今日の東京市場は、112円という円安になり、午前は100円程 度、株価は上がったが、午後に入り、どんどん値を下げた。 そして、年度末の東証終値は153円安、1万8909円と1万9 千円割れとなった。海外投資家の売りと国内機関投資家の益出しで 下げたというが、この頃の株価は、トランプ大統領の政策実行力に 疑問が出ているのと、森友問題で安倍政権の安定感を疑問視する見 方の2つが出てきた。 景気の動向は、日米ともに上向いているが、それが日本では素直に 株価に織り込まれていない。米国は織り込まれているが、日本は織 り込まれないようだ。円高と株高で、ドルベースで見ると、日本株 は大きく利益を出した状態になっている。日本株は円ベースとドル ベースでは、様相が違う。 そして、日本国内の生活レベルが落ちているようである。徐々に、 エンゲル係数も上がってきている。その理由は、物価が上がるのに 比べて、給与も上がるが社会保険料などの天引きで、実質賃金は、 それほどには上がっていないことからである。 しかし、日本企業は、国内から海外に目を向け、海外市場で拡大さ せて利益は増えている。国内の企業と国際的な大企業との格差が徐 々に広がってきたようにも思う。 政府が国内需要の喚起をしないと、どんどん、その差は開いていく ことになる。 さあ、どうなりますか? ============================== 2017.3.31 15:20 年度末の東証終値153円安、日経平均1万9000円割れ 年度末を迎えた31日の東京株式市場の日経平均株価終値は、前 日比153円96銭安の1万8909円26銭となり、1万9000 円を割り込んだ。前日の米株高や円安ドル高進行が好感され、一時 、上昇幅は100円を超えたが、後場に入ってから大きく値を下げ た。 昨年10〜12月期の米国内総生産(GDP)確定値が市場予想 を上回ったことを背景に、前日のニューヨーク市場ではダウ工業株 30種平均などが上昇。外国為替市場で円相場が一時、1ドル= 112円台まで下落したことから、前場は自動車株や電機株などの 輸出関連銘柄に買い注文が集まっていた。