5856.実体経済が良いのでトランプ波乱を抑える



米国の雇用統計や日米企業業績が良いので、トランプ大統領の円安
為替誘導の発言で1ドル=111円と円高になっても、18900
円を維持している。米国は2万ドルを維持している。

今日は、月1回の集まりで、皆がトランプ大統領の異常性を述べた
が、私は当分、円高になるから株は落ちていくと話した。

しかし、ここまで来ると、2月10日に、安倍首相がどうトランプ
大統領と交渉できるかがキーになるようだ。

今後、日米貿易摩擦が起きると、日本株は下落、米国株は上昇にな
る。貿易戦争はゼロサムゲームであり、日本と米国がウィン・ウィ
ンとなることはない。

特に国境税、円安抑制など、日本に不利な方向であり、どこまで、
今の状態に踏みとどまれるかということである。

一方、米国は現時点では、中国に対しての動きがない。中国は米国
企業が中国で活動できないようにするために、迂闊に行動を起こせ
ないようであるが、このため、米同盟国いじめしか、していないよ
うに見える。

同盟国同士連絡を取り合い、トランプ対策会議をしないと、ロシア
と中国だけが得して、米同盟国がバカを見るようなことになりそう
である。

トランプ氏は、取れるところからむしり取ろうということのようで
あり、同盟国からの方がむしり取れると思っているように見える。

それは、根本的な間違いであることを同盟国はトランプ氏に知らせ
る必要がある。

さあ、どうなりますか?

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日経平均反落、一時170円超安も下げ渋る
1ドル111円台まで円高進み自動車株など軟調
ロイター 2017年02月07日
[東京?7日?ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、反落となっ
た。欧州政治リスクが意識され円高が進行し、自動車株など輸出株
を中心に売りが先行した。下げ幅は一時170円を超えたが、前場中盤
以降は押し目買いや内需株の一角へ買いが入り、下げ渋る展開とな
った。

日銀のETF(上場投資信託)買いの期待などにより指数は後場に入り
更に下げ幅を縮めたものの、プラス圏に浮上することなく引けた。

TOPIXも反落、0.28%安で取引を終了した。外為市場でドル/円が昨
年11月以来となる1ドル111円台後半まで円高に振れたことで、自動
車や電機など主力輸出関連株は軟調な滑り出しとなった。だが、不
動産、水産・農林、電気・ガスなど内需セクターの一部が堅調に推
移し相場を下支えした。

6日に通期業績予想の上方修正を発表したトヨタ<7203.T>が一時2.8
%安となったことも投資家心理を冷やした。営業利益が市場予想に
満たなかったことが嫌気された格好だが、トランプ米大統領の通商
政策に影響を受けやすいとして、10日の日米首脳会談が警戒されて
いるとの指摘もあった。

日経平均は後場に入り、6円安まで下げ幅を縮める場面があった。「
旭化成<3407.T>など取引時間中に好決算を発表した銘柄に買いが集
まり、相場全体の地合いが良くなった。日銀のETF(上場投資信託
)買いの思惑も入っている」(内藤証券・投資調査部長の田部井美
彦氏)との見方が出ていた。

個別銘柄では、マルハニチロ<1333.T>が3日続伸し、上場来高値を付
けた。6日に発表した2017年3月期利益予想の上方修正を好感した。
連結営業利益は220億円から260億円、連結当期利益は110億円から
140億円に引き上げた。冷凍食品や加工食品の好調が寄与する。

半面、JT<2914.T>が反落。6日に公表した2017年12月期の連結営業利
益予想は5.6%減の5600億円となり、トムソン・ロイターがまとめた
アナリスト19人の予想平均5876億円に届かなかった。17年の国内た
ばこ販売数量を9.6%減と見込んでいることも売り材料となった。

東証1部騰落数は、値上がり562銘柄に対し、値下がりが1291銘柄、
変わらずが149銘柄だった。

日経平均<.N225>
   終値 18910.78 -65.93
 寄り付き 18844.12
安値/高値 18805.32─18970.58


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