、農産物を指定している。

このため、東京市場は4月からの通商交渉を控えて、円高に振れ、
株安になってきた。海外投資家は、森友問題で安倍政権の安定性を
疑問視している。海外投資家も売り越しになってきた。

もう1つが、3月米国自動車販売が下がり、その原因として、自動
車のサブプライム・ローン問題が出てきたことで、米銀行株の下げ
を誘っている。景気は順調ではあるが、バブルの匂いがしてきてい
る。

その上、東京市場の株価はデッドクロスになり、今後、下げを暗示
してきている。

当分、東京もニューヨークも下げになる可能性が高いと見た方が良
いと思うがどうであろうか?

もちろん、例外的な展開になることもあるし、押し目買いのチャン
スと騒ぎ立てる証券会社もあるとは思うが、気を付けた方が良い。

さあ、どうなりますか?

しかし、投資判断は自己責任でお願いしますよ。


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日経平均は反落、円高進行で先物主導の売り
一時は「取引時間中の年初来安値」に接近
ロイター 2017年04月04日
[東京?4日?ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、反落。米株
安と円高を背景に主力株に売りが先行した。売り一巡後は押し目買
いに支えられ、下げ渋る場面があった。だが、後場に1ドル110円台
前半まで円高が進むと先物主導で売られ、一時280円近く下落した。
その後買い戻しが入り下げ止まったものの、節目の1万9000円を終
値で3営業日連続下回った。
東証33業種中、石油・石炭、陸運、電気・ガス、パルプ・紙、を除
く29業種が下落した。海運、証券、非鉄金属の下落率が大きかった。
米3月自動車販売の不調や円高進行を受け、自動車株が総じて軟調。
トヨタ<7203.T>が1.03%、ホンダ<7267.T>が2.66%、日産<7201.T>
は2.89%、マツダ<7261.T>は3.1%、それぞれ下落した。
日経平均は後場に急落し、取引時間中の年初来安値更新まであと53
円ほどに迫る場面があった。「海外のヘッジファンドや金融機関の
仕掛け的な売りが出た。あと数日は需給の要因で、きょうのように
悪材料が特にないのに突如下げるという展開が続くかもしれないが
、日米のファンダメンタルズは決して悪くなく、押し目買い意欲は
強い」(大和住銀投信投資顧問・経済調査部部長の門司総一郎氏)
との声が聞かれた。
個別銘柄では、しまむら<8227.T>が続伸。同社が3日発表した2018年
2月期の連結営業利益予想は、前年比16.2%増の567億円だった。堅

調な業績が継続するとの期待をもとにした買いが入った。
半面、キユーピー<2809.T>が急反落。3日に発表した2017年度第1・
四半期(12─2月)の連結業績は営業利益が前年比28.2%増の
55億7700万円、純利益も同12.7%増の26億9400万円となった。株価
は好業績期待を先行する形で上昇し続けていたため、好材料出尽く
しと受け止めた売りが優勢となった。
東証1部騰落数は、値上がり325銘柄に対し、値下がりが1620銘柄、
変わらずが67銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値?????18810.25 -172.98
寄り付き???18933.82
安値/高値??18703.63─18947.33

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