前週末、イエレンFRB(米連邦準備理事会)議長が3月の利上げ に前向きな姿勢を見せたことで、円安が進むと見ていたが、ドル/ 円は弱含みで推移したが、大きくは下げなかった。 このため、日本株も株高ではなく、株安になって、一時は120円 安まで行った。北朝鮮による弾道ミサイル発射が伝わったが、下値 も限定的。 硬直状態から抜け出られない。前週、19600円まで行き、喜ん だが、25日線を大きく出ることもなく、押し戻されたようである。 いつまで、この硬直状態が続くのか? 3月15日の特異日が近づき、その日の結果待ちになるそうな気が する。 何事もなく、FOMCが利上げしたら、日本株も上がるのかしら?? さあ、どうなりますか? ============================== 2017年 03月 6日 15:29 JST 日経平均は続落、円高が重荷 東証1部出来高は今年最低 [東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落。前週 末にイエレンFRB(米連邦準備理事会)議長が3月の利上げに前 向きな姿勢を見せたものの、ドル/円は弱含みで推移した。材料出 尽くし感が広がる中、北朝鮮による弾道ミサイル発射が伝わったが 、下値は限定的。日中はこう着感が強まり、東証1部出来高は今年 最低となった。 下落率は日経平均が0.46%となり、TOPIX(0.20%) を上回った。ファーストリテイリング(9983.T)が2.76%安。1 銘柄で日経平均を約39円押し下げる要因となった。業種別では保 険が下落率トップ。一方、石油・石炭が上昇率でトップとなった。 東証1部売買代金は9営業日ぶりの2兆円割れとなった。 事前に3月の米利上げがかなり織り込まれていたため、前週末の FRB議長からのタカ派的な発言が出た後、ドル/円は軟化した。 さらに週明けに北朝鮮の弾道ミサイル発射が伝わると、ドルは113 円台後半まで下落。強含む円相場が日本株の重しとなった。 もっとも投資家の不安心理の度合いを示すとされる日経平均ボラテ ィリティ指数.JNIVは一時14ポイント台まで下落。取引時間中とし ては2014年8月以来、2年7カ月ぶりの低水準を付けた。中小 型株は底堅く推移し、東証2部総合.TSI2は3月2日に付けた新高値 を更新。日経ジャスダック平均.NOTCは17連騰となった。 「米ダウはテクニカル的に見てもやや過熱感があり、週明けの方向 性をみたいところ。米長期金利、ドル/円、日経平均のもみ合いが 解消されない限り、中小型株の物色は継続するだろう」(みずほ証 券・投資情報部部長の倉持靖彦氏)との声が出ていた。 個別銘柄では石川製作所(6208.T)、三菱重工業(7011.T)、川崎重工 業(7012.T)など防衛関連株がしっかり。北朝鮮による弾道ミサイル 発射を受け、地政学リスクを意識した買いが入った。 半面、三越伊勢丹ホールディングス(3099.T)が軟調。同社の大西洋 社長が3月31日付で辞任することが分かったと、日本経済新聞な どが報じた。後任の社長は未定で、週内をめどに社内から選出する 方向で調整しているという。社内対立が背景にあるとの説が業界内 で出ているとも一部で報じられており、経営の先行きを懸念した売 りが優勢となった。 東証1部騰落数は、値上がり916銘柄に対し、値下がりが930 銘柄、変わらずが158銘柄だった。 日経平均.N225 終値 19379.14 -90.03 寄り付き 19409.18 安値/高値 19340.32─19411.54